2022夏 北海道03：旭岳温泉のケイズハウス北海道と日本百名山の大雪山旭岳

2022/08/06 - 2022/08/07

旭岳温泉のケイズハウス北海道に二泊しました。
ケイズハウスは、我々は個室に宿泊しましたがドミトリータイプがメインの宿です。個室タイプは一泊２名で、9000円でした。食事は出ない素泊まりのみだけど、真夏の観光ピークの土日にこの価格は破格だと思います。部屋の設備は質素で、冷房なし(北海道の標高1000mほどなので、そもそも必要ない)テレビ無しだけど、洗面所やトイレは部屋にあるし、宿泊者が自由に使えるキッチンがあり、食器、冷蔵庫は充実している。朝は２枚までの食パンとコーヒーが無料サービス。さらに洗濯機や乾燥機も(有料だけど)使えます。そして何より、温泉付きなのが嬉しい。とても楽しい滞在となりました。
翌日は、この旅行の最大の目的、日本百名山の大雪山旭岳へ。その日の予報は午前中晴れ午後は雨、さらに翌日は雨の予報だったので、その日に登山を実行しました。6時始発のロープウェイに乗って姿見駅へ。そこから大雪山旭岳へピストンルートです。
宿を出発する時は、旭岳の山頂がバッチリ見えたのですが、ロープウェイに乗った途端に雲が出てきて旭岳山頂が隠れてしまいました。ショック大。ロープウェイの姿見駅に到着すると北海道警察の方々が、経口補水液を配布していました。脱水症状で救助を必要とする人を減らすためのキャンペーンですね。ご苦労様です。登り始めると、雲が出たり減ったりの繰り返し。森林限界を超えると、火山らしく岩場/ザレ場となり滑りやすい。そんなこんなで山頂に着いた瞬間は、霧が晴れて良い眺めでした。これも日頃の行いの賜か？？？？
日本百名山登頂は、嫁はんが22座目。私は17座目です。
しかし、その後は霧がすぐにでて、全く晴れず、霧の中を下りました。姿見の池からは周回遊歩道を歩き、火山ならではの眺めやお池、お花を堪能しました。

■ 8/ 6 羽田→新千歳　夕張　　旭岳温泉泊
■ 8/ 7 大雪山旭岳、美瑛　　　旭岳温泉泊
□ 8/ 8 富良野、帯広　　　　　　　帯広泊
□ 8/ 9 池田、釧路　　　　　　　屈斜路泊
□ 8/10 知床　　　　　　　　　　屈斜路泊
□ 8/11 雌阿寒岳　　　　　　　　　網走泊
□ 8/12 網走、北見　　　　　　　層雲峡泊
□ 8/13 大雪山黒岳　　　　　　　層雲峡泊
□ 8/14 富良野　　　　　　　　　　千歳泊
□ 8/15 新千歳→羽田

