2022/03/11 - 2022/03/11
267位(同エリア1585件中)
ふみさん
内容はこれまでのラスベガス旅行記の続きですが、滞在中に参加した、オプション観光のコロラド渓谷ツアーにおけるエピソードの前半です。
まずはラスベガスを出発する時点から、ホースシューベンドに至るまでの物語をお届けします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
写真は、ラスベガスの夜景ではありません。
夜明けのラスベガスです。
時刻は午前の5時を過ぎた頃で、とても美しいコロラド台地が見えています。地平線が赤く輝く日の出の風景というのは、ちょっと日本では見られないかもしれませんねぇ。
本日の早起きは、オプション観光ツアーに参加するためでした。 -
朝の洗顔と食事を済ませ、身仕度を整えて外に出ました。
向かう所は、ホテル・ルクソールのバスプール。そこが今回のツアーの集合場所で、ツアーバスの出発地点でもあるのです。 -
私たちの滞在先であるマリオット・グランドシャトーからルクソールまでは、徒歩で10分程度ですが、3月のラスベガスの早朝は、かなり冷え込んでいますよ。
二人共しっかりダウンジャケットを着て、防寒対策しています。 -
ホテル・ニューヨークニューヨークまでなら5分足らず。
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歩道橋を渡って、ニューヨークニューヨークの館内通路へ向かいます。
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この先から館内に入ると、後はルクソールまで室内の通路が繋がっているので、外を歩くよりは温かいのです。
また、これが真夏の場合なら、外を歩くのは劇的に暑いので、エアコンの効いた館内通路を利用すると涼しいですよ。 -
東の地平線から、朝日が昇ってきました。
ラスベガスの日の出です。 -
いやはや、けっこうビューティフルな景観ですよ。
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コロラド山脈の大地が、朝日で真っ赤に染まっています。綺麗ですねぇ。素晴らしいですねぇ。これから、そっちの方へ向かうのです。
昨夜は、今日の天気を心配しましたが、どうやら私は、やっぱり晴れ男だったみたいですよ。 -
ニューヨークニューヨーク~エクスカリバーと渡り歩き、ホテル・ルクソールの駐車場まで来ました。
バスプールは、この場所の外です。 -
集合時刻は午前6時40分。
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係員が予約を確認し、バスへの乗車が許可されました。
出発は、7時ジャストの予定です。 -
添乗員から、ツアーに係る注意事項等の説明がありました。見たところでは、彼はナバホ族の人らしいですねぇ。
これから向かう所は、ユタ州を抜けてアリゾナ州 に入り、コロラド州のグランドキャニオン周辺に至る一帯です。その地域は、アメリカ合衆国が制定するナバホ民族居留保護区ですから、ナバホの掟に従わなくてはなりません。
その第一重要規則が、今回はマスクの着用義務でした。
アメリカ合衆国では、現在は全州においてコロナ規制が解除されていますが、ナバホの居留保護区だけは違います。その理由は、ナバホ民族は白人種と違って、ウィルスに対する耐性遺伝子を持っていないからだそうです。
実際に、この度の世界的な新型コロナウィルス感染拡大では、ナバホの人たちの感染被害は白人種よりも酷い状況だったらしいですよ。一時は、民族の生存が心配されるほどだったと聞いています。
それでも、アメリカ政府の献身的な保護尽力によって何とかピークを脱し、やっと再び観光再開が叶ったというのが、運良く私たちのラスベガス旅行と、時を同じくマッチしたのでありました。
それに比べると、日本のコロナ対策の貧弱な態勢といったら、今更に何をやっているのか?といった感じで、頓珍漢の状況だと思います。日本は結果的に、コロナ感染者を国内で増やしていますよ。それは、海外からの帰国者のせいではありません。 -
ラスベガスから、私たち日本人夫婦も一緒に乗せた観光ツアーバスは、朝日を見送りながら極普通に出発しました。
私たちが日本人だからといって、特別に差別されるような事は無かったですよ。 -
向かう先は、コロラド台地です。
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ネバダ州からユタ州に入ると、周囲の景観は一変します。
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平坦なラスベガス砂漠が、険しい断崖が続く山沿いの道となるのです。
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華やかな都会の街から、ものの30分足らずで険しい山並み。
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それでもまだ、岩山は丸みを帯びていて、土は褐色の状態です。
それが、これから先にはまたまた変化するのですよ。 -
何億年も続いてきた自然の大地にも、今は立派なハイウェイが貫通していました。
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添乗員から、この先のガソリンスタンドで給油する旨の説明が有り、そこにはコンビニとトイレが有るので、15分ばかり休憩という事でした。
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ガソリンスタンドが有るという事は、そこに街が有るという事でしょう。
土石の採掘現場みたいな施設が見えています。 -
むむむ...。住居区…か?
