屋久島～種子島～宮崎旅行　①雨の屋久島

2022/04/28 - 2022/05/04

体力があるうちに屋久島の最高峰・宮之浦岳に登ろうということで企画した旅行。折角なので1週間かけて色々巡ったが、前半・宮之浦岳登山の前日まで。

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: じゃらん

旅の初日。鹿児島空港でプロペラ機に乗り継ぎ、屋久島空港に11時に到着。曇っているが降らずに天気がもってくれた。レンタカーを借りて島の北部に向かう。

屋久島空港 空港

宮之浦の町の中にある「楓庵」で”屋久島ラーメン”の昼食。屋久島産のとろろやサバ節、アオサが乗ってて美味しかった。

楓庵 グルメ・レストラン

最初に観光したのは「志戸子のガジュマル園」。入場者が我々だけだったのでシーンとした中、原生林を散策できた。

志戸子ガジュマル公園 公園・植物園

「布引の滝」はちょっと岩の階段を登ったところから見ると迫力が増す。

布引の滝公園 自然・景勝地

「東シナ海が見える」展望所というのがあったので立ち寄ったが、口永良部島さえ見えない状態だった。

東シナ海展望所 自然・景勝地

前回（12年前）も行った「白谷雲水峡」を再訪。”もののけ姫”の様な風景は当時から変わっていない。

白谷雲水峡 自然・景勝地

今回は少し歩いて”二代大杉”まで行ってみた。縄文杉よりだいぶ樹齢は若いが、それでもこの幹の太さ。

パラパラと雨が降り始めた頃に、今回３連泊する民宿「里町」に到着。3室＋共有スペースというシェアハウスの様な造りで、登山や森林散策に早朝出て行きやすいように玄関に鍵もかけないというオープンさ。

素泊民宿 里町 宿・ホテル

トースターの横に焼酎「三岳」の一升瓶がデンと置かれていて「前の人の飲み残しですか？」と尋ねたら『いえ、サービスで置いてます』とのこと。え？飲み放題？驚いた。

風呂（自分で湯を張る）に入ってから今晩の夕食は「シリウス」で頂くことにした。

島海味キッチン シリウス グルメ・レストラン

杉の木片と共に醸造して香りを移した「屋久島ビール」でまず乾杯

まずは飛び魚の丸ごと唐揚げ。ひれはカラッと揚がっていて骨煎餅みたいな感じでパリパリ全部食べられる。

本土と同様、鹿による農産物の食害もあるため狩猟されているようで鹿肉の塩ゆでを頼んだ。癖も無くあっさりしているので柚子胡椒をつけて食べた。

宿に戻ってから、どうせ明日は雨だからゆっくり起きられるしと「三岳」の水割りを作って飲んでから寝た。

2日め。すごい風雨だったが出かけてまず立ち寄ったのが「千尋の滝」。しかし音はすれども何も見えず。売店の人に『午後ひょっとして晴れたらまた来てねー』と言われて後にする。

湧水も汲めるというので「中間」のガジュマルにも寄ってみたが雨が強くなり、湧き水も雨水が混ざってしまったがPETボトルに収める。

中間ガジュマル 自然・景勝地

前回は夏の晴れた日だったのでチョロチョロだった「大川（おおこ）の滝」、今回は雨の最中なので展望台にもしぶきが飛ぶほどの水量だった。

大川の滝 自然・景勝地

丁度雨が止んだタイミングで、海岸から湧く源泉そのままに入れる「湯泊温泉」に到着。この後貸切露天風呂を満喫した。

湯泊温泉 温泉

今日も昼はラーメン。「屋久島オリオン」という店だがここはあご（飛び魚）の出汁をかなり濃厚にだした、「楓庵」とはまたちがう美味さがあった。
食べている間に雨が上がり青空も見えてきたので「千尋の滝」にもう一度行ってみることにした。

こういう風景だったのかー。左の1枚岩の斜面に何段もの滝が打ち付けていて迫力満点だった。

千尋の滝 自然・景勝地

駐車場の展望台から見える「モッチョム岳」（左の尖った山）も綺麗だった。登山道を往復して5時間かかるそうだ。

山の中腹にある「竜神の滝」は滝つぼが真っ白に泡立っていた

竜神の滝 自然・景勝地

往きは見落としたが、この看板の手前に遊歩道入口があり5分程で「トローキ」の滝が見れる。

屋久島町まごころ市ぽん たん館 お土産屋・直売所・特産品

海に注ぐ滝は船で海上から見たことしかなかったが、この「トローキの滝」は展望台が付き出しているので陸上から見ることができた。

トローキの滝 自然・景勝地

時間があるからついでに行った「猿川」のガジュマルだったが実はここが一番ジャングル感があった。

猿川ガジュマル　 自然・景勝地

駐車場には綺麗な蝶がひらひらと舞っていた。

入山前の勉強も兼ねて「屋久杉自然館」を見学。戦国～江戸時代に屋久島の森林資源に目がつけっれ、城作りの為にまっすぐな大木ばかり伐採されたり、杉の皮が年貢として納められたりという歴史が紹介されていた。林業が盛んな頃の集落の逸話（急に産気づいた妊婦さんをトロッコに乗せて町に運ぶ最中にトロッコ上で出産したことがあった）なども紹介されていた

屋久島町屋久杉自然館 美術館・博物館

そのトロッコ列車の実物がこれ。

明日は登山で早起きなので18時前に夕食。おかみさんに「首折れサバありますか？」と尋ねたら入荷していたので即注文。このボリュームで1人前、600円。

かもがわ グルメ・レストラン

前回は民宿の味噌汁の具だった”亀の手”を今回は塩茹でで頂いた。
明日は3時起き。「三岳」は一杯だけにして20時就寝。