2017/04/30 - 2017/05/05
257位(同エリア648件中)
かかかかかかかかかかさん
- かかかかかかかかかかさんTOP
- 旅行記38冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 12,395アクセス
- フォロワー3人
この旅行記のスケジュール
2017/05/03
-
車での移動
約1時間半
-
車での移動
約15分
-
徒歩での移動
-
車での移動
-
名頃集落
-
車での移動
約1時間(かなり道に迷いました)
-
車での移動
約30分
-
徒歩での移動
-
車での移動
約15分
-
徒歩での移動
-
車での移動
約30分
-
車での移動
約10分
-
車での移動
すぐ
-
車での移動
約2時間
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
島旅にはまっている自分が、以前から気になっている島がありました。
その島の名前は・・・『女木島』。
別名『鬼ヶ島』!
旅人にとって、なんて心そそる名前!!
なぜそんな別名が付いたのか、鬼ヶ島には一体何があるのか!?
気になる~!!
これは現地へ行ってこの目で確かめないと!
女木島は、香川県の県庁所在地である高松市の沖合い約4kmにある有人島で、高松港からフェリーで約20分で行く事が出来ます。
せっかく四国に行くのであれば、鬼ヶ島以外にも色々行ってみようという事で、初上陸となる小豆島や日本三大秘境の一つ 祖谷渓、日本百名山 剣岳と、徳島県の秘境も巡りたいと思います。
2017年の旅行なので記憶が曖昧な点があったり、交通機関の運賃や時間が現行と違うところがあると思います。
また、写真写りが悪いところもありますが、そこは大目にみてください。
それでは、鬼ヶ島と日本の秘境へ行ってみましょう!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5月3日水曜日 旅行4日目
おはようございます。
今日は今から50kmほど車を走らせて、日本三大秘境と言われる徳島県の秘境に行きたいと思います。
今日は一日体力勝負になるので、ガッツリ朝食をいただきます。
こちらが昨晩お世話になったビジネスホテルマツカです。
それでは、行ってきまーす!ビジネスホテルマツカ 宿・ホテル
-
という事で、やって来ました。
日本百名山『剣山』です。
今日はまず剣山に登りたいと思います。
剣山は標高1,955mあり、西日本で2番目の高さを誇る山です。
ちなみに、西日本で一番高い山は、同じく四国の愛媛県にある石鎚山で1,982mです。
このポスターの景色、きれいですねー。
今からこの景色が見られるのかと思うと楽しみです!
しかし!!
UMA好きの自分にとって、剣山と聞いてまずイメージするのは『大蛇』です。
昔、本で見たUMAがいる山に来て、今テンションが爆上がり中です!!剣山 自然・景勝地
-
剣山の登山シーズンは4月下旬~11月末まで。
今シーズンは4日前の4月29日に山開きしたばかりです。
現在の時刻は9時半ですが、山開きを待ちわびた登山者達の車で、駐車場はすでにいっぱいです。 -
ここが登山口です。
登山者は皆さんここから登って行きます。 -
でも、自分は時間の都合でリフトで楽して登ります。
-
『剣山観光登山リフト』は、麓の見の越駅から頂上の西島駅までの総延長830mを約15分かけて登ります。
往復で1,860円也。
ちなみに、先程の登山口から歩いて西島駅まで行くと1時間近くかかるので、だいぶショートカットになります。剣山観光登山リフト 乗り物
-
リフトの出発地点である見の越駅は、すでに標高が1,420mあります。
それだけ車で登って来た訳ですね。 -
では、リフトで楽チン登山のスタートです。
-
まだまだリフトで登ります。
頂上の西島駅は、まだはるか彼方です。 -
あっ!
