2022/06/14 - 2022/06/17
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j-ryuさん
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☆新型コロナの第6波が落ち着いた6月14から4日間、
北海道の利尻島&礼文島をメインに初夏の花巡りの旅に出かけてきました。
特に礼文島のレブンアツモリソウは礼文島にしか自生していない固有種で
1年の内、見られるのはわずか10日前後。
そのレブンアツモリソウの見頃に旅行日程を合わせるのは至難の業。
かなりピンポイントで開花を予想しないと旅の目的が半減すると言う
半ば博打(バクチ)のような旅です(^-^;。
Part1では福島空港~礼文島のレブンアツモリソウ群生地まで、
Part2では同じ礼文島のスコトン岬~北のカナリアパークまで、
Part3では利尻島へ渡り、島内の仙法志御崎公園やオタトマリ沼、姫沼などを
ご覧いただき、
Part4が最終回で、利尻島ペシ岬登頂から、宗谷岬、エサヌカ線、層雲峡、
中富良野、新千歳空港~福島空港までの2日間を一気にご紹介します。
3日目&4日目は私からすればツアーのオマケのようなものでしたが
いずれも初訪問なのでそれなりに楽しめました。
両日の天気予報は曇り時々雨で、層雲峡や富良野周辺では
けっこうな降りっぷりでしたが、運良く下車観光の時だけは
雨があがり結局旅行中に持参した傘は使わずに済み
神頼み仏頼みのご利益があったのかも知れません。
国内旅行もたまには良いですが、さすがに3年近く大好きなリペ島に行けてないので
国内の処方箋だけでは発作は中々治まりそうにありません(^-^;。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 船 ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
☆北海道 北部Map (※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@45.2977455,141.8551607,78815m/data=!3m1!1e3?hl=ja -
☆利尻島北部Map (※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@45.2334506,141.2218651,16588m/data=!3m1!1e3?hl=ja -
☆利尻島 鴛泊&ペシ岬 Map (※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@45.2450083,141.2154669,1743m/data=!3m1!1e3?hl=ja -
☆2022/6/16 AM??4:50 利尻山View
宿泊した利尻島鴛泊の『ホテルあや瀬 』402号室から眺めた利尻富士(1721m)
この日の早朝はホテル主催の利尻山中腹にある『甘露泉水』まで
早朝ハイキングの予定でしたが、天気予報が雨/曇りだったので
前日に催行中止が決まりました。
しかし、ご覧の通り曇りどころか青空も見えています。
前夜の星空観察も中止だったし・・・・
中止になったのは仕方ないけれど
朝食の7:00までは2時間以上あるし、
雨も降りそうにないのでホテルの周辺を散策してみることにしました。 -
☆利尻島鴛泊~利尻富士View
この日の朝は『甘露泉水』までハイキングが予定されていたので
ホテル周辺の散策など全く下調べなどしていなかったので
地図もなく当てずっぽうで歩き出しました。
とりあえず人工物が利尻富士の構図に入らないような
場所まで歩いてみました。
利尻富士に近づけば人工物は無くなりますが
利尻富士の手前にあるポン山(440m)が邪魔になり
これ以上近づいても景色は悪くなるばかりです。
利尻富士はだんだん見えなくなってきますが
なにやら公園のような施設が見えてきました。 -
☆利尻島鴛泊~修景池
公園らしきエリアに来ると人工の池や水車小屋がありました。
この時はここが何なのか分かりませんでしたが
『修景池』と言う憩いの公園でした。 -
☆利尻島鴛泊~修景池
池の畔ではレンゲツツジが花盛りでした。
レンゲツツジ(蓮華躑躅/ツツジ科ツツジ属)は
北海道南部から九州まで日当たりのよい草原に多く自生する。。花は朱色で
花の色が黄色いキレンゲツツジもあります。
礼文利尻旅行中は全然見かけないはずで
分布地は北海道南部以南なので利尻礼文では野生種は自生していないので
当然です。 -
☆利尻島鴛泊~修景池
水車小屋もありました。
礼文利尻は漁業の島で寒冷地と言うこともあり
農業は発達しませんでした。
と言うことは農業用水路も無くおそらく水車もなかったのではないかと
想像します。
もしかしたら水車は憧れや郷愁の情景なのかも知れませんね。 -
☆利尻島鴛泊~修景池
水車小屋がある割には、あまり日本は感じられない庭園です。 -
☆利尻島鴛泊~修景池
太鼓橋をつないだ八つ橋が架けられています。
周辺地域には利尻富士町の温泉施設、温泉プール、キャンプ場、
高山植物園なども整備されています。 -
☆利尻島鴛泊~ルピナス
まだまだ時間があったので修景池から鴛泊港方面に向かいました。
民家の庭先は北海道らしい花々が咲き誇っていてキレイです。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台入口
海岸近くまで下りてきたら目に入ってきたのは小高い山のペシ岬。
標高は93mなので大したことありませんが
海抜0mからいきなり93mですから、かなりの急こう配です。
ただ今の時間AM5:20,
朝食までは約1時間40分あるから
1時間あればここから山頂まで往復はできるだろうと予想。
ちょっと不安はありましたが、時間を逆算しながら
行ける所まで登ってみることにしました。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~チシマフウロ(千島風露)
◎チシマフウロ(千島風露/フウロソウ科フウロソウ属)
北海道の海岸(道北・道東)や山地~高山帯の草地などに生え、
草丈は20~50cm。茎頂の集散状花序に、
花径2.5~3cmの藤色の花を多数つけます。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~シコタンハコベ(色丹繁縷)
◎シコタンハコベ(色丹繁縷/ハコベ科ハコベ属)
本州、中部地方以北から北海道、それに東北アジアやアラスカに分布しています。亜高山帯から高山帯の岩礫地に生え、草丈は10~20cm。
葉は卵形から卵状披針形で粉白色を帯び、互生します。
夏、茎の先に白い花を咲かせます。花は深く2裂し、10個のように見えます。名前は、発見地の色丹島に由来し別名根室繁縷とも呼ばれます。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~鴛泊港&利尻富士View
ペシ岬遊歩道の途中から眺めた鴛泊港と利尻富士。
左手山中に見える橋はおそらく湾内大橋だと思います。
ここからは見えていませんが、湾内大橋の左手には
富士見大橋があります。
どちらもサイクリング専用道の橋です。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~会津藩士の墓
ペシ岬山頂への急登が始まる手前の平地に
『会津藩士の墓』がありました。
私は福島県民なので江戸時代、蝦夷地の警備に会津藩士が
大勢派遣されたことは知っていましたが、
まさかペシ岬に墓があり、今でもきちんと整備管理されていて驚きました。
江戸時代:文化5年に鎖国状態だった江戸幕府はロシアの襲撃に備えるため
会津藩に北方防備を命じ、
会津藩氏1600名が松前、宗谷、利尻、樺太に出兵、
利尻島には梶原平馬以下252名が駐屯し防備に当たりました。
続く・・・・ -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台
・・・続き
会津藩が駐屯中にロシアとの交戦はありませんでしたが、
病気や海難事故で多くの藩士が亡くなりました。
文化7年に会津藩主:松平容衆の命により新潟で篆刻された墓碑が建立され、
利尻島には8墓が残り、大正時代にこのペシ岬に墓所が整備されたそうです。
会津藩士の墓は利尻島を始め宗谷や野付など各地に残されています。
会津藩は江戸幕府や朝廷に忠節を尽くし続けましたが
幕末には薩長の策略により逆賊の汚名をきされ戊辰戦争で
敗北してしまいました。
それでも北海道の人たちは会津藩士の実直な勤労に感謝し、
ずっと墓を守り続けてくれました。
福島県民として一連の歴史の無知を恥じ入るとともに
北海道道民の誠に御礼を申し上げたいと思います。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~夕日ヶ丘展望台View
向こうに見えている岬は夕日ヶ丘展望台 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~夕日ヶ丘展望台View
夕日ヶ丘展望台は標高56m。
手前の四角いビルはGoogle Mapにも地理院地図にも
建物の表示はありますが、何の施設かは表記されていません。
あれだけ大きな建物で表記が無いのは防衛施設関係か?
