世界一有名な客船クイーンエリザベスに乗って地中海・スエズ運河・紅海・インド洋横断 ①バルセロナ観光

2022/10/08 - 2022/11/01

　世界のクルーズ海域をコツコツと分割し乗船してきて、一筆書きで世界一周を達成するのが長年の夢でした。残るはインド洋とスエズ運河と地中海を横断すれば船で世界一周が達成です。
2020年３月にコスタ・フォーチュナ号のインド洋、スエズ運河クルーズに乗船予定でしたが、コロナ禍でキャンセルとなり、２年以上待ちに待った結果、クイーンエリザベス号のバルセロナからシンガポールのクルーズを見つけ、満を持して乗船する事にしました。

飛行機に合計17時間乗ってやっと着いたバルセロナ。
そのご褒美でこれからクイーンエリザベスに乗ります。
宿泊するホテルにチェックインして、先ず出掛けたのはバルセロナの港巡りでした。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

合計17時間のフライトに耐えてバルセロナ空港に無事到着。

受託手荷物で預けたスーツケースはロストバゲージにならずに無事に受け取れて良かったぁ。
今回乗ったクルーズ船の乗客1,600名の中で一人だけロストバゲージの被害に遭い、機内持ち込みの手荷物だけで乗船したらしい。そのあと20日間をどうやって過ごしたのでしょう？

先ず行ったのは第１ターミナル出発ターミナル・フロア３にあるPCR検査場。

Tech&Fly (バルセロナ空港 ターミナル1) 専門店

乗船72時間以内のPCR検査が陰性でないと乗船させてくれません。
PCR検査の料金は100ユーロ（15000円）と高いですが、仕方なく検査を受けました。
もし陽性だったら乗船拒否されるので結果が分かるまでドキドキでしたが、陰性の結果でホッとしました。

バルセロナの中心部を結ぶ近郊列車に乗るために空港ターミナ１から空港ターミナル２への無料シャトルバスに乗車。（緑色のバスが目印）

空港ターミナル２に到着。

空港ターミナル２に直結の近郊列車の券売機

これから乗る鉄道や地下鉄にも乗れる10回券の回数券7ユーロ95セント（約1,000円）を購入しました。

バルセロナの中心部にタクシーで行くと高いので、庶民派の自分は鉄道でサンツ駅に向かいます。（運賃は約100円）

日本の鉄道では考えられないほど汚れている車両

列車の車内風景
座席は横列や縦列と変わった配列の車内。

空港ターミナル２からサンツ駅まで約20分。のどかな景色の中を進みます。

車内で突然お爺さんがバイオリンでクラシック音楽の名曲を弾き始めました。
弾き終わり拍手したらお爺さんがお金をくれと言って、手を出してきたのにはビックリ。
思わずにらみつけたら退散していきました。

広々として綺麗なサンツ駅。

バルセロナ サンツ駅 駅

サンツ駅から宿泊するホテルまでは地下鉄を乗り換えなければならないので、タクシーを利用しました。10分間位乗って10ユーロ（約1,500円）

今晩宿泊するホテルYomo Hostal BCN PORT　宿泊料104ユーロ（約15,000円）
地下鉄パラレル駅から５０ｍで、港まで歩いていけて比較的安いので決めました。

Hostal Bcn Port ホテル

窓は小さいけど港方向の町の景色が見えます。

部屋は狭いけど港まで歩いていけるので我慢。

部屋に荷物を置いて、早速市内散策を開始。
コロンブスの塔の前に到着。
コロンブスは新大陸をこんなしぐさで目指した。

コロンブスの記念塔 モニュメント・記念碑

港巡りの遊覧船チケット売り場（Las Golondrinas)
10ユーロ（約1,500円）で1時間港巡り

港にはお洒落なヨットやクルーザーが町の景色と調和

バルセロナ港はピカピカの新造客船がいっぱいでビックリ。
昨年夏にデビューした　スカーレット・レディに続く２隻目の新造船。
今年3月から運航開始したばかりのヴァージン・ボヤージズのバリアント・レディ
（110,000総トン、乗客定員2770人）
ヴァージン・ボヤージズとは和訳すると「処女航海」⇒凄い社名に感心。

バリアント・レディ
18歳以上限定の大人専用クルーズ（１８禁）らしく斬新な船型にウットリ。

昨年夏にデビューした「スカーレット・レディ」に続く２隻目の新造船「バリアント」は今年３月から営業運航をスタート。
クルーズ船の隣には地中海航路のフェリーが停泊。

MSCビルトゥオーサが停泊。岸壁がじゃまして船全体が見えなくて残念。
窒素酸化物や硫黄酸化物を9割以上除去する高度な排水・排気ガス処理システムをはじめ、環境保護対策も大きく向上しているエコシップ

