2022/06/14 - 2022/06/17
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j-ryuさん
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◆初夏の北海道~利尻島&礼文島~可憐な野の花巡り Part3
☆新型コロナの第6波が落ち着いた6月14から4日間、
北海道の利尻島&礼文島をメインに初夏の花巡りの旅に出かけてきました。
特に礼文島のレブンアツモリソウは礼文島にしか自生していない固有種で
1年の内、見られるのはわずか10日前後。
そのレブンアツモリソウの見頃に旅行日程を合わせるのは至難の業。
かなりピンポイントで開花を予想しないと旅の目的が半減すると言う
半ば博打(バクチ)のような旅です(^-^;。
Part1では福島空港~礼文島のレブンアツモリソウ群生地まで、
Part2では同じ礼文島のスコトン岬~北のカナリアパークまでご覧いただきました。
Part3では利尻島へ渡り、島内の仙法志御崎公園やオタトマリ沼、姫沼など
人気の名所を巡ります。
個人旅行の場合は失敗のないよう細かな事前調査は欠かせませんが
添乗員付きツアーは自由度は無いけど気楽さが最大の魅力です。
移動は当然、時間も食事も何~んも考えずに
ぼ~っと景色だけを楽しめば済むので精神的に全然疲れません。
私も以前は個人旅行派で旅の疲れは旅の充実感が満たしてくれましたが
やはり歳は取りたくないもので、精神的も肉体的も疲れやすくなってきて、
特に海外旅行ならより顕著です。
個人旅行と言うと何となく旅馴れしてカッコ良く見えたものですが
もう見栄も外聞も気にしていられない歳周りになりました(^-^;。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 船 ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
☆北海道北端Map (※Google Mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@45.4375264,141.0417607,10412m/data=!3m1!1e3?hl=ja
◎日程表
6月14日(火)・・福島空港→千歳空港→(バス)→稚内 〇稚内泊
6月15日(水)・・稚内→(フェリー)→礼文島:香深港→
レブンアツモリソウ群生地→江戸屋山道→
スコトン岬→桃台猫台→北のカナリアパーク→
香深港→フェリー→利尻島沓形港→
仙法志御崎公園→オタトマリ沼→姫沼→鴛泊 〇鴛泊
6月16日(木)・・鴛泊港→稚内港→北の味覚バザール→宗谷岬→
猿払エサヌカ線→銀河流星の滝→ 〇層雲峡温泉泊
6月17日(金)・・層雲峡温泉→美瑛→中富良野(ファーム富田)→
千歳空港→福島空港 -
☆利尻島Map (※Google Mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@45.4375264,141.0417607,10412m/data=!3m1!1e3?hl=ja
礼文島は行政的には礼文町一つの町だけでしたが
利尻島は鴛泊港と利尻空港のある利尻富士町と沓形港のある利尻町の
2町で構成されています。
大雑把に西側が利尻町、東側が利尻富士町って感じ。 -
☆利尻島北部Map (※Google Mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@45.4375264,141.0417607,10412m/data=!3m1!1e3?hl=ja
稚内からの航路は利尻島鴛泊港へ往復3便、
稚内から礼文島香深港へは往復3便
礼文島からは香深港~利尻島沓形港が往復1便
香深港から鴛泊港へは往復2便が航行しています。 -
☆2022/6/15 (水) PM12:50 礼文島香深港→利尻島沓形港 ボレアース宗谷号
http://www.heartlandferry.jp/
ターミナルビルからはボレアース宗谷の全景が見えないので
ハートランドフェリーのHPの写真をご覧下さい。
全長95.7m 3578トン
19.7ノット (時速約37Km)
旅客定員550名
車輛 8トントラック(21台)乗用車(55台)
平成15/5 就航 -
☆礼文島香深港~利尻富士
12:50~ハートランドフェリーの香深港発利尻島沓形港行きの
ボレアース宗谷号は予定時間通り沓形港に向け出港しました。
香深港からも利尻富士が良く見渡せます。
利尻島の沓形港はこの写真の右端の方向にあり
鴛泊港は左端方向にあります。 -
☆6利尻島~6/15(水)PM13:50 利尻島沓掛港
礼文島香深港を発ったボレアース宗谷号は時間通り利尻島沓形港に
13:50に到着しました。
沓掛港から島内周回道路を南に進み利尻富士を望む景勝地の
仙法志御崎公園に向かいます。 -
☆利尻島~PM 14:00 仙法志御崎公園~利尻富士
灯台下暗しで利尻島にいると利尻富士は良く見えても
近すぎて広大な山裾まで見えないことがありますが
仙法志御崎公園は海を撮り込みながら利尻富士の全貌が望める
人気のビュースポットです。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマエンドウ(浜豌豆)
仙法志御崎公園は利尻富士から流れ出た溶岩が海まで到達した
溶岩台地の南端にあり一面溶岩だらけの痩せた土壌ですが
様々な山野草の花が見られました。
青紫の可愛い花は浜辺の砂地に自生するハマエンドウです。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマエンドウ(浜豌豆)
ハマエンドウ(浜豌豆/マメ科レンリソウ属)は北海道から
九州の海岸に分布する海浜性多年草。
日当たりの良い砂地や岩場など自生し。
まれに内陸部の湖岸でも見られるます。
もちろん福島県でも浜通りで広く見られますが
私の住む中通りには自生していません。