向こうの山並みは礼文島。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~利尻富士View
天気予報は雨/曇りなのに利尻富士はくっきり見えています。
左側の橋はサイクリングロードの湾内大橋だと思います。
サイクリング専用道でかくも立派な橋とは凄いです。
観光客誘致のために造られた自転車専用道路で専用区間(24.9㌔)
総工費70億円ですって!!
でもこのサイクリングロードは認知度も低く
利用者は少ないそうです(--〆)。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~鴛泊中心街・夕日ヶ丘展望台View
昨夕、夕焼けを鑑賞した『泉の袋潤』(いずみのふくろま)も
見えています。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~ヒロハクサフジ(広葉草藤)
◎ヒロハクサフジ(広葉草藤/マメ科ソラ豆属)
クサフジに似るが、別名ハマクサフジ(浜草藤)と呼ばれるように海岸に多い。
北海道~九州の山野の日当たりの良い草地や林縁などに自生。
小葉は5~8対と少なく(クサフジ9~12対)、
長だ円形で幅6~10mm(クサフジ2~7mm)
で広く、軟毛があり淡緑色、花は大きく約15mm(クサフジ約10mm)、
がく片は3角形などで明らかに区別できます。 -
☆ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属) (※2022/7/29 撮影)
当町にもヒロハクサフジに良く似たツルフジバカマが自生しています。
ツルフジバカマは北海道~九州や東アジアに広く分布し
花が藤に似て蔓状の茎に袴状の托葉があるのでツルフジバカマと呼ばれます。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~急登石段
ペシ岬山頂へは西側断崖沿いの石段の急登と
東側灯台方面の比較的緩やかなコースの2コースがあります。
こちらは西側石段の急登です。
写真で見た目以上の急登なので息も絶え絶えです(^-^;。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台急登石段
急斜面にエゾカンゾウが咲いています。
この写真でもお分かりのように、この石段の急登は45度くらいあると思います。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台急登石段~セグロカモメ
急登から崖下を見下ろしたらセグロカモメが休息していました。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台
-
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~鴛泊市街地View
ペシ岬山頂近くまで登ってくるとさらに展望が良くなり
鴛泊の市街地全体が見渡せます。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~鴛泊港View
右手が鴛泊市街地でペシ岬を挟んで左側が鴛泊港です。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台山頂
Am5:25にスタートしてAM5:40に標高92.7mの山頂に到着しました。
急登なので心臓はバクバクしましたが15分で登頂でき
想像していたより楽でした(^^ゞ。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台山頂~ペシ岬灯台View
山頂からは東岩壁にペシ岬灯台を見下ろせます。
ペシ岬灯台の正式名は『鴛泊灯台』
「灯台山」とも呼ばれる巨大な岩山「ペシ岬」に立ち
晴れた日に見渡せる日本海には、礼文島、遠くにはサハリン島の姿も望める。
そして、灯台から見える利尻山は「最果ての富士」と言われる
利尻島のシンボルです。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~ペシ岬灯台View
◎鴛泊灯台
灯台の高さ 9.4m
灯りの高さ※ 76m
初点灯 明治25年
山頂からは登ってきた急登石段を下るか、鴛泊灯台方面経由で下るか選べるので、
灯台方面経由の緩斜面を下って行くことにしました。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~アマニュウの群生
ペシ岬全体は草原のようになっていて高木は1本も生えていません。
この時期たくさん見られる花はアマニュウとエゾカンゾウの花です。
特に北東斜面にはたくさんのアマニュウが群生しています。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~山頂View
下りの途中、山頂方面を振り返った構図です。
私の他に淑女2人も登頂していました。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~利尻富士&アマニュウ
アマニュウ(甘にゅう/セリ科シシウド属)は日本固有種で
北海道、中部地方以北、伯耆大山、四国(石鎚山)に分布し
山地や草原に自生します。
本州では高原に多く、北海道では林縁や林道沿いで普通に見られます。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~利尻富士&エゾカンゾウ
◎エゾカンゾウ(蝦夷甘草/キスゲ亜科ワスレグサ属)
北海道ではエゾカンゾウと呼ばれていますが
本州に自生するニッコウキスゲ(日光黄菅/キスゲ亜科ワスレグサ属)と
同種です。
正式名はゼンテイカ(禅庭花)ですがニッコウキスゲと呼ばれるのが
一般的になり正式名は風前の灯火です。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~エゾカンゾウ
