２０２２夏旅！真夏の沖縄へ その⑥那覇近郊路線バスの旅！

2022/08/09 - 2022/08/09

全国的にコロナ第７波が急拡大しつつある２０２２年の夏。
海外旅行受け入れ先の国々も増えてきたが、旅先での感染、そして何よりも日本帰国時のPCR検査などの面倒を考えると、まだしばらくは海外は見合わせようかと・・・

そんなこんなで少しでも海外旅行気分が味わえるかと日本の最西端『与那国島』から『沖縄本島』を訪問することに決定。

備えとして４回目のワクチンを接種、そして抗体検査キットを調達、旅行１週間前から外食自粛などなど・・・
いろいろと制約のある旅となったが、旅先の方々に迷惑をかけることも忍び難いし、やはり自身の体調にも気を付けねばとの思いから

旅の五日目は、那覇周辺の観光へ。
那覇での投宿先が旭橋の那覇バスターミナル近くであったため、この日は路線バス中心に回ることに。
真夏のくそ暑い中、体が何処まで持つか・・・炎天下での修行旅となりました。

エリア 那覇(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

沖縄バスターミナル
再開発により周辺一帯が様変わり
BTの上にはショッピングモール、オフィス、図書館などがあり

取りあえず来たバスに乗って・・・

まず下車したのは国際通り
ここで別のバスに乗り換え

国際通り 名所・史跡

首里城公園へ
大火によって首里城が焼け落ちてしまったことには大きなショックを受けた・・・
再建が順調に進むことを祈るばかり

首里城 名所・史跡

守礼門

無料観覧エリアをぐるっと回って・・・

やって来たのは首里城南側の真珠道
首里城から国場川河口までをつなぐこの石畳の道は琉球王朝時の軍用路

首里の南側にある金城の住宅街から下る坂道
島添坂（シマシービラ）

ここの石畳は日本の道100選

木の根が張り出し擁壁が今にも崩れそうだ

そしてここからは真珠道の一部をなす金城町石畳通り

首里金城町石畳道 名所・史跡

この坂の途中には琉球王朝時代の学校跡地が
王朝に仕える士族の子弟が通ったエリート養成所

金城町一帯は首里城の城下町として栄え、幸いなことに第2次世界大戦の戦火を免れることもできたため、当時の街並み・面影が色濃く残されている

琉球石灰岩を平らに加工し作られた石畳の道

那覇市街が見渡せる

琉球石灰岩の石畳は自然の路か機能を持つため、この道の下は地域の生活用水として使われた

住宅街の中を石畳の道が続く

坂の途中にある古民家は無料休憩所

金城村屋 名所・史跡

ここで少々涼む

金城村屋 名所・史跡

かつての井戸跡

金城大樋川・・・金城村の共同井戸

金城大樋川 名所・史跡

隣にある当真家の石垣・・・史跡として残されている

金城町石畳の道

廻りは民家に接している
この景観を何年にもわたって守り続けている地元の方々に感謝

金城町石畳道はここまで

金城橋と識名平 名所・史跡

真珠道はここからまだ続く

蒸し暑い炎天下の中坂道を登る
振り帰ると首里の高台が

この周辺の石畳は500年前のオリジナルのものを採掘し歩道に敷き詰めた

ウフカー（大川）
かつての井泉

那覇の都市景観資源に指定されている

那覇市の市花はブーゲンビリア、市の蝶はオオゴマダラ

琉球八社の識名宮

識名宮 寺・神社・教会

お詣り

御朱印をいただこうと社務所に立ち寄ったが日中は無人のようだ・・・

識名宮からバスに乗って波上宮近くへ

天妃宮 (天尊廟地) 名所・史跡

中華のお宮
中には関帝廟など4神が祀られている

奥には祠

波上宮一之鳥居

本殿でお詣り

波上宮 寺・神社・教会

何となく中国風のデザイン・・・

御朱印をいただく…沖縄総鎮守

波上宮隣の公公園へ

旭ヶ丘公園 公園・植物園

ここは沖縄、気を付けねば・・・

そして波の上ビーチ

那覇市内の海水浴場
人出は少なし

波の上ビーチ ビーチ

学童疎開船『対馬丸』・・・大戦末期に九州に向け疎開する学童らを乗せた対馬丸は米軍の潜水艦に撃沈された・・・

対馬丸記念館 美術館・博物館

学童を含む約1,500名の方々が無くなられたこの悲劇
絶対に忘れてはならない・・・

那覇市と中国福建省福州市は姉妹都市
その友好都市10周年を記念して創建された中国庭園

