2022/08/20 - 2022/08/21
19位(同エリア204件中)
おくぅーんさん
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今年の夏はとにかく暑い日が続いていたので、その避暑がてらどこか涼しいところがないかとネットサーフィンをしていた。すると、気温が低く過ごしやすくてしかも星空が綺麗に見える高原があるとの情報があり、思わずポチッと宿の予約をしたわけです。
予約をした宿のある場所は野辺山高原。その野辺山高原と言えば、天文学者が選ぶ「日本3選星名所」だということなので、楽しみ楽しみ。
の、はずだった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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宿泊日の一週間前ぐらいから野辺山方面の天気予報を欠かさずチェックしていたのだが、出発直前までどうみてもそしてどの天気予報サイト見ても当日は雨のようで、どうなることやらと最初の目的地の”白駒池”に向けて、車を走らせた。
道中は雨模様だったが、到着するほんの少し前に奇跡的に雨があがって幸先は上々。初めて訪れたところなのでよくわからなかったが、シーズンともなるとかなりの人が来るようで、駐車場も大きくさらに有料だった。そして、駐車場に向かう道には”路上駐車禁止”の立て看板があったりして。「厳しいなー」って、あらぬことを考えていた自分の心の叫びでした。 -
”白駒の池”の入り口は狭く、そして歩を進めるとまるで木々の中に吸い込まれるような感じになった。
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池周遊の遊歩道は木で作られていてとても歩きやすかったし、道に迷う心配もなくてよかった。
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もしや足場の悪いところがあったら大変かと思い”トレッキングシューズ”を履いていったのだが、まさかこのタイミングで靴底が経年劣化ではがれ落ちるとは。まだ遊歩道の入り口付近で不幸中の幸いだった。ぺたぺたしながら車に戻って、予備のウォーキングシューズに履き替えて、仕切り直しのリスタートとなった。
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この白駒の池周辺は、日本の3大原生林の一つに数えられている原生林があるとのこと。樹齢数百年の木々に覆われ、昼間でも薄暗かった。そして、一番目を引くのが、見事な”苔森”?。
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苔好きにはたまらない場所なんでしょうね。たくさん種類があるらしいんだけど、みんな同じに見えてしまう自分が恥ずかしい。
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苔が一面を覆い被さり、木なのかそれとも地面なのかのその境さえもわからない場所がたくさんあった。
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池の周りに”白駒荘”という山荘があった。よく手入れされたおしゃれな建物ですが、なななんと創業100周年だとのことです。今度ゆっくりハイキングでもする機会があれば利用したいと思いました。
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そしてもう一つの山荘が、”青苔荘”。この建物は、いかにも山荘という感じの味のある外観だった。この青苔荘は、標高2,100メートルを越える登山口まで徒歩15分と近いところにあるため、ここを拠点にして白駒の池周遊をしてからたくさんのコースがある八ヶ岳の山歩きを気軽に楽しめるようである。
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そしてボートを利用もできちゃう。ゆっくりリラックスする時間があればなあ。池を一周するぐらいしか考えていなかったので、残念。
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そうこうしているうちに、空には少し青空が現れてきた。天気予報によると、午前中はなんとか空はもちそうだということだったので、足早に次の目的地に向かうこととした。
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次の目的地は、”大深山遺跡”。縄文時代の住居跡があるところだった。標高1,300メートルにあり、遺跡としては最高所にあるとのこと。
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この遺跡には50箇所以上もの住居があったらしいが、その中でも2棟が復元されていて、こんな山奥でもちゃんと生活していけたんだと感心しきりだった。
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それにしても、この屋根だけというのも珍しい。因みに、中には住居跡がありました。
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その後、昼時となったが天気予報通りの雨模様。仕方がないので、近場の蕎麦屋にてランチをいただくことにした。