ペシ岬の鴛泊港側の斜面一面にエゾカンゾウが群生していました。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~エゾカンゾウ
一般的にはニッコウキスゲの方が通りがいいと思いますが、
日光特産と言うわけではなく、日光周辺で多く見られたので
ニッコウキスゲが一般的になったようです。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~エゾカンゾウ
ペシ岬のエゾカンゾウ群生も見事ですが
ニッコウキスゲの日本一の群落は我が福島県の雄国沼湿原と言われています。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~アマニュウ&エゾカンゾウ
アマニュウは茎に甘味があることから甘ニュウですが
ニュウはアイヌ語ではないかと言われていますが
詳細は不明なようです。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台~カラフトホソバハコベ
草むらにひっそりカラフトホソバハコベ(樺太細繁縷/ナデシコ科ハコベ属)が
咲いていました。
名前からすると樺太や北海道原産ぽいですがヨーロッパ原産の帰化植物です。
道端や河川、 草地などにやや稀に自生する草丈20~50cmの多年草。
茎は斜上、4稜があり、よく分枝する。
葉は披針形~広線形で対生する。
7~8月、茎頂に疎らな花序を出し、白色の小さな花を疎らにつける。
萼片に明らかな3脈があり、花弁と同長。
花弁(5弁花)は基部近くまで2裂しています。
よく似ているナガバツメクサの萼片は尖らないので区別できます。
イトハコベにも似ていますが
ナガバノツメクサもイトハコベも湿地や湿った場所に自生するので
これはカラフトホソバハコベだと思います。 -
☆利尻島鴛泊~ペシ岬展望台下~ピンクのヒレハリソウ
ペシ岬近くの草むらでピンクのヒレハリソウが咲いていました。
ヒレハリソウは福島県でも普通に見られる帰化植物ですが
花色は紫色ばかりです。
●正式な和名はヒレハリソウ(鰭玻璃草/ムラサキ科ヒレハリソウ属)ですが、
英名のコンフリー の方がよく知られてるかも。
ヨーロッパが原産で、青い花が美しい「ボリジ」の近縁種です。
草丈は1mくらいになり、細長い楕円形の葉をつけます
夏から秋にかけて紫色のかわいい花を咲かせます。 -
☆2022/6/16 AM7:05 利尻島ホテルあや瀬の朝食
ホテル主催の甘露水ハイキングが雨の予報で中止になりがっかりしましたが、
世の中悪いことばかりではなく、中止のお陰で早朝散歩ができ
修景池やペシ岬山頂など予定外の観光ができたわけだから、
早起きはしてみるもんです。
軽く汗をかけば朝食だって美味しくないはずがありません。
特段、利尻島らしい直食ではありませんが、
日頃は貧素な朝食なのでこれでも十分ご馳走です。 -
☆2022/6/16 AM 8:25 利尻島鴛泊港出港
利尻島鴛泊港発の稚内港行きハートランドフェリー<サイプリア>は予
定時間通り鴛泊港を出港しました。
写真はシペ岬山頂に登った際に鴛泊港を撮影したものです。
既に稚内港行きのサイプリア号が停泊していました。 -
☆北海道 北部Map (※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@45.2977455,141.8551607,78815m/data=!3m1!1e3?hl=ja -
☆稚内港行きのサイプリア号から望んだシペ岬
鴛泊港からは先ほど登頂したシペ岬や鴛泊灯台が良く見えました。
天気予報の雨はどかに行ってしまったようで青空が広がってきました。 -
☆稚内港行きのサイプリア号から望んだ利尻富士
稚内と利尻島の間の海域は利尻水道と呼ばれます。
波が荒い海のようですがこの日も運良くベタ凪で
船はまったく揺れず拍子抜けしてしまいました。
稚内が近づき利尻富士の姿も見納めです。 -
☆稚内港行きのサイプリア号から望んだノシャップ岬
AM 9:40
鴛泊港から稚内港まで1時間40分。
ノシャップ岬が近づいてきました。
間もなく稚内港到着です。 -
☆稚内 稚内丸善マリンギフト店 AM10:21
格安ツアーだとよく連携するお土産店など数軒に連行されるものですが、
今回のツアーは道の駅など以外では唯一稚内丸善マリンギフト店で
30分の買い物タイムがありました。
稚内ではけっこう人気の海産物店のようです。
人気の毛ガニは大1匹(\4000)~小1匹(\1500)と
いくら本場でかなり良いお値段です。 -
☆稚内 稚内丸善マリンギフト店
やはり人気のウニは1箱(\2500)
礼文島で食べたウニ丼は\3560だから
店側が約¥1000儲けているってことか・・・ -
☆宗谷岬Map (※Google Mapより)
https://www.google.co.jp/maps/@45.5180781,141.93019,4126m/data=!3m1!1e3?hl=ja -
☆稚内 宗谷丘陵~丸山
稚内丸善マリンギフト店 で買い物をした後は
宗谷丘陵を通り宗谷岬に向かいます。
なだらかな丘陵地帯が一面に広がる「宗谷丘陵」は
氷河期の地盤の凍結と融解の繰り返しによって土がゆっくりと
動くことでつくられた「周氷河地形」と呼ばれる地形で、
稜線が丸みを帯びたその美しい景観は北海道遺産にも指定されています。
丘陵で一番に目立つのは、「丸山」といわれる山で
山頂にあるのは自衛隊のレーダー基地で、一般人は立ち入り禁止です。 -
☆稚内 宗谷丘陵~大韓航空機撃墜事件の慰霊塔「祈りの塔」
おきました。
昭和58年、眼前のサハリン西海域で”大韓航空機撃墜事件”が
昭和58年9月1日ニューヨークのJFK国際空港を出発
アンカレッジを経由しソウルへ向かっていた大韓航空のボーイング747が
予定飛行コースを大幅に外れソビエト連邦の領空を侵犯してしまい
ソ連防空軍の戦闘機によって撃墜されるという衝撃的な事件です
この飛行機の乗客240名、乗務員29名の計269名全員が死亡し、
2周忌にあたる昭和60年9月1日に遭難者の慰霊と世界の恒久平和を願い
『祈りの塔』が建立されました。
