2003/09/30 - 2003/09/30
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YS-11さん
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国産旅客機 YS-11 がまだ日本の空で活躍していた時代。最後まで活躍していたのは北のエアーニッポン(ANK)と南の日本エアコミューター(JAC)の2社だ。その2社のうちエアーニッポンは2003年8月31日、女満別-新千歳のフライトを持って引退している(日本エアコミューターのラストフライトは2006年9月30日、沖永良部-鹿児島となっている)。
ANKで引退した最後のYS-11であるJA8772とその直前まで活躍していたJA8761は整備を終えて売却先のタイへフェリーフライトをすることに。その情報を得て、自分のネットワークをフルに生かしてそのフェリーフライト予定日のひとつに賭けて航空券とレンタカーを手配し、経由地である鹿児島空港へ向けて急遽旅立ったのだ。
※20年近くも前の話なので、記憶違いにより一部事実と異なることがあるかもしれません。その点はご了承くださいませ。
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ANK/YS-11のフェリーフライトの情報を各方面から収集していて日程を予測。その筋の情報を頼りにして5日前にマイレージ特典で名古屋(小牧)から鹿児島までの往復航空券を手配した。
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2003年9月30日。羽田に詰めている友人と情報交換しつつ名古屋高速を走って名古屋空港へ向かう。そしてチェックイン。
最初の経由地となる鹿児島空港の天候は良さそうなので、もしフライトがキャンセル・変更になったら気持ちを切り替えて飛行機撮影遠征にしよう。
そんな気持ちで搭乗する。これから鹿児島へ連れてってくれるのは Super Dolphin B.737-500 / JA358K だ。眉毛(天測小窓)がカワイイよ。名古屋空港 (県営名古屋空港) 空港
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2020年6月にANAから退役した737-500。本来ならMRJの導入でもっと早く引退していた予定だったが、MRJのトラブルにより延命となった。搭乗した当時はまだまだローカル線を中心に大活躍をしていて、私が搭乗する率が高い航空機のひとつだった。エンジンカウルに画かれたイルカも可愛かったね♪。
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鹿児島へ向けて航行中。ひょっとしたら羽田から鹿児島へのフェリーフライトをしているYS-11たちを抜かしているかもしれないと窓からのチェックは欠かさず行っていた。
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鹿児島に到着してレンタカーを借りる。そしてすぐにターミナル側とは反対側、茶畑が広がるエリアへ移動する。
この記事を書いていて写真を確認していたが....ほとんど記憶にない HONDAのLOGOをレンタルしていた。でも空港での撮影の為の移動だけの利用なので走行距離はほとんど無かったと思う。ニッポンレンタカー鹿児島空港営業所 乗り物
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自分が名古屋から搭乗してきた 737-500 / JA358K の折り返し便を見送る。
鹿児島空港 空港
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こちらは2008年2月29日にANAから引退した A321-100 。エアバスシリーズの中でスタイルが一番美しいと思っている機体だ。ちなみにラストフライトは函館-羽田であたが、そのフライトに私は搭乗していた。
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遠くからダートMkエンジンのサウンドを響かせてアプローチしてきたのは JAC / YS-11A-500 だ。
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ランディングする JAC / YS-11A-500 。その向こうにはJCAB(航空局)/ YS-11A-500 が駐機している。
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こちらはスカイマークの 767-300ER 。いまとなっては懐かしい光景だ。
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先ほど写っていた JCAB(航空局)の YS-11A-500 がタキシーアウト。この機体はフライトチェッカーと言われ、空港の支援装置の点検に使用されている機体なのだ。これからどこの空港のチェックに向かうのだろう?。
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JCAB / YS-11A-500 が滑走路手前で待機しているところに JAC / YS-11A-500 がランディングする。
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鹿児島空港は主要空港ではないが離島便の発着が多く、交通量が多い。そのなかでも静寂な時間が訪れ、YS-11が3機並んで翼を休めていた。
