2017 フランスツアー３

2017/01/20 - 2017/01/26

2017 フランスツアー３

1/23 ツアー４日目。今日はルーブル美術館です。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

　建物は３連泊するイビスのホテル。イビスってスペインやポルトガルでも目にしたけど、ビジネスホテルのあんちゃん位なのかな？見た感じ高級ホテルではありません。昨晩のご飯まずかったし。でも一人旅している時の私なら高級ホテルのレベルです。部屋にトイレとシャワーがあるならそれだけで私には高級ホテル。

　ホテルの前には大きな川が流れていて、１月のこともありキンキンに凍っています。早朝だし見るからに寒そう。なのにツアーの何人かはこの寒さの中でホテル周囲の探索をしていました。物好きですねー、って自分もそうですが。

　ホテルの朝食を食べさせてもらってからお待ちかねのルーブル美術館へゴー。やっぱりツアーって特別な入口から入るんですね。私たちのバスはルーブルの地下から入ってガラスのピラミッドの下からの入場となりました。帰る時の再集合もここだそうです。

　ここでも現地ガイドさんが付いてくれて絵画の解説をしながらの鑑賞となりました。誰でも知っている絵が目白押しですが、やっぱり専門の人の解説を聞きながらだと見る目も違いますね。ガイドさんは日本の方でした。

　御存じサモトラケのニケ像に来た所で面白いことを教わりました。近くに展示してあったガラスケースの中に大理石の手があるのですが、これが欠けてしまったニケの手だそうです。私は前に来た時にこの手の存在さえ知らなかったので、やっぱりガイドさんがいると詳しく見られて良いなぁと思いました。

　ルーブルでは３時間の放し飼いになりました。美術館での自由時間はありがたいです。ただ、既に沢山の観覧者が入って来ているので、モナリザは前の人の肩越しでしか見ることができなかったので、ちょっぴり残念です。２年前に来た時は早朝一番乗りでモナリザまで突撃したので私だけしかいない贅沢な鑑賞を経験したので心残りはありません。

　一通り美術館内を歩きまわって再集合の場所で待っていると、どうやら目の前の売店でパリ・ミュージアムパスを売っているらしいのでＵさん誘って２日券をゲットしました。２年前には４日券を買って、大いに役だったのでこれ買って損はありません。

　全員集合してバスに乗車。途中のレストランでお昼を食べさせて貰い、シャンゼリゼ通りとコンコルド広場は車窓見物。まぁツアーなので仕方ないですね。エッフェル塔だけは離れた所に停車してくれて下車しての撮影タイムとなりました。大型バスなので、どこでも停められないから、これも仕方ないですね。みなさん思い思いにエッフェル塔をバックに記念写真を撮っています。

　一人の御嬢さんが奇抜なスタイルで撮っているので、なにをしてるのか聞いてみました。なんとエッフェル塔を持ち上げるポーズだそうで、あちこち行った先でこのポーズで写真を撮っているそうです。こらまたユニークな人がいたもんです。思わず頬が緩みました。

　みなさん気が済むまで写真を撮って、またバスに乗ってホテルに戻りました。今日の夕飯は勝手に食べてねだったので毎度お馴染み、スーパーから買ってきてホテルで酒盛りしました。毎晩の楽しみです。


　１月２４日、ツアー５日目。今日は１日自由行動の日です。この日ってオプショナルツアーか何かあったかな？どちらにしても我々の楽しみは自由に動き回るこの日なので入念に下調べをしてきましたとも。私はＵさんを案内する使命があるので地下鉄の最寄駅とか乗り換えとか分かり易い図を作ってきました。

　兼ねての計画通りＵさんとパリ中を動き回ろうとしてましたが、私たちも付いて行っていいですかぁと言うご婦人方が現れたので、もちのロンです。二人の予定が６人の大所帯になりました。にわかガイドになったようで、これもまた楽しからずやです。

　スリだらけと噂の地下鉄に乗ったので、ご婦人方にバッグは大丈夫ですかと言ったところ、コートの中に下げてあるバッグを見せてくれました。お、さすが！それなら並のスリには抜けないです。

　また鬼武者３に戻って恐縮ですが（だったらよしゃいいのに）、ノートルダム寺院も鬼武者を操作して大活躍した舞台です。寺院の中はもとより、祭壇がグーッとせり上がると地下へと続く秘密の通路が現れて沢山の魔物を倒したので懐かしいですが、もちろん本物の寺院には秘密の通路なんかありません。

　前に来たときにノートルダム大聖堂のクリプトツアーが凄く良かったので全員で参加しました。皆さん一様に喜んでくれたので提案した甲斐がありました。殆どの日本人はノートルダムのせむし男を知っているので、ノートルダムのベランダに設置してあるガーゴイル石像と出会えるのが嬉しいと思います。