中央の塔は鶴が大きく羽を広げ天空に首を持ち上げる姿を表現しています。 -
☆2022/6/16 ?? AM11:34
稚内 日本最北端:宗谷岬~間宮林蔵の銅像
宗谷丘陵を下り、日本の最北端である宗谷岬にやってきました。
この場所は宗谷岬と言われていますが、
一般的な岬のイメージである半島の先端ではないので
あまり岬って感じはしません。
岬には最北の碑と間宮林蔵像が目立っています。
世界地図にただ一人日本人の名を残した探検家・間宮林蔵は、安永9年、現在の茨城県つくばみらい市(旧 伊奈町)に産声をあげました。
像は、林蔵の生誕200年にあたる昭和55年(1980)7月に、彼の偉業を顕彰し、時代を担う青少年に、世界へ羽ばたく夢と勇気を培ってもらおうとの願いから建立されたものです。
林蔵が樺太(現・サハリン)へ渡る決意を秘め、はるか樺太を望見している立像で、栽付袴に羽織、足袋、二本差しと、肩には測量用の“縄索(じょうさく)”をかけています。像は、実物より2割ほど大きい、高さ2メートルのブロンズ像です。 -
☆宗谷岬~日本最北端の地碑
「日本最北端の地の碑」は通常の交通手段で到達できる
我が国最北端の地に建てられています。
昭和36年に地元郷土史愛好家が建てたことが始まりであり、
その後、現在のようなスタイルに建て替えられました。 -
☆宗谷岬~日本最北端の地碑
「日本最北端の地の碑」は、北緯45度31分22秒、
宗谷岬の突端に位置します。
碑は、北国のシンボル北極星の一稜をかたどった三角錐をデザインしたもので、
塔の中央にあるNの文字は「北」を、
そして台座にの円形は「平和と協調」を表しています。
国道238号の拡幅等により車窓から碑が見えにくくなったことや
駐車スペースを広げるために、昭和63年(1988)に
20m程沖合に移設する工事が行われ、
「日本最北端の地の碑」もそれまでは、緯度にちなんで4.53mでしたが、
現在のように一回り大きく建て替えられました。
この日本の北端の地を目指し、全国から多くの観光客が訪れます。
また、「日本最北端の地の碑」周辺には、お土産店、宿泊・飲食店が立ち並び、
観光シーズンには賑わいを見せます。 -
☆宗谷岬~宗谷岬灯台
宗谷岬の突端から南(丘陵側)へ120mの高台に、
紅白のツートンカラーが鮮やかな「宗谷岬灯台」があります。
灯台の歴史は古く、道内では納沙布岬(根室)、
日和山(小樽)に次いで、3番目に建てられ、
明治18年(1885)9月25日に初めて点灯されました。
当時は石油を光源に使っていたそうです。
灯台の高さは17メートル、海抜約40メートルの位置にあり、
白い光は17.5海里(約32㎞)まで達し、
宗谷海峡を航行する船舶の重要な目標物となっています。
対岸のサハリンのクリリオン岬までは43kmですから、
宗谷海峡の中間ラインよりずっと先まで白い光が届いている計算になります。 -
☆宗谷岬~♪宗谷海峡♪の歌碑
ダ・カーポ、ボニージャックス、千葉紘子、芹 洋子さんなどの
歌手によりレコード化され、また、NHK の「みんなの歌」でも
全国に紹介された郷土の歌“宗谷岬”の音楽碑
が「日本最北端の地の碑」に程近い場所に建てられています。
この音楽碑は、黒御影石に“宗谷岬”の歌詞と楽譜を刻んだもので
昭和55年(1980)11月に建立されました。
また、平成14年(2002)には「宗谷岬」誕生30周年を記念して
「30周年記念音楽碑」が建てられました。
この碑は、スイッチを押すメロディーが流れるようになっています。 -
☆宗谷岬~ハマツメクサ(浜爪草)
◎ハマツメクサ(浜爪草/ナデシコ科ツメクサ属)が咲いていました。
北海道~琉球の海岸の岩礫地や海岸から少し内陸の
日当たりのよい平地に生え、高さ5~25cm。
ツメクサより葉が肉厚です。 -
☆宗谷岬~ハマエンドウ(浜豌豆)
◎ハマエンドウ(浜豌豆/マメ科レンリソウ属)
ハマエンドウ(浜豌豆/マメ科レンリソウ属)は北海道から
九州の海岸に分布する海浜性多年草。
日当たりの良い砂地や岩場など自生し。
まれに内陸部の湖岸でも見られるます。
もちろん福島県でも浜通りで広く見られますが
私の住む中通りには自生していません。
地表面に沿って茎を伸ばし這い広がり、葉は偶数羽状複葉。
葉の先端には巻きひげがあり、樹木や柵などがあれば、
巻きひげで絡み付いて立ち上がります。
実はまさにエンドウ豆によく似ています。 -
☆宗谷岬~ミヤマオダマキ(深山苧環)
◎ミヤマオダマキ(深山苧環/キンポウゲ科オダマキ属)
野生種のミヤマオダマキは北海道~中部地方以北、
南千島から朝鮮北部、樺太に分布する高山植物である。
園芸品種として改良されたものが山野草として栽培されるが、
高山性のものとしては栽培しやすい方である。
この宗谷岬の浜辺に自生していたミヤマオダマキは野生種なのか
園芸種が移出したのかは分かりません。
園芸種だとしても我が家のミヤマオダマキより草丈が低く
ずんぐりしています。 -
☆宗谷岬~ハマハコベ(浜繁縷)
利尻島にも自生していたハマハコベ(浜繁縷/ナデシコ科ハマハコベ属)は
海岸の砂地に生え、茎の長さは10~20センチで、
分枝して砂地をはうように広がります。
両性花の株と単性花の株があります。
花は直径1センチほどで白色の花を咲かせます。
葉は卵形~長楕円形で、十字で重なるように対生して
基部どうしが合着し多肉質で光沢があり先がとがる。
花期:6~8月 分布:北海道、本州(中部地方以北) -
☆宗谷岬~ハマベンケイソウ(浜弁慶草)
こちらも利尻島や礼文島でも見かけた
ハマベンケイソウ(浜弁慶草/ムラサキ科ハマベンイソウ属)。
北海道、本州の太平洋側では東北地方以北、日本海側では隠岐の島以東に分布し、海外では朝鮮半島、サハリン、千島列島、アリューシャン列島、
オホーツク海沿岸まで幅広く分布します。
主に海岸の砂地や礫地に自生する多年草です。 -
☆宗谷岬~ハマベンケイソウ(浜弁慶草)
「ハマベンケイソウ(浜弁慶草)」の名の由来は、
海岸に自生し、多肉質で葉の形や色がベンケイソウ科の植物に
似ていることが由来です。
でも花は全然似ていません(^-^;。
それじゃ、その弁慶草の名前の由来は?