地表面に沿って茎を伸ばし這い広がり、葉は偶数羽状複葉。
葉の先端には巻きひげがあり、樹木や柵などがあれば、
巻きひげで絡み付いて立ち上がります。
実はまさにエンドウ豆によく似ています。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
午前中の礼文島に引き続き、午後の利尻島も素晴らしい青空です(^^♪。
ガイドさんは今年一番の素晴らしい青空です。
お客さんは運が良いですねと言っていました。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
ま、ガイドさんだから天気の良い日はリップサービスで
今年一番だと度々言うのだと思いますが
確かに、この日は雲一つないスカッ晴れなんだから
今年一番もあながち嘘では無いと思います。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:シロヨモギ(白蓬)
手前の白っぽい草の群生はシロヨモギ(白蓬/キク科/ヨモギ属)です。
シロヨモギは温帯から寒帯に分布し
北海道、本州の新潟県・茨城県以北に分布し、
日当たりのよい海岸の砂地に自生します。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:シロヨモギ(白蓬)
世界では、樺太、千島、朝鮮、カムチャツカ、オホーツク海沿岸に分布します。
海岸の砂地に生え、茎の高さは20~60cmで、全体が綿毛におおわれ、
霜が降ったのように白いのが特徴で、
地中海原産のシロタエギクの葉にも似ています。
茎の上部の円錐花序に、直径8~10mmの黄色の頭花を多数つける。
頭花はすべて筒状花で
舌状花はない。中心部に両性花が多数あり、そのまわりに雌花が並ぶ。
葉は羽状に中裂し、厚みがある。裂片は2~3対あり、先はとがらない。
地下茎を長くのばしてふえる。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~シロヨモギ&イワベンケイ
溶岩の岩場にもシロヨモギが生えていました。
撮影した時は気付かなかったのですが
イワベケイも生えています(白〇)
イワベンケイ(岩弁慶/ベンケイソウ科イワベンケイ属)は
北海道の海岸・中部地方以北の高山の岩石地に生育する雌雄異株の多年草。
丈は15-30cm。茎はかたまって叢生する。
茎と葉は白っぽくて厚く肉質で互生する。
葉身は長さ1-4cm、幅0.6-2cmの倒卵状長楕円形で、基部はやや茎を抱き低鋸歯がある。葉の形は変化が多い。
夏、茎の上部に淡黄色の花を密集して開く。
花弁は細く4-5個。雄花の雄蕊は8-10個。葯は橙紅色。
雌花には雌蕊が4-5個ある。
花期は6-8月。
果実は袋果で紅色になる。
名前の由来は、岩場などの乾燥した場所に自生するベンケイソウであることから。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
-
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
利尻富士の正式名は利尻山(りしりざん)
北海道の利尻島に位置する独立峰で標高1,721m。
利尻町、利尻富士町の2町にまたがる成層火山で、
利尻礼文サロベツ国立公園内の山域は特別区域に指定され、
日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山に選定されている。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
-
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:シロヨモギ(白蓬)
ほとんどのシロヨモギが蕾でしたが
何故かこの株だけが開花していました。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:シロヨモギ(白蓬)
ハナビラは目立ちませんが
園芸店で良く見かけるシロタエギクと良く似ています。 -
☆セネキオ・キネラリア(シロタエギク)
※北イタリア・チンクエッテレのマナローナにて
2019/6/20(木) 撮影
マナローナの断崖には野生のシロタエギク(白妙菊/キク科 /セネシオ属)が
咲いていました。
寒さに強いので日本でもよく見る園芸種シロタエギクの野生種です。
別名:ダスティーミラー、セネシオ・シネラリア(セネキオ・キネラリア)
さすが地中海沿岸が原産地なだけあって野生種はたくましく美しいですね。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:エゾカンゾウ(蝦夷甘草)
丘の斜面ではエゾカンゾウ(蝦夷甘草/キスゲ亜科ワスレグサ属)が花盛りです。
北海道ではエゾカンゾウと呼ばれていますが
本州に自生するニッコウキスゲと同種です。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:
溶岩の大岩の間から望んだ利尻富士。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:
-
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:カモメ親子
上記の大きな溶岩の左手の岩の上で
カモメ(セグロカモメ)のペアが子育てをしていました。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:カモメ親子
-
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻昆布
溶岩岩の周りの海中には利尻昆布が
海を埋め尽くすほど繁茂しています。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:カモメ親子
この溶岩の上は子育ての特等席?