　次は近くのセントシャペル教会へ。私以外は来たことがないそうなので、こりゃ二階の聖堂を見たら驚くぞーと思い、その驚く表情を動画で撮ってやろうと待ち構えていると、思惑が見事に当たって、狭い階段を上がって光の洪水のステンドグラス群を見上げると、皆さんワーッと口を開けて感激している光景を撮ることが出来ました。案内した甲斐があります。すぐ近くのコンシェルジュリーへも行ってみたけど、今日は休みなのか入口は閉まっていた。

　その後は見たいところが違ったので解散して、私とＵさんは歩いてオルセー美術館へ。Ｕさんオルセーには写真やテレビで見たことのある有名絵画が目白押しにあることに感激していました。ルーブルよりこっちの方がずっと良いとは私と同意見でした。オルセーは１９世紀の近代絵画を網羅しているのに対し、ルーブルは余りに広範囲の美術品を集めているので、その違いでしょうか。なんちゃってエラそうに。

　またペタペタと歩いて凱旋門へ。オルセーからはコンコルド広場を経由して、シャンゼリゼ通りを歩き続けた先にあるので、オーシャンゼリゼも同時に楽しめるお得コースです。

　鬼武者３は凱旋門での戦闘から始まります。凱旋門前の華やかな路上に魔物の群れが突如降ってくるのです。ゲームでもちゃんと凱旋門へ通じる地下歩道から渡っていくので、実際にやってきて初めてその通路を通った意味が分かりました。知らずにやったゲームでは何で地下道に入ったのか分からないままやってました。パリ観光に来てから鬼武者をやったら、もっと楽しめたことと思います。

　私たちはミュージアムパスを持っているので並ぶこともなく凱旋門の屋上に上がってパリの街並みを見渡せました。上から見ると凱旋門から放射状に延びた道路が見渡せて、凱旋門がエトワール（星）と呼ばれてることが良く分かります。

　ここに三人の可愛らしい娘を連れた親子がいたので国際交流。何を喋ったのか記憶にないのですが、可愛らしい三姉妹と言うのだけは覚えています。写真撮っておいて良かった。でないと顔がまったく思い出せません。

　ホテルに戻って夕飯は昨日と同じくスーパーで買った惣菜とハイネケン、ワインで打ち上げをしました。一日の最後に楽しみが残っているのは良いものです。


　１月２５日 ツアー６日目。
　今日も昨日同様１日フリーの日です。昨日は６人で行動したけど、今日は姉妹で参加のお姉様と４人での行動となりました。モンサンのホテル夕食で特別料理を二つも追加したあの姉妹です。何気に住まいを聞いたら、お姉さんのほうが私達と同じ前橋市で、しかも自宅の近くだったのにはびっくりたまげました。何度もツアーに参加しましたが、同じ町の人は初めてで、しかも自宅の近くとは何たる偶然。

　地下鉄を使い、まずオランジェリー美術館へ。ここは朝早いこともあってガラガラ状態でした。早く来てしまったけど開いてて良かった。姉妹だと知らされたけど、見るからに年の離れた姉妹のようでした。少しだけ気を使って「どちらがお姉さんですか？」と尋ねたら、妹さんから「ショックｰｯ」と本気の声が上がりました。まぁ最初から「こちらがお姉さんですね」とも言えないので仕方がないですね。

　オランジェリーと言えばこれだっと言う水連の間もこの通り他の観覧者は何人もいないと言う、ほぼ貸切状態での鑑賞となりました。わいわいがやがやの中での鑑賞と比べたら、とても価値があるものと思います。妹さんはデジカメではなく、大きめのタブレットだけで写真を撮りまくっていました。タブレットのカメラは高性能になっているのでデジカメと比べても遜色ないようです。

　その後は別行動になって、私とＵさんはセーヌ川を渡ってアンバリッドとドーム教会へ。パリの橋は芸術作品みたいだし、街路もとてもお洒落なので、やっぱりパリは歩いて移動した方がずっと楽しめます。橋の向こうにこれから向かうドーム教会の金色の屋根が見えていますね。

　アンバリッドの入り口には第二次世界大戦で活躍したフランス軍の戦車が展示されています。歴史好きのＵさんが、これはフランスの〇〇型戦車だと説明してくれました。とても小さな戦車で、こんな小さな鉄の箱の中に何人の兵隊がこもって戦っていたのだろうと、過酷な環境を思ってしまいました。これなら青空の下で戦う歩兵の方がマシだな。

　アンバリッドで沢山の武器展示を見てから、隣のドーム教会へ移動して、ナポレオンの墓を上から覗いてきました。

　私の希望で、２年前に休館日で入れなかったロダン美術館に行ってリベンジしました。ドーム教会からはすぐの距離なので歩いても５分ほどでしょうか。ここもパスが使えるので気楽です。やっぱりパリではミュージアム・パスを買うのがお勧めです。ロダン美術館は室内展示と屋外展示があって、屋外には教科書で習った「カレーの市民」の像があったので嬉しい。

　地下鉄に乗ってホテルの近くの駅まで戻って、遅めのお昼にはお手頃値段の中国人経営のレストランでチャーハンとビールで一人８ユーロ。ビールは中国らしく青島ビールでした。おまけで軽めのポテチみたいのが皿に入ってサービスされました。海外で出会う中国人経営のレストランは私の波長にぴったりです。