ベンケイソウのが植物としての強靭さを
武蔵坊弁慶に例えたことから由来します。
武蔵坊弁慶は平安時代の僧兵。武蔵坊弁慶は源義経を守るために、
敵の前に立ちはだかりました。その際、雨のような敵の矢をたくさんに浴びて、
立ったまま絶命したとされています。
この様子は「弁慶の立ち往生」として知られています。
ベンケイソウは炎天下のなか放置していても育ち、
耐暑性はもちろんのこと、耐寒性にも優れています。
さらに多肉質であるため、葉に水分が豊富。
渇水にも強く、この生命力の強さを弁慶にたとえて、
弁慶草と呼ばれるようになったそうです。 -
☆宗谷岬~流氷間
宗谷岬に青い建物が印象的な日本最北端のお土産屋『柏屋』があり、
店内に入るとお土産コーナーの裏手に『流氷館』と言う
流氷の体感施設があり、お土産を買わなくても無料で見学できます。 -
☆宗谷岬~流氷間
館内は氷点下10℃ほどに設定されていて、流氷とアザラシなど
シュールな動物のはく製が展示されています。 -
☆2022/6/16 PM??12:30 猿払村~道の駅 さるふつ公園
宗谷岬を後にしオホーツク沿岸を南下し猿払村にある
『道の駅 さるふつ公園』で昼食です。
オホーツ海を目の前にした広大な敷地には道の駅や宿泊施設、公衆浴場、
キャンプ場、パークゴルフ場、飲食店、土産店など多数の施設があり、
宿泊施設内には、村で採れた牛乳や天然ホタテ製品の販売、
レストランではホタテや魚介類を使ったメニューを提供しています。
村のシンボル「風雪の塔」や「インディギルカ慰霊碑」、「さるふつ村地下歩道」など観光スポットもあり、日帰りでも宿泊でも楽しめます。 -
☆猿払村~道の駅 さるふつ公園~天然帆立ずくし定食
昼食は猿払産の天然帆立ずくしの定食です。
刺身、フライ、鍋、小鉢、突き出しなど
タクアンとお味噌汁以外は全て帆立料理です。
とても美味しく頂きました。
日常ではほとんど飲みませんが旅行のときは
晩酌や昼ビールで休暇感を味わいます。
でも今回の同乗客は皆さん真面目で昼食どきにビールを飲んでいたのは
私だけでした。
ご年配の方が多いので昼ビールはトイレが心配なのかな??
私もこのツアー前はその心配が少しありましたが
1時間半~2時間に1回はトイレ休憩があるので
ビールを飲んでも全く問題ありませんでした。 -
☆猿払村~「インディギルカ慰霊碑」前の宗谷地方観光絵地図
インディギルカ慰霊碑は、昭和14年12月、浜鬼志別沖の荒れ狂う吹雪の中で、
旧ソ連の貨客船「インディギルカ号」が座礁転覆した際に失われた
700名以上の貴い命を悼み、昭和46年に建立されました。
世界の海難史上に残る大惨事の発生を知り、
村民総出で約400人を救出した行為と犠牲になった人々の魂よ安かれと
祈る心を顕した慰霊碑は、国境を越えた人間愛の証として、
訪れる人々の心に今日も大切なものは何かを語りかけています。 -
☆猿払村~「インディギルカ慰霊碑」のアルメリア花壇
アルメリア(Armeria maritima)は、イソマツ科の多年草。
和名はハマカンザシ(浜簪)。
欧州原産で特に英国で多く見られます。
寒さや乾燥や塩分に強い植物なので
北海道沿岸でも多く植栽されています。 -
☆猿払村~オホーツク海
道の駅 さるふつ公園から国道238号、「インディギルカ慰霊碑」を挟んだ
東側断崖下には海霧に覆われたオホーツ海が広がっていました。 -
☆猿払村~猿払村道エサヌカ線
阪急交通の利尻・礼文・宗谷観光ツアーで初めて
コース設定になったという猿払村の猿払村道エサヌカ線。
写真撮影くらいは下車できるのかと思ったら
ひたすら車窓からの見学でした。
私はこの日の席は前から2列目だったので
なんとか前方に見える直線道路を撮影できましたが
席が後方の人はひたすら真横の牧草地を見ることになります(--〆)。 -
☆猿払村~猿払村道エサヌカ線
たしかに、いくら車が少なくても大型観光バスを
路駐させるわけにもいかないので、下車観光は厳しいのかも。
今後、猿払村が直線の入口に駐車場を設けて欲しいと思います。
直線道路の両側はひたすら牧草地や放牧地だけが続いています。 -
☆猿払村~猿払村道エサヌカ線
下車撮影できなかったのでさるふつ村観光協会の写真をお借りしました。
かなり高い場所から撮影した写真なのでドローン撮影かも。
この写真はさるふつ村観光協会より
https://sarufutsu.jp/sightseeing/%E3%82%A8%E3%82%B5%E3%83%8C%E3%82%AB%E7%B7%9A/
全長約16㎞あり、途中2つのクランクがあるが、これを除けばひたすら一直線に牧草の中を突き抜ける道路。道路沿いには電柱や看板もなく視界を遮るものがないため、地平線を最大限に楽しむことができ、壮大な景色がライダーや観光客に人気です。前を向けばまっすぐな道が空に溶けていくような感覚になる絶景スポット! -
☆2022/6/16 PM17:40~上川町~層雲峡
猿払村道エサヌカ線を後にし浜頓別~音威子府~名寄~士別~比布を経て
川上町の層雲峡にやって来ました。
名寄辺りから強い雨になり層雲峡も傘を差しての見学かと心配しましたが
層雲峡に入ってから嘘のように雨が上がってきました。 -
☆上川町~層雲峡
層雲峡(そううんきょう)は、北海道上川町にある峡谷。
大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟み約24 kmの断崖絶壁が続く。
大雪山黒岳山麓にある層雲峡温泉は大型ホテルなどが立ち並ぶ北海道有数の規模を誇る温泉街で、層雲峡および大雪山観光の中心地となっています。
層雲峡は約3万年前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩が
石狩川によって浸食されたことにより形成された、
高さ200 m前後の柱状節理の断崖を間近に見ることができる。 -
☆上川町~層雲峡~双瀑台から望んだ銀河流星の滝
※写真は層雲峡観光協会より
https://sounkyo.net/view/detail.html?content=7
層雲峡で一番の見どころは峡谷の断崖を流れ落ちる
優美な二筋の銀河流星の滝です。
滝を背に20分ほど斜面を登ると、「双瀑台」の展望台があり
別名女滝・男滝とも呼ばれる、2本の滝が絶壁・不動岩の左右を流れ落ちる姿を同時に見ることができますが、我々ツアーは双瀑台まで行かなかったので
層雲峡観光協会の写真をお借りしました。
細く繊細な白糸のように優美な姿で流れ落ちる「銀河の滝」