この周辺のカモメの多くは近くの灌木の森で巣作りをしていますが
このカップルだけはなぜか溶岩の上。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:カモメ親子
餌場(海)も近いし見晴らしもいいので特等席に思えますが
見晴らしが良いってことは天敵からも見つかりやすいってことなので
必ずしも特等席とは言えないのかも? -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:カモメ親子
利尻島や礼文島にはゴマフアザラシ以外の大型動物は生息していませんが、
オオワシやオジロワシは生息しているので
やはり岩場の上とて安全とは言い難いようです。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:カモメ親子
利尻島や礼文島には北海道を象徴するヒグマは生息していません。
ところが7/26に、この仙法志御崎公園にほど近い鬼脇の海岸道路で
ヒグマらしきものが目撃され、南浜からは足跡も見つかりました。
2018年には利尻島のやはり鬼脇で106年ぶりにヒグマが上陸し
1か月間くらい島を歩き回り大騒動になったそうです。
その後は姿を消したので本島(北海道)に戻ったのでは無いかと
言われています。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
北海道と利尻島の最短距離は約20Kmだそうで
ヒグマはそんな長い距離を泳げるなんて凄いですね。
で、今回7/26に見つかった足跡は成獣にしては小さいそうで
専門家は子熊は20kmも泳げないだろうと言う意見だそうですが
子熊が20km泳げない根拠は何なんでしょう? -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
その後は熊の目撃例なく、またいつもの日常を取り戻したそうです。
このニュースが飛び込んできたのが
私の旅行の40日後でした。
利尻島や礼文島にはヒグマはいないとのことで
安心して早朝や夕方に散歩していただけに
世の中に絶対はないと改めて実感しました(^-^;。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
利尻島は海岸線が比較的単調な丸型ですが
仙法志御崎公園の辺りは溶岩が海に突き出しているので
海を撮り込んだ利尻富士が撮影できます。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
-
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:ゴマフアザラシ
仙法志御崎公園には自然の地形を生かした生簀のようなプールがあり、
毎年夏に稚内からゴマフアザラシを見世物として連れてくるそうす。
狭い生簀で観光客に見られ、
ストレスからなのか生簀内をグルグルと猛スピードで泳ぎまわり
中々上手く撮れません。
追記
この自然のプールのような生簀は『袋澗』(ふくろま)と言い
個人が造った『漁獲したニシンの一時貯蔵プール』及び『港』のことだうで、
仙法志御崎公園にも残っているとのことなので
その『袋澗』を再利用した生簀なのかも知れません。
なお、『袋澗』についての詳細は下の記事でご覧下さい。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:ゴマフアザラシ
泳ぎ疲れたのかコンブの隙間から頭だけを出した。
でもね、動物愛護のご時世だと言うのに、わざわざ見世物のために
稚内から1頭だけ連れてきて、狭い生簀で見世物にする必要があるのか
疑問が残ります。
今、動物園や水族館では絶滅の心配のある野生の動物は
ほとんど輸入できなくなり、一時は水族館の人気者だったラッコは
鴨川シーワールドに1頭、
鳥羽水族館に2頭、マリンワールド海の中道(福岡市)に1頭の
計4頭だけだそうっです。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~
仙法志御崎公園南側の日本海です。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマベンケイソウ&ハマエンドウ&ハマハコベ
北国の海岸でハマ〇〇の名が付く3種の海浜性植物の揃い踏みが見られました。
左手白っぽい葉がハマベンケイソウ
中央で青紫の花を咲かせているのがハマエンドウ
右側の黄緑色の細かい葉はハマハコベです。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマベンケイソウ&ハマエンドウ&ハマハコベ
3種が密生して生えているので、青紫の花が目立つハマエンドウに
目が行きやすいですが山野草に詳しい人なら3種が隣り合って
生えていることに気づくでしょう。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマベンケイソウ
ハマベンケイソウは葉っぱばかりが目立ち、花はまだ咲いていないと思ったのですが、PCに撮り込んで元サイズで確認したら写真下の方(白〇)に
わずかに花が咲いていました。
ハマベンケイソウ(浜弁慶草/ムラサキ科ハマベンイソウ属)は、
北海道、本州の太平洋側では東北地方以北、日本海側では隠岐の島以東に分布し、海外では朝鮮半島、サハリン、千島列島、アリューシャン列島、
オホーツク海沿岸まで幅広く分布します。
主に海岸の砂地や礫地に自生する多年草です。
「ハマベンケイソウ(浜弁慶草)」の名の由来は、
海岸に自生し、多肉質で葉の形や色がベンケイソウ科の植物に
似ていることが由来です。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマハコベ(浜繁縷)
ハマハコベ(浜繁縷/ナデシコ科ハマハコベ属)は