標高を示す標識が立ってます。
ここの標高は1,700mです。
リフトに座ってただけで、300m近く登って来ました。
楽チン登山はいいですねー。 -
西島駅に近づいて来ました。
間もなく到着です。 -
西島駅に到着しました。
ここからは歩いて頂上を目指します。 -
西島駅の標高は1,750mあります。
見の越からリフトで330m登ってきました。
剣山の標高は1,955mなので、あと200mちょっと登ります。 -
西島駅から見える景色は山だけです。
剣山はとんでもなく山深いところにあります。 -
頂上へは、ここから向かいます。
西島駅から頂上までは『遊歩道コース』『大剣道コース』『尾根道コース』『行場コース』の4つの登山コースが整備されています。
自分は初めて登るので、今回は最短の『尾根道コース』でアタックします。
頂上までの所要時間は約40分です。
(ちなみに、一番時間がかかる『行場コース』でも、所要時間は約90分です。)
それでは、大蛇に注意報しながら、頂上目指して出発!! -
登山道が整備されていて、勾配もそれほど急ではないので歩きやすいです。
-
自分もそうですが、回りの人達も結構ラフな格好で歩いていますね。
あっ、山の上に何か見えますよ。 -
あんなところに建物があります。
あれは『剣山頂上ヒュッテ』です。
『ヒュッテ』はドイツ語で、山小屋の事です。剣山頂上ヒュッテ 雲海荘 宿・ホテル
-
山小屋からの稜線がきれいですね。
稜線を人が歩いてます。
あそこからは、絶景が見れそうですね。
これは楽しみだ! -
とりあえず、あの山小屋を目指して行きましょう。
-
登山というか、ひたすら階段を上って行きます。
-
標識が出てきました。
西島駅から600m歩いてきました。
頂上まではあと400m。
もう半分以上来ましたね。 -
剣山からの景色を見ると、ここが日本の秘境と言われるのがなんとなくわかります。
周りは山しか見えません。
とんでもない所に来たんだなぁと改めて実感します。 -
もう半分以上来たと思うと、俄然力が湧いてきます!
-
標高も上がって来たので、周囲にはまだ残雪も見られます。
-
山小屋にだいぶ近づいて来ました。
-
さぁ、もう一踏ん張りです。
-
あっ、鳥居がありました。
-
鳥居をくぐると、剣山本宮 宝蔵石(ほうぞうせき)神社に到着です。
この神社は『ソロモンの秘宝が隠された場所』とか『平家の落人が埋蔵金を隠した場所』などと言われています。
こんな山の上まで秘宝や埋蔵金を運んで来るなんて、他にもっと隠すところあったんじゃないの?
ていうか、ソロモンといえば古代イスラエルを統治していた実在の人物。
そんな異国の古代の王が所持していたという秘宝が、なぜこの剣山に?
考えれば考えれるほど、謎が深まるばかりです。 -
まぁ、そんな疑問は置いといて、宝蔵石神社で旅の無事を祈ります。
こちらは、主に厄除けや除災招福などのご利益があるとされています。
大蛇に出くわす事なく、無事に下山出来ます様に! -
宝蔵石神社の隣で御守りなどを販売しています。
せっかくここまで登ってきたので、何か買って行こうかな。
という事で、自分がここで購入したのは・・・ -
『四国剣山頂上登拝証明之書』です!
予想外のところで新たな証明書コレクションをゲットです!!
しかも木製で、厚さが7mmある立派な証明書です。
『第一回登拝』って書いてあるけど、第二回はあるかな? -
宝蔵石神社の隣に建つこちらは『剣山頂上ヒュッテ』です。
登山中に見えていた山小屋とは違う山小屋です。
こちらの山小屋は、300m下からポンプで水を引き上げているので、山小屋としては珍しくシャワーと水洗トイレが完備されています。
ここに宿泊すれば快適に過ごせるうえ、夜は満点にきらめく星空を、そして朝は神々しいご来光を見る事が出来ます。
話しは変わりますが、自分は夏山登山をする時は、必ず山小屋でカップラーメンを食べる様にしています。
値段はかなり割高ですが、汗をかいて失った塩分を一気に補給出来るし、苦労して山を登り切った達成感も味わえます。
山小屋で食べるカップラーメンほど美味しい物はないとさえ思っています。
皆さんも登山した際は是非、カップラーメンを食べてみてはいかがでしょうか。剣山頂上ヒュッテ 雲海荘 宿・ホテル
-
あっ、温度計がある!