、太い1本の滝となって力強く流れ落ちる「流星の滝」。
日本の滝百選にも入っている名瀑を、
駐車場から間近に見る迫力ある姿は圧巻です。 -
☆上川町~層雲峡~流星の滝
銀河の滝~流星の滝間には遊歩道があり両滝を行き来できます。
ただ遊歩道から見る銀河流星の滝は石狩川に合流する間に
鬱蒼とした森がありそれぞれの滝の全貌が見えないのが残念です。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝
銀河の滝は落差120m,途中で分岐し再び一筋になる優美な滝ですが
やはり手前の森が邪魔で全貌は見えていません。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝
「銀河の滝」は水が白糸のように優美に流れちる様子から
女滝とも呼ばれます。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝
-
☆上川町~層雲峡~流星の滝
流星の滝は落差90mの直瀑で一筋の豪快な流れから
男滝とも呼ばれています。 -
☆上川町~層雲峡~流星の滝
流星の滝は落差90mの直瀑ですが、最初の落下地点から
石狩川に合流するまでは渓流瀑なので複合滝とも言えます。 -
☆上川町~層雲峡~流星の滝
手前の川が石狩川 -
☆上川町~層雲峡~流星の滝
我々が到着する寸前まで雨が降っていせいか
水嵩も多くズームUPしてみるとかなり豪快な流れです。 -
☆上川町~層雲峡~遊歩道
銀河の滝と流星の滝を行き来できる遊歩道。
柵の右側は石狩川。 -
☆上川町~層雲峡~カノコソウ(鹿子草)
遊歩道沿いにカノコソウ(鹿子草/オミナエシ科カノコソウ属)は
北海道~九州に分布し、低山~亜高山のやや湿り気のある草地に
自生する多年草。 -
☆上川町~層雲峡~カノコソウ(鹿子草)
名前の由来は白と淡桃色混じりの粒粒の花を「鹿の子絞り」に見立てたもの。
草丈は40~80cm,葉は対姓し羽状に全裂、粗い鋸歯があり、先は尖ります。
花期は6月~7月。 -
☆上川町~層雲峡~カノコソウ(鹿子草)
-
☆ツルカノコソウ(蔓鹿子草/オミナエシ科ツルカノコソソウ属)2018/5/5 撮影
我が家の近隣で見られるのはカノコソウの仲間のツルカノコソウばかり。
ツルカノコソウの花期はカノコソウより早くて4~5月。
粒粒の花はカノコソウより小型で、花色はわずかに薄紅色を帯びます。
3本の雄しべはカノコソウほど花の外に飛び出さないのも見分けのポイントです。
またツルカノコソは花期の終盤にランナーを伸ばしクローンで子株を作ります。
※植物のランナーとは
匍匐茎(ほふくけい、ストロン/stolon)とか走出枝(ランナー/Runner)と呼ばれ
地上近くを這って伸びる茎のこと。
茎の先に子株を作り増殖します。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝が石狩川に合流する地点
石狩川は大雪山系石狩岳の西斜面に源を発し、上川盆地、石狩平野を経て石狩市で日本海の石狩湾へと注ぐ。
流域面積は 14,330km2 で利根川に次いで全国2位、
長さ268km は信濃川、利根川に次いで3位で、
日本三大河川のうちの1つに数えられています。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝
再び銀河の滝に戻ってきました。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝
銀河の滝は滝の左岸の秀麗な尖峰と繊細な分岐瀑の流れが
とてもフォトジェニックです。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝
滝はその形態や形状によって直瀑、段瀑、分岐瀑、渓流瀑、潜流瀑などに
分類されます。
おおまかですが那智の滝や華厳の滝は直瀑、袋田の滝は段瀑、銀河の滝は分岐瀑、竜頭の滝は渓流瀑、山形滑川温泉の滑滝などは滑滝、冨士白糸の滝は潜流瀑などに分類されます。 -
☆上川町~層雲峡~銀河の滝
銀河の滝の駐車場近くには売店『滝ミンタラ』やトイレがあります。 -
☆上川町~層雲峡~ハシブトガラス
駐車場に一羽のカラスがいました。
近づいても全く逃げようとしないので
怪我でもしているにかと思ったら、
観光客から餌をもらうのを待っているようです。
ハシブトガラスは、上側のクチバシが根元から真っ直ぐ前に伸び、 先端付近で急カーブを描いて下側に回り込んでいる。 これはペンチのように動物の肉を引きちぎるのに適しています。
ハシボソガラスは、 上側のクチバシは先端にかけて緩やかにカーブしています。
このクチバシの形状は、細かなところからエサをほじくり出すのに適しています。
一般的に都市ではハシブトカラスが多く、
田園地帯や野山にはハシボソカラスが多いとされますが
こやつは層雲峡温泉街を縄張りとしているのかも。 -
☆2022/6/16?? PM18:05 層雲峡温泉~層雲峡観光ホテル
この日の宿は層雲峡温泉にある層雲峡観光ホテルです。
客室数240、北海道最大級・敷地面積200坪の
峡谷大露天風呂「宇旅璃(うたり)」が自慢の大型温泉ホテルです。 -
☆層雲峡温泉~層雲峡観光ホテル 8階1818号室
部屋は層雲峡を見渡せる眺めの良い部屋でした。
コロナ渦以降からか和室にベットを置いた感じです。
布団を敷いてあるよりは使い勝手がいいと思います。
設備&備品にそつなく快適に泊まれました。 -
☆層雲峡温泉~層雲峡観光ホテル~峡谷大露天風呂「宇旅璃」
https://sounkyo-kankou.co.jp/onsen/
峡谷大露天風呂「宇旅璃(うたり)」は
湯あみを着用して入る男女混浴露天風呂です。
大きく立派な露天風呂ですが照明が暗く
段差で何度も躓きそうになりました(--〆)。 -
☆層雲峡温泉~層雲峡観光ホテル~夕食 (18:00~20:30)
夕食はバイキング料理でした。
品数が多いとついついあれもこれもと多く取り過ぎてしまいます(^-^;。
北海道なので新鮮な刺身を期待しましたが
層雲峡温泉は内陸だからか甘エビとカツオくらいとやや貧素かな。 -
☆2022/6/17 (木)
層雲峡温泉~層雲峡観光ホテル~朝食 (6:30~)
大型ホテルなので品数は豊富ですが普通の朝食バイキングです。
この日は旅行最終日で
新千歳空港までの道中に中富良野町のファーム富田に立ち寄ります。 -
☆美瑛町通過 AM9:10