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カーハウスの集営エリアですね。
ノマドランドかな…? -
ぅおっと!” ウォルグリーンがあるぞ!
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…という事で、けっこうビッグなガスステーションに到着です。
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コンビニってのは、あれだな?
マベリックか? トップガンのイケメンコールネームから、Cが抜けてるけど,,,?
異端児じゃない!…て事かな? -
トイレ休憩は15分間。
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とにかく、私もトップガンでトイレ利用に入りますよ。
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コンビニは、いかにもアメリカンのストアですね。小銭で買い物が出来そうだ。
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飲み物と軽食を買いますよ。
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気温が低い季節でも、コロラド渓谷のツアーには、最低でも飲み物の準備が必要です。
もちろん、私たちは出発の時点で飲用水の準備はしていましたが、念のために此処で追加購入したのです。 -
チョコやスナック菓子等も買って、再びバスに乗り込みます。
このブラックツアーバスが、かなりのハイクラス。 -
車内のシートはリクライニングスタイルもゆったりで、幅も広く、かなり上質の座り心地ですよ。
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全員が揃った事を確認し、バスは再出発しました。
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道路脇には、断層のはっきり見える奇岩の山々が連なっています。
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褐色の大地を、けっこう標高の高い所まで上がって来ています。
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車が岩山深く入るほどに、だんだんと土の色が赤くなってきました。
ふと見ると、道路脇に花飾りされたクロスが立っていたりして、意味は不明ですが不思議な景観です。 -
わぉ!雪だ!” 積雪が残ってるぞ!
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この一帯は、かなり標高が高いものと思われます。
陽射しは強く青空が広がっているけれど、外に出たならさぞかし寒いのでしょうねぇ。 -
さらにまた、瓦礫の岩山が続きます。
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そして、この辺りから目についてきたのが、この地特有のメサ台地。
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自然の造形だとはわかっていても、それはまるで人工物の様であり、はたまた宇宙人が作ったんじゃないか?といった感じで、とても不思議な景観ですよ。
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地表から突き出た台形の奇岩が、メサ台地。
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高くタワー状に飛び出た岩が、ビュートと呼ばれる奇岩です。
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これは見事なビュートですねぇ。
青森県の下北半島北端の海岸線に、仏ヶ浦という名勝地が在りますが、それはまるで巨大な観音菩薩様が、手を合わせて海岸線に並び立っているように見える事から名付けられた地名です。
このビュートは単独一体ですが、その仏ヶ浦の観音様よりも大きく、不思議な形をしていました。 -
ビュートにも、いろんな形が有るのですよ。
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しばらくして、湖が見えて来ました。それはレイク・パウエルという人工湖です。
レイク・パウエルは、コロラド川をダムで堰き止めた人工貯水湖で、乾燥地帯であるユタ州やコロラド州などの水源として活用されています。 -
そしてまた、水力発電の役割りも担っているのですよ。
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変電設備の、大掛かりな施設が見えます。人間の地域開発力には、水と電気が重要なエネルギー源となっているのです。
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コロラド川の支流に架かる橋を渡ります。
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この辺は、まだまだ川幅は狭く、谷底も浅い地域です。
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しかしながら、ダムの規模は巨大です。
この辺一帯は観光名所ともなっていて、以前のツアーでは展望所に立ち寄り、バスを降りで眺望を楽しんだ経験もあるのですが、今回の立ち寄り先は二ヵ所だけ。レイク・パウエルは車窓からの眺望となりました。 -
遠くの奥地に、コロラド川の亀裂が見えていますよ。
それは亀裂と言うよりも、大地の裂け目と言った方が適切かもしれません。
かなり前に、ロサンゼルスからフライト観光でグランドキャニオンに行った事があるのですが、上空から見下ろしたコロラド川は、地球の裂け目かと思うほどに巨大で深かったですよ。 -
バスの中では、時々居眠りもしていたようです。
うちの奥さんに、しっかり写真を撮られていました。 -
そして、ラスベガスから車で走る事、約2時間余り。
乾燥地帯平原の中にポツンと、ホースシューベンド展望所の駐車場が見えてきました。 -
何にも無い、ただの平原だけど、パーキングは有料なのね...。
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その駐車場も、半端無く広い!