ただいまの気温は11.5℃です。
パーカーを羽織っただけで登って来たけど、結構冷えますね。
今回の登山はリフトを使ったからそれほど歩いてないし、汗もかいてないのでカップラーメンは無しです。 -
山小屋からは瀬戸内海も見えるみたいです。
どれどれ・・・ -
山しか見えませんね。
-
山小屋から山頂までは、あと250mです。
では一息ついたことろで、山頂目指して出発です! -
山頂へは山小屋と宝蔵石神社の間にある、見逃しそうなぐらい狭い隙間にある階段を上って行きます。
ヒュッテ建てる時に、もうちょっと幅を計算しようよ! -
宝蔵石神社の背後に大きな岩があります。
宝蔵石神社の御神体『宝蔵石』です。
宝蔵石には安徳天皇の神器の剣を納めたと言われています。
そして、岩の上には小さな祠が置かれています。
あんな場所にどうやって設置したんでしょうね? -
さぁ、間もなく山頂です。
-
山頂へは辺り一面クマザサが生い茂った中にある木道を歩いて行きます。
なんか急にモヤが出てきましたね。
山頂はこのモヤの先です。 -
木道があるから道に迷う事はないけど、道の先が全く見えません。
-
木道のあちこちに展望テラスがあり、みんな休憩しています。
天気が良ければここからきれいな景色が見られるんだろうけど、今日の景色は白一色です。 -
あっ!
あそこに人が集まってますよ。
もしや、あそこが・・・!? -
ついに山頂に到着です。
西島駅から小一時間程度で到着しました。剣山 自然・景勝地
-
日本百名山の一つ剣山、制覇です!!
-
この三角点が正真正銘の剣山の山頂です。
-
剣山はリフトがあるから登るのはそれほど大変ではないので、家族連れが多いと感じました。
登山というより、ちょっとしたハイキングって感じですね。
しかし、山深い場所にあるので登山口まで来るのが大変です。 -
遊歩道はここで終わりです。
山頂からは尾根伝いに徳島県第二の山、次郎笈(じろうぎゅう)に約40分で行く事が出来ます。
次郎笈までの稜線から見る景色が絶景らしいのですが、今日は生憎の天候なのでその絶景を見る事は出来なそうですね。
では、そろそろ下山しましょう。 -
帰りの道も見えません。
-
下の方に見える西島駅まで戻ります。
-
西島駅までは1,130m。
帰りは登りと違う『大剣道コース』で帰ります。
所要時間は約60分です。 -
登って来る時の尾根道コースと違って、大剣道コースは登山感のある山道です。
-
下って来るとモヤが晴れてきました。
山頂と違って良い眺めです。 -
突然大きな岩が2つ現れました。
この岩は『御塔石(おとうせき)』と呼ばれる石炭岩の石で、別名『大剣岩』とも言われ、剣山の名前の由来になったとも言われています。 -
御塔石の真下にお社があります。
こちらは『大剣神社』です。
背後にそびえる御塔石は、大剣神社の御神体です。 -
こちらは『天地一切の悪縁を絶ち、現世最高の良縁を結ぶ』と言われるパワースポットです。
自分も念入りにお参りしましたが、今のところ効果はまだ出ていません。 -
おっ!?
