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17世紀に松前藩が開発して以来、<br />明治以降は文化の香り高い最果ての都市として、<br />啄木を引き付けた街。<br />そんなエリアを巡ります。

石川啄木の歩いた街・釧路

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2022/06/01 - 2022/06/01

605位(同エリア1090件中)

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gianiさん

この旅行記スケジュールを元に

17世紀に松前藩が開発して以来、
明治以降は文化の香り高い最果ての都市として、
啄木を引き付けた街。
そんなエリアを巡ります。

旅行の満足度
4.5

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  • 旅の始まりは、啄木に倣って釧路駅から。<br />実は啄木の頃と比べて、かなり移動しています。

    旅の始まりは、啄木に倣って釧路駅から。
    実は啄木の頃と比べて、かなり移動しています。

    釧路駅

  • 初代の釧路駅(最果て駅だったころ)があったところ。<br />現在は市街地の一角で、幸町公園になっています。

    初代の釧路駅(最果て駅だったころ)があったところ。
    現在は市街地の一角で、幸町公園になっています。

    幸町公園 公園・植物園

  • SL展示と共に、モニュメントが歴史を証言します。

    SL展示と共に、モニュメントが歴史を証言します。

    北海道鉄道記念塔 公園・植物園

  • 北海道三名橋の一つです。<br />現在は昭和3年竣工の4代目です。<br />釧路川河口部に架かる橋で、釧路市の東部と西部を結ぶ重要橋でした。

    北海道三名橋の一つです。
    現在は昭和3年竣工の4代目です。
    釧路川河口部に架かる橋で、釧路市の東部と西部を結ぶ重要橋でした。

  • 旅の舞台は、幣舞橋左岸。

    旅の舞台は、幣舞橋左岸。

    幣舞橋 名所・史跡

  • 石川啄木が働いていた旧釧路新聞社の社屋を復元した文学館。<br />※北海道新聞の前身。現在の釧路新聞とは無関係。

    石川啄木が働いていた旧釧路新聞社の社屋を復元した文学館。
    ※北海道新聞の前身。現在の釧路新聞とは無関係。

    港文館 美術館・博物館

  • 函館・小樽を経て、当時の鉄道路線の最果て、釧路駅に降り立ちました。<br />

    函館・小樽を経て、当時の鉄道路線の最果て、釧路駅に降り立ちました。

  • 社屋の前で集合写真。<br />シルクハットを被っているのが啄木です。<br />明治41年に76日間滞在しました。

    社屋の前で集合写真。
    シルクハットを被っているのが啄木です。
    明治41年に76日間滞在しました。

  • 釧路の花柳界で、当時一番人気の芸者。<br />市子は、料亭鹿島屋のお抱え芸者でした。<br />啄木も取材で度々訪れ、著作で彼女を褒めそやしています。

    釧路の花柳界で、当時一番人気の芸者。
    市子は、料亭鹿島屋のお抱え芸者でした。
    啄木も取材で度々訪れ、著作で彼女を褒めそやしています。

  • 妻の節子とツーショット。<br />妻子は小樽に残し、釧路は単身赴任でした。<br />啄木は、結婚や育児に拘束されず、自分の夢を追求する女性像を理想としました。<br />一方で彼のライフスタイルは、妻に要らぬ苦労を強います。

    妻の節子とツーショット。
    妻子は小樽に残し、釧路は単身赴任でした。
    啄木は、結婚や育児に拘束されず、自分の夢を追求する女性像を理想としました。
    一方で彼のライフスタイルは、妻に要らぬ苦労を強います。

  • 1階の展示は釧路港について。<br />和人にとっての釧路の歴史は、釧路港の歴史と同義です。<br />写真は1644年の「正保絵図」で、当時は久寿里(くすり)と呼ばれました。<br />松前藩の交易船が訪れ、アイヌと交易しました。<br />

    1階の展示は釧路港について。
    和人にとっての釧路の歴史は、釧路港の歴史と同義です。
    写真は1644年の「正保絵図」で、当時は久寿里(くすり)と呼ばれました。
    松前藩の交易船が訪れ、アイヌと交易しました。

  • 明治20年には、安田財閥が弟子屈で硫黄を採掘。精錬所のある標茶まで鉄道で輸送した。釧路川は、標茶への石炭輸送と釧路への硫黄輸送に利用される。<br />※硫黄は直ぐに枯渇し、明治29年に閉山。

