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北海道の下の尖った所からちょい上、様似町の“アポイ岳”は登山初心者向きだという。<br />どこか行きたいが、ちょっとひねりが欲しい―そんな私にビビッと来た。あまり登山経験ないけど登ってみるか!<br /> ↑山と海が望める絶景<br />

えりもの夏は~ぁ何かある夏です~@襟裳

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2022/06/30 - 2022/07/01

31位(同エリア118件中)

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おなつ

おなつさん

北海道の下の尖った所からちょい上、様似町の“アポイ岳”は登山初心者向きだという。
どこか行きたいが、ちょっとひねりが欲しい―そんな私にビビッと来た。あまり登山経験ないけど登ってみるか!
 ↑山と海が望める絶景

旅行の満足度
5.0
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 国道帯広から広尾町~黄金道路(国道336号)を南下。途中から34号線に入って“百人浜”へ。 <br />開拓時代、木の伐採や家畜の放牧に土地柄の強風が重なり砂漠化したこの辺りを長い年月をかけて今なお緑化しているという。 ↑“百人浜展望台(緑化事業観察塔)”から見える“悲恋沼” 

    国道帯広から広尾町~黄金道路(国道336号)を南下。途中から34号線に入って“百人浜”へ。 
    開拓時代、木の伐採や家畜の放牧に土地柄の強風が重なり砂漠化したこの辺りを長い年月をかけて今なお緑化しているという。 ↑“百人浜展望台(緑化事業観察塔)”から見える“悲恋沼” 

  • 襟裳岬到着。「吹きすさぶ海風に耐えし黒松を永年かけて人ら育てぬ」2006年、平成天皇皇后両陛下が来られた折、緑化事業に対し詠んだ歌碑。

    襟裳岬到着。「吹きすさぶ海風に耐えし黒松を永年かけて人ら育てぬ」2006年、平成天皇皇后両陛下が来られた折、緑化事業に対し詠んだ歌碑。

  • 駐車場横にある店でお寿司を食べ、岬へ歩く。最初の展望台から「襟裳岬だー!」と思ってから結構先まで道が伸びているのだ。

    駐車場横にある店でお寿司を食べ、岬へ歩く。最初の展望台から「襟裳岬だー!」と思ってから結構先まで道が伸びているのだ。

  • 振り返って見る崖の荒々しい様子も良い。

    振り返って見る崖の荒々しい様子も良い。

  • これが“襟裳岬”突端だー! 小さい頃来た事があるがここまで来たかどうか覚えがない。土産屋ででっかい煎餅と長ーい鉛筆があった記憶はある(昔は観光地に行くと地名が描かれた長い鉛筆が必ず売られてた…よね?)

    これが“襟裳岬”突端だー! 小さい頃来た事があるがここまで来たかどうか覚えがない。土産屋ででっかい煎餅と長ーい鉛筆があった記憶はある(昔は観光地に行くと地名が描かれた長い鉛筆が必ず売られてた…よね?)

  • 岬の先端かと思いきや、その先に民家があるじゃないか!あっちの方が更に先っぽだよ。近くまで行ってみたけど私有地のようだからその先は遠慮した。

    岬の先端かと思いきや、その先に民家があるじゃないか!あっちの方が更に先っぽだよ。近くまで行ってみたけど私有地のようだからその先は遠慮した。

  • もう一つの突端。さっきの方がより南端だけどこっちの方がそれっぽく整備されてる。

    もう一つの突端。さっきの方がより南端だけどこっちの方がそれっぽく整備されてる。

  • 博物館“風の館”に入ると、窓越しに岬が望める。荒天の時はここから見るのがイイね。<br />双眼鏡が設置されていて、アザラシが岩の上に沢山居るのが見られるよ。

    博物館“風の館”に入ると、窓越しに岬が望める。荒天の時はここから見るのがイイね。
    双眼鏡が設置されていて、アザラシが岩の上に沢山居るのが見られるよ。

  • 風の館はミニシアターや襟裳の強風を体験できる施設があって、なかなか凝っていた。

    風の館はミニシアターや襟裳の強風を体験できる施設があって、なかなか凝っていた。

  • 車で移動し“えりも町郷土資料館”へ。北海道開拓当時の物から昔見た事のある懐かしい物まで充実の郷土資料。これが無料なんで見るしかないべさ!  ↑これは貴重!アイヌの刀

    車で移動し“えりも町郷土資料館”へ。北海道開拓当時の物から昔見た事のある懐かしい物まで充実の郷土資料。これが無料なんで見るしかないべさ!  ↑これは貴重!アイヌの刀

  • 地質好きの私の心を揺さぶる“日高主衝上断層” 地表の岩盤、ユーラシアプレートと北米プレートがまさに今ぶつかっている場所がここなのだ! ↑滝を挟んで左がユーラシア・右が北米、なんてドラマティックなんだ!