こんな辺鄙な場所に名水百選がある。
行ってみましょう。 -
だいぶ急なところを下って行きます。
名水は本道から逸れた場所にあるので、帰りはまたここを上って来なければ行けません。 -
日本名水百選の『御神水(おしきみず)』です。
御神体の御塔石の真下にある小さなお社から湧き出ています。
この辺りの地盤は石灰岩質でなので、ミネラル分を多く含んでおり長期間腐らず、病気を治す若がえりの水としても知られています。
名水を汲む為の順番待ちが発生していますね。
自分も一口だけいただいたので、1歳若返ったはずです。 -
頂上から760m下って来ました。
西島駅まではあと600mです。 -
どんどん下って行きます。
-
勾配も緩やかなので、足への負担も少ないです。
-
大蛇に遭遇する事なく、無事に西島駅まで戻って来ました。
鳥居が登山の疲れを労ってくれています。 -
では、ここから麓の見の越駅まで、リフトに乗って下ります。
剣山観光登山リフト 乗り物
-
リフトに乗ってる時はこんな感じです。
景色を見ながら座ってるだけの楽チン下山なので、この絵みたいに心にゆとりがあります。 -
では、リフトで一気に下ります。
-
剣山に来る時に、あの道を通って来ました。
そして、今からまたあの道を通って次の目的地に向かいます。 -
そんな次の目的地は、剣山から8kmの所にあるこちら!
-
平家の落人伝説の残る里『奥祖谷 二重かずら橋』です。
奥祖谷二重かずら橋 名所・史跡
-
約800年前、讃岐志度の浦の戦いに破れこの地に逃れて来た平家一族が、剣山の平家の馬場での軍馬の調練に通う為に架けたと言われる橋で、男橋(おばし)と女橋(めばし)の二本がある事から夫婦橋(めおとばし)とも呼ばれ、奥祖谷を代表する観光スポットとなっています。
-
入場料は550円也。
-
駐車場からは歩いて橋の架かっている渓流まで下って行きます。
-
二重かずら橋には、男橋と女橋の他に『野猿』と言われる籠に乗りながらロープを引いて渓流を渡る乗り物があります。
-
あっ、見えてきました。
-
これがかずら橋です。
『かずら橋』とは、高山に自生している『シラクチカズラ』という植物を編み込んで架けられた原始的な吊橋です。
平家の落人が追っ手から逃れる際に、簡単に切り落とす事が出来る様にシラクチカズラで作ったと言われています。
こちらは下流側にある『男橋』で、長さ42m、幅2m、水面からの高さが12mあります。
では、渡ってみましょう。奥祖谷二重かずら橋 名所・史跡
-
おーっ!
結構揺れますよ!
欄干を持たないと、ちょっと怖いですね。 -
欄干はシラクチカズラで編み込まれています。
この橋が植物だけで支えられてると思うと、さらに恐怖が増しますね。 -
足元は安全面を考慮して、さすがにシラクチカズラだけという訳にはいきませんが、踏み板がかなり細くて間から下の渓流が見えるので、かなりスリルがあります。
これは高所恐怖症の人には厳しいですね。
自分は初めて渡るかずら橋にテンションが上がってしまい、一往復半してしまいました。 -
男橋から、もう一本のかずら橋『女橋』が見えます。
-
あっ!!
女橋の上を何か通ってる!
あれが『野猿』ですね。
近くまで行ってみましょう。 -
女橋に行く前に、かずら橋を下から覗いてみました。
映画『インディー・ジョーンズ』に出てきそうな雰囲気がありますね。
(例えが古かったかな?) -
女橋のたもとにある野猿の乗り場に来ました。
野猿に乗る注意事項があります。 -
来ました来ました、あれが野猿です。
『屋形』と呼ばれる木製の籠の中に座って、自力でロープを手繰り寄せながら籠を移動させて渓流を渡る、人力のロープウェイです。
ロープを手繰り寄せる姿が猿に似ている事から、野猿と呼ばれています。
不安定そうだし、なかなか大変そうですね。野猿 名所・史跡
-
野猿には係員などはおらず、無料で自由に乗る事が出来ます。
なので、乗る人の列が少しだけ出来ていました。
自分はどんな物か見れただけで満足したので、乗りませんでした。
いや、決して高い所が怖かった訳ではないですよ! -
でも、下から見ると結構な高さがありますね。
-
さて、こちらが上流側にある『女橋』です。
長さ22m、幅1.2m、水面からの高さは4mと、男橋の半分程の大きさです。奥祖谷二重かずら橋 名所・史跡
-
では、女橋を渡って駐車場に戻ります。
ちなみに、こちらの橋もムダに一往復半してしまいました。 -
女橋から見た男橋です。
男橋ってあんな高い所にあったんですね。 -
遠くから眺めると、本当にすごい所にありますね。
かずら橋が『奇橋』と呼ばれるのが良く分かりました。
かずら橋を充分堪能したところで、次の目的地に向かいます。 -
次の目的地に向かって国道を颯爽と走っていると、道路沿いのあちこちにやたらと人がいます。
この辺りは今日お祭りでもあるのかなぁと思ってよく見てみると、人ではなく全て等身大の人形でした!
