九州3名湯と感動の18景の旅(7)---大宰府天満宮・福岡

2022/05/30 - 2022/06/03

コロナによる制限がようやく解除され、県境を越えての旅行が気兼ねなく出来るようになりました。なので、2年3か月ぶりに飛行機に乗って九州に行くことにしました。H旅行社主催の「九州3名湯と感動の18景の旅」5日間､ワクチン２回接種済か、出発日３日前以降のPCR検査陰性であることの検査パッケージ適用ツアーに参加します。
日程は下記
　5月30日　羽田→福岡→　愛野展望台→　雲仙温泉(泊)
　5月31日　雲仙温泉→太良・大魚神社→祐徳稲荷神社→　柳川(昼食)→菊池渓谷→阿蘇・大観峰→阿蘇温泉(泊)
6月1日　阿蘇温泉→草千里→白川水源→高千穂峡(昼食)→高千穂神社→原尻の滝→別府温泉(泊)
■6月2日　別府温泉→　湯布院(昼食)→大宰府→福岡(泊)
■6月3日　午前中　福岡市内散策　→羽田
この旅行記は、福岡県の大宰府天満宮と福岡市街散策を掲載します。
表紙の写真は、福岡市内にて。

エリア 太宰府(福岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

6月2日 昼過ぎ　湯布院の観光を終えて、やまなみハイウェイを大宰府に向けてドライブしています。
車窓から美しい山間の田園風景か見られます。

山間部を抜けて平坦地が広がる地帯に入って来ました。まもなく大宰府です。

バスは大宰府政庁跡の前を通過しています。
ここは、7世紀後半から12世紀後半にかけて、九州を統括する行政機関として機能していた政治の中心地だったところ。大規模な基壇が見られます。

バスの駐車場から太宰府天満宮の参道を歩きます。

参道に面して西鉄の大宰府駅があります。

参道の先にある石の鳥居。

参道正面のコーナーに、菅原道真の歌碑があります。
「東風吹かば　匂ひおこせよ梅の花　あるじなしとて　春な忘れそ」

漢字の心を模した形の心字池。

その心字池に架けられた朱色の太鼓橋。

太鼓橋を渡ります。

太鼓橋の上から前方を見ています。
その先に朱色の平橋、更にその先に太鼓橋が見えています。手前の橋から、過去・現在・未来をそれぞれ表しているとのことで、後ろを振り向かないように、つまずかないようにして3つの橋を渡るようにですって。そうすることで心身が清められて、ご神前に進むことができるそうです。

3つの橋を渡った先の境内です。
左手、鳥居の脇に大きな樟が見られます。

手水舎。
巨大な一枚岩で造られています。

朱塗りが美しい楼門に来ました。

楼門を潜った先の回廊に囲まれた広場。

菅原道真公の墓所に立つ御本殿。
学問の神様。。。。もっと早くに訪れて参拝していれば、人生がもっと豊かに変わってたのかもと反省。。。。。いやいや人生はいつになっても学問が大事。。。これまで曲がりなりにも学問がてきてきたことに感謝し、残された人生も勉強し続けます・・・と祈り・誓います。

境内の手水舎の近くにある麒麟の像と鷽(うそ)の像です。
左側の麒麟像の姿は、頭が竜、体が馬の形をしており想像上の動物で、菅原公をたたえたもの、右側の鷽像は、 太宰府天満宮の守り神とのことです。

境内から脇に入って菖蒲池にて花菖蒲を鑑賞します。

大宰府でのツアーのフリータイムは約1時間。折角ここまで来ているので、隣にある九州国立博物館に立ち寄ることにします。
ご覧のエスカレータを使って太宰府天満宮から九州国立博物館に移動します。

5～6分で九州国立博物館に到着。
急いで常設展を廻ります。

エスカレータて上った先のホールに大宰府政庁の南門復元模型がありました。
当時の衣装をまとった人形たちがリアル。

こちらは、古墳時代、九州・中国地方で出土した土器たち。

武人形石製表飾(石人) 古墳時代。

力士形石製表飾(石人) 古墳時代。

埴輪たち

多宝千仏石幢。
1084年中国のモンゴル系遊牧民らが造ったもの。

大宰府の観世音寺の鐘楼に下がっていた日本最古・7世紀に造られたとされる鐘です。
これ以外にも多くの展示品があり、1日かけてゆっくり見たいものですが、また来る機会があるかなぁ。

17時ころ　福岡市内に来ました。ホテルは中州にあってバスが入れないと言うので、公園前で降り、荷物を転がしてホテルに向かいます。
こちらは夕方の冷泉公園で、日陰で涼んでいるシニアを見かけます。平和な福岡の風景です。

川端通商店街を横切ります。

そして博多川を渡ります。

今宵のホテルは、博多川沿いに建つThe BREAKFAST HOTEL。
部屋はこんな感じのビジネスホテルですが、朝食がホテル名にふさわしく豪華でした。

6月3日　帰りのフライトは、福岡14時15分。ホテルに荷物を預けて午前中福岡市内を散策します。
朝の川端商店街を歩きます。アーケードになっていて素敵な商店街ですが、一部はシャッターが下りていて寂しい～。

櫛田神社に来ました。

御本殿の脇に博多祇園山笠が展示されています。

楼門。

楼門の天井にある干支恵方盤。
毎年大晦日に新しい年の恵方を示すように矢印が回転されるとのこと。今年2022年の恵方は北北西・・・う～ん確かに針が北北西を向いています。

境内に、樹齢千年とも言わている銀杏の御神木がありました。

櫛田神社の裏に、あしどめ・・・の旗がひらめいていますので、通り過ぎる訳にもゆかず、あ・し・ど・め・しますww。
ここは正式には、注連懸稲荷神社。

折角の足止めなので、連なった鳥居を潜って社殿に参拝します。

道路を横切ったところに立派な山門が見えましたので、こちらを覗きます。
山門の扉に立派な紋があります。

境内に入らせていただきました。
石碑のお言葉に沿って、お念仏を唱えて、世界平和やコロナ終息などなどを念じます。

博多町屋ふるさと館に来ました。
ここには、明治・大正期を中心に博多の暮らしを紹介する3棟の町屋が並んでいます。

商家に伝わる民具などが展示されています。

こちらは、博多の伝統工芸品の博多織。鎌倉時代に誕生したといわれているので、歴史があります。

明治中期に博多織織元の住居兼工場として建てられたという町家の中。
柱や梁が黒光りしていて、日本家屋はいいねぇ。

こちらも。
吹き抜けになっており、豪商の家の感じが出ています。

界隈を散策しています。
ちょっとした飲み屋街の様ですが、午前中なのでか人が見当たりません。

こちらも。

キャネルシティ博多付近をブラブラします。

上川端商店街を通ってホテルに戻ります。
昼近い時間なのか、商店街は賑わってきているようです。
この後、時間調整にお茶して、地下鉄空港線の天神駅から福岡空港に行き、14時15分発ANA256にて羽田に戻ります。
久々のツアーによる楽ちんの国内旅行、温泉と美しい山々や田園風景を堪能できました。ただ、コロナ禍にあって、宿での食事は黙食・マスク着用などなどで会話が制限され、ツアー仲間や地元の人達との出会いが少なかったのは残念でした。
最後までご覧いただき有難うございました。