    地質好きの私の心を揺さぶる“日高主衝上断層” 地表の岩盤、ユーラシアプレートと北米プレートがまさに今ぶつかっている場所がここなのだ! ↑滝を挟んで左がユーラシア・右が北米、なんてドラマティックなんだ!

  • 高さ100mもの断崖が続く“日高耶馬渓” 江戸時代から東蝦夷地最大の難所だった。

    高さ100mもの断崖が続く“日高耶馬渓” 江戸時代から東蝦夷地最大の難所だった。

  • “ルランベツ覆道の褶曲” ユーラシア側と北米側の岩が地底の熱の力でごちゃまぜになり出来た岩。二つのプレートのコラボ、いやマリアージュと言っていいだろう!

    “ルランベツ覆道の褶曲” ユーラシア側と北米側の岩が地底の熱の力でごちゃまぜになり出来た岩。二つのプレートのコラボ、いやマリアージュと言っていいだろう!

  • 3つの時代のトンネルがある。右から昭和トンネル、大正トンネル、左は明治トンネル!もちろん当時は手掘り。それ以前は海岸沿いを波を避けながら歩いていたという。いや~凄い所だね。

    3つの時代のトンネルがある。右から昭和トンネル、大正トンネル、左は明治トンネル!もちろん当時は手掘り。それ以前は海岸沿いを波を避けながら歩いていたという。いや~凄い所だね。

  • 今は平成トンネルがこの山の向こうに在る。人間の努力を感じざるを得ないなー。<br />ところで滝がザーザー言ってるけどこの家の人はうるさくないのかな。

    今は平成トンネルがこの山の向こうに在る。人間の努力を感じざるを得ないなー。
    ところで滝がザーザー言ってるけどこの家の人はうるさくないのかな。

  • “冬島の岩穴” これはトンネルじゃなく自然に出来た岩。今は港の敷地内に在るが昔は波打ち際だった。

    “冬島の岩穴” これはトンネルじゃなく自然に出来た岩。今は港の敷地内に在るが昔は波打ち際だった。

  • 何もない所にポツンと建つ“DINER G+” で夕食。ドリアを食べた。 この後“道の駅みついし”で温泉に入り、車中泊。

    何もない所にポツンと建つ“DINER G+” で夕食。ドリアを食べた。 この後“道の駅みついし”で温泉に入り、車中泊。

  • 翌日。 “アポイ岳”へ登るぞ。アポイ岳固有の植生を守る為、ウン○はおろかオシ○コも袋に入れて持ち帰るのが掟(下山後捨てる場所を用意してくれている)。慣れてないのでできるか不安…いや守らなければ!それ以前になるべく排便は我慢しよう、と決意して最後のトイレを済ませて9時、歩き出す。

    翌日。 “アポイ岳”へ登るぞ。アポイ岳固有の植生を守る為、ウン○はおろかオシ○コも袋に入れて持ち帰るのが掟(下山後捨てる場所を用意してくれている)。慣れてないのでできるか不安…いや守らなければ!それ以前になるべく排便は我慢しよう、と決意して最後のトイレを済ませて9時、歩き出す。

  • 始めは時々ぬかるむ森だったが、この5合目辺りから開けた岩がちな道になる。太平洋が綺麗だ~

    始めは時々ぬかるむ森だったが、この5合目辺りから開けた岩がちな道になる。太平洋が綺麗だ~

  • ぬかるみは無くなったが傾斜がきつくなってくる。そんなに気温は高くないがやはり喉は乾く。オシッコをなるべくしないように水のがぶ飲みは控え…(これが後に尾を引く…)

    ぬかるみは無くなったが傾斜がきつくなってくる。そんなに気温は高くないがやはり喉は乾く。オシッコをなるべくしないように水のがぶ飲みは控え…(これが後に尾を引く…)