■：当ページの旅行記で記述している部分です。

この旅行の初回からご覧になりたい方は、こちらをどうぞ
https://4travel.jp/travelogue/11774751

エリア 旭岳・天人峡・白金(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

二泊するケイズハウス北海道、部屋はこんな感じです。
もともとドミトリータイプの宿なので、個室があるのは嬉しい。
スタッフも皆さんフレンドリーで親切です。

この手の宿は共同トイレが一般的ですが、トイレ付きの部屋でした。

洗面台もあります。
これで夏のハイシーズンの土日に一人当たり一泊4500円は、お値打ちです。

長いドライブから解放されて、恒例？のアルコール注入です。
まずは、「北海道」生搾り。久しぶりの北海道旅行なので、飲食物は「北海道」にこだわりたいです。

ケイズハウス北海道、中に入るとこんな感じの食堂があります。自炊したり購入したものを持ち込むなど、宿泊者が思い思いの食事を摂ることが可能です。

キッチンは、一度に五組ほどが利用できる規模。
写真には写っていませんが、この右側にも二組が使える設備/スペースがアリます。

ガスコンロではなく、電化系なので慣れていないと少し使いづらいかも。

調味料、基本的なものは揃っています。

更に、宿泊者が残していった様々な調味料あり。
なるほど、つまり運が良いと「焼肉のタレ」などもあったりする訳ですね。

利用できる食器も充分そろっています。

大きめな冷蔵庫が３個もあるので、食材の保存も心配ありません。

更に、電子レンジやトースターやコーヒーメーカーなどが揃っています。

朝食用として食パン２枚まで無料サービスです！
ブルーベリージャムとイチゴジャムも無料！！

食堂の奥は、キャンプ場の様な雰囲気。家族連れの子供たちが楽しそうにはしゃいでいました。

ケイズハウス北海道は、大雪山手前の旭岳温泉にあるため、ここから最寄の食堂やお店はクルマで下っておよそ30分です。
それを知らずに食事などを購入せずにチェックインしてしまった人は、20時まで開いている売店を利用しましょう。

売店には、それなりの品ぞろえがありますので、食材購入していなくても餓死はしません。

そして温泉。室内と露天風呂があります。これは露天風呂。

本来、撮影禁止ですが、入浴者がいなかったので、パチリとさせていただきました。

温泉は、9~14時以外は、いつでも入浴可能です。
宿泊者以外の方は、日帰り温泉を(500円だったかな？)利用できるようです。

日帰り温泉利用者向けなのでしょう、休憩室も備えられていました。

そして、温泉宿と言えば卓球！(昭和？！)。
その奥には洗濯機と乾燥機。

洗濯機と乾燥機は、一回あたり500円です。
モンベル会員は、無料で使用できます。
嫁はんがモンベル会員のため、ありがたく無料で使用させていただきました。

夕食は、もちろん北海道の食材にこだわりました。
美瑛のスーパーで購入した、北海道産の枝豆、ホウレンソウ、海鮮いなり、そしてサッポロビールClassic。
初日のこの日は、キッチンにどの程度の調味料や設備、食器があるか分からなかったので、スーパーで出来合いのものを購入し、調理らしきことは枝豆を茹でたのみです。

さらに、サッポロビール。
自宅近くでは見かけない、北海道限定と思われるものを選びました。
缶には「サッポロビール園限定の生」と書かれています。

早朝、宿からの眺め。
旭岳の山頂はバッチリ見えていて、ワクワクします。

旭岳ロープウェイの駐車場は有料(500円)なので、その少し手前にあるビジターセンター前にクルマを停めます(無料)。この時も山頂は見えていた。

朝食は、「北海道」のむヨーグルトと、

前夜に宿で作っておいたサンドイッチ。

旭岳ロープウェイの駅へ。

ロープウェイの目的地である姿見駅の気温は16℃。関東で35℃超えの酷暑にうんざりしていたので、嬉しい限り。
ていうか、少し寒い！

6時始発のロープウェイ、15人ほどが乗車。

往復で3200円。
旭岳ロープウェイは割引券の類は無いようですね。事前にwebで調べたがそれらしきものは見つけられず、ケイズハウス北海道のチェックインの時にスタッフの方に尋ねたら「ロープウェイの割引券ですよね！無いんですよ！！あれば良いですけどねぇ」と、残念そう。おそらく、毎日同じ質問をされているのでしょう。

