岐阜県の城跡巡り：郡上八幡城跡。平山城跡の面白みが感じられない、天守付近は観光用のつまらない城跡

2020/09/21 - 2020/09/21

八幡山頂上部にある天守は、昭和8年（1933年）に大垣城（太平洋戦争の空襲で焼失）を模して再建された4層5階建木造建築の模擬天守。同時期に櫓と塀も再建。木造再建城としては日本最古の天守だが、近代的な本来の天守ではない。

本来、天守台に天守があったかは定かではなく、再建という言葉は使い難。
石垣の上に乗っている観光用の真新しい近代の偽城としか思えて仕方がない。

八幡山頂上一帯は「桜の丸」と呼ばれ、本丸跡は山内一豊と妻の像がある城山公園の平坦部である。

遺構は、「桜の丸」と「桜の丸」を取り巻く帯曲輪に石垣だけが残っている。
立派な石垣が残っているだけに、石垣だけの遺構で整備した方が、城跡巡りとしての趣きや重みがあったように感じられ残念である。

入館料：320円
開館時間：9:00～17:00 3月～5月
8:00～18:00 6月～8月
　　　　　9:00～17:00 9月～10月
9:00～16:30 11月～2月
休業日：12月20日～1月10日

エリア 岐阜

大手門跡。

安養寺。
大手門跡を直進すると安養寺に突き当たる。郡上八幡城への登り口にある寺。

善光寺。
安養寺横の車道を登りと善光寺に。善光寺は城跡に建っている。

善光寺を少し登った車道より、安養寺と郡上八幡の町並み風景。

本丸跡の城山公園到着。
城山公園案内図。

郡上八幡城案内図。
桜の丸と呼ばれる曲輪帯。

山内一豊と妻の像。
本丸跡に建つ山内一豊公と妻千代の像。

土霊水。
本丸跡に残る土霊水という井戸跡。

力石。

天守台真下の三段の帯曲輪より、模擬天守。

帯曲輪より、模擬隅櫓。

遺構は石垣のみ。
帯曲輪の野面積の石垣。
城を建造した遠藤慶隆に代わり、1588年（天正11年）に城主となった稲葉貞通（稲葉一鉄の息子）の大改修の中で整備され、今に残っている。

帯曲輪より、模擬隅櫓。
全て、再建建築物。

帯曲輪より、模擬天守と模擬隅櫓。
全て、再建建築物。

帯曲輪より、模擬天守。
全て、再建建築物。

真裏の模擬天守。

天守入場門。
全て、再建建築物。

模擬隅櫓。
全て、再建建築物。

4層5階建ての模擬天守。

天守内展示物。
城下絵図。

天守内展示物。
城下ジオラマ。

天守内展示物。
鷹の絵。

天守内展示物。
豊臣秀吉陣立朱印状（複製）。

天守内展示物。
見性院（千代：山内豊一の妻）肖像画（複製）。

天守最上階からの眺望。唯一の救い、眺望だけは美しい。郡上八幡の町並みが一望。

天守最上階からの眺望。

天守最上階からの眺望。