  • 約7合目“馬の背” いや~尾根ですよ。山に登った感があるね~ 独自の自然の条件で普通標高1000m辺りの森林限界が600m程のここでもう森は無い。

    約7合目“馬の背” いや~尾根ですよ。山に登った感があるね~ 独自の自然の条件で普通標高1000m辺りの森林限界が600m程のここでもう森は無い。

  • アポイの特性として、マグマが隆起する時変質しがちなのが変質せず「新鮮」なまま“かんらん岩”として存在するのが貴重らしい。ちなみにこのかんらん岩が宝石化するとペリドットになるそうだ。(地質愛が止まらない)

    アポイの特性として、マグマが隆起する時変質しがちなのが変質せず「新鮮」なまま“かんらん岩”として存在するのが貴重らしい。ちなみにこのかんらん岩が宝石化するとペリドットになるそうだ。(地質愛が止まらない)

  • 作り物の様な虹色の虫、でもこれも自然なんだよね~

    作り物の様な虹色の虫、でもこれも自然なんだよね~

  • 11時半、着いたー!標高810.5m、アポイ岳山頂! 森林限界を超えたけど頂上付近は色々な条件で森林復活しているから視界は良くない。

    11時半、着いたー!標高810.5m、アポイ岳山頂! 森林限界を超えたけど頂上付近は色々な条件で森林復活しているから視界は良くない。

  • 下山は途中から分岐している“幌満お花畑”コースで行こう。(花畑じゃなく公式に「お」を付けてるのが可愛い) お、隣の山は採石をやっているんだな。自然の中から人の営みを見るのも一興。

    下山は途中から分岐している“幌満お花畑”コースで行こう。(花畑じゃなく公式に「お」を付けてるのが可愛い) お、隣の山は採石をやっているんだな。自然の中から人の営みを見るのも一興。

  • 幌満お花畑―に来たが、実は「旧」幌満お花畑なのだ。10~20年前の盗掘により貴重な高山植物が無くなってしまったという。許すまじ!!ちっぽけな欲で再生が難しい自然を壊すなよっ! これは固有種じゃないけどわずかに残る可憐なお花。<br />   

    幌満お花畑―に来たが、実は「旧」幌満お花畑なのだ。10~20年前の盗掘により貴重な高山植物が無くなってしまったという。許すまじ!!ちっぽけな欲で再生が難しい自然を壊すなよっ! これは固有種じゃないけどわずかに残る可憐なお花。
       

  • お花畑から本線に戻るまでしばらく森をトラバースしているうち、妙にだるくなってクラクラしてきた。私も体力がなくなったな…否、これはもしや脱水症状?! そうだオシッコを避けるため水を控え過ぎていたから。あぁなんて詰めの甘さ…  ↑本線とお花畑コースの分岐

    お花畑から本線に戻るまでしばらく森をトラバースしているうち、妙にだるくなってクラクラしてきた。私も体力がなくなったな…否、これはもしや脱水症状?! そうだオシッコを避けるため水を控え過ぎていたから。あぁなんて詰めの甘さ…  ↑本線とお花畑コースの分岐

  • あの尖ってるのがアポイ岳頂上。 ヘロヘロだけど気を抜いてはいけない、登山は上りより下りが危険なのだ。行きとは別の辛さを乗り越えて歩く。

    あの尖ってるのがアポイ岳頂上。 ヘロヘロだけど気を抜いてはいけない、登山は上りより下りが危険なのだ。行きとは別の辛さを乗り越えて歩く。

  • 14時過ぎやっと下山。せっかくだからジオパークの展示を見て、車で少しくたばった後、近くの“ホテルアポイ山荘”で汗を流そう。ある人のブログに書いてあった「山を登りたいというよりその後の風呂に入りたくて登るといってもいい」なるほどそういうモチベーションも有りだな。

    14時過ぎやっと下山。せっかくだからジオパークの展示を見て、車で少しくたばった後、近くの“ホテルアポイ山荘”で汗を流そう。ある人のブログに書いてあった「山を登りたいというよりその後の風呂に入りたくて登るといってもいい」なるほどそういうモチベーションも有りだな。

  • 温めの露天風呂でまったりし、ツブの卵とじ御飯を食べた。疲れた体に沁みる。

    温めの露天風呂でまったりし、ツブの卵とじ御飯を食べた。疲れた体に沁みる。

  • 襟裳周りでなくショートカットの国道236号線で帰る。 ↑電柱が白樺(風に塗っている)やるな。<br />またどこかの山に登りたいな~水をゴクゴク飲みながらね。

    襟裳周りでなくショートカットの国道236号線で帰る。 ↑電柱が白樺(風に塗っている)やるな。
    またどこかの山に登りたいな~水をゴクゴク飲みながらね。

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