ここは『天空の村・かかしの里』と呼ばれる『名頃(なごろ)集落』です。
名頃集落は人口約30人に対し、100体以上のかかしが農作業をしたり井戸端会議をしたり、まるで本物の村人の様な姿で集落のあちこちに置かれています。
これらのかかしは、全て一人の村人が作っているそうです。
また、ここのかかし達には『かかし基本台帳』も用意され、名前や性格、生い立ちなど細かな個人情報も一人一人設定されています。
人口が少なくなった限界集落でも、これだけかかしがいっぱいある事で村全体が賑やかに見えますね。
でも、夜見たら多分ビックリすると思います。 -
さて、次の目的地は『落合集落展望所』です。
もう少しで到着します。 -
・・・と思いきや、国道から脇道に入り細い山道を上ったり下ったり、行ったり来たり、道に迷いまくってなんとかたどり着く事が出来ました。
標識が出てるのに簡単にたどり着く事が出来ないなんて、正に隠れ里!
さすが日本の秘境です。
ていうか、今さらながら秘境にもちゃんと国道が走ってるんですね。落合集落 名所・史跡
-
という事で、こちらが国選定重要伝統的建造群保存地区の『落合集落』です。
平家の落人が隠れ住んだと伝えられ、山の斜面に沿って民家が並ぶ『天空の集落』です。
周りを山に囲まれているから、ペルーの世界遺産 マチュ・ピチュみたいな景観ですね。
集落の高低差は約390mもあるそうです。
回覧板を回すのが大変そうですね。 -
落合集落から30分程車を走らせると、清水の舞台の様な場所に到着しました。
こんな山の奥にすごいいっぱい車が止まっています!
あそこは何だろう?
行ってみましょう。 -
清水の舞台の様な所は次の目的地、かずら橋の駐車場でした。
そして写真は駐車場の横にあるお土産店、その名も『かずら橋夢舞台』です。
かずら橋に行くには、このお土産店を通り抜けて行きます。
かずら橋って秘境と言われていますが、観光客が多いからかなり観光地化されていますね。かずら橋夢舞台 グルメ・レストラン
-
という事で、日本三大秘境 祖谷渓の代名詞『かずら橋』にやって来ました。
かずら橋は、トリップアドバイザーの『世界の徒歩吊り橋10選』にも選出された、日本が世界に誇る奇橋です。祖谷のかずら橋 名所・史跡
-
この近代的な祖谷渓大橋を渡って、かずら橋を渡りに行きましょう。
-
ん!?
なんかすごい行列が出来てるんだけど、なんの列だろう?? -
えっ!?
これって、みんなかずら橋を渡る人の列なの!?
秘境の地でこんな行列が出来ているなんて、予想外でした。
ちなみにかずら橋を渡る料金は、二重かずら橋と同じ550円也。
二重かずら橋はあまり人がいなくて2本とも渡り放題なうえ、野猿も無料で乗り放題。
一方、こちらは橋が1本しかないし野猿もないうえに、これだけ行列に並んで同じ値段。
そう考えると、二重かずら橋の方がお得かな?
