2021年12月22日：ダムカード収集-60 愛知南部編（前編）渥美半島突端の初立池＆道の駅カードを求め2駅再訪

2021/12/22 - 2021/12/22

ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。
2017年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回は60回目です（回数は訪問日数でカウント）
第59回終了時点で、21都府県の229施設を巡りました

※直近のダム巡りの様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11730405　

昨日から1泊2日で愛知県に進出中、本日は渥美半島を皮切りに県北の犬山頭首工まで巡る計画でしたが、考えていたよりも愛知県は大きく途中で断念する事となりました。前日の出発が遅れ予定していた工程を消化しきれなかったことが本日も影響してしまう結果になってしまいました。
とは言え気ままな一人旅、訪問出来なかったのは次回ゆっくり巡りなさい♪と言う事なのでしょう。

相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので、前編・後編に分けてお届けします。

前編は前回訪問時はダムカード配布対象施設となっていなかった渥美半島の先端付近に在る「初立池」と同様に前回訪問時は道の駅カードを発売していなかった道の駅2駅を巡ります

「愛知県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・16
前編訪問数・・・ 1（ 6.3％）
累計訪問数・・・11（68.8%）
未訪問数・・・・ 5（31.2％）

※つたない文章＆写真ではありますが、是非最後までお付き合いください

エリア 渥美半島・伊良湖(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

本日は旅の2日目です
前日は比較的ゆっくりと東京から愛知県入りし設楽町に新設された「道の駅　したら」を訪問し中部ブロックの道の駅を再コンプリート、併せて建設中の設楽ダムを訪れたり、2020年に発売を開始した「道の駅カード」を集めるべく県東部の道の駅6駅を再訪しました。しかし出発が遅れたのが響き2駅は既に閉店して購入できず
・・・

※前日の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11733671

※写真は2021年5月オープンの「道の駅　したら」

本日のスタートは「道の駅　あかばねロコステーション」から

昨日は愛知県東を駆け巡った後、「道の駅　どんぐりの里いなぶ」併設の「どんぐりの湯」で1日の汗を流した後、本日に備えて渥美半島に在る「道の駅　あかばねロコステーション」に移動し車中泊しました。

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

流石は温暖な渥美半島にある「あかばねロコステーション」トランクに断熱マットを敷き寝袋に潜り込めばエンジンをかけて暖房をする必要も快眠できました。

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

「あかばねロコステーション」のウリは雄大な太平洋が目の前な事
快眠しすぎて日の出には間に合いませんでしたが、散歩しない手はありません。

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

赤羽根海岸はサーフィンも盛んで世界大会も開かれるそうです
万一に備えた避難所兼大会用の監視所の様な展望台も在ります、シルエットで良い雰囲気♪

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

赤羽根海岸から遠州灘の東方向を望む

遠州灘の海岸線は御前崎から伊良湖岬までの110kmは砂丘が続きます
素晴らしい景色です。しかし大きな港も無く風も強いので帆船時代は難所だったそうです

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

既に水平線からは大分上がってしまいましたが美しい朝日です

「朝日が水平線から光の矢を放ち～♪」by松田聖子
他にも嵐のCMにも「光の道」は出てきました。海に出来る光の道って朝日・夕陽に関わらず本当に美しいです

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

本日の行動予定は
先ずは道の駅オープンまで時間が在るのでダムカード配布対象施設である「初立池」を巡り、その後、昨年より道の駅カードに販売を開始したので「あかばねロコステーション」「田原めっくんはうす」を再訪。
その後豊川に在るダムカード配布対象施設「小坂井排水機場」「豊川放水路分流堰」を巡り北上しながら「東郷調整池」「入鹿池」「犬山頭首工」と巡る予定。中々タイトな予定です。何処か1箇所だけでも昨日のうちに巡って置けばかなり余裕が出たのでしょうが仕方ありません。ただ上手くいけばこれにて愛知県のダムカード配布対象施設はコンプリート出来ます。
そして今回も恐ろしい事に本日中に東京に戻り、明日は朝から仕事です（笑）