バルセロナに行っても今回はサグラダファミリアは船上から眺めただけでした。

世界最大客船のワンダー・オブ・ザ・シーズが出港していくところでした
＜ワンダー・オブ・ザ・シーズのシップデータ＞
総トン数：236,857 トン、全長：362 メートル、全幅：64 メートル、
最大乗客人数は 6,988 人（18 デッキに 2,867 客室）

船上から眺めるモンジュイック城

夕陽に映えるMSCビルトゥオーサ
＜シップデータ＞
総トン数177,000トン、全長331ｍ、全幅43ｍ、
就航2021年5月、乗客定員：4,842人

MSCビルトゥオーサとワンダー・オブ・ザ・シーズ
現在　世界最大客船のワンダー・オブ・ザ・シーズを見れてラッキーでした。

港にはお洒落なクルーザーがいっぱい。

港界隈には大勢の市民や観光客が海を眺めながら仲間と楽しそうに話しています。
マスク着用している人は少なくコロナどこ吹く風

遊覧船のあとケーブルカーにのるために地下鉄パラレル駅の改札口を通り、地下鉄11号線のホームへ。

パラレル駅 (TMB) 駅

ケーブルカー（FUNICULAR)が何と地下鉄の地下の駅から発車。
6年前バルセロナに来た時にはケーブルカーは地上に乗降場があるものだと思い、探すのに苦労しましたが、今回はスイスイと行けます。

10回の回数券があるのでケーブルカーに乗って上まで上ってみます。

ケーブルカーの終点に着きましたが、暗くなっており危険なのでモンジュイック山頂には翌日に行くことにしました。

パラレル大通りには飲食店前の通りで飲食を楽しむ市民がいっぱい。

市民に混じってビールとマルゲリータピザを食べました。
明日からクルーズ船で食べ放題なので今晩は倹約して控えめな夕食です。
たったこれだけで15ユーロ（約2,200円）と円安を実感しました。

宿泊したホテルの部屋から見たバルセロナの朝日

翌朝のホテルでの朝食も質素
船に乗るまでの我慢です。

これだけで６ユーロ（約900円）ならお値打ち。

地下鉄パラレル駅入り口

見晴らしの良いモンジュイックの丘に行くために再度ケーブルカーに乗りに行きました。

パラレル駅改札口に入ってからケーブルカー乗降場までの長い通路。

続いて乗ったロープウエイ（TELFERICO)
往復14.20ユーロ（約2,000円）

ロープウエイから眺めるサグラダファミリアと市街

モンジュイックの丘に上ると海の方を向いた砲台が出現。
モンジュイック城は、「城」と名前がついていても、王様が住んだ豪華なお城ではなく、町を守るための軍事施設として建てられたものらしい。

港の景色を俯瞰的に眺められるモンジュイック城に入場

せっかくの景色なのに少し霞んでいて残念。
初めて見るコスタ・スメラルダ
　

モンジュイック城から眺めるクイーンエリザベス。
これから乗船すると思うとワクワクしてきます。

鳩もこの景色を眺めていました。

モンジュイック城から港を見たあと、ロープウエイとケーブルカーを乗り継いでコロンブスの塔に向かいました。

コロンブスを望遠で撮影。

昨夕乗った遊覧船に再度乗船してクルーズ船を撮りに行きました。

初めて見るバイキング・マーズ
47,800総トン、船客定員930人

給油中のクイーンエリザベス

同じく給油中のコスタ・スメラルダ

液化天然ガス(LNG)を原動力とした世界初の大型客船として名高いコスタ・スメラルダ。
＜シップデータ＞
総トン数:183,900トン、全長:337ｍ
就航:2019年
旅客定員:5,200人

クイーンエリザベス
＜シップデータ＞
総トン数90,400トン、全長294ｍ、全幅32ｍ、
旅客定員2,092名、就航2010年10月

遊覧船に乗ったあとホテルに戻り、預けた荷物を取りに。
世界貿易センター前からクルーズターミナルへのシャトルバス（片道3ユーロ・約450円）に乗ってクイーンエリザベスに向かいます。

クルーズターミナルに到着。
これから乗船審査を受けていよいよ乗船です。
クイーンエリザベスに乗船してからのレポートはこの後に続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• KRNさん 2022/11/22 09:09:36

  QEに乗りたい！

  QEのバンカーシーン、良いですね。
  これから船旅が始まるぞーという気持ちになります。
  私の来年GWのQE日本周遊は催行されることを祈って・・・
  

  夢道乗光さん からの返信 2022/11/22 09:48:33

  Re: QEに乗りたい！

  KRNさん　
  
  コメントありがとうございます。
  KRNさんもクルーズがお好きなようですね。
  QEレストランのウェイターは日本語を着々と勉強しており、来春の日本発着クルーズをとても楽しみにしていました。
  キュナードは日本を重視していると船内の随所で感じました。
  来年はきっと日本に来港すると思います。