　３時半にホテルロビーに集合してみんなでお喋り。皆さんはフリーで何処に行きました？と各々教えあっています。一人の男性は単独行動中に財布を無くしたそうです。リュックの後ろポケットのファスナーがいつの間にか開いてたので落としたようだと呑気な事を言ってるが、間違いなくスラレたんでしょう。今さら言っても仕方ないので黙っていましたが。お顔も何となく育ちの良さそうな顔をしています。スリの格好のカモかもね。

　年配の男性は、以前地下鉄に乗っていた時に数人の男たちに取り囲まれた事があったそうです。運良くその場を脱出できたそうだが、やっぱり地下鉄ってヤバイんだなと思いました。

　添乗員さんがツアーのアンケートを配りました。色んな項目の中に添乗員さんの評価と言う項目があったので、誉め称える文と共に最高の評価を付けました。実際、こんなに甲斐甲斐しくお世話する添乗員さんは初めてだったから。添乗員さんに、ほらこれと見せたら「ありがとうございます」じゃなくて「助かります～」と言ったので、やっぱり多くの添乗員さんは臨時雇いなので、次の仕事に繋がるための評価は私が考える以上に重要なんだなと思いました。

　現役添乗員さんのブログでも、このアンケートについて書かれていて、「普通」の評価はマイナス査定になるそうですよ。だから、可もなく不可もなしは「普通」ではなく、良に付けてあげたほうが良いらしいです。

　今回の添乗員さんは４０代中頃に見えますが独身で、ツアーのみんなとも打ち解けて来た頃に自身のことも話すようになりました。その中で「わたし結婚したいんですよ～」と切実に言った言葉が耳にこびりついています。細やかな気遣いの出来る女性なので私なら選びたくなるような方でした。

　午後８時のフライトで一路日本へ。食事・軽食が２・３度あった筈ですが、一枚も写真に撮ってませんね。もう機内食撮るのに飽きたのかな？

　１月２６日、ツアー７日目。と言っても羽田空港には昼間の3:55に到着して解散するだけです。いつも思うけど、ツアー途中では仲良くなっても、解散の時には互いにお世話になりましたとか、また会いたいですねなんて言葉を交わすことなくバラけてしまうんですよね。ちょっと詰まらないです。ただひとつ、ご近所から参加の姉妹さんとは４人で打ち上げやる約束をしたので連絡先の交換はしました。

　吉牛でビールと夕飯食べて前橋を目指します。これも毎回同じパターンです。やっぱり日本のコメは美味いなーと実感します。イビスの不味い米を思い出してしまった。

　帰った翌日、懸案だった今年のサンチャゴ巡礼のための航空券をネットで手配しました。ツアー前だと気が急くのて落ち着かなかったのです。マドリッド往復で、今回は初のエティハド航空。4/25成田発の7/18成田着で、その場で使えるクーポン券3000円利用して55,170円というバカ安値。乗り換え含むシート４回分もその場でゲットしました。これがツアーでない航空券の最大のメリットです。それにしても安すぎですよね！エティハドなのでちゃんとした航空会社ですよ。

　日程が決まったので、コルドバとセビージャの宿も予約しました。コルドバがシングルルームで30ユーロと私としては少々高めだが、セビージャはドミなので18ユーロでした。セビージャは少し観光もしたいので２泊取りました。マドリッド、コルドバ間の列車予約は早すぎてまだ予約できませんでした。これで３か月後の旅は役者が揃いました。楽しみたのしみ。


2017 フランスツアーこれにておしまいです

この旅行記へのコメント （2）

• Mame Fさん 2022/01/26 21:49:52

  とても良い旅行でしたね！

  おくさん
  （さきほど、おくさん様と間違えて書いてしまいました）
  JTBのツアー、とても充実していて、1日半の自由時間もあって、他の皆さんと仲良くなって、短いけど良いツアーでしたね。
  ゲームはしないのですが、鬼武者の説明も興味深かったです。建築物など、本物に忠実に作られているのですねえ。
  とても楽しい旅行記を有難うございました。
  サンチャゴの旅行記も見させていただきます。

  おくさん からの返信 2022/01/26 22:15:14

  Re: とても良い旅行でしたね！

  こちらにもコメントありがとうございます。
  いまさっきmame F さんの方にコメントしたばかりですよ。w
  ツアーでの自由行動日が設定してあるのは３度ありましたが、そのどれも一緒に行動する人たちが現れてました。
  きっと、慣れてる人は誰かがフリーの日は計画してるだろうから、それに便乗しようとしてるのじゃないかな？
  こちらも大勢で行動するのは大歓迎なので、WinWinです。
  
  ウィルス騒ぎでスペインに行けなくなったので、2019年のサンチャゴ巡礼記だけ作ってみようと始めましたが、この4toraって良く出来てるんですね。沢山の人が見てくれてるのが分かるので、楽しくなって５年分の巡礼記が終わったらツアーまで作り出してしまいました。
  見てくれてありがとうございます。