昨日は東京→愛知と駆け抜け560kmのドライブ
本日出発前の愛車のＯＤメーターの値は186,491km
はたして今日のドライブではどこまで伸びるのでしょうか？

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

「道の駅　あかばねロコステーション」から「初立池」にやって来ました
「道の駅　あかばねロコステーション」から「初立池」は国道42号線で15km程の道のり

初立池公園 公園・植物園

初立池
1967年（昭和42年）竣工の中心コア型フィルダム
堤　高　 22.5m
堤頂長　346.5m
横自由越流式洪水吐

初立池公園 公園・植物園

ダム天端は遊歩道として開放されています

初立池公園 公園・植物園

ダム天端よりダム湖方面を望む

初立池は日本一とも称される渥美半島の農業を支える貴重な水源。愛知県東部の「宇連ダム」「大島ダム」等を端に発し「大野頭首工」から豊川用水を経て渥美半島まで導水されてきます。

初立池公園 公園・植物園

こちらがダム左岸に在る「横自由越流式洪水吐」貯水量と比較すると非常に小さな規模です。万一に備え洪水吐を有してはいますが水源が豊川用水なので、洪水が懸念されるときは取水を制限すれば良いので小さくても事足りるのです

初立池公園 公園・植物園

実際は殆ど使われることは無いので大分寂れた雰囲気の洪水吐です

ところで取水口である「大野頭首工」から始まる豊川用水は末端である「初立池」迄ポンプを有する事無く重力だけで導水しています。実はこれ凄い事なのです。素晴らしい！

初立池公園 公園・植物園

ダム天端よりダム下を望む
洪水吐も小さく、浄水場も離れた所に在るかダム下は特に施設はありません

初立池公園 公園・植物園

渥美半島の突端「伊良湖岬」までは5km程、初立池は渥美半島の突端にあります。
繰り返しになりますが県東部の「大野頭首工」から約100km豊川用水は周辺の農業を支えています。因みに大野頭首工から取水された水は約1日かけて初立池まで導水されるそうです

初立池公園 公園・植物園

渥美半島は風が津陽場所でもあるので風力発電も盛んです。伊良湖岬のホテルも望めます。

ところで伊良湖に在った「道の駅　伊良湖クリスタルポルト」はコロナ渦で長期閉館の後、事実上閉鎖となりました。

且つて「道の駅　伊良湖クリスタルポルト」は「道の駅」「伊勢湾フェリーの受付・待合所」「土産物や食堂」として運営されていました。
ところが閉鎖が解除になった際、「道の駅」「フェリーターミナル」の機能は廃止したまま「売店や食堂」は再開されました。

大人の事情と言えばそれ迄なのでしょうが、一体的に管理した方が相乗効果も望めるしイメージも良いと思うのですが・・・道の駅は事実上の閉鎖、伊勢湾フェリー利用者は埠頭横のプレハブ建て剣舞所と待合室として使用している様です・・・
且つて東急と西武で繰り広げられた伊豆箱根戦争の様で、何だかなぁ・・・と思ってしまいます

初立池公園 公園・植物園

例によって天端を渡り切りました
本日1ダム目の走破です

初立池の堤頂長は346.5m

天端を走破したダムとしては165ダム目で
堤頂長は合計で45,744.8m（≒45.7km）となりました

初立池公園 公園・植物園

初立池周辺は公園として整備されており湖畔（池畔？）も1周出来る様になっています・・・あれれ？
案内によると堤体の対岸に副堤体もあるではありませんか！

初立池公園 公園・植物園

彼方がダム堤体から望んだ副堤体
どうやら初立池は「ハ」の字の様に両側が山が有る所の広い方（ハの字の下側）に主堤体を、狭い方（ハの字の上側）に副堤体を築き造られた様です

初立池公園 公園・植物園

車を本堤左岸に停めてあるので、もう一度堤体を渡り車で副堤体に向かう事とします。本堤体から望むと湖岸（池岸？）には芝生広場になっている場所も在りました

初立池公園 公園・植物園

此方が副堤体、此方も遊歩道として開放されています

初立池公園 公園・植物園

副堤体の天端よりダム下方面を望む
此処で改めて初立池のデーターを整理すると

初立池
1967年（昭和42年）竣工の中心コア型フィルダム
堤　高　主堤体 22.5m　副堤体 12.5m
堤頂長　主堤体 346.5m　副堤体 105.5ｍ
横自由越流式洪水吐