層雲峡の層雲峡観光ホテルをAM7:25に出発し、旭川~美瑛~上富良野~
中富良野と進んできました。
道中は重い雲がどんより立ち込め、時折強い雨が打ち付けてきました。
このツアーでは中富良野のファーム富田に立ち寄りますが、
私的には人工的なファーム富田より美瑛の青い池やしらひげの滝の方が
良かったけれど時間的に設定が厳しかったのかな?? -
☆中富良野町~ファーム富田ルートMap
https://www.farm-tomita.co.jp/
美しいのは分かっていますが、
あまり食指の進まないファーム富田に50分ほど立ち寄りました。 -
☆中富良野町~ファーム富田
ファーム富田(ファームとみた)は、北海道空知郡中富良野町にある農園。
主にラベンダーを中心とした花を呼び物に、春から秋にかけて開園する。
園内にはドライフラワーを使用した土産屋や資料館も位置しており、
営業時間内は入園無料です。 -
☆ファーム富田 園内地図
https://www.farm-tomita.co.jp/ -
☆中富良野町~ファーム富田~倖せの畑(ラベンダー畑)
主力のラベンダーの見頃には早いようで
こちらは早咲きのラベンダーだそうで、
それでもまだ蕾です。 -
☆中富良野町~ファーム富田~倖せの畑(ラベンダー畑)
ラベンダーが目的なら6月下旬~7月上旬が良さそうです。 -
☆中富良野町~ファーム富田~ハマナス(浜茄子)
-
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(チャイブ)
鮮やかなネギ坊主のようなチャイブは花盛りでした。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(チャイブ)
チャイブ(ヒガンバナ科ネギ属)フランス名はシブレット
和名ではエゾネギ(蝦夷葱)別名セイヨウアサツキ(西洋浅葱)ともよばれる。
アサツキやネギのなかまですが花を観賞するネギ属です。
なお、アサツキ(A. schoenoprasum var. foliosum)はチャイブの変種である。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(チャイブ)
-
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(チャイブ)
原産地はユーラシアと言われます。
葉は細い円筒形で先がすぼまってラッキョウに似た地下茎を持ち、
鱗茎が分球して群生する。
形態的にはアサツキによく似ているが、チャイブには鱗茎がなく、
アサツキが夏になると休眠することに対して、
チャイブは冬に地上部は枯れるが休眠はしない。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(サルビアプラテンシス&チャイブ)
青い花が印象的なサルビアプラテンシス(シソ科サルビア属) -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(サルビアプラテンシス)
サルビアプラテンシスは別名「メドウ セージ」や「メドウ クラリー」とも呼ばれるヨーロッパ及び西アジア、北アフリカ原産の多年草です
サルビア(プラテンシス種)の最大の特徴(魅力)はオウムの嘴を連想させる様な
花の形と垂直に伸びる洗練された草姿あり、
茎は枝分かれがよく花穂を切り戻すと夏の終わり頃まで花を咲かせます。
また葉には深い皺があり下部の葉ほど大きく密に茂り、
三角形(卵形)の形をしています。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(サルビアプラテンシス)
サルビア(プラテンシス種)は夏の高温多湿をやや苦手にしているので
ラベンダーとともに北海道の気候に合った花です。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(マーガレット&ルピナス&サルビアプラテンシス)
マーガレットはフランスギクと似ますがマーガレットの葉は
春菊のような葉で、フランスギクは丸みのある葉です。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(マーガレット&ルピナス&サルビアプラテンシス)
-
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(マーガレット&ルピナス&サルビアプラテンシス)
ルピナスも寒さに強い植物で寒冷地で多年草ですが
暖地では夏場に枯れてしまう越年草扱いです。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(キャットミント&マーガレット)
キャットミント(シソ科イヌハッカ属、ネペタ属)
「キャットミント」は名前にミントとついていますが、ハーブとしてではなく、
花の観賞用に栽培されています。
青紫色の小花が穂になって咲き、ラベンダーのような雰囲気があります。
丈夫で栽培しやすく、こんもりと茂って開花期間も長いので、
花壇やコンテナなど広く利用できます。
花色は濃青紫からやや淡い青紫、ピンク、白のものがあります。
本来、「キャットミント」という英名の植物は、
ネコが好むハーブとして知られる「キャットニップ」を指すのですが、
現在のわが国では、「キャットミント」という名前はネペタ・ファーセニーとして広く普及しています。
また、本種以外のネペタ属の種類も「キャットミント」と呼ばれることがあります。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(オリエンタルポピー)
オリエンタルポピーの和名は鬼ケシ。
オニゲシ(鬼芥子/ケシ科ケシ属)の多年草。
「鬼」の字が悪いイメージを与えると言うことで、
園芸上は、英名のオリエンタル・ポピーが使われることが多い。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの畑(オリエンタルポピー)
西アジア原産の、秋から早春に生育して春から初夏に開花・結実し、
夏の間休眠する宿根草だが、高温多湿に弱いため、
日本の暖地では、夏に枯れてしまうことが多く、
秋まきの一年草として扱われている。 -
☆中富良野町~ファーム富田~彩りの庭
-
☆中富良野町~ファーム富田~トラデッショナルラベンダー畑
トラデッショナルラベンダーはようやく蕾ができたばかり。 -
☆中富良野町~ファーム富田~グリーンハウス