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それでも、車両の数はかなり多いですよ。
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此処での自由行動は1時間。
1時間後の集合場所は、ツアーバスの入り口です。 -
まずはトイレを済ませましょう。
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そして、そこから徒歩で展望所へ向かいます。
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向かう先は、コロラド川の曲がり角。
通称、ホースシューベンドです。 -
過去の私たちのグランドキャニオン観光体験では、ロサンゼルスからフライト日帰り観光と、ラスベガスからの23時間にも及ぶ7大絶景地走破弾丸ツアーの2回で、グランドキャニオンのマーザポイント、ブライトエンジェルロッジポイント、デザートビューポイント、グランドビューポイントの4か所に加えて、レイクパウエル、アンテロープキャニオン、ホースシューベンドの各展望地を訪れています。
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つまりは、ホースシューベンドに来たのは、これが2回目なのです。
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前回の訪問は、夏の真っ盛りの8月で、灼熱の遊歩道を歩いて喉がカラカラになった思い出があるのですが、今回は陽射しが強いけれど気温は低く、熱波で疲れるといった感じはありません。
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そして、約5分ばかり歩いて来ると、目の前の大地に巨大な穴が見えました。
写真左側の辺差しのような建造物は、前回の訪問時には無かった設備です。まだ建設中といった感じで、それが何なのかは分かりませんでした。 -
展望所までは、もうすぐですよ。
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断崖の先に立って写真撮影する人が見えます。
転落事故にならないよう、十分に気を付けてくださいよ。 -
ホースシューベンドの展望所です。
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この切り立った崖の下は、コロラドリバー。
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展望台にはフェンスが有ります。
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はい~~~!” これが彼の有名な、ホースシューベンドの全景です!”
世界で最も有名な、川の曲がり角ですよ。
しかしながら、それは曲がり角と言うよりも、Uターンポイントと言った方が的確かもしれません。馬蹄形のカーブは、見事に弧を描いているのでありました。
この場所が人類によって発見されたのは、飛行機という乗り物が開発されてからの近代です。
つまりは、歴史的には比較的新しい絶景地なのですよ。 -
実際の景観は、中央に突き出た岩山が巨大過ぎて、見ていて目が回るような感覚に陥ってしまいます。
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フェンスのギリギリ端っこに立って、冷や汗を隠しながら無理笑いでポーズをとるオヤジ。
その右手は、しっかりフェンスを掴んでいるのでありました。 -
イェ~イ!” やったぜ! ホースシューベンド再訪を果たしたよ!
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わぉ! その先っちょまで行って、大丈夫かね?
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ギョギョ! 彼女を崖っぷちに追いやっての写真撮影ですか?
これは、うちの奥さんなら抵抗されるだろうなぁ...。絶対に無理だな。一生恨まれると思うよ...。 -
…という事で、差別禁止のお互い様により、2ショット撮影となります。
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自撮りの2ショットでは、カップルの顔が岩山よりもデカくなるのが玉に瑕。
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この場所は、朝早い時刻や午後遅い時刻になると川面が日陰になってしまって、良い写真が撮れません。谷底は深く、周囲は切り立った断崖ですから、太陽が真上に来ないと全景が明るくならないのですよ。
それは、前回の訪問時に体験済みで、その時は日陰の入った写真しか撮れませんしたから、今回はお昼頃に来る事が出来るプログラムのツアーを選んだのです。
もしもこの地を訪れてみたいと思うなら、お勧めは、お昼前くらいに到着するパターンですよ。 -
素晴らしいですよ。絶景とは、こういう場所を示す言葉なんだねぇ。
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それではそろそろ、バスに戻りますよ~。
自由行動は、60分間ですから。 -
帰りの徒歩にも、10分ほどは想定した方が良いでしょう。
夏場には、歩く道すがらにチョロチョロと可愛い砂漠トカゲが出没して、面白かったですが、3月のこの時期には、その姿は見られませんでした。 -
見渡す限りに壮大な乾燥台地。
此処は、数億年の年月を経てグランドキャニオンを形成した、コロラド川の流域です。 -
さ~て、お次に向かう所は、いよいよアンテロープたちの隠れ場所。
それは、ホースシューベンドよりも更に近代新発見の大秘境なのでありました。
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