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信州蕎麦と地元の野菜の天ぷらは、とても満足できるものだった。
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ランチの後、野辺山駅に行った。JRの普通の駅としては、日本一高い地点にある駅だそうだ。なんだかわからないうちに、標高1,345mに来てしまっていた。それにしても、観光地の駅らしく可愛らしいデザインになっているなと思った。
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野辺山駅から数キロのところには、”鉄道神社”なるものがありその場所は、JR鉄道の最高地点ということだそうだ。神社で祀られているのが、かつて小海線で走っていたSLの前輪だそうだ。すごい発想で神社作ったもんですね。
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その後、”国立天文台”に行く。直径45メートルの電波望遠鏡を間近で見てその大きさに圧巻。天体からのかすかな電波を捉えて研究するだなんて、凡人の私には意味不明だが。人知れず世のため人のため頑張っている人がいるんですね。それはさておき、世界で一番大きなものだとのことで、よーく見させてもらいました。
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この電波望遠鏡は、84台のアンテナを使って直径500メートルと同等の解像力を実現していたらしい。スターウォーズの世界に入ったような感覚になった。電波を受けるというよりも光線を発射するというイメージ。この天文台にいる間は曇り模様だったが、徐々に雨になって来たので撤収することにした。そして、丁度宿泊するペンションのチェックイン時間となったので、そこに向かうことにした。
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今回お世話になるのが、”ペンションさんかくじょうぎ”。私たちにしては、珍しくペンションでの宿泊となった。(いつもなら温泉かビジネスホテル)早速、風呂でも入ろうかと思ったら、家庭用のバスでしかもコロナ対策により、お客さんが風呂からあがるごとに浴室を除菌清掃するといわれました。いつもの温泉旅館ならば、宿泊する間に4回から5回は、風呂に浸かるのだが、こうなるとそうもいかないなと思った。温泉浸かりに来たわけじゃないからなとここは自分を納得させた。それにしても、部屋も風呂もそして食事をする場所もとても掃除が行き届いていて、気持ちよく利用できるところだったなと思った。
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風呂に入って腹をすかせてからの、楽しみの夕食タイムである。料理に出される野菜は自家製だそうだが、この野菜がめちゃくちゃ美味しかった。高原野菜のとれたてって、なかなか食べれるものじゃないから、とても感動しました。
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メインの”信州オレイン豚のグリル焦がしバターソース”も美味しかった。というか、出された料理全てが。この料理を作っているのが、オーナーの次男さんだそうだ。こういうの毎日食べれる家族が羨ましい。
食事と一緒に日本酒もいただき、気持ちよく腹一杯になりごちそうさまとなって部屋に戻ると、早朝(朝3時起床)からの疲れが一気に襲い掛かり”爆睡”となったのは言うまでもない。おーっと、野辺山高原に来たのは、星空を見るためだったのではないか。そうはいっても、外は土砂降り。万事休す。それでも、もしかして明日の早朝にはからっと晴れているのではと思い、夜中の1時ぐらいから1時間おきに目を覚まして、外を眺めるも、雨音がするだけで星空の”ほ”の字も見ることができなかった。 -
それから朝方までぐーっと寝入ってしまい、ふと目を覚ますと朝の6時ぐらいになっていた。外はほんのり明るくて、もしやと思いカメラ片手に外に駆け出した。そうすると、空は薄く明るいのに霧雨のようなものがしとしと降っていてとても不思議な感じだった。朝焼けの山がとても綺麗で思わずシャッターを切ってしまった。最後の最後まで希望を持ち続けていたのだが、やはり今回の星空鑑賞はお預けだったようだ。
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広大な高原に一本立っている木をバックしにた山並みがとても綺麗だった。外国にでも来ているみたいな風景だなと思った。外国がどこかについては思いつかないのだが。
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これは、山梨の木といって樹齢約250年と推定される南牧村のシンボルといえる木だそうだ。
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朝早いと思っていたのだが、農家の人は野菜の収穫真っ最中だった。なにやら変わったトラクターみたいだが、ここいらでは普通に何台も暴走していた。収穫した野菜を詰めた段ボールをトラクターの後ろの大きな四角いところに乗せて走っていました。
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トラクターのサイドにアタッチメントをつけての消毒作業。ご苦労様です。
