2022/05/20 - 2022/05/23
37位(同エリア6056件中)
TKさん
コロナ・ウクライナ・円安の3重苦の逆境にも耐え、2022年5月7日に日本を発ち、マルタ島・タオルミーナ(シチリア)・ウィーン・ユングフラウヨッホ(スイス)を廻って、28日無事帰国しました。
今回は、タオルミーナ(シチリア)の旅行記に続く、ウィーン編です。
歴史と芸術の街、ウィーンへは3回目の訪問。平和外交を目指し、文化と芸術を育てた、ハプスブルグ家のウィーン。中世の面影を残した美しい街は見どころ満載。しかも、2022年度「世界で最も住みやすい都市ランキング」で堂々第1位になっています。
コロナのため、スーパーマーケット入る時はマスク着用が義務付けられていますが、美術館・コンサートホールなどは自由でした。
街の観光ポイントへはすべて徒歩圏のアパートメントを借り、足の向くままのんびり街ぶら。カラバッジョの作品を訪ねて行った美術史美術館では、世界一豪華で美しい喫茶室で美味しいお茶を頂きました。
今回、実質活動可能時間2.5日間の限られた時間で、行ったところは、
*美術史美術館: 世界一豪華な喫茶室 カラバッジョの絵
*楽友会館でのコンサート
*ゼッセション(分離派会館):クリムトの絵
*ステファン大聖堂、ペーター教会
*ウィーンの街ぶら散歩、市民公園散策
*その他:偶然出会った超常現象
それでは、お楽しみください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今日はこれから、オーストリア航空でシチリア・カターニャ空港からウィーンへ向かいます。
コロナ渦でも、入国は、パスポートを見せたただけで簡単に入国完了。 -
ここが、ウィーンで3泊滞在するMar Suite Apartments-Centerアパートメント。右から2番目のビルの屋根裏部屋(かっこ良く言うと、ペントハウス)です。
ここは、大変便利な場所で、楽友協会へは徒歩一分で行け(右の端に少し見えます)。オペラ座へは2分、スーパーマーケットへは1分、地下鉄のカールスプラッツ駅(Karlsplatz)やトラム駅は目の前という、立地抜群。 -
入り口で、管理人と待ち合わせて、鍵を受け取り入場。エレベーターでペントハウスへ。
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中は、メゾネットタイプで、寝室は2階部分。白を基調としたインテリアで、リノベーションしたばっかりで、大変こぎれい。窓からはウィーンの街並みが。
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下のリビングもゆったり。
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テーブルもあり、くつろげます。
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お風呂は、ゆったりしたバスタブ。日本人にはこれですね。
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隣には、しっかり洗濯機が。洗剤も備えてあり、長旅には助かります。
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眺望の良いテラスもあるし。
遠くには、ステファン大聖堂の尖塔が眺められる。 -
食器洗い機の隣には、分別ゴミBOXもしっかり。ごみは溜まったら、1階の中庭のごみ収集BOX へ持っていくシステム。生活感を味わい、結構これも楽しい。
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食器類もしっかり。
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次の仕事はアパートから1分にあるスーパーマーケットへ買出し。コロナのため、スーパーの中ではマスク着用が必須ですよ。
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マーケットを出た右手には、あの有名なオペラ座が!
そう、ほとんどのところが、徒歩で観光可能です。
東京でいえば、銀座にアパート借りるような感じ。 -
次の日、真っ先に行ったのが、美術史美術館。あのカラヴァッジョの名画を鑑賞へ!
写真は、美術史博物館前にあるマリアテレジア像越しの自然史博物館。 -
ザックをロッカーに入れて、日本語音声ガイドを借りて、さ~行ってみましょう!