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離陸したフライトチェッカーが頭上をパスして行った。
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お目当ての YS-11 が到着するまで、鹿児島空港で発着する航空機を撮影して時間を潰す。
すると「ドンっ」という音と共に桜島から噴煙が上がった。ちょうどそのタイミングで降りてきたのは JAL(JAS) / MD-81 。すでに日本の空から引退してしまったリアエンジンの MD シリーズの機体だ。 -
イチオシ
次に着陸してきたのは ORC / DHC-8-Q200 。39人乗りのカワイイ機体だ。2022年4月現在でも現役機。
こちらの DHC-8-Q200 は2022年2月に搭乗してきたが他機種へのリプレースが決まっており、近いうちに退役が決まっている。
ORC(オリエンタルエアブリッジ) / DHC-8-Q200 搭乗記
https://4travel.jp/travelogue/11738015 -
発着を繰り返す JAC / YS-11A-500 。鹿児島の離島の生活を守る大切な航路だ。
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イチオシ
金属的なダートMkエンジンサウンドを響かせてテイクオフ。
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JAL と統合した JAS(日本エアシステム)。保有していた機体は順次(当時の)JALカラー=太陽のアークへ変更していった。
こちらは元JASの A300-600R / JA8377 通称「松井ジェット」がランディング。 -
先ほどランディングした ORC / DHC-8-Q200 が折り返し便で飛んで行った。
と、撮影しているところに会社名のコールサインではなく、機体ナンバー(それもタイ国籍)で管制する航空機が間もなく鹿児島空港にランディングすると無線が入ってきた。 -
JAC / YS-11 の発着が頻繁な鹿児島空港では日常のシーンと変わりは無い。しかし私にとっては特別な瞬間だ。
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かなりの機首下げで降りてくる VAP(プーケットエア) / YS-11A-500 / HS-KVA / ex.JA8761 だ。
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ダートMkエンジンのサウンドを響かせて羽田からやってきた蒼き YS-11 。
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イチオシ
ANK(エアーニッポン)としては新千歳~女満別で活躍してきたのが最期。でも、目の前にはフライアブルな姿を見ることに。写真はぎりぎり接地寸前のところだ。
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JAS / MD-81 も ANK / YS-11A-500 も、いま日本では見ることができない飛行機たちだ。
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間を開けず、もう1機の元 ANK の YS-11 が鹿児島空港に進入する。
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こちらの機体はかなり手前で着陸した。
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後から到着したのは VAP / YS-11A-500 / HS-KUO / ex.JA8772 だ。
同年8月31日、女満別から新千歳へ飛んだ便でANA/ANKとしてのラストフライトを飾った機体。 -
イチオシ
羽田を出発して鹿児島空港に到着。
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鹿児島空港に元ANKの蒼い YS-11A-500 の2機が揃った。
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この後の経由地である那覇空港以外、もう2度とANKのYS-11の2機並びは見ることは無いだろう。
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イチオシ
まだまだタイ・ドンムアン空港まで先が長い。メカニックがエンジンのチェックをしている。
ちなみのこちらのメカニックの方とは、翌年ドンムアン~ブリラム便でお会いすることに....。 -
パイロットが整備さんのと何やら話をしているようだ。
こちらのパイロットとは同じく翌年にチェンマイ~チェンライ便でお会いしている。 -
メディアの人もこのフェリーフライト(回航フライト)を取材しているようだ。エプロン(駐機場)から撮影していて羨ましい。
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1時間半ほどの滞在で給油と点検をして次の経由地である那覇へ。搭載しているエアステア(乗り降りする階段)を収納して出発準備。
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No.2 Engine start !