温室で開花させたラベンダーは見頃が過ぎていました。 -
☆中富良野町~ファーム富田~花人の畑
-
☆中富良野町~ファーム富田~花人の畑
キンギョソウ(金魚草/オオバコ科キンギョソウ属)
キンギョソウは鮮明な色彩で色幅のバラエティに富み、
春めいたにぎやかさを感じさせる花です。甘い香りを漂わせ、
金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。 -
☆中富良野町~ファーム富田~花人の畑
キンギョソウの英名では竜に見立ててスナップドラゴンと呼ばれます
。品種が多く、草丈1m以上の高性種、こんもり茂る小型種、そして中間のタイプがあり、切り花や花壇、鉢植えと幅広く利用されています。
一重咲き、八重咲きのほか、花が杯状に大きく開くペンステモン咲きの品種もあり、まったく違った印象を受けます。
学名のマユス(majus)は5月の意味で、本来は5月ごろが開花の盛期なのですが、さまざまな品種が育成され、短日でも咲くもの、
長日条件で咲くものなどがあり、ほぼ周年咲かせることが可能です。
また、多年草ですが、高温多湿の蒸れに弱いことから、一年
草扱いにすることがほとんどです。
一代雑種(F1品種)が多く育成されているため、成長、開花が早く、タネから容易に育てられます。 -
☆中富良野町~ファーム富田~花人の畑
-
☆中富良野町~ファーム富田~花人の畑
整然と植えられた花々は誰が見ても美しいと思いますが、
私的には自然により近いナチュラルガーデンや
イングリッシュガーデンの方が心癒され好きです。
何事も百聞は一見に如かずではありますが
1回見ればもう十分かな(^-^;。 -
☆中富良野町~ファーム富田~花人の畑
ツアーに組み込まれたので来ましたが
ここを目的に再び来ることは無いと思います(^-^;。 -
☆新千歳空港~3階スカイマーケット~夕張メロン
北海道の高級お土産はたくさんありますが
果物ではやはり夕張メロンでしょう。
空港では1玉、3400円~2400円。
もらったらやはり嬉しいけど、自分では買わないな(買えない??)(^-^;。
その替わりにブラックサンダー北海道メロン味(期間限定)を
お土産に大人買いしました。 -
☆新千歳空港 福島空港行きANA114便
機体はボンバルディアDHC8-Q400型プロペラ機
◎DHC8-Q400型プロペラ機の詳細
通称Q400はカナダのボンバルディア・エアロスペース社によって
製造された航空機です。
Q400は高性能ターボプロップエンジンにより、
短中距離のフライトではジェット機に匹敵するスピードで飛ぶことができます。
加えて翼が胴体上部に取り付けられているので、
視界が遮られることなく存分に空からの景色を楽しむことができます。
またQ400は従来のプロペラ機に比べ、使用燃料、排ガス量ともに
大幅に削減され環境にも優しい航空機です。
ちなみにQ400の「Q」は英語の「Quiet(静か)」で、
飛行機から音波を出して機内に入ってくるプロペラによる
騒音や振動を小さくしています。 -
☆新千歳空港上空
福島空港行きANA114便(ボンバルディア)は時間通り
PM16:35 新千歳空港を飛び立ちました。 -
☆青森県大間崎上空
福島空港行きANA114便は津軽海峡を渡り青森県大間崎上空に来ました。
大間崎と弁天島、その右手が大間港や津軽海峡フェリー 大間ターミナル。
本マグロの1本釣りで有名ですね。 -
☆宮城県松島湾上空
宮城県の松島湾上空に来ました。
写真上の島々は宮戸島や桂島のある奥松島、
下の島々が五大堂がある日本三景の松島。 -
☆宮城県塩釜市塩釜港上空
松島湾の南側は塩釜港。 -
☆宮城県七ヶ浜町と仙台港
写真下、雲のある眼下に見えてきたのが仙台港。
JR仙台駅からは14kmほど離れています。 -
☆宮城県山元町&福島県新地町県境上空
新地町釣り師浜の向こうに相馬港が見えています。
一番下は山元町の戸花川と坂元川の合流地点。 -
☆福島県相馬市相馬港&松川浦上空
中央左が相馬港、右手の長い砂嘴のある海が松川浦。
この辺は東日本大震災の津波被害が大きかった地域です。 -
☆福島県田村市船引市街地上空
田村市一番の名所は鍾乳洞の『あぶくま洞』 -
☆福島県浅川町市街地上空
浅川町は福島空港を通り越しずっと南にあるので
始めはどこの町か分かりませんでしたが、
市街地にある八絋園(公園)で分かりました。
この辺りで大きく旋回し福島空港に南から着陸するようです。 -
☆福島県浅川町里白石上空
車輪を出し着陸態勢に入りました。 -
☆福島県白河市東 矢武川上空
地元でも目印になるような建物などが無いと
どこの上空なのか中々わかりません。 -
☆福島県石川町沢井上空
石川町辺りでようやくどこの上空なのか分かってきました。
目印になったのは社川。
この近くに桃源郷の里「山森沢」があるので
今年の春も通った場所です。 -
☆福島県石川町野木沢 朝日機工上空
石川町野木沢に近い曲木(まがき)には小和清水(こわしみず)があります。
平安時代の代表的女流歌人「和泉式部」は石川町の曲木の里に生まれました。
幼少時代を玉世姫といい、小和清水は玉世姫が産湯を浴びた清水という
言い伝えがあります。
現在では子育て・子宝の霊水として人々に親しまれ
「福島の水30選」にも選ばれていています。
この清水を飲むと声がよくなり歌が上手になるという伝説も伝わっています。
学法石川高校を卒業した演歌歌手の門倉有希さんも、
この清水を飲んだのかな? -
☆2022/6/17 PM16:40 福島空港
新千歳空港発、福島空港行きANA114便は予定時間通り
PM16:35に無事福島空港に着陸しました。
福島空港は我が家から車で約12分。
近いってほんと便利でいいですね。
もっと就航地が多ければいいんだけど大阪伊丹と新千歳だけではね~・・・
次の搭乗はいつになるやら・・・・
これで◆初夏の北海道~利尻島・宗谷・層雲峡・富良野~可憐な野の花巡り Part4はお仕舞です。そしてようやく北海道シリーズも完結しました。
初めての旅先は一から調べて草稿しなくてはならないので
いつも以上に時間がかかってしまいました。
もう来月下旬には紅葉が始まろうとしているのに、
北海道旅行以降の写真が溜りぱ放しです(--〆)。
少し気合を入れてピッチを上げないと
あっと言うまに今年も終わってしまいそうです(^-^;。
ではまた。 j-ryu
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