中に入ると、まず入って目に入るのが展示室へと続く壮麗な大階段。
お~、なんだこの豪華絢爛さは。前にも来たけど、改めてハプスブルグ家の栄華・繁栄ぶりに圧倒されます。
入り口の大階段ホールの正面は、迫力あるアントニオ・カノーヴァの力作「ケンタウロスと闘うテセウス」がお出迎え。お~、結構大きい。 -
階段を上り、天井を見ると、これまた豪華。ミハーイ・ムンカーチ製作のフレスコ画「ルネッサンスの賛歌」が堂々と。
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階段はさらに続き、反対側にも豪華な柱と壁画が。
黒大理石や壁の装飾の華麗さに、もう、ため息が。
よく見ると、柱と柱の間には、有名なクリムトの絵画が!
なに?「よく見えない!」、ハイ分かりました。アップします。
=>次の写真へ -
例えば、(一部ですが)これ。左下の柱の左側にはエジプトの裸婦、柱2つ超えた右側には青年像。さらにその右側には、クリムト好みな女性の顔が。
-
さらに、階段を登り切った先の部屋は。
カフェKHM(Kunst Historisches Museum)
これが有名な世界一豪華な喫茶室!さすが、ハプスブルグ家すごい!
即、お茶しましょう!
そう、私たちのモットーは「疲れる前に休む」 -
はるか上のドーム天井も豪華。高さ30メートルの上には明り取り窓も。
-
ここは、喫茶ルーム自体が美術品。
さて、奥を見ると、美味しそうなケーキがたくさん。
ケーキが呼んでいます。行ってみましょう。 -
目移りしますね~~、
-
オレンジタルトとショートケーキとカプチーノとコーヒーを、頂きました。優雅さと美味しさで、しばらく、まったりと中世の雰囲気へワープ。
昔の貴族の優雅なくつろぎを疑似体験して、これからの絵画鑑賞に体力温存。身体もお口も整いまして、さあ~出発! -
ゆっくり美術鑑賞したい人にとっては、ここの美術館は最高。
なぜかと云うと、各部屋には大きめのソファーが配置されてあり、疲れたら休みながら好きなだけじっくり絵画鑑賞が楽しめる。
まず行ったのは、あのカラヴァッジョの絵がある部屋。 -
まずは「ゴリアテの首を持つダヴィデ」
カラヴァッジョは、物語のハイライトの瞬間を時間軸上で切り取り、光と闇で見事に再現する天才である。
ゴリアテの額には、石の礫が当たった傷があり、首からはまだ、生々しい血も流れている。さらに、勝っても、まだ緊張感の取れないダヴィデの顔。すごい! -
これは、「荊冠のキリスト」
磔場へ行く前のキリストの頭にいばら冠をかぶらし、さらに棒でいたぶっている。キリストのお顔を見るだけで痛々しさが伝わってくる。手前の黒衣装の男は、部下(奴隷?)に命じておいて見て見ぬふり。(あんたが一番悪党) -
その隣は「ロザリオの聖母」
手にロザリオを持ち、キリストを抱いた聖母と俗なる民衆の間を仲介する聖ドミニコ(左側の修道士)の姿を表現している。面白いことに、民衆は聖ドミニコの姿のほうに救済を求めて、(本来の信仰の対象になるべき)聖母マリアのほうへは向いていない。ちょっと意味が深い絵ではなかろうか? -
さらに、見てください、絵の下のほう。民衆の足の裏の汚れ具合も妙に迫力がある。さすが、カラヴァッジョ。手を抜かない。
-
迫力のある傑作を、同時に、ソファーにゆったりしながら、気のゆくまで鑑賞できる素晴らしい美術館である。
-
反対側の壁には、ルカ・ジョルダーノ作「大天使ミカエルと堕天使たち」
この絵、初めて観ました!なんだこの軽快感。
大天使ミカエルが、スイスイジャンプしながら、軽々と飛び回り、地獄へ落ちる(悲壮感あふれる)堕天使たちをツンツンしています。結構大画面なので迫力満点。 -
ベラスケスの有名作品「王女マルガリータの肖像」もありますよ。
左から、3歳、5歳、8歳の時の絵。一番右は晩年のベラスケスと弟子のマーソとの合作。
王女マルガリータは、オーストリア皇帝フェルディナント三世の王子レオポルトと結婚の約束をしていた。そのためスペインからウィーンへ彼女の肖像画が贈られ、その成長ぶりを連絡するためにもこれらの絵画がつかわれたのですね。
大変豪華な、お見合い写真です。 -
日本でも人気のあるフェルメールの「絵画芸術(画家のアトリエ)」も。
おや~、絵画の前では見学者の声が。=>次の写真へ -
女性「モデルが何かかぶっているわ、何かしら?」
男性「それは、月桂樹の冠だよ」
女性「壁の大きな地図はどこの国?」
男性「それはね、ネーデルランド(オランダ)だよ。昔はハプスブルグ家の領土だったのだよ。」
女性「貴方何でも知っているのね。惚れなおしちゃうわ!」 -
さて、ブリューゲルファンの皆様、お待たせ!