海岸の砂地に生え、茎の長さは10~20センチで、
分枝して砂地をはうように広がります。
両性花の株と単性花の株がある。
花は直径1センチほどで白色の花を咲かせます。
葉は卵形~長楕円形で、十字で重なるように対生して
基部どうしが合着し
多肉質で光沢があり先がとがる。
花期:6~8月 分布:北海道、本州(中部地方以北) -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマハコベ(浜繁縷)
ハマハコベはナデシコ科ですが葉が肉厚なので
ぱっと見は多肉植物の仲間のように見えます。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマナス(浜茄子)
ハマナス(浜茄子/バラ科ハマナス属)も咲き始めていました。
歌謡曲の知床旅情や宗谷岬の歌詞にも出てくる
北海道を代表する花の一つですが
本州の太平洋側の茨城県以北、日本海側の島根県以北にも
自生しています。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~ハマナス(浜茄子)
ハマナス(浜茄子/バラ科バラ属)は海岸の砂地に生える落葉低木で
群落を作ることもある。夏に赤い花(まれに白花)を咲かせる。
根は染料などに、花はお茶などに、果実はビタミンCが豊富で、
ローズヒップとして食用になる。
皇后雅子妃のお印にもなっています。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士:エゾカンゾウ(蝦夷甘草)
北海道ではエゾカンゾウと呼ばれていますが
本州に自生するニッコウキスゲ(日光黄菅/キスゲ亜科ワスレグサ属)と同種です。
正式名はゼンテイカ(禅庭花)ですがニッコウキスゲと呼ばれるのが
一般的になり正式名は風前の灯火です。 -
☆利尻島~仙法志御崎公園~利尻富士
-
☆利尻島~仙法志御崎公園前 トロロコンブ製造販売所
仙法志御崎公園前 トロロコンブ製造販売所がり
美味しく値段も割安だとガイドさんが紹介したので
立ち寄ってみました。
売店の横がトロロコンブ製造所でガラス越しに製造しているのが見えます。
さすがに昆布の本場だけあってトロロコンブは肌理やかで
フワフワ、味の違いはあまり分かりませんが口の中で溶けてしまう感じです。
ピリ辛味の昆布の佃煮もおいしゅうございました。 -
☆利尻島~鬼脇 南浜
仙法志御崎公園を後にしオタトマリ沼に向かっています。 -
☆オタトマリ沼拡大地図 ※Google mapに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@45.1196651,141.2853042,1039m/data=!3m1!1e3?hl=ja
黄色いラインは私が歩いたコース -
☆PM14:40 利尻島オ~タトマリ沼&利尻富士
仙法志御崎公園から10分ほどの乗車で利尻島随一の人気観光スポットの
オタトマリ沼にやってきました。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
利尻島の南部、沼浦にある利尻富士を望むオタトマリ沼は
爆裂火口の底が泥炭地となったもので、
沼の周囲は爆裂火口内に発達したという北海道では特異な湿原が広がっています。オタトマリとはアイヌ語のオタ・トマリ(ota-tomari=砂・泊まり地)に
由来するそうです。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
仙法志御崎公園までは雲一つないスカッ晴れでしたが
ほんの少し雲が出てきました。
それでも素晴らしい青空に変わりはありません。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
オタトマリ沼の西には小さな三日月沼もあり、
爆裂火口の東西の端に沼ができたそうで
4000年~4500年前に湿原になったと推測されています。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&カモメ
オタトマリ沼は海岸から400mほどしか離れていないので
たくさんのカモメ(セグロカモメ)が休息しています。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
この写真上の方にカモメが飛んでいます。
ゴミが写っているんじゃありませんよ(^-^;。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
オタトマリ沼から眺める利尻山は、
万年雪のあるヤムナイ沢を正面にするアルペン的山容が人気です。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
沼を周回する遊歩道も整備されていて1周約20分だそうです。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
オタトマリ沼の駐車場側には展望デッキがあり、
沼の縁まで行くことができます。
2016年 に前天皇、皇后両陛下が日帰りで北部の離島・利尻島を初めて訪問された際に、新しく造り直されたそうです。
平成23年にも隣の礼文(れぶん)島とともに訪問が検討されたが、東日本大震災で見送られたため、今回立ち寄ることを強く希望されていた。
天皇陛下は譲位の意向を示した28年8月のメッセージで、象徴天皇として
「島々への旅」を大切にしてきたとご言及。
昨年以降も鹿児島、沖縄両県の島に足を運び、離島に心を寄せる姿勢を貫かれてきた。陛下の離島ご訪問は55島目で来年4月末の譲位を控え、
最後となる可能性が高い。
この日は丘珠(おかだま)空港と利尻空港を特別機で往復。両陛下は往路の機内で窓から礼文島や利尻島を眺め、会話を弾まされた。島では視察を繰り返しながら、車で約60キロ走行し周遊された。 (産経新聞より) -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
