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 自転車の旅 飛騨路は今日も雨だった(3)<br /><br /> 8月5日、サイクリングも5日目。

自転車の旅 飛騨路は今日も雨だった(3)

3いいね!

1976/08/01 - 1976/08/07

280位(同エリア355件中)

おく

おくさん

 自転車の旅 飛騨路は今日も雨だった(3)

 8月5日、サイクリングも5日目。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
  •  高山駅でさわやかと迄はいかない朝を迎える。なにせコンクリートの上だったからアチコチが痛いよ。5時半に起きると雨が降っている。何だよ今日も雨かよーとガッカリしていると、すぐに止んでくれる。<br /><br /> 駅の朝は早い、他の無宿者たちもみんなゴソゴソと起き出している所を見ると、ぼちぼち一番列車がくるようだ。みんな今日は電車で移動かな?それとも今日も高山見物?

     高山駅でさわやかと迄はいかない朝を迎える。なにせコンクリートの上だったからアチコチが痛いよ。5時半に起きると雨が降っている。何だよ今日も雨かよーとガッカリしていると、すぐに止んでくれる。

     駅の朝は早い、他の無宿者たちもみんなゴソゴソと起き出している所を見ると、ぼちぼち一番列車がくるようだ。みんな今日は電車で移動かな?それとも今日も高山見物?

  •  6時過ぎ、見物予定の高山陣屋前の朝市に行ってみる。ここの朝市は本当に素人が自分ちで取れた野菜や漬け物などを売っているようで心が和む。中には農業の傍ら土間の片隅で作ったような素朴な民芸品なんかも売っている。お土産は荷物になるから極力買わないことにしてるので、見るだけ。でも、食べ物なら腹に入っちゃうから荷物にならんし、名物の朝市にも参加できるような気がする。それに朝飯代わりにもなるし。<br /><br /> 何を食べようかなーと物色してみても朝市で納豆定食を食べさせてくれる訳はない。桃を買って食べることにする、これならまぁ多少は腹にたまるだろし、何しろ旨そうだ。おばちゃんが親切に皮をむいてくれる。リンゴとトウモロコシも買って食べる。名物を食べたって訳じゃないけど、まぁ普通の食事よりは何となく観光っぽくていいかな?それに高山の朝市で食べたと言うのも少しは思い出になるかもね。<br /><br /> また雨が降ってきた。まあ毎日良く降ってくれるよ。飛騨ってこんな雨が降る地方だったのか?小雨の中、昨日は閉館して入れなかった飛騨の郷に行く。<br />

     6時過ぎ、見物予定の高山陣屋前の朝市に行ってみる。ここの朝市は本当に素人が自分ちで取れた野菜や漬け物などを売っているようで心が和む。中には農業の傍ら土間の片隅で作ったような素朴な民芸品なんかも売っている。お土産は荷物になるから極力買わないことにしてるので、見るだけ。でも、食べ物なら腹に入っちゃうから荷物にならんし、名物の朝市にも参加できるような気がする。それに朝飯代わりにもなるし。

     何を食べようかなーと物色してみても朝市で納豆定食を食べさせてくれる訳はない。桃を買って食べることにする、これならまぁ多少は腹にたまるだろし、何しろ旨そうだ。おばちゃんが親切に皮をむいてくれる。リンゴとトウモロコシも買って食べる。名物を食べたって訳じゃないけど、まぁ普通の食事よりは何となく観光っぽくていいかな?それに高山の朝市で食べたと言うのも少しは思い出になるかもね。

     また雨が降ってきた。まあ毎日良く降ってくれるよ。飛騨ってこんな雨が降る地方だったのか?小雨の中、昨日は閉館して入れなかった飛騨の郷に行く。

  •  ここは広大な敷地の中に飛騨のあちこちから掻き集めてきた合掌造りの古い家を移築して見物できるようになっている。馬小屋付きの家や水車小屋など色んな合掌作りの家には実際に入って中を見ることが出来る。美術品て訳じゃないので、中の物は何でもさわり放題。上の階に上がれる家では、内側から合掌作りの三角形の構造も見られた。合掌作りてのも外観は風情があってお洒落な感じがするが、こうして中から見ると大昔の縦穴住居みたいなもんだった。材木やらワラ、縄などを駆使して本当に手作りで組み立てられていた。<br />