初立池公園 公園・植物園

副堤体から望むと多くのビニール（ガラス）ハウスが望めました
この辺りのハウス栽培の特徴に菊の栽培が在ります。菊は暗い時間で開花時期を決める特徴を活かし、照明で暗くしない事で開花時期を調整し出荷するそうです。

昨夜も暗い夜道に明るいハウスが輝き独特の景色を楽しむ事が出来ました
因みにベタな命名ですが「電照菊」と言うそうです

初立池公園 公園・植物園

ダム副堤体よりダム湖方面を望む

取水塔の向こうに主堤体、更に先に伊良湖岬の山が望めます

初立池公園 公園・植物園

副堤体も渡り切りました
と言う事で此方も改めて・・・

例によって天端を渡り切りました
本日1ダム目の走破です

初立池の堤頂長は346.5m（主堤体）＋105.5m（副堤体）の計452.0m

天端を走破したダムとしては165ダム目で
堤頂長は合計で45,850.3m（≒45.8km）となりました

初立池公園 公園・植物園

此方が初立池公園のメインとなる芝生エリア周辺は桜が植樹され開花時期は賑わうようです

初立池公園 公園・植物園

芝生広場付近の親水デッキから望んだ主堤体

渥美半島は恋路が浜などの美しい海岸線や伊良湖岬などが有名過ぎてマイナーな存在となっている初立池ですが、中々良い所でした♪

初立池公園 公園・植物園

「初立池」から「田原市役所 渥美支所」にやって来ました
「初立池」から「田原市役所 渥美支所」は国道259号線で8km程の道のり

「初立池」のダムカードは此方で頂くことが出来ます
※ダムと配布場所が離れているので訪問した証（写真等）の提示が必要です

「愛知県」ダムカード収集の旅
全16施設中第11号（中部地方では97箇所目・各県総計では230箇所目）

・初立池

右上の目的記号は「A」
□　F：洪水調節
□　N：流水の正常な機能の維持
■　A：かんがい用水
□　W：水道用水
□　I：工業用水
□　P：発電

右下のダム形式は「E」
□　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
■　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
初立池は「かんがい」目的の
「アースダム」という事になります

「田原市役所 渥美支所」から「道の駅　あかばねロコステーション」にやって来ました
「田原市役所 渥美支所」から「道の駅　あかばねロコステーション」は主に国道42号線で12km程の道のり

前日から車中泊した「あかばねロコステーション」ですが、オープンが9:00からなので先に初立池→田原市役所渥美支所と巡ってから「道の駅カード」を購入すべく戻ってきました

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

流石に農業が盛んな渥美半島の道の駅
豊富な産直野菜が販売されています
どれも美味しそうですが、この後「道の駅　田原めっくんはうす」も巡る予定で、彼方は更に産直野菜が豊富なので、買い物は彼方でする事とします

※両方を比較すれば「田原めっくんはうす」の方が充実しているだけで此処も十分な品ぞろえです♪

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

愛知県の道の駅は2020年8月29日より「道の駅カード」を\200-/枚にて販売中
各カードごとにシリアル№が記載されています
「道の駅　あかばねロコステーション」は№522をゲットしました

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

「道の駅　あかばねロコステーション」から「道の駅　田原めっくんはうす」にやって来ました
「道の駅　あかばねロコステーション」から「道の駅　田原めっくんはうす」は主に国道42号線と県道で11km程の道のり

道の駅 田原めっくんはうす 道の駅

田原市には3つの道の駅がありました
前述の通り伊勢湾フェリーのターミナルであり伊良湖観光の拠点でもあった「伊良湖クリスタルポルト」は現在道の駅としては休止中
それでも海岸美が美しい「あかばねロコステーション」と此処「田原めっくんはうす」を擁します

