2017/01/20 - 2017/01/26
655位(同エリア1849件中)
おくさん
2017 フランスツアー2
1月22日(日)、ツアー3日目。
今日はこのツアーのメインエベントと言えるモン・サン・ミッシェル島内観光です。2015のサンチャゴ巡礼ブログ、おまけシリーズで何度も書きましたが、3Dゲームの鬼武者3ではモン・サン・ミッシェルの中を魔物と戦いながら縦横無尽に動き回ったので、島内がゲームと同じかどうか確かめるという一風変わった目的もありました。鬼武者3もテレビゲームも興味の無い人にはまったくもって「しょーもない」ネタで済みませんがお付き合いください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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ホテルで朝ごはんを食べさせてもらって、いよいよモンサンミッシェルへ。島内へは一般の観光バスでは行くことができなくて、ピストン輸送をしている専用バスに乗り換えました。島なのでバスなどが停められる駐車場などはなかったので、考えたらこれが当たり前でした。
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いよいよモンサンミッシェル(この名前長いな)が近づいてきました。最初の写真でもあるとおり、ここってイギリスとの百年戦争の時に要塞として機能していたそうなので、入るには高いヘイに囲まれた狭い入口一カ所のみから入るものでした。島全体から感じる優雅さとは裏腹に、この狭い入口を見ると確かに要塞だったのが分かりました。
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現地ガイドさんの紹介があって、この人があちこちで説明を繰り返しながら案内してくれるようです。聞けなかったけど、モンサン(短くした)に住んでいる人かな。ガイドさんなので勿論日本語が話せるのでお喋りできるのが楽しいです。
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私は鬼武者3で動き回った道順で案内してもらいたかったが、当然のことながら私の都合では観光してくれず、ただガイドさんの後を付いて行くだけでした。それでも差ほど広くもない島内にはお墓まであって、本当に生活するための全てが備わっている小さな世界なのが分かりました。
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ゲームでは、この塔に入るための扉は閉ざされていて、ここに巣食っている魔物を一通り倒さないと開きませんでした。ゲームではこの塔の上にも上ることが出来て、この広場も良く再現されていたので驚きました。広場の隅々まで嗅ぎまわっている私はツアーの中で浮いていたかも知れません。ここだけでなく、あらゆる所がゲームの中で忠実に再現されていたので初めて来た気がしませんでした。もうワクワクです。
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扉が開いて進んでいくのがこの階段状の通路です。もちろん進む道筋には至る所に魔物が出現して行く手を遮りますが、それらを全部倒しながら進まなくてはなりません。なんかゲームの解説本みたいになってきましたね。これ読んで楽しいのは鬼武者3をやった人だけだと思います。
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何度もすみません、これでゲームの話は終わりにします。広いベランダの下を覗くと、これも見た覚えのある光景がありました。あー、あそこはパリからの列車が到着していきなり魔物と戦闘になった所じゃないか。でも実際にやって来ると、パリからの列車はモンサンには来ないのが分かりました。ゲーム進行上の創作だったんですね。
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教会の中心である聖堂と、大きな食堂には地上からの物資を引き上げる滑車もみんな見覚えのある物だったので楽しい。「あったあった」と言う感じです。今回のモンサン観光を一番楽しんでいたのはきっと私だと思います。ただ、ツアーの人達にこの話を出来ないのが悲しい。もし一人二人でも鬼武者3でここを訪れた人がいたら爆発的に盛り上がったと思います。その光景はもうオタク集団そのものですね。
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これが荷物を地上から巻き上げるための滑車です。モンサンが刑務所だった時代には、この滑車の中にコマネズミよろしく囚人を入れて荷物を巻き上げていたそうです。右の写真が地上の写真ですが、遥か下から鎖を使った人力エレベーターで巻き上げていたんですね。囚人も大変だったろうけど、下から石段を登って担ぎ上げるよりかはマシだったのでしょうか。
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日本の城で言えば櫓(やぐら)に当たる所にやって来ました。見通しが良いので眺めは抜群ですが、さ、さむい。眼下に広がるサン・マロ湾は雪と氷に閉ざされています。石つくりの建物は夏は涼しいだろうが、冬にやってくると寒々しいですね。
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モンサンの名前の由来となった大天使聖ミカエルの像がありました。日本的にはミカエル、フランスではミッシェルで英語だとマイケルかな。昔々、この島の司教の夢枕にミカエルが立ち、この岩山に教会を建てろと命令したそうですが、司教は取りあわなかったので業を煮やしたミカエルは3度目の時に司教の頭に指を突っ込んだので、それで司教は正夢と気が付き聖堂建設に着手したとか何とかだそうです。司教の死後、頭骨には穴が空いていたとか何とか。ホントかな?ミカエル像は誰かがひっくり返したのか、片方の翼が取れていました。「翼のとれたエンジェル」ってこれの事なのかな(違います)。