ここは、壁いっぱいにブリューゲルの作品が集まったお部屋。 -
まず有名なのが、人間の奢りを描写した「バベルの塔」
なるほど、一目見ても、これじゃ高くできない、すぐ壊れる。という印象を受ける。
また、ブリューゲルの作品は、とにかく細かい描写が随所に。しかもその一つ一つが面白い。鑑賞するときは、虫眼鏡が必要ですぞ!(私は忘れましたが)
例えば、作品の左下には、塔建設を命じたニムロド王とその取り巻き達が現場視察に。ニムロド王の前では膝をついて祈る石工職人達が。えらい人たちの視察は現場では大迷惑(現代も同じ)。 -
ブリューゲルの作品は、まるで、「ウォーリーをさがせ!」「鳥獣戯画」のようにいろいろなストーリーが、画面いっぱいにちりばめられている。ボウ~~としていると楽しめない。こっちから積極的に攻めないと!
例えば、これ「農民の踊り」
絵の左端の呑兵衛の後ろで、どさくさに紛れて「チューしている2人」なんかを見つけたときなんか、思わず微笑んでしてしまいます。 -
これは「農民の婚宴」
絵には、16世紀における農民の婚宴が描かれていて、そこの出席している人たちのいろいろな生活・習俗を細かく表現している。登場人物全てに物語があります。
さて、「花嫁を探せ!」をやってみてください。みつかりましたか~?
そうです。奥の緑の幕の前にいるのが花嫁です。なんか、緊張していてさみしそうですね。 -
これは「雪中の狩人」
左下に吐く息も寒くて凍りそうな狩人、中央に スケート を楽しむ村民、さらに遠景の山岳を描き、 遠近感を。天然のスケートリンクでは、今、流行のカーリングをしている人もいますよ。 -
これは、「子供の遊戯」
街中の広場で、総勢約250人もの子供たちが遊んでいる。日本でもおなじみの、いろんな遊びをしている子供たちが楽しそう。遊びの数は90種類以上。
皆さんも、ウィーンへ来たときは、虫眼鏡持参で「ウォーリー(遊戯)をさがせ!」やってみてください。 -
美術史美術館は、絵画だけではない。美術工芸作品も、豪華、圧巻。
これは、世界三大カメオの一つ、ゲマ・アウグステア。
25センチもある世界一大きいカメオ。こんな大きなカメオは初めて見た。2000年前に彫刻されたとは思えない。上段中央の王座に座っているのが、女神ローマ、右側には皇帝アウグストゥス。 -
さて、これは何だと思います?
