世界一有名な客船クイーンエリザベスに乗って地中海・スエズ運河・紅海・インド洋横断⑦オマーン・サラーラ

2022/10/08 - 2022/11/01

　世界のクルーズ海域をコツコツと分割し乗船してきて、一筆書きで世界一周を達成するのが長年の夢でした。残るはインド洋とスエズ運河と地中海を横断すれば世界一周を達成です。
今回はその目標を達成するために計画した念願のクルーズでした。

本編はアラビア半島のアラビア海に面したオマーンのサラーラ観光です。
オマーンは国王が政務を取り仕切る絶対君主制の国で、国土の大半が砂漠。
アラブ首長国連邦（UAE)の西隣のカタールはワールドカップカタール大会で一躍有名になりましたが、UAE東隣のオマーンは日本ではあまり知られていません。
日本から直行便もないことから日本人の99％が訪れたいとも思わない国らしい。
サラーラはオマーンの首都マスカットに次ぐ第２の都市で、古くから乳香貿易の中継地として栄えた港町です。

エリア サラーラ(オマーン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

紅海からアデン湾を抜けて、今日は5日ぶりに上陸です。

サラーラの港が見えてきました。
初めて訪れる国・オマーン。

サラーラ港はコンテナ港でクルーズターミナルのような建物が見当たりません。

サラーラ空港 (SLL) 空港

QEは港内で鮮やかに180度反転し、接岸体勢

ホーサー（係留ロープ）を自動車で引っ張っているのが面白い。

寄港地観光に出かける観光バスが待機。
コロナ禍以来クルーズ船がサラーラに寄港したのはQEが初めてらしい。

サラーラ港でも観光バスが20台以上待機しており圧巻！

サラーラ港での男性だけのお出迎え。
アラビア半島に来たことを実感。

パスポートを携行しなくてもこの上陸許可証（ランディングカード）とQEのIDカードで上陸できました。
（上陸許可証は本船に戻ってきた時に返却）

「４WDによるサラーラ発見」というタイトルのオプショナルツアーに出かけました。ツアー料金は120ドル（18,000円）
４WDはすべてトヨタのランドクルーザーです。

車には観光客は4名乗車し、見晴らしの良い助手席に座り、いよいよ出発。

一般道路でも制限速度は120キロとはビックリ！

暫く走っていくとヤシの木の通りに。

アラビア海が見えてきました。

今度は砂漠の中を走行。

砂漠とは対照的に綺麗なアラビア海。

観光する時に特に女性の方は、ショートパンツや体のラインの分かる服装は避けるように注意がありました。

サラーラは中東随一のビーチリゾートと言われるだけに素晴らしい景観です。

こちらは断崖絶壁。

ランドクルーザーが20台以上ずらりと並び圧巻。

違う位置から見たランドクルーザーの隊列

高速走行で突っ走り、気分爽快！

突然ラクダが迷惑そうに横切っていきました。

ラクダを望遠レンズでパチリ。

寝転んでじゃれあっているラクダ達。

サムラム遺跡
紀元前１世紀に建てられた港湾都市の遺構。

海辺の砂州の内部にある高台に立地し、この風景もなかなか素晴らしい！

荒涼とした中を走り、駐車場から5分ほど歩くとエメラルドグリーンの美しい泉が現れました。

砂漠以外に何も無いと思っていた景色が一変。
まさにオアシスと呼べる秘境です

エメラルドグリーンの色が美しい

突然ラクダが出現！

今度は丘陵地帯に行きましたが、案内看板もなく観光地名が分かりません。

イスラム教徒の人が礼拝していました。

ランドクルーザーが整列。

次は庭園のような所に来ましたが、案内看板がアラビア文字だけで解読できず観光地名が分かりません。

鶴のような鳥がいたので望遠レンズでパチリ。

展望台からの景色。

４WDは砂煙を上げながら走り、帰途につきました。

約４時間の寄港地観光を終えてサラーラ港に戻ってきました。

サラーラ港に停泊するQEの船尾

冷たい飲み物で喉を潤し、船内に戻ります。

デッキ１０からサラーラの景色を名残惜しく眺めます。

サラーラ港を午後4時39分に出港。

パイロットボートが近づいてきます。

QEで嚮導していたパイロット（水先案内人）がパイロットボートに乗り移りました。

手を振って挨拶するパイロット。
この光景は万国共通です。

MSCのコンテナ船（MSC FATH)

多分もう来ることはないオマーン。
これからインド洋を8日間ノンストップで東に向けてシンガポールを目指して航行していきます。

次はシンガポールの港遊覧編に続きます。