隣の大砲は百年戦争の時にイギリス軍が置いていった大砲とのことです。いまだに戦利品として晒されてるのはイギリスとしては良い気がしないのではないでしょうか。まぁ今さら返してくれとは言えないでしょうが。実際にこのモンサンで戦闘があったという証ですね。 -
帰りのバスに乗るところでカッコいい兵隊さんが警備をしてたので話しかけたところ、ツアーのおば様達が目ざとく群がってきて撮影大会になりました。皆さんフランスのハンサム君と記念撮影できたので一様にニコニコしてますね。
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お昼は島の外のレストランで頂きました。モンサンの名物にフワフワオムレツがありますが、ここではそれが出てきました。島内で食べられなかったけど、これでも十分です。友達が前にやって来たときに、島内の有名店で食べたそうですが、ほぼ泡だと言ってましたから、大した違いはないようです。勿論オムレツだけじゃ腹いっぱいにはならないので、ちゃんとお肉も出てきましたよ。
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ふと上を見上げると、この店には面白い照明がありました。この写真で分かりますかね?壁から出ているのは剥きだしの電線で、どちらかがプラスでもう1本がマイナス線のようです。その両方に電球から延びた細い鉄筋をクリップで留めて電線に通しています。非常に合理的とは思いますが、中々思い切った工事をしたものです。ちなみに、日本の町中を走っている電線がこれと同じことをやってるのを知ってますか?これ有名かな?電線には被膜を施してはいけないことになってるので、あれ触ると感電するんですよね、て言うより(多分)6000ボルトの電気が通っているので黒こげになると思います。だから凧揚げで電線に絡まったら触ってはいけないのです。鳥が良く電線にとまっていますが、あれはプラス・マイナスの片方だけにとまっているから感電しないだけで、両方の線に振れれば、その瞬間に丸焼きになります。今更ですかねこの話。知ったかぶりして済みません。
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車好きのUさんが運転手さんに日本語で質問を始めました。操作盤が日本の車とはだいぶ違うので、それが興味の対象のようです。面白かったのは、シフトを入れ替えると運転手の目の前じゃなくて隣の操作盤の数字が「123」と切り替わって、DはドライブでNはニュートラル、Rはリバースと、これはフランス語が分からなくても理解できました。他はまったく分かりませんでしたが、面白いものを見せて貰えました。
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バスでシャルトル大聖堂へ。バスは離れた駐車場で降りて、暫く歩いて大聖堂にむかいました。遠くにシャルトル大聖堂が見えたら、気の早い人はもう写真を撮りまくってますね。私は観光地の目の前までバスで行くより、町の中を散策しながら行くほうがずっと好きです。外国の人の普段の生活を見るのが好きなのでスーパーマーケットが大好き。スーパーで買えば経済的に飲み食いも出来るので趣味と実益を兼ねています。
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聖堂の中に入るとまず目に付くのが青いステンドグラスでした。シャルトルブルーと言う色は、このステンドグラスのことらしいです。確かにこれだけ青で統一したステンドグラスは珍しいと思いました。えぇもん見られた気になりました。
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この聖堂の中にも聖人の遺物らしきものがありました。文字が読めないので正確なところは分かりませんが、特徴のある姿とバラの花が供えてあるので子どもの頃にやったカルタで「リジュのテレジアバラの雨」と言う文字札を思い出しました。なのでこれは間違いなく聖テレジアだと思いました。ヨーロッパは聖人の存在が身近に感じられます。
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ここは無料だったかな?個人旅行じゃないから有料も無料も関係ないので覚えがありません。信仰は別にしても連れてってもらえる教会はどこも大きくて美しいものでした。ヨーロッパの観光は教会抜きには成り立たない気がします。
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その後はどこにも寄ることなく一路パリへと移動です。暗い道路に段々と賑やかな光が増えて来て、パリが近づいて来たのが実感できます。運転手さんはエライですね、複雑なパリの道路を間違わずに今晩の宿、イビスのホテルに着きました。これよりはこのホテルに3連泊します。連泊は気持ちが休まって良いですね。荷物も置きっぱなしにできるし。
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夕飯はイビスのレストランで頂くことになりました。最初の皿はこれなんだったかな?見た目はパイみたいですが、最初からデザートが出る筈はないので違うものでしょう。写真を見ても一向に思い出せません。
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二皿目はこれです。サーモンのクリーム掛けと米のごはん。これはハッキリ覚えています。贅沢を言わない私でも残してしまうくらい米がパサパサで不味かったです。米文化の日本人にこれ出しちゃダメだろーっと言う代物でした。
2017 フランスツアー3へ続く
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