    明治20年には、安田財閥が弟子屈で硫黄を採掘。精錬所のある標茶まで鉄道で輸送した。釧路川は、標茶への石炭輸送と釧路への硫黄輸送に利用される。
    ※硫黄は直ぐに枯渇し、明治29年に閉山。

  • 明治42年に釧路新聞社長の白石義郎は、国会(衆議院)議員として帝国議会で「釧路港修築予算」を通過させ、現在の東港部分の整備が始まりました。<br />

    明治42年に釧路新聞社長の白石義郎は、国会(衆議院)議員として帝国議会で「釧路港修築予算」を通過させ、現在の東港部分の整備が始まりました。

  • 明治末の港の景色

    明治末の港の景色

  • 昭和50年には西港も供用開始し、<br />現在は岸壁延長10kmを超えます。<br />ダントツの苫小牧を筆頭に、函館、室蘭に次ぐ第4の港です。

    昭和50年には西港も供用開始し、
    現在は岸壁延長10kmを超えます。
    ダントツの苫小牧を筆頭に、函館、室蘭に次ぐ第4の港です。

  • 取引のほとんどは国内で、移入(工業製品)に対して移出(畜産品・生乳)は控え目。<br />貿易は輸入過多で、肥料/飼料/石炭が主要品目です。<br />※炭坑閉山で、石炭も輸入に頼るようになりました。

    取引のほとんどは国内で、移入(工業製品)に対して移出(畜産品・生乳)は控え目。
    貿易は輸入過多で、肥料/飼料/石炭が主要品目です。
    ※炭坑閉山で、石炭も輸入に頼るようになりました。

  • 海沿いの公園。<br />海へ向かって標高が上がるテーブル状の台地。<br />灯台は低く 霧笛は峙てり の啄木歌碑が。

    海沿いの公園。
    海へ向かって標高が上がるテーブル状の台地。
    灯台は低く 霧笛は峙てり の啄木歌碑が。

    米町公園 公園・植物園

  • 釧路崎灯台を模した展望台に登ります。<br />釧路の天気は、目まぐるしく変わります。<br />あっという間に霧に覆われました。

    釧路崎灯台を模した展望台に登ります。
    釧路の天気は、目まぐるしく変わります。
    あっという間に霧に覆われました。

  • 江戸時代から啄木滞在期まで、釧路港は米町公園に隣接する部分でした。<br />啄木も、ここから海路で釧路を離れました。

    江戸時代から啄木滞在期まで、釧路港は米町公園に隣接する部分でした。
    啄木も、ここから海路で釧路を離れました。

  • 海を背にした景色。<br />ここが、久寿里時代から続く原始釧路の街です。

    海を背にした景色。
    ここが、久寿里時代から続く原始釧路の街です。

  • 明治33年(1900年)築の商家。<br />現存する市内最古の木造建築。<br />米町公園に面し、内部が一般公開されています。<br />地元ボランティアが管理しているので、<br />事前に開館曜日・時間をしっかり確認してください。

    明治33年(1900年)築の商家。
    現存する市内最古の木造建築。
    米町公園に面し、内部が一般公開されています。
    地元ボランティアが管理しているので、
    事前に開館曜日・時間をしっかり確認してください。

    米町ふるさと館 美術館・博物館

  • 内部には、界隈の歴史と生活用品のコンパクトな展示が。<br /><br />蝦夷地(先住民の土地)は、松前藩の活動領域でしたが、<br />対露関係が緊張した1798-1822年および1855年以降は、<br />東蝦夷地は幕府直轄領になりました。

    内部には、界隈の歴史と生活用品のコンパクトな展示が。

    蝦夷地(先住民の土地)は、松前藩の活動領域でしたが、
    対露関係が緊張した1798-1822年および1855年以降は、
    東蝦夷地は幕府直轄領になりました。

  • ここはアイヌ語でクスリと呼ばれ、久寿里という漢字が当てられました。<br />写真は1798年の光景。会所と呼ばれる和人と先住民との交易所が設けられました。<br />藩や幕府の管理下にありましたが、実際は商人が仕切っていました。<br />旅宿所等も建設され、東蝦夷地の漁業・交易・交通の要所でした。

    ここはアイヌ語でクスリと呼ばれ、久寿里という漢字が当てられました。
    写真は1798年の光景。会所と呼ばれる和人と先住民との交易所が設けられました。
    藩や幕府の管理下にありましたが、実際は商人が仕切っていました。
    旅宿所等も建設され、東蝦夷地の漁業・交易・交通の要所でした。