オタトマリ沼から海岸方面には沼浦展望台があり
通称『白い恋人の丘』と呼ばれる人気スポットだそうです。
なんでも北海道銘菓『白い恋人』の箱に画かれている
山はその沼浦展望台から眺めた利尻富士だそうです。
40年以上も前に先代の社長が利尻を訪れた際に、
まるでスイスの山並みのようだと感激され、
その美しい山容をパッケージに描いたそうです -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
沼1周するには20分要するそうですが、
自由時間はあと15分。
1/4周くらいならなんとか往復できるかもと、
右回りで行ける所まで歩いてみることにしました。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
-
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
周回の散策路は人一人歩ける程度の細い散策路ですが
良く整備されているので快適に散策できます。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士&シャク(杓)
シャク(杓/セリ科シャク属)が咲いていました。
北海道~九州の山の谷間に生え、福島県でも良く見られる山野草です。
根は太く肥大する。茎は中空で高さ1m内外に達し上部は分枝する。
葉は2~3回羽状で軟かく、下面脈上に剛毛が散生する。花は白色で、花序の周辺部の花は外方の花弁が大きくなっています。
別名ヤマニンジンとも呼ばれ山菜としても食べることができます。
でもセリ科には毒をもつものも多く、特に芽出しの頃は見極めがむずかしく
素人は口にしないのが賢明かも。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
-
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
オタトマリ沼はほぼ丸い形なので眺めに大きな変化はありません。
ただ駐車場側の対岸近くまで行くと利尻富士は森に隠れて見えなくなります。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&カモメ
駐車場側の展望デッキからも見えていた
カモメの休息地までやってきました。
ほとんどのカモメは私の気配を感じ飛び立ってしまいましたが
中には図太い神経のカモメもいるようで
泰然自若としています。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&カモメ
カモメは内陸の湖沼にも飛来することが稀にありますが
福島県の内陸の湖沼では見たことがありません。
3年前イタリア内陸にあるマッジョーレ湖で数十羽見たことがあり、
海から250Kmも離れたこんな内陸にまでカモメが飛来するんだと
驚いたのを思い出しました。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&カモメ
-
☆利尻島~オタトマリ沼&カモメ
このセグロカモメは人慣れしていて私の存在など全く気にしていないようです。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
-
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
この辺りまではギリギリ利尻富士が見えていますが
これ以上進むと角度的に利尻富士はエゾマツの森に
隠れて見えなくなるし、集合時間も迫ってきたので
ここで引き返すことにします。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
オタトマリ沼は利尻富士が見えてこその絶景なので
利尻富士が見えないとその魅力は半減してしまいます。 -
☆利尻島~オタトマリ沼&利尻富士
オタトマリ沼のそばにある沼浦海岸は利尻島では珍しい砂浜の入江です。
アイヌ語のオタ・トマリ(ota-tomari=砂・泊まり地)なので
沼の名前もオタトマリになったそうです。 -
☆利尻島~石埼灯台
オタトマリ沼を後にし次は姫沼を目指します。
海岸の周回道路(道道108号)を走っていると右手に利尻島東端にある
石埼灯台が見えてきました。
塔 高 ?32メートル
灯 高 ?35メートル
初 点 灯 ?昭和18年10月3日 -
☆利尻島~姫沼Map ※Google mapより
https://www.google.co.jp/maps/@45.226787,141.2464014,518m/data=!3m1!1e3?hl=ja -
☆利尻島~姫沼~吊り橋 ?2022?年?6?月?15?日、??PM15:38
姫沼へは姫沼駐車場から小さな吊り橋(思い出橋)を渡って進みます。 -
☆利尻島~姫沼
駐車場から徒歩5,6分で姫沼が見えてきます。
標高130mに位置し、周囲約800m、深さ約2mの沼です。
淡水魚の漁業奨励のため、1917(大正6)年に堤防を建設し
利尻山の湧き水をせき止めたことで、当時3つあった小さな沼がひとつになり、
ヒメマスを放流したことから「姫沼」と名付けられたそうです。 -
☆利尻島~姫沼
-
☆利尻島~姫沼
姫沼の東岸(売店側)から姫沼越しの利尻富士を望むと
利尻富士山頂(1721m)の右手前に長官山(1218m)のピークが見えています。 -
☆利尻島~姫沼
利尻富士は遠くから見ると富士山型の美しい成層火山ですが
姫沼からは長官山(1218m)が手前にあるので
富士山のような美しい裾野が見えないのが残念です。 -
☆利尻島~姫沼
姫沼を一周する姫沼探勝路もあり1周歩いて30分ほど。
途中、原生林帯から湧く水が飲める水場もあります。
早速左回りで沼を周回してみます。 -
☆利尻島~姫沼
-