ロープウェイに乗車し、ウキウキと出発を待っていると、この時に悲劇が。何と突然、雲が出てきて旭岳の山頂が隠れてしまいました。

ロープウェイから下界方面の眺め。

姿見駅に到着。やはり山頂は見えず。そして北海道警察の人たちが何かを配っています。

経口補水液とティッシュをいただきました。
熱中症/脱水症状防止キャンペーンの様です。
が、この日は、残念ながら汗をかくほど暑くはなりませんでした。

さあ、登山開始。
姿見の駅(標高1590m)から旭岳山頂(標高2291m)へ、700mほど登ります。
残念ながら、旭岳山頂は雲の中。

お花がいい感じと思ったら、それは花ではなく、チングルマの花が終わった綿毛状態でした。

チングルマの綿毛群。この2週前はチングルマが咲き誇っていたそうです。仕方なく、それを想像しながら歩きます。

お花。

姿見の池。やはり山頂は見えず。

第五展望台からの十勝岳方面の眺め。

第五展望台からの姿見の池の眺め。

登り進めると、すぐに岩場。

下を見るとこんな感じ。

火山なので、噴煙も上がります。

ザレ場。

霧が深くなりました。山頂の眺めは諦めかけたのですが、、、、

徐々に霧が晴れて、山頂が見えてきました！！！！

ニセ金庫岩。

山頂はもうすぐ。

金庫岩。

下界の眺め。

8:10、旭岳山頂と一等三角点。

山頂からの地獄谷の眺め。登ってきた尾根は左側。

山頂から北側の眺め。奥に見えるのは黒岳かな？

遠くに薄く知床が見えた？！

それも束の間、あっという間に雲の中。

山頂で暖かい紅茶を飲むなどして30分粘ったが、再度晴れることはなく、仕方なしに下山します。

霧の中を慎重に下ります。

北海道警察の方々が登って行きます。遭難防止活動、ご苦労さまです。

下ってくると、霧は晴れました。

火山ならではの噴煙。

姿見の池。やはり山頂は見えず。

遊歩道。来たルートとは別の道でグルっと廻って、ロープウェイの駅へ戻ります。

お花。

夫婦池。

お花。

第一展望台から。やはり山頂は見えず。

ロープウェイの姿見駅に戻ります。

ここで、チングルマ発見！！！！

11:00、ロープウェイで下ります。

2022夏 北海道04：美瑛　青い池と「ぜるぶの丘」「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」
https://4travel.jp/travelogue/11777421
に続く。

この旅行記へのコメント （4）

• きつねうどんさん 2022/09/09 08:07:00

  登山コースからの景色素敵ですね

  はじめまして、はんけんさん
  
  私は旭岳ハイキングだけでしたが、山頂への道のり見てると挑戦したくなりました。
  8月だと花も咲いてキレイですね。
  宿泊場所もケイズハウスで同じでした。
  露天風呂気持ち良かったですよね。
  
  続き楽しみにしています
  
  きつねうどん

  はんけんさん からの返信 2022/09/09 12:22:29

  RE: 登山コースからの景色素敵ですね

  きつねうどんさん、 はじめまして。
  
  メッセージありがとうございます。
  旭岳よかったですよ。次回は是非山頂への挑戦を検討してみてください。
  ケイズハウス良かったですね。
  リピートしたい素晴らしい宿でした。
  
  きつねうどんさんは、良い旅いっぱいされていますね。
  利尻岳など、私もいつか行ってみたいと思っています。
  
  今後もよろしくお願いいたします。
  
  はんけんさん
  

• ぴろろんさん 2022/09/02 08:17:32

  登頂、お疲れさまでした。

  はんけんさん、おはようございます。
  
  旭岳の登頂、私たちは行かなかったので、いいなぁ、と思いながら読ませていただきました。私らが行ったときは天気は下り坂、という予報だったので、姿見の池をぐるっと回るハイキングに切り替えたのですが、天気はさほど崩れず、ずっと山頂が見えていたので、登ればよかったかな、と後で後悔しました。
  
  駐車場、ちゃんと無料のところに停めたのですね、えらい！
  あれはなんだか詐欺にあったような感覚でした。
  でも、あの時期、なぜかロープウエイの割引があったので、かなり得しましたが。
  でも確か、現地で無料でもらえるパンフレットや簡単なガイドブックにロープウエイの割引券が付いていたように記憶します。切符売り場でそれを見せたら、こっちの割引の方が大きいよ、と言われたような。。。。
  が、２年も前のことですから、色々と変わってますよね。
  
  続きも楽しみにしています。
  
  ぴろろん

  はんけんさん からの返信 2022/09/02 20:24:39

  RE: 登頂、お疲れさまでした。

  ぴろろんさん、こんにちは。
  メッセージありがとうございます。
  東北の旅行記、楽しく拝見しています。
  
  旭岳、ずっと山頂が見えていたのであれば、登ったらさぞかし素晴らしい景色だったと思います。次回(いつ？)には、是非！
  
  駐車場の件は、２年前のぴろろんさんの旅行記にて学びました。
  最新情報を確認したく、宿にチェックインの際に質問しようとしたら、
  こちらが質問する前に「旭岳ロープウェイに乗る場合は、ビジターセンターの駐車場に停めれば無料ですよ！」と親切に教えていただきました。
  ケイズハウス北海道は、本当にフレンドリーで親切でした。
  
  はんけん