金色に輝く大地の女神テーラと海の神ポセイドンがふんぞり返っていますが、見ただけでは分からん。
答えは、なんと!食卓の上に置く、「塩入れ」です。フィレンツェの彫刻家ベンヴェヌート・チェリーニの作品。手前の神殿(実は小箱)が塩やコショウを入れる引き出しです。王様ってこんな豪華な食事をしていたのですねえ。溜息。 -
サギのモチーフの飾り鉢も豪華。
入館してもう、4時間(コーヒータイムを入れて)。
それでも、見どころ満載の美術史美術館を全部を見ることは無理。圧倒されるくらいの感動と余韻を胸に、見残しを残しておくのが、賢者の選択。後ろ髪をひかれながら、アパートメントに戻ります。 -
さて、アパートメントで休憩後、これから楽友会館へコンサートへ。
初めは、格調高いオペラ座へ行こうと思ったけど、なんと5時間の長時間上演。私たちにはレベルが高すぎるし、体力もない。ので、素人でも知っている曲が聴ける楽友会館の2時間コンサートチケットを選択。
チケットは、王宮の前で、例の怪しげなモーツァルトの衣装を着たひとから購入した。「コロナで、ここ2年間、日本人は来ませんでした。あなたたちが初めてのニッポン人で~~す」とウエルカムされました。 -
楽友会館ブラームスホール会場は満席。2階席(バルコニー?)をゲット。
-
歴史的衣装のウィーン・モーツァルト・オーケストラ。
曲目は、”美しく青きドナウ”、など、私でもわかる有名な曲ばかりで楽しめる。
そのうえ、このホールの音響効果は抜群。いつも聴いてる我が家の、BOSE Lifestyle systm(これも優れものですが) とは比べ物にならないくらい、はるかに、ズシーンとくる生演奏の迫力満点。当たり前か! -
毎年、ベルリンやウィーンへわざわざコンサートを聴きに来る知人がたくさんいるけど、今回理由がわかりました。はい、これが、ナマの演奏会の感動なのですね!
最後は当然、会場はスタンディングオベレーション。 -
楽友協会には 黄金大ホール(モーツァルトホール)もあります。シーズンになると、こちらの大ホールでの演奏になるそうです。
-
これは夜の楽友協会。ライトアップが美しい。
あっという間の2時間が終わり、感動を胸に、アパートメントへ。
たった、1分で帰宅、すぐにさっぱりバスタイム。こんな生活すごく便利・快適。 -
今日は、アパートから徒歩2分のゼセッション(分離派会館)へ。
屋根には月桂樹の葉による「黄金のキャベツ」が。入り口には、ウクライナ戦争阻止を示すウクライナ国旗が堂々と。行ってみましょう! -
目的は、クリムトのベートーヴェン・フリーズ。地下にありますよ。
フリーズとは、装飾壁画のこと。1902年のベートーヴェン展覧会で、クリムトが制作。ベートーヴェンの交響曲第九番を彼なりにイメージ化したもの。テーマは「幸福へのあこがれ」 -
頭の中に、曲を奏でながら左側から絵を楽しむと効果的。とのことだが、凡人の私には、ちょっと難しい。
最初の画面は、人類の苦悩を表す裸の男女が黄金の騎士に助けを求めるところ。 -
次の画面は、幸福追求を阻止しようとする魔物たち。
一見キングコングのような、怪物デュフォーン(画面中央)とその娘たち(左側)ゴルゴン姉妹たち。さらに、右側には淫欲・不貞・その肥え太ったおなかで示される不節制である。 -
怪物デュフォーンの右側の瘦せこけた女性は、「われわれの心をむしばむ悲しみ」を象徴。
それでも、「幸福へのあこがれ」は、魔物の上をすり抜けて、右の壁絵へ。 -
幸福へのあこがれは、芸術を象徴する女性たち(画面左)や、(画面の中央の)楽園の天使たちの合唱(ここでベートーベンの合唱が高らかに始まる)に導かれ、最後の絵は「この接吻を全世界へ」で「歓喜」をクリムト流に体現。
う~~~ん、デープなクリムトのメッセージを受け取りました。 -
お腹が減ってきましたので、ウィーン郷土料理を頂きに。
ロンドンの友人に、「ウィーンへ行ったら是非一度行くべき」と紹介されたウィーン郷土料理店、Zum Weissen Rauchfangkehrer - The White Chimneysweep(日本語名「白い煙突掃除人」)です。場所は、シュテファン大聖堂の近く。 -
中は、こぎれい。予約なしでも入れました。(でも、予約をお勧めします。後から来店した方、入れませんでした)
まず、美人のウィーン装束のウエイトレスさんが、ウエルカム。 -
お勧めに従って注文。まず、サーモンのアペタイザー。
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ラッキーなことに、ホワイトアスパラカスまだありました。
5月のヨーロッパはこれですね、美味しいですよ。 -
メインは、ウィーン名物シュニッツェル。焼きたてなので、香ばしく、やわらかく、ジューシイで、大変美味しい。
私見ですが、シュニッツェルは、お店によっても当たり外れが大きいので要注意です。昔ひどい目にあいました。鋼のような(言い過ぎ?)固いシュニッツェルを出された時があります。それがトラウマになっていて、、、、 -
