2022/04/02 - 2022/04/03
1978位(同エリア3284件中)
こあゆきさん
この旅行記スケジュールを元に
日光金谷ホテルには毎年のように一泊しているが、大体において満足して帰る。
それは何かというと、静けさだったり、風景だったり、その歴史の重みを感じる雰囲気だったり、スタッフのあたたかさだったり。
決してラグジュアリーなホテルではないし、クラシックホテル特有の設備の使い辛さもあるし、お料理だって私は好きだけれど、それが極上のお料理かというと、もっと美味しいホテルやレストランもある。
だけど、日光金谷ホテルに来ると静かで落ち着いて過ごせる。
それが好きで来ていた訳だけれど。
今回の滞在は少し残念な結果になってしまった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 1.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
日光金谷ホテルにチェックインして、お茶を飲んだり、本を読んだりしていたら、夕陽が沈む時間になった。
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部屋の窓から見える夕日は相変わらず美しい。
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いつもはディナーチャイムの音を聞いてからメインダイニングに行くのだけれど、今回は聞こえなかった。
別館に鳴らしに来てくれなかったの?
それとも最近は鳴らしていないの?
単に聞こえなかっただけ?
あのディナーチャイムの音が好きなんだけどな。日光金谷ホテル 宿・ホテル
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さあ、そろそろ夕食の時間。
別館から本館へ。
日光金谷ホテルのショップは明日、じっくり見よう。 -
メインダイニングでは、そこそこ人が入っていた。
最初案内された席は、グループ客のテーブルの一番近くで、このコロナ禍の時期にも関わらず、お酒が入って大きな声と笑い声。
若い人が多い様子で、ここは安居酒屋ですか?という雰囲気。
ちょっとこれはどうなんだろう。
普通、それなりのレストランなら、そんな席に客を案内しないと思うのだけれど。
満席な訳でもなく、他に席はたくさん空いているのに。
思わず、静かな席に変えてください、とスタッフに伝えて席を変えてもらったのだが、しばらくして1人の女性客がそのテーブルに案内された。
それを見ていて、え?と愕然としてしまった。
メインダイニングのスタッフ、どうしたの!?
今までそんなことなかったじゃない。
雰囲気を見て、それ相応の席に案内するのが普通だったのに、あんなにうるさい、コロナ対策にもならない場所に客を案内するなんて。
かと言ってうるさいグループ客には何の注意もしていない。
どういうことだったんだろう。 -
ディナーメニュー。
前回は久しぶりに虹鱒のソテー金谷風を食べたので、今回は普通のディナーをオーダー。 -
ドリンクメニュー。
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最初は金谷ホテルのハウスワインを。
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ワインを注いでもらっても、何だか本当にグループ客がうるさくて、落ち着いて味わう気も起きず。
まぁ、本当に良くないのは客で、客のモラルの問題なのだけれど、それを注意もせず野放し状態で、そのうるさい席に文句を言わなそうな客をアサインするスタッフの気が知れなくて。
今回、チェックインしてから支配人に会っていなかったのだけれど、支配人がいたらどういうことなのか聞いてみたかった。 -
アミューズ。
人参のムースにコンソメのジュレだった。 -
本日のオードブル。
鴨と生ハムのサラダ仕立て。
今まで、割とオードブルで湯波が使われていることがあって、それが美味しくて好きだったのだけれど。 -
パンはバゲットとオリーブのパン。
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かぼちゃのポタージュスープ。
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魚料理は「プレミアムヤシオマスのクルトン焼き 農園野菜のロースト添え 春キャベツのソースに桜エビを散らして」という長い名前のお料理。
ヤシオマスは金谷ホテルではよく食べるけれど、なかなか美味しかった。 -
「とちぎ霜降高原牛ロース肉のグリル 蕗の蕾味噌風味 熟成じゃがいものピューレと那須の春香ウドのフリットを添えて」
お料理の詳しい説明がなく、ちょっと残念だった。 -
コーヒー。
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ベリーロール ラズベリーのシャーベットのせ。
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プティフール。