  • 新政府の下で明治3年に釧路郡に編入され、<br />同5年に久寿里は釧路村となり、同8年には独立して、米町になります。<br />米町通りは釧路の政治経済の中心地で、大いに栄えます。<br />写真は大正3年の光景。

    新政府の下で明治3年に釧路郡に編入され、
    同5年に久寿里は釧路村となり、同8年には独立して、米町になります。
    米町通りは釧路の政治経済の中心地で、大いに栄えます。
    写真は大正3年の光景。

  • 釧路会所跡<br />交易所で、現在は公園になっています。

    釧路会所跡
    交易所で、現在は公園になっています。

    佐野碑園 公園・植物園

  • 越後出身の漁場持の第4代佐野(屋号:米屋)孫右衛門を中心に運営されました。<br />明治初期にかけて本職の昆布漁だけでなく、硫黄鉱山開発や私費で道路を整備するなど、釧路発展の基礎を据えました。

    越後出身の漁場持の第4代佐野(屋号:米屋)孫右衛門を中心に運営されました。
    明治初期にかけて本職の昆布漁だけでなく、硫黄鉱山開発や私費で道路を整備するなど、釧路発展の基礎を据えました。

  • 明治期は官公庁や公共施設と並んで、<br />料亭が立ち並び、啄木も足しげく通いました。

    明治期は官公庁や公共施設と並んで、
    料亭が立ち並び、啄木も足しげく通いました。

  • 会所跡より内陸側は丘陵地になっています。<br />丘の上には、大日本帝国の出先機関である<br />旧北海道庁釧路支庁舎が建っていました。<br />現在は幣舞公園になっています。

    会所跡より内陸側は丘陵地になっています。
    丘の上には、大日本帝国の出先機関である
    旧北海道庁釧路支庁舎が建っていました。
    現在は幣舞公園になっています。

    幣舞公園 (花時計) 公園・植物園

  • 最上階が、展望室として公開されています。<br />壁側には歴史的展示パネルも。<br />写真は、霧の合間から見える幣舞橋。

    最上階が、展望室として公開されています。
    壁側には歴史的展示パネルも。
    写真は、霧の合間から見える幣舞橋。

    釧路市生涯学習センター展望台 名所・史跡

  • 米町方面からの空中写真(昭和37年)<br />手前が米町で、橋の手前の丘には道庁の庁舎が(現在地)。<br />釧路川の先(写真奥)は、釧路駅等の新市街。<br />幣舞橋周辺は、多くの漁船が停泊しています。

    米町方面からの空中写真(昭和37年)
    手前が米町で、橋の手前の丘には道庁の庁舎が(現在地)。
    釧路川の先(写真奥)は、釧路駅等の新市街。
    幣舞橋周辺は、多くの漁船が停泊しています。

  • 幣舞橋の歴史<br />0代<br />明治22年に名古屋の愛北物産が掛けた私設の有料橋愛北橋がルーツ。<br />米町と鳥取(釧路駅の西側の地名。鳥取藩出身者が開発した)を結ぶ道路上に架けられた。結氷に耐えきれずに落橋。<br />初代<br />明治33年に国費で架けられる。釧路駅方面へ通じる。

    幣舞橋の歴史
    0代
    明治22年に名古屋の愛北物産が掛けた私設の有料橋愛北橋がルーツ。
    米町と鳥取(釧路駅の西側の地名。鳥取藩出身者が開発した)を結ぶ道路上に架けられた。結氷に耐えきれずに落橋。
    初代
    明治33年に国費で架けられる。釧路駅方面へ通じる。

  • 2,3,4代目。<br />築港の整備によって西岸が発展し、通行量が激増。<br />街の中心も西岸へ移動し、現在に至ります。

    2,3,4代目。
    築港の整備によって西岸が発展し、通行量が激増。
    街の中心も西岸へ移動し、現在に至ります。

  • 2階には市立美術館が。<br />企画展で、歴代の郷土賞受賞者の新作が並ぶ秀逸な展示会でした。

    2階には市立美術館が。
    企画展で、歴代の郷土賞受賞者の新作が並ぶ秀逸な展示会でした。

    釧路市立美術館 美術館・博物館

  • おまけ<br /><br />幣舞橋西詰から。<br />夕方は、綺麗に晴れました。<br />続編はこちら<br />https://4travel.jp/travelogue/11758593<br />

    おまけ

    幣舞橋西詰から。
    夕方は、綺麗に晴れました。
    続編はこちら
    https://4travel.jp/travelogue/11758593

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