☆利尻島~姫沼
沼に迫り出した青モミジです。
紅葉時はさぞ美しく色づくんでしょうね。 -
☆利尻島~姫沼
-
☆利尻島~姫沼
自然豊かな姫沼ですが、元々はオタトマリ沼と同じ爆裂火口跡に
湧水がたまった小さな沼が3つあったそうですが
ヒメマスを放流養殖するために1917(大正6)年に堤防を建設し、
当時3つあった小さな沼が一つになったそうで、
自然湖でもあり人造湖でもあるわけです。 -
☆利尻島~姫沼
沼の周囲はエゾマツやトドマツなどの針葉樹に囲まれ
沼の際は落葉広葉樹が茂っています。 -
☆利尻島~姫沼
水際の葦や葦などの水生植物は今はまだ成長途中で眺めを妨げていませんが
真夏には2m近くに成長しせっかくの眺めを台無しにする恐れがあります。
それより何より葦や葦が繁茂すると沼の陸地化が始まるとも言われるので
注視する必要があります。 -
☆利尻島~姫沼
-
☆利尻島~姫沼
沼の中に半島のように成長し始めている葦の群生。
沼や湿原を陸地化するばかりでなく貴重な湿地植物なども
次第に埋もれ無くなってしまう恐れがあります。
ま、葦は日本の自生種なので自然の摂理と言えば摂理だから
仕方ないのかも。 -
☆利尻島~姫沼
-
☆利尻島~姫沼~ザゼンソウ(座禅草)
花が終わったザゼンソウ(座禅草/サトイモ科ザゼンソウ属)の葉っぱです。
花(苞)は水芭蕉のコゲ茶版といった風情ですが
葉はそれほど似ていないかも。 -
☆利尻島~姫沼~ツバメオモト(燕万年青)
こちらも花が終わったツバメオモト(燕万年青)の葉です。
ツバメオモト(燕万年青/ユリ科ツバメオモト属)は
東北アジアと北海道から奈良県以北の本州の山地帯上部から
亜高山帯の林内に分布する多年草で花は白い花です。 -
☆利尻島~姫沼~クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)
クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草/シュロソウ科ツクバネソウ属)
葉が4枚のツクナネソウと良く似てますが
クルマバツバネソウの葉は8枚ほど輪生しています。 -
☆利尻島~姫沼~エゾチドリ(蝦夷千鳥)
清楚で可憐なエゾチドリ(蝦夷千鳥/ラン科ツレサギソウ属)も咲いていました。
北海道、千島列島、サハリン、シベリアなどの亜寒帯の海岸近くの草地の
分布自生します。 -
☆利尻島~姫沼
ほぼ半周ほどしました。 -
☆利尻島~姫沼
-
☆利尻島~姫沼
3/4周ほどして再び利尻富士が見えてきました。 -
☆利尻島~姫沼~利尻富士
エゾマツの梢から利尻富士が望め、姫沼には逆さ利尻富士が映り込んでいます。 -
☆利尻島~姫沼~エゾマツの赤い球果
北海道を代表する針葉樹のエゾマツとトドマツは良くにているので
素人は遠目では中々見分けが付きませんが
どちらの赤い球果ができますが、エゾマツの赤い球果は下向きで
トドマツの赤い球果は上向きなので分かりやいです。
「エゾマツ」=トウヒ属 :樹皮=茶で鱗状・裂け、葉先=突 、球果=上
「トドマツ」=モミ属 :樹皮=平滑・ヤニ袋 、葉先=色々、球果=下垂 -
☆利尻島~姫沼~逆さ利尻富士
-
☆利尻島~姫沼~利尻富士
利尻富士&逆さ利尻富士 -
☆利尻島~姫沼~エゾサカネラン(蝦夷逆根蘭)
玄人好みの渋いエゾサカネラン(蝦夷逆根蘭/ラン科サカネラン属)が
咲いていました。
北海道~本州(中北部)に分布し、基本種のサカネランに似ますが
茎や花柄子房に毛が生えていないのが特徴です。 -
☆利尻島~姫沼~利尻富士
15:40にスタートし16:00に戻ってきました。 -
☆利尻島~姫沼~利尻富士
枯れ木も絶景の賑わい? -
☆利尻島~姫沼~利尻富士
朝と比べると少し雲は出てきましたが風も無く
利尻富士&逆さ利尻富士が見える最高のコンデションです。 -
☆利尻島~姫沼~利尻富士
葦だけが生えた小さな中島があります。
水深が浅いと少しずつ島が大きくなる可能性があります。 -
☆利尻島~姫沼~利尻富士
姫沼のそばには売店があり写真や絵葉書、
利尻山の湧き水を使ったコーヒーを販売していますが
姫沼湖畔にはトイレはありません。
駐車場にトイレがあります。
でも、売店の販売員はトイレどうしてる?? -
☆利尻島~姫沼~利尻富士
ただ今の時間は16:07。
この日はこの姫沼が最後の観光ポイントです。
夏の利尻礼文は日が長いのでまだまだ明るい時間帯なので
もう1か所くらい行けば行けなくもない時間です。 -
☆利尻島~姫沼展望台~ペシ岬
道道108号から姫沼への取り付け道路脇に姫沼展望台があります。
下車観光はしませんでしたが車窓からは鴛泊湾とペシ岬が望めました。 -
☆利尻島~ペシ岬
姫沼への取り付け道路から道道108号に合流すると右手に
鴛泊湾とペシ岬が近づいてきました。
ペシ岬の山頂まで遊歩道と言うべきか登山道と言うべきか
とにかく山頂まで行くことができます。
標高は93mとしれたものですが登山道はこの写真の左側の
急斜面にあります。
登っている人が小さく見えましたが、
あんな急斜面を登るのは私には無理と思っていたのですが
明朝まさかその急斜面を登ることになるとは
この時は思ってもいませんでした。 -
☆6/15 PM ??16:30 利尻島鴛泊~ホテルあや瀬
この日の観光は終わり鴛泊地区にあるホテルあや瀬にPM16:30にチェックイン。
部屋はツインルームのシングルユース。
洋室の造りですが畳の小上がりがありました。 -
☆利尻島鴛泊~ホテルあや瀬
4階の部屋からは電線が目障りなものの
利尻富士が間近に望めました。 -
☆利尻島鴛泊~ホテルあや瀬 402号室バスルーム
高級ホテルではありませんが部屋の設備は全て揃い
快適に過ごせました。
1階には温泉もありますが露天風呂は無いようなので
部屋の風呂を利用しました。 -
☆利尻島鴛泊~ホテルあや瀬 PM18:00 夕食
夕食は1階の夕食会場で個別食のお膳です。
海の幸中心のお料理でとても美味しくいただきました。