ただし、二重かずら橋はここからさらに車で1時間程山奥に入って行かないといけないので、時間に余裕がある方は二重かずら橋に行ってみてはいかがでしょうか? -
という事で、さっき二重かずら橋で何往復も渡ってきたのでここで渡るのは諦め、すぐ横にある近代的な祖谷渓大橋から眺めるだけにしておきます。
『祖谷のかずら橋』は長さ45m、幅2m、水面からの高さは14mあり、奥祖谷二重かずら橋の男橋より一回り大きい感じです。
この橋を作るのに、約5tのシラクチカズラが使われているそうです。
かずら橋は国指定重要有形民俗文化財に指定されており、3年毎に約1ヶ月かけて架け替え作業が行なわれます。
また、毎日19:00~21:00の間は、橋のライトアップもされています。
(ちなみに、夜間に橋を渡る事は出来ません)
なんかもう秘境じゃなくて、完全に観光地ですね。祖谷のかずら橋 名所・史跡
-
かずら橋は、写真の左側から右側への一方通行となっています。
橋の中央にやけに人がたまってますね。
あまりの揺れで悲鳴を上げて止まっている人や、途中から進めなくなって戻っている人も結構います。
テーマパークの絶叫マシンぐらい、かずら橋からは常に悲鳴が聞こえてきます。 -
それにしても、人乗り過ぎてない?
これだけ渡っても落ちないなんて、さすがかずら橋!
100人乗っても大丈夫そうですね。 -
かずら橋の出口部分に来ました。
自分はお金を払ってないから渡れないので、出口から橋を覗き込みます。 -
入り口はあんなに混んでるのに、みんななかなか出口までたどり着けていないです。
昔の人はこれをあたり前に渡っていた訳だから、いかに昔の人が逞しかったか分かりますね。 -
橋の支柱に巻かれているシラクチカズラもかなり厳重です。
これがこの橋を支えているかと思うと、改めて自然の力強さを感じます。 -
かずら橋はただ揺れが酷いだけじゃなく、踏み板の幅が狭いうえに間隔が広いので、板の間から14m下の渓流が見えて、より恐怖を感じます。
-
かずら橋がどれだけ揺れるかについては、祖谷地区の労作唄『祖谷の粉ひき節』の中でも唄われています。
『祖谷のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣のごとく 風も吹かんのに ゆらゆらと~♪』
その昔、祖谷地方では粟やひえといった穀物しか取れず、それらを粉にする事で食糧としていました。
毎日昼間は畑仕事をし、夜なべ仕事として粉ひきをする事は大変で、粉ひき中に襲ってくる眠気と戦う為に、口から出たのが粉ひき節だと言われています。 -
かずら橋の出口から50m程歩くと、立派な滝があります。
この滝は『琵琶の滝』です。
平家の落人達が昔の古都での生活を偲びながら、この滝の下で琵琶を奏でたと伝えられています。
落差が約50mあり、豪快に水が流れ落ちています。
ここでマイナスイオンを全身に浴びて、体力回復です。琵琶の滝 自然・景勝地
-
かずら橋の下を流れる祖谷川の川原に降りて来ました。
かずら橋を下から見上げると、やっぱりすごい橋ですね。
よくこんな場所にあんな橋を架けたなぁと感心してしまいます。 -
という事で、かずら橋は渡りませんでしたが、充分この目に焼き付けたので、次の目的地に向かいます。
-
続いては秘境にある一軒宿『ホテル祖谷温泉』にやって来ました。
今晩はここに泊まる訳ではないので中には入りませんが、一度は泊まってみたい憧れの宿なので、外観だけでも見て帰ります。和の宿 ホテル祖谷温泉 宿・ホテル
-
祖谷温泉は、北海道のニセコ薬師温泉、青森県の谷地温泉とともに『日本三大秘湯』の一つに数えられ、『日本秘湯を守る会』にも加盟している正真正銘の秘湯です。
地元の食材を使った料理も魅力的ですが、このホテルの一番の魅力は、なんといっても露天風呂です。
