2022/01/29 - 2022/01/29
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Halukaさん
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6つの点の組み合わせによる点字を考案したルイ・ブライユ(Louis Braille 1809-1852)は、パリ近郊、東駅から約40キロ離れた小さな村ーーCoupvray村生まれ。
10歳からパリの王立盲学校に入学し、後開発した点字方式はアルファベット、数字、アクセント記号、音楽など表現でき、世界に普及され、今でも目の見えない人々と社会との繋がりにおいて重要な役割を担っています。
1月4日はブライユの誕生日。2000年から世界点字デーになっています。Coupvrayや国立盲学校などブライユゆかりの地を巡りました。
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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パリ東駅。Gare d’est.
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11:31 発、Meaux 行き。
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20番ホームより発車。
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電車はとても綺麗。空いています。Navigo 使用。
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途中空席にメモを置いて行く人がいました。大概は生活苦しいからいくらか恵んでくれのような事が書かれたもの。無視してしばらくしたら同じ人が回収にします。効果あるのかと疑問に思うが、あるからそうしているでしょうね。
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30分でEsbly 駅に到着。
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列車の進行方向前方左手の出口を出て、右折。
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奥突き当たりに止まっている6番バスに乗りました。
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Navigo 使用。
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バスが静かな町を通ります。
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約10分、Touarte 停留所で下車。
Mairie という停留所で下車しても良い。分かり安く、村をぐるっと回って見る事もできます。 -
停留所付近に案内板があり分かり安い。
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徒歩約4分、また案内板を発見。
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ルイ.ブライユの生家。
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通りの名前がLouis Braille. 実はフランス全土、Louis Braille と命名した通りがたくさんあり、Google マップで探すといっぱい出てきます。
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小さな通りの先。
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Maison Natale de Louis Braille, ルイブライユの生家。歴史文化財になっています。
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ブライユが発明した点字法は世界の盲人に光をもたらしたと言えよう。
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1809年1月4日、ルイ・ブライユはパリ東部約40キロ離れたCoupvray という人口3千人未満の町に生まれました。
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記念館の入り口。
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入り口前にある彫刻。ブライユの手は村の墓地にいたままです。遺体は彼の死後100年後の1952年、パリのパンテオンに移葬されています。
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ブライユは3歳の頃、馬具職人父親の工房で誤った目を怪我しました。後感染により4歳で両目失明。
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教育熱心の親と教会の神父さんに支持され、ブライユは村の学校で学び、成績は優秀。10歳で村の侯爵の推薦によりパリの王立盲人学校に入学し、フランス軍の軍人、シャルル・バルビエが考案したソノグラフィ(夜間文字)と呼ばれる12点式の暗号を元に6点式の点字を発明しました。
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ブライユがなくなって2年後に彼が開発した点字法が正式に盲学校に採用され、世界に普及されました。「点字法」は英語圏ではブライユの名前「Braille 」そのものになっています。
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ブライユは43歳で生涯を閉じました。
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庭が高台にあり、眺望絶佳。
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記念館の後ろにある庭。
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五感庭園と言い、近年作られたもの。
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味覚コーナー。
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聴覚コーナー。
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視覚コーナー。
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触覚コーナー。
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春の季節なら花が咲き、もっと綺麗でしょう。
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家の向こう側にあるトイレ。
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トイレの入り口に置いてある観光資料。村の地図をもらいました。
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記念館の見学を終えました。
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町役場に向かう途中にあるお城のような豪邸。
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坂を登りきった所で振り返り、町を一望。
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町役場。
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先に大きなお城もあります。
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役場前にあるバス停留所。一箇所はEsbly 駅行き。反対側はデズニーランド行き。
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時刻表。
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路線図。
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役場前広場にある彫像。
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広場横にある教会。ブライユがここで洗礼を受けました。
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Saint Colombian.
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教会の先に徒歩約3分の所にある昔の洗い場。文化財に登録されています。
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洗い場の先にある公園。
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公園を過ぎたところに、ルイ・ブライユの彫像が立ったいます。
そのすぐ横には村の墓地があり、ブライユの手が残っているお墓があります。 -
役場前のバス停にバスが来ました。時間は両方向行きとも十数分なので先に来たバスに乗りました。デズニーランド行きでした。
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バスはスピードを出して広がる畑を通り抜けます。約10分で終点。デズニーランド横に到着。
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RERのA線に乗り、パリへ。
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地下鉄に乗り換え、Jussieu駅で下車。250m 先のあるrue des écoles にある郵便局にやって来ました。
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ここはブライユが学び、そして教師として教えた世界初の盲学校ーー王立盲学校の跡地でした。盲人教育の父、Valentin Haüy が1784年に世界最初の盲学校をパリに創設した(1785王立パリ盲学校,王制廃止後は国立パリ盲学校)。
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当時の盲学校の環境は香ばしくなく、入浴は月一度のみ、風呂は一つしかないから。在校のブライユも結核にかかり、43歳の若さでなくなったのです。
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1843年、国立盲学校L’Institut national des jeunes aveugles (INJA) がパリ7区、56、Boulevard dès invalides (地下鉄10番、13番のDuroc 駅前。)に移転され、現在に至ります。庭には学校の創設者アイユの彫像が立っています。
そうして色々自分の目で見ることができる事はどれだけ幸せな事かは多くの人が気づかないでしょう。不自由な人々を気遣い、それに尽力したアイユ、ブライユらに改めて感心しました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yoshiboさん 2022/02/05 10:56:04
- 点字の父
- 初めまして、
点字を発明した人に関して考えることもありませんでした。昔からあり有益なものぐらいの感覚でした。目に障害がある人の団体に使用済み切手を送ることには協力しておりますが、点字に関し知識は有りませんでした。
大変参考になりありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
- Halukaさん からの返信 2022/02/05 19:27:24
- Re: 点字の父
- youshiboさん、
こんにちは。
コメントありがとうございます。
子供が参加している合唱団のコンサートが盲学校に開催されるため盲学校に入った時、ブライユの紹介を見たのがきっかけで色々調べました。
普段何気無く見過ごしているものがたくさんあり、今後も心掛けて発見して行きたい。
よろしくお願いします。
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