二日目の夕食と言うこともあり、ツアー仲間との会話も弾み
楽しいひと時があっと言う間に過ぎていきました。 -
☆利尻島鴛泊の夕焼け PM19:05
この夜はホテル主催の星空見学があったのですが
最新の天気予報では曇りのち雨だったので中止になってしまいました。
仕方ないので部屋でのんびりするつもりでしたが
部屋の窓から西空を見たら曇りどころか鮮やかな夕焼けになっていました。
事前の予定では夕日や夕焼けを見るような時間は無いので
事前に下調べしておかなったので、どこがサンセットのビューポイントなのか
全く分かりません。
とりあえずホテルを出て夕焼けの方向に歩いてみることにしました。
夕焼けの方向はずっと上り坂です。
あの坂の上に行けば海に沈む夕日が見られるかもと期待したのですが、
坂の上は単に坂の頂上であって残念ながら海は見えませんでした。 -
☆利尻島鴛泊&利尻富士の夕焼け
もうサンセットには間に合いません。
でも夕焼けならまだ期待できるかもと、
一番近い北西側の海岸に降りていくことにしました。
この時は知らなかったのですが
この小さな港のような海岸は
北海道遺産に認定されている『泉の袋澗』(いずみのふくろま)と言う
歴史遺産だったのです。
海岸とは反対側には少し夕日に染まった利尻富士が見えました。 -
☆ペシ岬から見下ろした鴛泊&泉の袋潤 (2022/6/16 撮影)
私の説明だけでは位置関係が分かり辛いと思うので
翌朝ペシ岬から見下ろした泉の袋潤方面をご覧ください。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
この時はここが『泉の袋澗』だとは知らず
海に突き出した堤防のようなものがあり
その上からの夕焼けの眺めがとても美しかったです。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
水平線の辺りに見える島影は礼文島です。
夕日はもっと左の丘の向こうに沈んでいくので
もう少し早く来たところでここからはサンセットは見られません。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
直接、海に沈むサンセットは見えませんが
夕焼けだけでも十分キレイです。
これもあとから分かったのですが
向こうの岬のような丘が『夕日ヶ丘展望台』と言って
サンセットのビューポイントだったのです。
どっちみちホテルあや瀬からは徒歩20分くらいはかかりそうなので
サンセットには間に合わなかったと思います。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
ところで、『泉の袋澗』(いずみのふくろま)って何??
利尻富士町観光協会のHPによると
※https://rishirifuji.jp/articles/1065/
利尻島の名前が日本史上に現れるのは、1644年の江戸時代、
松前藩が幕府へ提出した「蝦夷地図」に現れる。
明治に入り「蝦夷」が改名され、「北海道」となり、
当時は米作が不可能だった為に水産物が主な商場での主力品となっていたようだ。時代が流れるにしたがって、
船舶技術の向上や交易システムなども構築されていき、
利尻島で水揚げされたニシンが大量に北前船で交易されるようになると
「ヒトは北へ、モノは南へ」といった動きがみられ、
利尻島はいっきに興隆していくのである。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
別名「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれるニシン漁のため、
ヤン衆と呼ばれる当時の出稼ぎ労働者が島を訪れるようになる。
漁期は3月~4月で、その時期はまだ波が高く漁をするのがが困難であった。
その為に水揚げをしやすくし、鮮度を保つために、
ニシンを一時プールする役割を果たす為に袋澗が作られたのである。
また高波から船を安全に繋留できる事から、
留萌や積丹などにも見られたものだが、
現在ではこの利尻島にある袋澗の泉がもっとも原型を留めているから、
一見の価値はありそうだ。
利尻富士町観光協会のHPより
※https://rishirifuji.jp/articles/1065/ -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
つまり、『袋澗』(ふくろま)は個人が造った
『漁獲したニシンの一時貯蔵プール』及び『港の役目』の施設のことです。
北海道の日本海岸には、この袋澗が300か所も建築され、
現在もその遺構が各地に残されています。
その中でも、この袋澗は大正時代に建築され100年近く荒波にさらされてきたにも
かわらず保存状態が良く、大型で、しかも現在も現役の港として使われています。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺めるペシ岬の夕焼け
『泉の袋澗』の港からペシ岬方面を望んだ構図です。
サンセットは反対方向ですが照り返しの夕焼けでパープルに染まってキレイでした。
この写真の左端が当時から使われている袋澗を構成している
堤防のような石垣の一部です。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
自分が立っている石垣がまさか北海道遺産とは知らなかったので
堤防のような石垣を撮影しませんでした(^-^;。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
この日の夜はホテル主催の星空見学がありましたが
天気が下り坂なので中止になったからこそ
この美しい夕焼けが見られたんですから
『災い転じて福となす』とはこう言うことなのでしょう。
そもそも星空見学ってどこか街灯の少ないビューポイントに行くのかと
思いましたが、見学場所はホテルの屋上ですって!