福州園 名所・史跡

美しい福州式庭園

日本の鎌倉時代、福州と那覇市は貿易により結ばれていた

琉球王国が経済的に大きく反映したのも中国との貿易によるところが大きい

入園料200円、来る価値あり

展望台から眺め渡す庭園と那覇市内

この時点で午後の2時、一休みのため旭橋のホテルにタクシーで戻る

ホテルで一休み＆オリオン注入後、バスセンターから市バスで向かった先は・・・豊見城市にある海軍壕公園

もう40数年前、高校の修学旅行は沖縄
当時の担任がポツダム将校で多くの戦友を沖縄戦で失い、その弔いのため本土復帰間もない沖縄へ我々を連れてきた
そして一番に向かったのがここ

海軍壕公園 公園・植物園

当時の記憶では周辺はこのように公園として整備されていなかった様な・・・
壕の入口周辺からは那覇市内が見渡せる

参観料金は600円

旧海軍司令部壕ビジターセンター・資料館
沖縄戦では多くの一般市民が犠牲になった・・・
特に子供や女性が・・・

この写真は『白旗の少女』
大戦当時、米軍従軍カメラマンが撮影したもの
その後、少女当人の方が名乗り出られ、小説・TVドラマ化されたことでもご存知の方は多いと思われる

旧海軍司令部壕 名所・史跡

壕への入口

旧海軍司令部壕 名所・史跡

司令官室
ここを中心に約450メートルの壕が堀られ、約4,000人の兵が収容されていた

約300メートルが復元されている

沖縄は大戦の末期、唯一の本土戦の場となり容赦ない攻撃を受けた

圧倒的な米軍の兵力に、成す術もなく沖縄は陥落

信号室
司令官が自決の際、沖縄県民の献身性ををここから打電

暗号室

暗号室内部
剥き出しの岩盤

医療室

下士官室

ここで大勢が寝泊まりしていたのであろう

発電室

この壕はつるはしやくわなどで手掘りされた

当時の手掘りの跡・・・生々しい

司令官最後の電文
沖縄県民はこのように戦いました・・・　
結局、市民を守ることができなかった日本軍・・・

この階段を登ると壕の出口

今の平和理解するためにも、是非ここに来ることをお勧めします

タクシーで向かった先は・・・

やちむん通り
沖縄の陶芸のふるさと

壺屋やちむん通り 名所・史跡

ここの街並みもいい雰囲気

通りの東から西へ流す

途中、窯元や陶器屋を巡りながら

オシャレなお店も増えたような
一点物の陶器が揃えられた『Kamany』

焼き物としてのシーサーもここで展示販売されている

陶器の他にもグラス、紅型なども取り揃えた『まるかつ』

見るだけでも飽きない・・・

伝統的な窯元も

最後は陶芸センター

ここを抜けて国際通り方面へ

良い感じのアーケード街

新天地市場本通り 市場・商店街

新築建て替え中の仮店舗へ

第一牧志公設市場 市場・商店街

1階は生きのいい魚介類
2階は食堂は変わらず

暑いためか人出は少なめ

本日スタート地点の国際通りに戻る

沖縄県庁

沖縄県庁舎 名所・史跡

那覇市役所

那覇市役所 名所・史跡

真夏の那覇のバス旅はここまで

最近の沖縄のイメージは明るいリゾート地
しかし現在の日本の繁栄と平和を知るためにも、沖縄の戦争遺産を見ることも必要とあらためて痛感

今宵はしっぽりとホテルで部屋飲みとしますか・・・

この旅行記へのコメント （2）

• mom Kさん 2022/09/07 10:16:45

  ああ、見逃しています

  Brightonさん。豊見城の海軍壕公園。不覚。
  同じ日に、私は、米軍上陸地点を眺めていました。
  こちらの方、那覇のすぐそばなのに。
  
  いつも共感うれしく思います。

  Brightonさん からの返信 2022/09/08 22:07:20

  RE: ああ、見逃しています

  mom Kさま　こんにちは。
  
  リゾートの沖縄も好きですが、最近はダークサイドの沖縄気になってます。
  海軍壕公園、コザ十字路、波上宮界隈・・・そして読谷や北谷の米軍基地関係などなど。
  mom Kさまもこの夏訪問された与那国島、周辺海域が何やら騒がしくなり心配ですね。
  
  年末、奄美諸島から沖縄を船でホッピングの計画を立てています。
  mom Kさまの旅ブログも参考にさせていただきますので、宜しくお願いします！
  
  Brighton