     ここは広大な敷地の中に飛騨のあちこちから掻き集めてきた合掌造りの古い家を移築して見物できるようになっている。馬小屋付きの家や水車小屋など色んな合掌作りの家には実際に入って中を見ることが出来る。美術品て訳じゃないので、中の物は何でもさわり放題。上の階に上がれる家では、内側から合掌作りの三角形の構造も見られた。合掌作りてのも外観は風情があってお洒落な感じがするが、こうして中から見ると大昔の縦穴住居みたいなもんだった。材木やらワラ、縄などを駆使して本当に手作りで組み立てられていた。

  •  広大な敷地の中に沢山の合唱造りの家々が点在していて、そのどれもが似たか寄ったかなので段々と飽きてきた。それでも、もう二度と来ないかも知れない飛騨なので意欲的に余さず見てやろうと歩き回る。

     広大な敷地の中に沢山の合唱造りの家々が点在していて、そのどれもが似たか寄ったかなので段々と飽きてきた。それでも、もう二度と来ないかも知れない飛騨なので意欲的に余さず見てやろうと歩き回る。

  •  飛騨の郷の隣にある、飛騨民芸館にも入ってみる。飛騨の郷と共通入場券で入れるので入らない手はない。でも共通なのは入場券だけじゃなく内容もおんなじで、似たような合掌作りの建物が2軒あるだけだった。飛騨の郷からは100mほど離れてあるのでただ別物としてあるだけのようだ。本家の飛騨の郷に移築するだけの空きがなかったってことなんかな。なのでここはざっと見ておしまい。<br /><br /> 小雨なので、ポンチョは入り口に置いてきた自転車の上に掛けておいた。このくらいの雨なら濡れるのは気にならない、照りつけるような暑さよりはむしろ涼しくていいくらいだ。だが雨は一向に止む気配はないらしく、時にはバシャバシャと音を立てるほどの降りになる。まともに降られるんじゃぁ暑い方がいいんだけどなー。調度いいのがいいんだよ調度いいのが。<br /><br /> さて、今後の予定を考えると、今夜はまた高山駅で寝るわけには行かない。もうこの後は帰路につかなくてはならない日程なのだ。帰宅した次ぐ日からは普通に仕事が待っている。<br /><br /> 高山から松本方面は山また山が続くので、どこで泊まれるかというのをしっかり確認できてないと一晩じゅう山の中を走らなくてはならないことになり大変な目に遭う。つまり、山の中を走るルートでは宿場が限定されているのだ。<br /><br /> 私の場合は、野宿をするにしたってテントは持ち歩かずに、どっかの屋根の下を借りることにしている小判鮫作戦だから、少なくとも人家がないことには困る。何もない道ばたで野宿はできないぞ。考えるに昔の旅での宿場ってのは、こういう感じだったんだろうなー。まだ時間的に宿に入るのは早いと思っても、次の宿場まで歩って5時間掛かるとしたら適当な宿場で手を打たないと夜道になってしまう。そうならないために宿場間の計算も必要だったんだろね。それで昔の旅では道中手帳と言うのが必携だったとか何とか本で読んだことがある。<br /><br /> 車なら次の宿場へ30分くらいだとしても、徒歩や自転車ではそれが数時間ってことだ。なので今回としたら、やっぱ来たときと同じように平湯辺りで一泊するのが最適だろう。そしたら平湯ではまた宿探しに苦労するかもしれない可能性がある。そうならないためにはここから公衆電話で一昨日泊めて貰った民宿に電話をしてみることにする。私の頭はコンピュータのように現時点でできる最良の策を弾き出した。何ちゃって、この位の計算なら4ビットのコンピュータって所か。<br /><br /> 民宿から貰った電話番号が書かれたマッチを捨てないで良かった。電話をして「あの、一昨日泊めて貰った自転車の者ですが」。案の定、あの温泉街から一歩外れた民宿は今日も空き部屋があるそうだ。夏の観光シーズンにいつも空き部屋があるのは気の毒だが私にとっちゃありがたい。何はともあれ今夜のねぐらが決まっているのは安心できて有りがたいことだ。これで平湯に着くのが何時になったとしても泊まれる宿は確保できたのでまずは一安心。<br /><br /> 名物の五平餅を売店の店先で焼きながら売っているので食べてみる。70円。昨日食べたみたらし団子のでっかい奴を平べったくしたような食べ物だった。やっぱり味付けはみたらし団子と同じで甘辛醤油味。一回食べればいいやって程度かな。でも、その土地の名物を食べるのは貴重な体験なので、これはこれで価値があるのだ。<br /><br /><br /> 高山市内に戻って、昼飯にロースカツ定食を食べて馬力を付けて、12時15分、平湯を目指して出発。ポンチョを被ってひたすらペダルを漕ぐ。やっぱり雨の中でも同じようなサイクリスト達には時折出会って声を掛け合う。安房峠、平湯峠の難所を越えてきた頼もしい連中だ。そのたびに挨拶を交わして元気を分け合う。見ず知らずの連中だけど、一人じゃないんだぜって気になるから、ホントに元気を分けて貰える。