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早朝散歩を終えたら、朝食が待っていた。出来立てのパンと採れたての野菜が最高。そして、卵もなかなかの美味しさ。このペンションの朝食もとても気に入りました。
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星空は見れなかったけど、食事がすごく美味しくてとても満足。いつかまた機会を作って、星空リベンジに来たいものだと思った。
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ペンションを出て、そのオーナーから教えてもらった地元の野菜を販売する”ナナちゃんファーム”という店に行った。朝採れたての新鮮なボリュームたっぷり大きな野菜が、とてもリーズナブルな価格で売られていて、その安さに驚いた。近所にあれば、毎日でも来たい店だと思った。とりあえず、ここでしか売っていない恵味という品種のとうもろこしと、他においしそうなキャベツを買った。
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それから、ペンションのオーナーから是非とも立ち寄ってくださいと言われた、”平沢峠”に行った。
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八ヶ岳の全貌が観れる最高の場所とのこと。雄大な景色が素晴らしかったが、雲がもくもく覆いかぶさっていたので少し残念。それでも、空の青と雲の白、そして八ヶ岳の緑のコンビネーションは違った意味でよかった。
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平沢峠の駐車場の隣には、岩場があってそこには誰が名付けたか”獅子岩”なるものがあった。確かに目をひく変わった形をした岩だなと思ったが、自分的には”ガメラの頭岩”と命名したいと思った。
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その後、山梨方面の神社仏閣巡りをすることにした。最初は、”夫婦木神社”に行った。地図での距離的には近いかなと思っていたのに、山中を曲がりくねった道(昇仙峡グリーンラインという道)で行かねばならず、運転でかなり体力を消耗したような気がした。ここに来るのにこんなに頑張ったのだから、それなりのご利益欲しいものだと思った。ただし、賽銭は五円だけど。
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神社の境内には、開運水なるものがあった。湧き水なので、とても冷たかった。因みに、飲むことはできません。飲めれば、飲んだぶん開運効果ありそうだが。
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次は、”武田神社”。やっぱり山梨までくれば、武田でしょ。武田家三代が居館とした躑躅ヶ崎館の跡地に社殿を構える神社である。
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神社色々巡っていつも思うけど、狛犬ってそれぞれ違う感じだなと。ここ武田神社の狛犬は、まるまると太って、勢いあって強そうだと思った。
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神社の境内には、”甲陽武能殿”という能舞台があった。神社に能舞台?素晴らしい。
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武田信玄が祀られている神社ということなので、ご利益がなんなのかわからないが、とりあえず自分が強くなりそうだと思いながらお参りした。
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神社をバックにしたまんまえには、甲府駅まで約2キロ続く”武田通り”があった。こんなまっすぐな道路見たことないね。花見シーズンには通りが桜で彩って綺麗に見えるらしいとのことで、今度は春にでも来れればいいのかなとも思った。
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山梨観光の最後は、”甲斐善光寺”。長野の善光寺とそっくりでびっくり。武田信玄公が川中島の合戦の折り、信濃善光寺如来像を変遷したことに始めたとされたとのことだが、本堂をこんなにもそっくりに作らなくてもね。それにしてもこんなでかい寺、作れって言ったら簡単に作れちゃうのって、信玄公の絶大な力の証だなと思った。
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その後、昼食時間となり山梨名物の”ほうとう鍋”を食べることにした。うどんよりかなり太めの麺と具沢山の味噌煮は、やはり地元でないと味わえないもの。ソウルフードに舌鼓をうちつつ、帰宅することにした。
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今回の旅行は、感動すること色々あって満足できたが、やはり星空を見れなかったことだけが心残り。次回は、テルテル坊主をいくつも作ってからリベンジの旅をしようと心に誓った。さあ、雲の中の家に向けて出発だ。
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