昔は金谷ホテルでプティフールは出なかったのだけれど、ここ2年くらいかな?出るようになったの。 -
お料理は美味しかったものの、静かにゆっくりお食事を楽しむ雰囲気ではなく、ガッカリしてお部屋に戻った。
が。
夜中1時過ぎまで、大きな笑い声や話し声が響いてきて、イライラして眠れなかった。
フロントに連絡しようにもどこからその声が響いてくるのか分からず…。
こんなこと、金谷ホテルでは初めてで、怒りよりも悲しくなってしまった。 -
翌日。
本館前には結婚式のご両家の案内が。
昨夜のあのうるさい若者グループはこの結婚式に参列する前乗り団体だったのだろうか。
一見、金谷ホテルにお泊りに来られる方々とは全く違っていたので。
今、金谷ホテルは結婚式誘致に力を入れている。
だとしたら、そういうグループ客も今後増えるのかな。
なんだか、金谷ホテルが今までの落ち着いた大人な魅力のあるホテルでなくなって、大型観光ホテルまがいの集客になるのなら、もう私たちは来れないよね。
夫とそんな話をしながら、朝食に向かった。 -
メインダイニングに行くと、あの昨夜のうるさかった席にまた案内された。
朝はうるさいグループ客はいなかったので、大人しく座ったが、テーブルの割り当てが決められていて、何の疑問も持たず案内しているんだな、と改めてガッカリした。
因みにその席は柱の脇で、正直全くハズレとも思える席。こんなに毎年金谷ホテルに来ていても、こんな扱いになるということを実感した。
以前なら、ディナーの時に、あまり良い席ではなかったら、朝食の時に外が見えるテラス風の席に案内してくれたり、割と気を遣ってくれたのにな。 -
朝のテーブルセッティング。
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用意されているジャム。
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飲み物は紅茶を頂いた。
金谷ホテルの紅茶は文句なしに美味しい。 -
ジュースはいつもながら、トマトジュースをセレクト。
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野菜サラダ。
フレンチドレッシングがかけられている。 -
今回はトーストではなく、追加料金を払ってパンケーキにしてもらった。
でも、食べてみて普通のパンの方がよかったかも、と思った。というのも、ホテルのというより普通のパンケーキだったので。 -
写真はパンケーキ用のメイプルシロップと蜂蜜。
以前、箱根富士屋ホテルに毎年泊まっていたことがあり、いつも朝食、夕食は富士屋ホテルのメインダイニングであるザ・フジヤを利用していた。
朝食の時はパンケーキやフレンチトースト、フレンチトーストフジヤ風などいろいろ食べ比べており、それぞれ個性的で、ここでしか味わえない美味しさが楽しかった。
金谷ホテルもパンケーキを出すようになったんだな~と期待したのだが、ちょっと期待し過ぎたのかもしれない。 -
卵料理はフライドエッグ。サニーサイドアップで。
紅茶のおかわりを頂いた後、早々に席を立った。
柱の脇の席で、どこも眺められない場所でゆっくり出来ず…。 -
メインダイニングを出たら、小食堂の扉が開いていた。
金谷ホテルが出来た頃のメインダイニングだった場所。ここは天井が美しいので、好きな場所だが、今はイベントの時などに使うようだ。 -
昔、お正月に泊まった時にここでお汁粉を頂いていたら、当時の社長(創業者の曾孫に当たられる井上槙子氏)がいらして、同じようにお汁粉を召し上がっていたことがあった。
何だか凄く懐かしい。 -
朝食の後、ショップでカレーパイを予約し、お土産物を少し買い、チェックアウトの時にカレーパイを受け取り、日光金谷ホテルを後にした。
今回の日光金谷ホテルは、今までと何となく違った面を見てしまった感があって、夫としばらく金谷ホテルから離れようという話をした。
田舎のクラシックホテルで、他のクラシックホテルと違って洗練はされていないものの、人のあたたかさや、観光客ではない金谷ホテルを愛して泊まりに来ている皆さんのマナーの素晴らしさだったり、静けさを楽しんでいる方々など、そういったことが心地よくて泊まりに来ていたけれど、何だか今の日光金谷ホテルは別の路線に走り出した気がして、本当に悲しく残念な宿泊になってしまった。
のんびりしたくて、心地よい空気を楽しみたくてきたのに、こんなに悲しい気持ちになる旅行は初めてで、
来なければ良かったと思ったのも初めてのことだった。 -
帰り、道の駅日光 日光街道にこにこ本陣に寄った。
道の駅 日光街道ニコニコ本陣 道の駅
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ここの道の駅に駅弁やお弁当が売っているのと、日光にお土産物が見たかったので。
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結局、お弁当と水羊羹を買って、少しテンションをあげて帰途に着いた。
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