道の駅 田原めっくんはうす 道の駅

此方の道の駅も2019年3月に訪問済みではありますが「道の駅カード」入手と土産に産直野菜を購入するために再訪しました

※前回訪問時の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11482404

道の駅 田原めっくんはうす 道の駅

伊良湖観光の拠点「伊良湖クリスタルポルト」
美しい海岸美の「あかばねロコステーション」
それに対し「田原めっくんはうす」は充実した農産物直売所が特徴となっています

道の駅 田原めっくんはうす 道の駅

新鮮で且つ安い！
今回は「白菜」「キャベツ」「里芋」を購入

帰宅後に頂きましたがどれも大変美味でした
日本有数の農業地帯である渥美半島の名は伊達ではありません

温暖で風光明媚で農業も盛んでトヨタの工場もあり工業も盛ん
田原市は恐るべきポテンシャルを秘めた地です

道の駅 田原めっくんはうす 道の駅

愛知県の道の駅は2020年8月29日より「道の駅カード」を\200-/枚にて販売中
各カードごとにシリアル№が記載されています
「道の駅　田原めっくんはうす」は№532をゲットしました

道の駅 田原めっくんはうす 道の駅

本日の道の駅カード購入は此れにて終了

愛知県には全部で18の道の駅カードがあり、「伊良湖クリスタルポルト」と「もっくる新城」以外は道の駅カードを発売中

道の駅スタンプを集めているのだからカードは要らないだろうと言う自分の声と葛藤しながらも、2020年発売以降に巡った道の駅は結局購入してしまっています。

先着1,000名にはコンプリートカードをプレゼントと言う企画に見事に踊らされています
旅行記にも記載しましたが、昨日に県東部の道の駅も再訪しHPより営業時間が短かった「豊根グリーンポート宮島」「どんぐりの里いなぶ」と県最西部の「立田ふれあいの里」以外はゲット完了です
※今後、コンプリートするために未購入駅を再訪するのか否かは、のんびり考えます（笑）

さてこの後は以前愛知県を巡った時はダムカード配布対象施設になっていなかった「小坂井排水機場」と「豊川放水路分流堰」を巡り更に北上しダムカード巡りを続けます。

とは言え、長くなってきたので、後は「後編」に続きます

※つたない文章＆写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「後編」もご覧頂くと幸いです

道の駅 田原めっくんはうす 道の駅

この旅行記へのコメント （2）

• *ちょこ*さん 2022/01/21 22:17:49

  驚き！( ﾟдﾟ)

  伊良湖クリスタルポルト閉鎖ですか…。
  
  コロナが蔓延する直前くらいに、伊勢湾フェリーで鳥羽水族館まで行ってきたんですが、あれが最後の姿ですね。
  横のプレハブ小屋がフェリーの受付とは、何とも寂しい感じです。
  
  電照菊の夜景、きれいですよね～。
  また機会があれば、ぜひ蔵王山展望台から見てみてください。
  
  東京から愛知県を上から下まで走ってまた帰るって本当にスゴイです。
  豊川から用水を渥美半島まで引いてるのも初めて知ったし、ためになりました。
  
  *ちょこ*

  kasakayu6149さん からの返信 2022/01/22 10:43:13

  RE: 驚き！( ﾟдﾟ)

  *ちょこ* 様
  
  書き込みありがとうございます
  私の旅行記は備忘録の様な物で、面白みに欠けるとは思いますが
  時間があるときに拝見して頂けると嬉しく思います
  ありがとうございました。
  
  渥美半島って本当に素晴らしい所ですね。伊良湖岬等海岸線は風光明媚だし、野菜類は美味しいし。トヨタの田原工場もあるので恐らく経済も安定しているのでしょう。公共施設も充実している様で羨ましい限りです。
  
  オタク街道まっしぐらではありますが、ダムに魅了され少しづつ各所を巡っております。水は命の源であり、時には水害で牙を剥くもの、此れとどう付き合っていくかの一つの答えがダムであり用水であると思っています。
  
  渥美半島の豊かな農作物も山深い宇連ダムや大島ダムの水が関連しているのは面白いですよね・・・
  
  これからも宜しくお願いします