     飛騨の郷の隣にある、飛騨民芸館にも入ってみる。飛騨の郷と共通入場券で入れるので入らない手はない。でも共通なのは入場券だけじゃなく内容もおんなじで、似たような合掌作りの建物が2軒あるだけだった。飛騨の郷からは100mほど離れてあるのでただ別物としてあるだけのようだ。本家の飛騨の郷に移築するだけの空きがなかったってことなんかな。なのでここはざっと見ておしまい。

     小雨なので、ポンチョは入り口に置いてきた自転車の上に掛けておいた。このくらいの雨なら濡れるのは気にならない、照りつけるような暑さよりはむしろ涼しくていいくらいだ。だが雨は一向に止む気配はないらしく、時にはバシャバシャと音を立てるほどの降りになる。まともに降られるんじゃぁ暑い方がいいんだけどなー。調度いいのがいいんだよ調度いいのが。

     さて、今後の予定を考えると、今夜はまた高山駅で寝るわけには行かない。もうこの後は帰路につかなくてはならない日程なのだ。帰宅した次ぐ日からは普通に仕事が待っている。

     高山から松本方面は山また山が続くので、どこで泊まれるかというのをしっかり確認できてないと一晩じゅう山の中を走らなくてはならないことになり大変な目に遭う。つまり、山の中を走るルートでは宿場が限定されているのだ。

     私の場合は、野宿をするにしたってテントは持ち歩かずに、どっかの屋根の下を借りることにしている小判鮫作戦だから、少なくとも人家がないことには困る。何もない道ばたで野宿はできないぞ。考えるに昔の旅での宿場ってのは、こういう感じだったんだろうなー。まだ時間的に宿に入るのは早いと思っても、次の宿場まで歩って5時間掛かるとしたら適当な宿場で手を打たないと夜道になってしまう。そうならないために宿場間の計算も必要だったんだろね。それで昔の旅では道中手帳と言うのが必携だったとか何とか本で読んだことがある。

     車なら次の宿場へ30分くらいだとしても、徒歩や自転車ではそれが数時間ってことだ。なので今回としたら、やっぱ来たときと同じように平湯辺りで一泊するのが最適だろう。そしたら平湯ではまた宿探しに苦労するかもしれない可能性がある。そうならないためにはここから公衆電話で一昨日泊めて貰った民宿に電話をしてみることにする。私の頭はコンピュータのように現時点でできる最良の策を弾き出した。何ちゃって、この位の計算なら4ビットのコンピュータって所か。