源泉かけ流しで、ぬめりのあるアルカリ泉は『美肌の湯』と言われています。
露天風呂は祖谷渓谷の谷底、祖谷川のすぐ横にあり、ホテルとは約170mの高低差があるので、露天風呂までは傾斜角42度の断崖を約5分かけてケーブルカーで移動します。
露天風呂までの移動中は、日本三大秘境の景色を一望する事が出来ます。
羨ましいですね! -
切り立った山々とV字型に深く切り込んだ渓谷。
日本の秘境と言われる祖谷渓は『深山幽谷』という言葉が相応しい絶景です。
このホテルに宿泊すれば、この絶景を部屋から見る事が出来る訳です。
正に憧れの宿です。 -
それにしても、祖谷温泉の周辺は妙に道路が渋滞しています。
そんな中、何とかやって来ました。
『小便小僧』です。
今や祖谷渓でかずら橋に並ぶほど有名となった、祖谷観光に欠かせないスポットです。小便小僧 名所・史跡
-
小便小僧は見学は無料ですが、専用の駐車場がないので、みんな路肩に駐車してるから道路が渋滞していたんですね。
自分も路肩の空いてるスペースに車を駐車して、歩いて来ました。
観光客ですごい混み合っていますが、小便小僧を見たら終わりなので、回転は早いです。 -
ここは祖谷街道の開設工事の際に残った岩が断崖に多数突き出ており、その中で最大の難所と言われる七曲り(ななまがり)と呼ばれる場所で、谷底までの高さが約170mあります。
かつて地元の子供達や旅人が、度胸試しでこの辺りから小便をしたという逸話を元に、1968年にこの場所に小便小僧の像が作られました。
結構古くからあったんですね。 -
おーっ!!
確かにとんでもない所にありますね。 -
安全柵があるので、小便小僧に近づく事は出来ません。
ていうか、あんな危険な場所には近づきたくないですよね。 -
みんなあたり前の様に『小便小僧』と言っていますが、彼の名前は『ジュリアン』と言うそうです。
諸説ありますが、一説によるとその昔、反政府軍がベルギーの首都ブリュッセルを爆破する為に爆弾の導火線に火を付けたところ、ジュリアンという少年が導火線に小便をかけて火を消し、街を救ったという伝説から来ているそうです。
ブリュッセルには、その伝説の起源となる小便小僧の像が置かれています。
ちなみに、ブリュッセルの小便小僧の近くには、小便少女の像もあるそうです。
ブリュッセルに旅行の際は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。小便小僧 建造物
-
小便小僧の足元は、170mの断崖です。
さすが度胸試しの場所!
でも、こんな場所に立ったら、出る物も出なくなりますよね。 -
小便小僧の周りには、小銭がいっぱい落ちています。
この小銭は何の願掛けだろう?
この像にそんな御利益はないはずだけど・・・
そして小便小僧の正面には、さっき立ち寄ったホテル祖谷温泉も見えます。
どちらもすごい場所にありますね。 -
では、日本の秘境 祖谷をかなり堪能したので、次の目的地に向かいます。
-
次の目的地は、秘境の玄関口『大歩危駅』です。
-
『大歩危』は難読地名で有名な場所ですね。
子供の頃に名前を聞いてからずっと気になっていて、来てみたいと思っていた場所です。大歩危駅 駅
-
『大歩危』と書いて『おおぼけ』と読みます。
おおぼけと言うだけあって、どんなとぼけた場所かと気になっていましたが、一説によると大歩危峡の断崖が急峻で『大股で歩くと危ない場所』という事でこう呼ばれる様になったそうです。 -
そんな秘境の地ですが、車やバス以外にJRで来る事が出来ます。
それにしても、朝は5時台から夜は23時台まで、結構本数がありますね。 -
念願の場所に来たので、記念切符を購入しようと思いましたが、そういった物がないという事なので、通常の切符を記念に購入しました。
-
大歩危駅の駅長はこの方!