わざわざ主催するほどの事でもなかったかも(--〆)。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
天気予報は下り坂でしたが
少し雲はあるものの、全然下り坂って感じじゃありません。
ま、いい方に外れたからいいんだけどね・・・・ -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
波が荒そうなイメージの最北端の海ですが
風も波もほとんど無いベタ凪状態です。
利尻や礼文でこれほどのベタ凪ってそうそう無いと思います。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
他のツアー客は夕食後の星空観察が中止になったので
ほとんどの人はホテルでのんびりしていたようです。
実際、この『泉の袋澗』で夕焼けを撮影していたのは
他の観光客も含め私一人だけでした。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
-
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
私自身、こんな美しい夕焼けの海岸が見られるとは思っていませんでしたが、
ツアー仲間にもぜひ見せてあげたかったです。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺める夕日ヶ丘の夕焼け
この撮影時間をカメラのプロパティから調べると19:24ですが
まだまだ明るい利尻島です。
ちなみに2022/6/15 札幌の日の出(3:55)日の入り(19:16)なので
夏の北海道は昼間がやたら長い印象です。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺めるペシ岬の夕焼け
-
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺めるペシ岬の夕焼け
間もなく夜の帳が降りようとしています。
暮れなずむ夕焼けを最後まで見届けたい気持ちもありましたが
明かりが無く足元の悪いので
まだ明るさが残っているうちにホテルに戻らなくてなりません。 -
☆利尻島鴛泊~『泉の袋澗』から眺めるペシ岬の夕焼け
この旅行で一番晴天を願っていた6/15が朝からずっと素晴らしい天気に恵まれ
この日だけで旅行代金の元は取れた感じです。
明日の天気は下り坂のようですが、もう雨でも雪でも構いません(笑)
これで◆初夏の北海道~利尻島&礼文島~可憐な野の花巡り Part3はお仕舞です。いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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この旅行記へのコメント (2)
-
- yamayuri2001さん 2022/08/15 09:43:03
- 利尻、礼文!
- j-ryuさん、こんにちは。
良いお天気に恵まれて、素敵なご旅行でしたね。
私も始め、利尻、礼文に行きたかったのです。
しかし、4月に調べ始めた段階で、結構ホテルは一杯で
ツアーの方が優先の様でした。
利尻、礼文はホテルの数も少ないので、
私も来年は、ツアーも含めて、検討しようと思いました。
ハマエンドウ、とても可憐ですが、色が綺麗ですね。
シロヨモギも力強さを感じますね。
ここだからこそ、これだけ大きくなるんでしょうね!
j-ryuさんのお写真は、本当に美しさを極限まで
引き出しています。
そして、青空が映えますね!
ヒグマは20キロも泳げる・・・
恐るべし!本当に身体能力に長けているんですね。
ヒグマも、観光旅行したかったのかしら((´∀`))ケラケラ
生簀のゴマフアザラシは、ちょっと可哀想な気がします。
でも、世界中の水族館は、可愛そうな生き物の集合体
と言う事になってしまいますね。
それを見て、癒しを貰っている私としては
今 複雑な気持ちです。
ハマベンケイソウやハマハコベは、
j-ryuさんだからこその紹介です。
オタトマリ沼&利尻富士の景色は、
拝見すると、とても癒しを貰いました。
姫沼も素敵ですね!
マジックアワーの海の風景、
こちらも ため息が出る絶景ですね。
お天気に恵まれたご旅行、
とっても羨ましく拝見しました。
yamayuri2001
- j-ryuさん からの返信 2022/08/15 16:14:16
- Re: 利尻、礼文!
- yamayuri2001さん、こんにちは。
いつもご来訪&いいね&コメント、ありがとうございます。
>j-ryuさん、こんにちは。
良いお天気に恵まれて、素敵なご旅行でしたね。
私も始め、利尻、礼文に行きたかったのです。
しかし、4月に調べ始めた段階で、結構ホテルは一杯で
ツアーの方が優先の様でした。
利尻、礼文はホテルの数も少ないので、
私も来年は、ツアーも含めて、検討しようと思いました。
≫今回の旅の主目的が利尻&礼文だったので
この2島滞在中ずっと晴天だったのは運が良かったと思います。
4月の調査でホテルが混んでいたとは驚きです。
そういえば礼文利尻観光スポットの駐車場は大型バス用が多く、
小型車用は本州に比べると圧倒的に少ないです。
それだけ団体ツアーが多いってことなのでしょう。
>ハマエンドウ、とても可憐ですが、色が綺麗ですね。
シロヨモギも力強さを感じますね。
ここだからこそ、これだけ大きくなるんでしょうね!
j-ryuさんのお写真は、本当に美しさを極限まで
引き出しています。
そして、青空が映えますね!
≫青空だったので山野草の花もより美しく見えたと思います。
>ハマベンケイソウやハマハコベは、
j-ryuさんだからこその紹介です。
≫草丈が高く目立つ花は皆さん注目しますが
素朴な花までチェックしていたのは私だけでした。
>オタトマリ沼&利尻富士の景色は、
拝見すると、とても癒しを貰いました。
姫沼も素敵ですね!
≫沼だけなら本州の沼とそう代り映えしませんが
やはり利尻富士あってのオタトマリ沼&姫沼なので
もし見えなかったらごく普通の沼にしか見えないかも(^-^;。
>マジックアワーの海の風景、
こちらも ため息が出る絶景ですね。
お天気に恵まれたご旅行、
とっても羨ましく拝見しました。
≫これは想定外の嬉しいご褒美でした。
日頃から小まめに動き回る習性が吉と出ました(^^♪
でも天気ばかりは願掛けはできても
あとは運任せですね。
j-ryu
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