窓わきには、可愛いミツバチが、「こんにちは」
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ミントの入ったデザートでさっぱり。静かなところにあるし、雰囲気も良いし、美味しかったです。ここはお勧めです。ごちそうさん。
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食後は、ウィーンの中心にあるシュテファン大聖堂へ。
空に高く伸びる、ゴシック様式の塔が象徴的。 -
さすが、音楽の街。教会の前には街角ピアノ。すんなり溶け込んこんでます。しばらく聴いてから、大聖堂へ。
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中は、荘厳なゴシック様式教会。
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奥に行くと、祭壇の前にキリスト像が空中に。斬新。
こういう配置、バルセロナのサクラダファミリア教会でも見た記憶がある。 -
これは、説教台。とても繊細で豪華です。誰が作ったのでしょう?
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はい、それは私です。
おっと、壁の上から、心配そうなお顔が。さっきの説教台の製作者ピルグラムです。ご愛敬。 -
後ろの厳かなパイプオルガン。身体中に響き渡る、この楽器大好き。
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この教会の鐘のある塔には、エレベーターで上に行ける。楽ちん。さあ~行ってみましょう。
教会の屋根瓦が良く見えるし、反対側には遠くに映画第3の男で有名な観覧車も見えますよ。 -
塔にある、現役の教会の鐘、プンメリン。昔、トルコ軍が攻めてきて防戦に勝った時に、トルコ軍が置いて行った武器の鉄を溶かして作成したとのこと。
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シュテファン大聖堂をお参りした後は、さらに、街を足の向くまま、歩行者天国のグラーベン大通りを進む。
しばらく行くと大きな記念碑が。これは、ペストで犠牲になった人にささげられたペスト記念柱。黙祷。 -
さらに行くと、美しい音声が流れてきました。見ると、遠くまで良く響くテノール歌手が。うっとりします。
さすが、音楽の街ウィーン。のんびり歩いても、わくわくする街ですね。 -
オープンカフェが続くグラーベン大通りをさらに行くと、イタリアに本店があるセガフレード・ザネッティ。お茶しましょう!
東京にも支店がありますよ。(個人的には、東京のイタリアンカフェチェーン店の中では、一番美味しいと思います。) -
ホイップクリームいっぱいのウィーンナーコーヒーを注文。期待どおりのおいしさでした。
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さらに行くと、ペーター教会。外観はごく普通ですが、
中は=>次のページへ -
質素な外装からは想像できないほど、カラフルで超豪華絢爛。
ウィーンで2番目に古い教会で、ハプスブルク家によって改築されたバロック様式の教会。通りの喧騒をしばらく忘れられる静かな空間でした。お勧めですよ。 -
床からは約60メートルも上のドームの天窓からは荘厳な光が差し込み、神聖な気持ちになる。
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賑やかなグラーベン大通りを左折して、コールマルク通りをさらに進むと、DEMELのお店が。
せっかくだから美味しいケーキでも、と期待したが、さすが人気店。たくさんの人が列を作って入店待ち。諦めましょうね。 -
さらに先には、宮殿が見えてきます。
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お~~、豪華!ハプスブルグ家のホーフブルク宮殿に出ました。
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明るい御者は手を振って、「よ!いらっしゃい!」
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王宮には入らず、右へ足を進めてヘレンガッセ通りに入る。
この通りは上品な店がいっぱい。通り側には、多くの観光馬車が、ぱかぱかと。 -
雰囲気の良い街かどをブラブラしながらウインドウショッピング。
面白いのはあるかな~~~?おやなにこれ?。
陶器のカケラで作ったオオハクチョウがこんにちは!。 -
その隣は、同じく陶器のカケラで作った枕。
でも、痛そうで、よく眠れなくない? -
さらにすごいのがこれ!どいてどいて私よ!