こなきじじいです。 -
児啼爺(こなきじじい)はこの辺り(徳島県三好市山城町)に伝わる妖怪だそうで、駅の近くには石像もあります。
また、この辺りはこなきじじい以外にもたくさんの妖怪伝説が残っている事から、世界妖怪協会から2008年に『後世に遺すべき怪遺産』として認定され、『道の駅 大歩危』には妖怪屋敷が併設されるなど、知る人ぞ知る『妖怪の郷』となっています。
世界妖怪協会とか怪遺産とか、初めて聞く言葉ばかりです。 -
切符を購入したので、ホームに出てきました。
-
子供の頃から気になっていた大歩危駅に、遂に来る事が出来ました。
そして、大歩危駅の隣はこぼけ(小歩危)駅です。
小歩危駅も大歩危駅と同じ様に気になっていた場所なので、この後行きます。 -
大歩危駅は祖谷への玄関口となっているので、かずら橋に行くには大歩危駅で下車します。
おおぼけをかまして、乗り過ぎない様に気を付けてくださいね。 -
駅のホームにもかずら橋があります。
さすがにこの橋を渡っている人はいませんでした。 -
あっ、ちょうど電車が来ました。
時間的に乗り降りする人はあまりいなかったですが、貴重な電車です。 -
駅の周辺には、多少お店もあります。
-
ボケマートもあります。
それも2号店。 -
ぼけ汁も!
どんな味がするのか興味をそそりますね。
でも、やっぱり『ぼけ』という響きが、なんかちょっと引っ掛かりますよね。 -
さて、大歩危駅から車で約10分。
次の目的地はこの階段の上です。
階段を上った所にあるのは・・・ -
小歩危駅です。
『小股で歩いても危ない場所』という事なので、大歩危より危ない場所ですね。小歩危駅 駅
-
間もなく19時。
切符売り場も無人になっています。
残念ながら記念の切符も購入出来ませんでした。 -
小歩危駅は大歩危駅より電車の本数が少ないです。
大歩危駅より危ないからですかね? -
なんてこぼけを言いながら、無人だったのでしれーっとホームに出てきました。
-
こじんまりとした駅舎があるだけの、こじんまりとした駅です。
それほど危険を感じる事もありませんでした。
辺りも薄暗くなってきたので、そろそろホテルに向かいます。 -
ホテルに戻る前に、夕食を食べて行きましょう。
大歩危駅方面に少し戻って、RiverStation West-Westにやって来ました。
こちらは祖谷そば店、お土産店、徳島らーめん店、アウトドアショップの4店舗が入った複合施設です。
今日の夕食はその中の徳島らーめん店『徳島らーめんにし利』でいただきます。
こちらは徳島県最西端にある本格徳島らーめん店です。徳島ラーメン にし利 グルメ・レストラン
-
徳島ラーメン特有の濃厚なとんこつ醤油スープに厚めのチャーシューで美味。
ごちそうさまでした。 -
秘境の地から2時間以上車を走らせ、高松まで戻って来ました。
本日の宿は、自分が高松を訪れた際の常宿(と言っても今回が2回目)、ゴールデンタイム高松です。
サウナ好きの自分にとって、カプセルホテルに泊まるのは至極の時間です。
夕食も食べたし、後はサウナに入って今日一日の疲れを取って、明日に備えます。ゴールデンタイム高松 宿・ホテル
-
サウナに入って整ったところで、本日はこれにて終了。
今日は車での移動も多かったですが、日本百名山の剣山登頂から始まり、落合集落、かずら橋、小便小僧、大歩危小歩危と日本三大秘境の一つを一通り満喫して、大自然から活力をもらえた気がします。
秘境と呼ばれてはいますが、あまりの観光客の多さに驚きました。
明日はいよいよこの旅のメイン、鬼ヶ島に上陸します。
ではでは、お休みなさい。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
かかかかかかかかかかさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
-
剣山頂上ヒュッテ 雲海荘
3.25
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
祖谷渓・かずら橋・大歩危(徳島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
148