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ANK時代でのエンジンスタートは電源車から電力を供給してもらいプロペラを回すのだが、このフェリー便では搭載バッテリーでプロペラを回しエンジンをスタートさせる。エンジンに火が入り、ダートMkエンジンの金属音が低音から高音へと変調。鳥肌が立つ瞬間だ。
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YS-11A-500 / HS-KVU / ex.JA8761 がエンジンスタートするころ、隣にいた YS-11A-500 / HS-KUO / exJA8772 はエアステアを収納してエンジンスタートに備える。
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No.1 Engine start !
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ダートMkエンジンが甲高いエンジン音を響かせて、いよいよタキシーアウト(地上移動)。
この瞬間を見届けて別な撮影ポイントへ慌てて移動する。 -
先発の YS-11A-500 / HS-KVO の離陸は移動するレンタカーの中から見送り、自分にとって思い出がたくさん詰まった YS-11 を見送ろうとしていたのだ。
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自分自身が初めて搭乗した YS-11 がこの ex JA8772 / HS-KUO で、2003年8月31日の女満別~新千歳のANK ラストフライトでもこの機体に搭乗している。
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こちらは2003年8月31日 女満別空港にて私が撮影したもの。ANK / YS-11 ラストフライト 搭乗直前のシーン。そのラストフライトを担ったのは JA8772 (HS-KUO)だ。
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次の中継地である那覇へ。そして新天地のタイ・ドンムアンへ。
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私にとっての永遠の翼のひとつ
「君を忘れない」
その後、2004年2月4日。タイ北部にあるチェンマイからチェンライ、嫁ぎ先のプーケットエアで再会を果たした。 -
友人で航空写真家のAO氏から写真提供。
その後、2機の蒼いYS-11は那覇空港で給油をして台湾へ。那覇空港では2機揃って堂々たるタキシングシーンが繰り広げられた。 -
蒼い YS-11 たちはその後タイのプーケットエアで活躍していた。
こちらは HS-KVO / ex.JA8761 でイサーン地方(タイ東北部)のウドーンターニにて撮影したもの。 -
ウドーンターニからチェンマイへ向かう。2004年6月2日に搭乗。
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当時の格安航空会社として活躍していた YS-11 。何度かこの YS-11 / プーケットエア に搭乗するためにタイへ渡航していた。このあたりのレポートは写真の発掘ができれば、そのうちこちらにUPしてみたい。
ということで、鹿児島空港でタイへ向かう2機の YS-11A-500 を見送ったあともその場に留まり、航空機を眺め続けた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ondine24さん 2023/11/12 16:13:57
- こんにちは^_^
- 私の沖縄旅行記にご訪問&投票頂きありがとうございました😊
YS-11さんはお名前からして飛行機が、特にYS-11に強い思い入れがおありなんですね?
私が子供の頃両親の実家である鹿児島へ行くのは、寝台列車か飛行機のどちらかでした。
一度祖父のお葬式の際、首都圏にいた親戚3家族が一緒に飛行機に乗ったことがあり、それがYS-11だったと思います。コックピットのすぐ後ろに向かい合って座るスペースが有り、そこに皆で座りました。コックピットとはカーテンで仕切られていて、覗かせてもらった覚えがあります(もし間違っていたらすみません)。
50年位前の話しなので記憶も大分曖昧です。
私はそれ以来、飛行機が大好きになりました。
これからのYS-11さんの記事も楽しみにしています。
それではまた*\(^o^)/*
- YS-11さん からの返信 2024/02/21 20:28:52
- RE: こんにちは^_^
- ondine24さま
今頃の返信で大変申し訳ございません
ご想像の通り国産旅客機の YS-11 が好きで旅していた時期があり、日本で活躍していた機体に乗るためだけにタイへ行ったりしておりました。なので乗り物中心の旅行記になっているので、お目汚しになるかもしれません
ondine24さまの沖縄社会見学、歴史を学ぶところなどは私はなかなかやらないので次回以降の参考にさせていただきます。そしてこちらも遅くなりましたがご結婚40周年おめでとうございました♪
これからもどうぞよろしくお願いします
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