     民宿から貰った電話番号が書かれたマッチを捨てないで良かった。電話をして「あの、一昨日泊めて貰った自転車の者ですが」。案の定、あの温泉街から一歩外れた民宿は今日も空き部屋があるそうだ。夏の観光シーズンにいつも空き部屋があるのは気の毒だが私にとっちゃありがたい。何はともあれ今夜のねぐらが決まっているのは安心できて有りがたいことだ。これで平湯に着くのが何時になったとしても泊まれる宿は確保できたのでまずは一安心。

     名物の五平餅を売店の店先で焼きながら売っているので食べてみる。70円。昨日食べたみたらし団子のでっかい奴を平べったくしたような食べ物だった。やっぱり味付けはみたらし団子と同じで甘辛醤油味。一回食べればいいやって程度かな。でも、その土地の名物を食べるのは貴重な体験なので、これはこれで価値があるのだ。


     高山市内に戻って、昼飯にロースカツ定食を食べて馬力を付けて、12時15分、平湯を目指して出発。ポンチョを被ってひたすらペダルを漕ぐ。やっぱり雨の中でも同じようなサイクリスト達には時折出会って声を掛け合う。安房峠、平湯峠の難所を越えてきた頼もしい連中だ。そのたびに挨拶を交わして元気を分け合う。見ず知らずの連中だけど、一人じゃないんだぜって気になるから、ホントに元気を分けて貰える。

  •  高山市街を抜けるとすぐに登り勾配になって、それが延々と続く。まぁ高山にやって来る時は延々と下り坂の恩恵に与ったんだから帰りに登るのは仕方ない。<br /><br /> 雨が降っているので気温は涼しいから助かるが、ポンチョの中は湿度100%のようで非常に蒸し暑い。でも、兎にも角にも今夜の寝床が決まっている所に向かうと言うのは非常に心強いものがあり心に余裕が持てる。「今夜の宿は予約済み」と言うキーワードを何度も思い返しては不適な笑いを浮かべる。じゃぁいっそのこと、サイクリングに出発する前に全ての宿を予約すればいいじゃないかて思いそうだが、それはまた別物で、行き当たりばったりの旅の途中でねぐらが決まるからこそ有り難みが増すってもんです。<br /><br /> 自転車のギアは10段あるが、坂の傾斜によってペダルに掛ける力を変えなくてはならず、自転車の切り替えも小豆に繰り返す。ペダルが軽すぎると推進する力より廻すための力のロスが出てしまい、重すぎると筋肉が疲労してしまう。なので勾配にあった最適のギアを選択する訳だが、坂が急すぎるとそんな贅沢は言ってられなくて、最大のローギアばかり使い続けることになる。一番軽いギアだと平地ならチェーンが外れているのじゃないかと思うほどクルクル回ってしまうが、急坂ではそれで漕いでもペダルを廻すのを止めただけでぺたんと横に倒れてしまう程の急坂がある。峠はこういうのが多い。<br /><br /> 平湯峠が近づいてくると、勾配は一層きつくなり吐く息も荒くなる。濃い霧も立ちこめてきて雰囲気を一層盛り上げてくれる。こういう所が車のドライブと決定的に違うところで、霧が出ればその水滴が顔や体に掛かってきて冷たさを直に感じることが出来るし、雨も風も否が応でもモロに感じられる。もう行った先の風景のまっただ中にいるのが体全体で感じることが出来るのだ。勿論それは苦労と引き替えに貰えるモンなんですけどね。<br /><br /> フーフーハーハー言いながら上っていくと、そろそろ頂上らしき風景になってきた。自転車旅行していると、峠頂上に対する期待が強いために、その付近の風景にとても敏感になる。木々の間から覗く空の見え方などからもう少しで頂上になるなーと大体予想ができるのだ。もっともこれは車の運転でも分かることだろけど、自転車の場合は峠に着けば上り勾配からは解放され、おまけにダウンヒルの楽しみが待っていると言う喜びがあるもんだから、峠頂上への思い入れは車の比ではなく、峠近くになると、もう頂上のことしか頭にはない。「ちょーじょーちょーじょー」とうわごとのように繰り返す。