陶器のカケラで作った、迫力満点のお姉ちゃん。
ところで、これ何なのだろう??? -
しばらく行くと、すいていて、なぜか歴史的雰囲気が漂う古風なアーケード。
入ってみると。 -
通りにはアンティークのお店。
なんと、陶器の日本人形や有田焼(?)の派手なお皿も、ありました。
日本人なのでなぜかほっとします。 -
さらに先には、額縁を模した美しいショーウィンドウデスプレイ。見ているだけで楽しい、お洒落なアーケードですね。
-
アーケードを出たあとは、市民の憩い場、緑豊かな市民公園へ。ベンチでのんびり休憩。バラも咲き、5月のヨーロッパは、清々しいベストシーズンです。
-
赤・白・黄色。
季節は丁度バラが満開。 -
ウィーンは緑の公園も多いし、美しい中世の街並みや、豪華な王宮、格調高い美術品を集めた美術館や、音楽の伝統オペラハウスもあるし。
2022年世界一住みたいまちに選定されたのも納得。無理しても来てよかった! -
おしまいの2枚のはこれ。
偶然出会った超常現象。場所は現代美術館の階段のところ。
階段の上のほうの、かっこつけて空を飛んでいる青年(X-Menかも?)を見てください。
次の瞬間=>次の写真へ -
そのまま、すいすい空中を泳ぎながら、階段下の地面へ何事もなかったように着地。え!?なに?どうしたの?まだ、右側のお母さんと子供が上にいるのに?
こんなびっくり現象に、階段のムンクも「うお~~!」と「叫び!」
冗談はこれくらいにして、明日は、スイスへ向かいます。
それでは。今日はこれにて!
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この旅行記へのコメント (4)
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- olive kenjiさん 2022/07/20 08:50:41
- 私は一体何をしていたのだと反省する旅行記
- TKさん シシリーから引き続いて、またいいアパートメントを見つけて最高ですね。
どうやって、このような宿を見つけるのでしょうね。
ウイーンと言えば、私も2回程訪れており、直近では11年前にTKさんと同じく2.5日ほど居たと思います。
ただ、同じ2.5日でも内容が違い過ぎる。
お金が無かったという問題では無く、教養と関心の欠如であります。
美術史美術館なんて知らなかったし、ましてやそんな所に、あの素晴らしき喫茶ルームがあることさへも。
私は宗教画などのはあまり関心がありませんでしたが、TKさんの絵画の説明を読んでいますと、ぐいぐいと引き込まれるものがあり、とてもよく理解出来ました。
やはり、TKさんみたいな絵画師匠がいて、絵にも関心が湧くものだと思いました。
ブリューゲルの絵画も多いし、驚くのは金色に輝く塩入れ。おったまげました。
それに比べ我が家の塩入れときたら・・ここまで立派なのは要らないけど、もう少しましな塩入れが無いのかと思ったほどです。
美術史美術館知らないぐらいだから、ましてやゼセッションなど知る訳ございません。
有名なクリムトはベートーヴェン・フリーズという面白い絵画も描いていたのですね。
今度ウイーンへ行くことあるなら、この旅行記の通りに回ってみたいと思っています。
ウイーン名物シュニッツェルも食べたことありません。一体ウイーンへ行って何を食べていたのだと後悔です。思い出すのは移民が多い地区のスーパーのパンは美味しくなかったぐらいでしようか。
移民と言えば、私が行った頃は、平和でしたけど、ニュースで見る限り今はシリアとかウクライナからの難民が増えて騒然としてはいなかったですか。
自由で開かれたウイーンですけど、そこには難問もかかえた都市かと思っています。
頑張って、ウイーン市民よ。多くの難民たちの希望の街でありますように。
本当に今回の旅行記を見て、何をしていたのだと反省と、今度はしっかりと見て回るぞと希望の光が見えて来ました。それを気づかさせて下さったTKさんに感謝です。
- TKさん からの返信 2022/07/20 18:16:19
- Re: 私は一体何をしていたのだと反省する旅行記
- olive kenjiさん
こんにちは!
