GWに「ふらっとカンサイ」（和歌山～大阪乗りつぶし編）

2022/05/04 - 2022/05/06

３年ぶりに行動制限のない今年のＧＷ。
どこへ行っても混んでいるだろうし、旅費も高くつくだろうし、そもそも、ホテルも交通機関も空きはないだろうと東京に留まるつもりだったのですが・・・

ＡＮＡのサイトで、特典航空券の予約状況をみてみたら、関空行きが結構空いている。
大阪や京都のホテルも以外に空いているし、値段もお手頃。

ということで、急遽思いたって「ふらっとカンサイ」3日間の旅をすることにしました。

第１日は、和歌山～大阪にかけて私鉄の未乗路線を乗りつぶします。

エリア 和歌山市(和歌山)

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【第１日】
朝７時過ぎの羽田空港第２ターミナルは、GW中にも関わらず、意外に閑散としていた。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

出発時刻の間際まで、ANAラウンジで休憩して搭乗ゲートへ。

搭乗率は30％程度か？こちらも、想像以上に空いている。
機材はA320、全席にモニター設置されている。

出発予定時刻の10分後の7:50に離陸。

7:56には、江の島の上空を通過。

8:03には、右窓から富士山を望む。

8:18には、伊勢湾上空を追加。右窓下にセントレア中部国際空港。

8:34には、和歌山市上空を通過。まもなく着陸となる。

8:49に関西国際空港に到着。予定より5分ほど早い。

関西国際空港 空港

関西国際空港のロビーも思ったより人気がない。
JRの券売機で御坊までの乗車券・特急券を購入するが、難なく窓際の席が確保できた。

関西空港駅 駅

橋長3750mのスカイゲートブリッジRを通って、りんくうタウンへ向かう。

JR日根野駅で、特急くろしお3号に乗り換え。
ひたすら南方向へ向かう訳ではなく、地図を見ると頻繁に左右の方向を変えており、ときおり左窓からの日差しが厳しい。

日根野駅 駅

1時間あまりで、御坊駅に到着。定刻よりやや遅れ。

御坊駅 駅

御坊駅のホームの端に紀州鉄道の一両編成の車両が止まっていた。
なぜか、子連れ客で通路まで満員。紀伊御坊でほとんど下車してしまったが、何かのイベントだろうか？

御坊駅の次が、「学問」ではなく「学門」駅。
紀州鉄道では、学門駅の入場券が入った学業祈願のお守りも販売している。

社内では駄菓子が販売されている。駄菓子列車というらしい。

定刻の11:10から10分近く遅れての終点西御坊に到着。
「日本一短いローカル私鉄」との標識がある。

なお、紀州鉄道株式会社の本社は東京都中央区。不動産事業を営む会社が御坊臨港鉄道を買収して紀州鉄道と社名変更した経緯がある。

西御坊駅 駅

御坊への折り返し運転の社内で、和歌山行きの特急券をチケットレスで購入。ネットだと550円とかなり安い。

御坊駅前のコンビニでカツサンドとお茶を調達して、くろしお18号に乗車。こちらもたいへん空いている。

御坊駅 駅

12:48に和歌山駅に到着。

和歌山駅 駅

JR駅構内の9番線に、和歌山電鉄の改札口がある。往復料金より安い一日乗車券を購入。「たま電車」と名付けられえた２両編成の列車が止まっていた。
和歌山駅以外は全て無人駅で、運転手が料金の受け取りをするワンマン運転だが、今日は車掌も乗車している。子連れの客多し。

たま電車 乗り物

内装はとてもレトロな雰囲気。

列車内に本棚まで作られていて、さまざまな種類の書籍が並んでいた。

ネコの顔をデザインした終点貴志駅。
無人駅だが、たまミュージアム貴志駅と呼ばれていて、ショップやカフェがあり、狭いながら人多し。

貴志駅 駅

和歌山駅に戻り、地下改札近くの丸美商店。
2名の待ち客がいたが、ほどなく店内へ。

丸美商店 グルメ・レストラン

豚骨醤油系だが、スープはあっさり。細麺で量は少なめ。

和歌山市駅に移動し、ここから南海加太線に乗車。「めでたいでんしや」と名付けられている。

和歌山市駅 駅

吊り輪の形がユニーク。魚、貝、蟹の姿に型取られている。

25分で終点の加太駅に到着。
この駅から先に、今朝、飛行機の窓から見た加太湾がある。

加太駅 駅

加太駅から折り返し、紀ノ川、みさき公園と乗り継いで、南海多奈川線の終点多奈川駅に到着。

多奈川駅 駅

多奈川からみさき公園、泉佐野で乗り換え、貝塚駅へ。
4分の乗り継ぎで水間鉄道の電車に乗車。
大正期からある古い鉄道会社で、現在は東証プライム市場に上場しているグルメ杵屋の子会社となっている。

貝塚駅 駅

終点の水間観音駅は、第1回近畿の駅百選認定されたもの。

水間観音駅 駅

2021年に、水間鉄道を舞台としたドラマが松平健主演で制作され、YouTubeで公開されている。

南海本線に戻り、岸里玉出駅で下車。
汐見橋から岸里玉出までは高野線の一部であるが、高野山方面へ向かう電車はすべてなんばと直結しており、この区間だけは折り返し運転で運行間隔も一時間に2本というローカル線のような扱いになっている。
実際、乗客も数名しかいなかった。

岸里玉出駅 駅

19:04に、汐見橋に到着。
本日の「乗りつぶし」はここで終了。当初想像していた以上に乗り継ぎが良く、本日は大阪泊まりとなる。

汐見橋駅 駅

JR福島駅近くにある「ホテル阪神大阪」にチェックイン。
当日予約だったが、8,500円で22階のツインルームを確保できた。

ホテル阪神大阪 宿・ホテル

夕食は、新福島駅近くの蛸料理店・多幸屋へ。
お通しは、カンパチ？のカルパッチョ。

多幸屋名物！蛸三種盛り（980円）
真ん中の北海道水ダコが絶品だった。

ピリ辛キュウリ（380円）

〆にたこ焼き（480円/5個）
味付けが何種類も選べるが、まずは「素焼き」を注文。
外はかりっと、内はトロトロ。これまで食べたことのある「たこ焼き」の中でもベストと思う。
さらに、「ポン酢」「辛口ドロソース」と味付けを変えて追加。

ホテル阪神は、全室に天然温泉が引かれており、レバーで水質を切り替えるようになっていた。