     高山市街を抜けるとすぐに登り勾配になって、それが延々と続く。まぁ高山にやって来る時は延々と下り坂の恩恵に与ったんだから帰りに登るのは仕方ない。

     雨が降っているので気温は涼しいから助かるが、ポンチョの中は湿度100%のようで非常に蒸し暑い。でも、兎にも角にも今夜の寝床が決まっている所に向かうと言うのは非常に心強いものがあり心に余裕が持てる。「今夜の宿は予約済み」と言うキーワードを何度も思い返しては不適な笑いを浮かべる。じゃぁいっそのこと、サイクリングに出発する前に全ての宿を予約すればいいじゃないかて思いそうだが、それはまた別物で、行き当たりばったりの旅の途中でねぐらが決まるからこそ有り難みが増すってもんです。

     自転車のギアは10段あるが、坂の傾斜によってペダルに掛ける力を変えなくてはならず、自転車の切り替えも小豆に繰り返す。ペダルが軽すぎると推進する力より廻すための力のロスが出てしまい、重すぎると筋肉が疲労してしまう。なので勾配にあった最適のギアを選択する訳だが、坂が急すぎるとそんな贅沢は言ってられなくて、最大のローギアばかり使い続けることになる。一番軽いギアだと平地ならチェーンが外れているのじゃないかと思うほどクルクル回ってしまうが、急坂ではそれで漕いでもペダルを廻すのを止めただけでぺたんと横に倒れてしまう程の急坂がある。峠はこういうのが多い。

     平湯峠が近づいてくると、勾配は一層きつくなり吐く息も荒くなる。濃い霧も立ちこめてきて雰囲気を一層盛り上げてくれる。こういう所が車のドライブと決定的に違うところで、霧が出ればその水滴が顔や体に掛かってきて冷たさを直に感じることが出来るし、雨も風も否が応でもモロに感じられる。もう行った先の風景のまっただ中にいるのが体全体で感じることが出来るのだ。勿論それは苦労と引き替えに貰えるモンなんですけどね。

     フーフーハーハー言いながら上っていくと、そろそろ頂上らしき風景になってきた。自転車旅行していると、峠頂上に対する期待が強いために、その付近の風景にとても敏感になる。木々の間から覗く空の見え方などからもう少しで頂上になるなーと大体予想ができるのだ。もっともこれは車の運転でも分かることだろけど、自転車の場合は峠に着けば上り勾配からは解放され、おまけにダウンヒルの楽しみが待っていると言う喜びがあるもんだから、峠頂上への思い入れは車の比ではなく、峠近くになると、もう頂上のことしか頭にはない。「ちょーじょーちょーじょー」とうわごとのように繰り返す。

  •  平湯峠の頂上は濃霧に包まれ強風が吹き荒れて嵐のようになっていた。こりゃ凄い風景だで、まるで映画のワンシーンみたいだ。記念に写真を撮っとこう。ドライブインの中に入ると、私のような自転車野郎が沢山休んでいた。時計を見ると3時45分だ。と言うことは高山からは3時間半で着いたってことか、ずっと登りだったけど時間的にはまずまずだったかな。<br /><br /> ドライブインのパインジュースを飲んで平湯温泉までの急坂を一気に下る。ホントに下りはありがたい。上りと比べると正に行って帰るほどの違いだ。今回は坂の上と下を往復するコースだったのでまんま。<br /><br /> 民宿には4時半に到着。「予約してあるオクですけど」何ていいフレーズだろう。滅多に使うことのないその言葉にじーんとくる。ついもう一回言ってみたくなるが、そりゃ間抜けと言うものだ。<br /><br /> すぐ風呂に入らせて貰い、汗を流させて貰う。あ~極楽ごくらくだ。昨日は高山駅泊まりだったから勿論風呂はなし。その前に風呂に入ったのは、やっぱりこの民宿の風呂だった。真夏にサイクリングしてるんだから大量の汗をかくけど、2日風呂に入らないくらいはへーき。不潔平気症という特異体質なので良かった。<br /><br /> 湯上がりに歩いて平湯温泉街に散歩に行く。温泉街といっても山あいの小さな温泉なのですぐに全部を見て回れてしまう。中には平湯にしては立派な旅館もある。こういうところは高いんだろなーと玄関前に立ってチョット憧れるが、自分にはあの民宿が分相応と納得する。<br /><br /> 大きなバスターミナルがあると、どうしてもそこのベンチに目が行ってしまう。あぁ、あそこなら雨に濡れないで寝られそうだななんてね。それから見れば民宿泊まりは豪華豪華。特に今日みたいな天候の日は地獄に民宿だ。<br /><br /> 土産物屋の店先に「はんたい玉子」なるものが温泉のお湯の中に入って売られていた。はんたい玉子の名前につられて食べてみると、白味がやわらかく、黄味が硬いゆで卵だった。うん、こりゃ確かに反対玉子だ。殻を剥くとぐちゃぐちゃでチョット食べにくいけど。3つで100円、安いし栄養補給にもなって調度いいかな。<br /><br /> 珍しくお土産に朴葉味噌なぞ買ってみる。普段は荷物になるからお土産なんて買わないのだが、もう帰路に入ってるので気楽モードになっている。それに大した荷物でもないし、おまけに安いしってことで。何でも安い物には食指が動く。<br /><br /> 民宿の素朴な夕飯を食べさせて貰って幸せを感じながら布団の中でおやすみなさい。<br /><br /><br /> 自転車の旅 飛騨路は今日も雨だった(4)へ続く<br />