いつも楽しい、多大な励みにあるコメント、ありがとうございます。
ここのアパート、アクセス抜群です。ウィーン自体、観光スポットが一極集中しているので、ほとんどの所へ歩いて行けます。アパート内部も広くて清潔で快適。お勧めです。
美術史美術館、是非訪れてください。良い絵画や工芸を観ると心豊かになりますね。世の中の雑念が清く流れていきます。会場いっぱいにある、たくさんの世界一流の芸術を一日かけて堪能すると、棒が足になってしまう、いや、足が棒になってしまう。けど、長椅子に腰かけて休んだり、世界一豪華な喫茶ルームでお茶しながら、鑑賞すると、全然疲れませんよ。
クリムトのベートーヴェン・フリーズ。これけっこう難解ですね。クリムトファンなら大喜びしますが、そうでない人にとっては、「ふんふん」かもしれません。私は感動しましたが。。。。olive kenjiさんは、どうでしょうか?ぜひ行ってみてください。olive kenjiさんの印象を旅行記で是非読みたいです!期待しています!
今回食べた、この郷土レストランのウイーン名物シュニッツェル美味しかったです。今までに経験がトラウマになっていたので、あまり期待していなかったのですが、大正解でした。「名物に旨いものなし」を「名物にも旨いものがある」に変更します。
今回、olive kenjiさんの指摘する移民と思われる方は見かけませんでした。確かに、移民もたくさん来ているはずですね。ゼセッション入り口では、ウクライナの国旗が高々と掲示されていました。ウクライナの難民もたくさん避難しているはずです。でも、ウィーンにはまだまだ難民を受け入れられる余裕が感じられました。
また行きたい街です。
今後ともどうぞ、よろしくお願いします。
TK
PS:olive kenjiさん、北海道ホテル素敵ですね。暑い東京を抜け出しての、避暑地にピッタリのようですね。情報ありがとうございます。
-
- harurunさん 2022/07/19 21:46:37
- 勇気をいただきました!
- TKさま
まだまだコロナ禍の中、こんな素敵なご旅行をなさっているTKさまに、行っていいんだ~の勇気をいただきました。逆に言えば「今でしょ!」ですね!
コロナ?のような変わらぬ旅行スタイルを貫いていらっしゃるTKさまに拍手てす!
harurun (^-^ゝ
- TKさん からの返信 2022/07/20 10:50:13
- Re: 勇気をいただきました!
- harurun さん
おはようございます!
早速のコメントと拍手ありがとうございます。こちらこそ、harurun さんのエネルギー爆発の旅行記に、勇気を頂いております。
クアラルンプール旅行記もそうですが、沖縄へのJAL修行旅行記。読んでいて、目が回りました。クルクルと。若いということは素晴らしいですね!
今から振り返ると、4月5月に、お互い、海外旅行行っていて良かったですね。あの時は、そのまま沈静化するかと思っていましたが、とんでもない。また、世界的には、コロナ再拡大の兆し。どうなるのでしょう?
でも、旅に出てしまいますう。
また、よろしくお願いします。
TK
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