     平湯峠の頂上は濃霧に包まれ強風が吹き荒れて嵐のようになっていた。こりゃ凄い風景だで、まるで映画のワンシーンみたいだ。記念に写真を撮っとこう。ドライブインの中に入ると、私のような自転車野郎が沢山休んでいた。時計を見ると3時45分だ。と言うことは高山からは3時間半で着いたってことか、ずっと登りだったけど時間的にはまずまずだったかな。

     ドライブインのパインジュースを飲んで平湯温泉までの急坂を一気に下る。ホントに下りはありがたい。上りと比べると正に行って帰るほどの違いだ。今回は坂の上と下を往復するコースだったのでまんま。

     民宿には4時半に到着。「予約してあるオクですけど」何ていいフレーズだろう。滅多に使うことのないその言葉にじーんとくる。ついもう一回言ってみたくなるが、そりゃ間抜けと言うものだ。

     すぐ風呂に入らせて貰い、汗を流させて貰う。あ~極楽ごくらくだ。昨日は高山駅泊まりだったから勿論風呂はなし。その前に風呂に入ったのは、やっぱりこの民宿の風呂だった。真夏にサイクリングしてるんだから大量の汗をかくけど、2日風呂に入らないくらいはへーき。不潔平気症という特異体質なので良かった。

     湯上がりに歩いて平湯温泉街に散歩に行く。温泉街といっても山あいの小さな温泉なのですぐに全部を見て回れてしまう。中には平湯にしては立派な旅館もある。こういうところは高いんだろなーと玄関前に立ってチョット憧れるが、自分にはあの民宿が分相応と納得する。

     大きなバスターミナルがあると、どうしてもそこのベンチに目が行ってしまう。あぁ、あそこなら雨に濡れないで寝られそうだななんてね。それから見れば民宿泊まりは豪華豪華。特に今日みたいな天候の日は地獄に民宿だ。

     土産物屋の店先に「はんたい玉子」なるものが温泉のお湯の中に入って売られていた。はんたい玉子の名前につられて食べてみると、白味がやわらかく、黄味が硬いゆで卵だった。うん、こりゃ確かに反対玉子だ。殻を剥くとぐちゃぐちゃでチョット食べにくいけど。3つで100円、安いし栄養補給にもなって調度いいかな。

     珍しくお土産に朴葉味噌なぞ買ってみる。普段は荷物になるからお土産なんて買わないのだが、もう帰路に入ってるので気楽モードになっている。それに大した荷物でもないし、おまけに安いしってことで。何でも安い物には食指が動く。

     民宿の素朴な夕飯を食べさせて貰って幸せを感じながら布団の中でおやすみなさい。


     自転車の旅 飛騨路は今日も雨だった(4)へ続く

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