2021/12/02 - 2021/12/02
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kawakoさん
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チューリヒの北東、電車で30分ほどのところに位置する都市、ヴィンタートゥール。
ここは産業で成功した豊かな財力をもつ資産家たちがパトロンとなって、芸術の花を咲かせた文化の都としても知られており、町中にたくさんの美術館があります。
中でも必見なのが、郊外の丘の上に立つ美術館、オスカーラインハルト・アム・レーマーホルツ(ヴィンタートゥール美術館)です。
ちなみに↓の旅行記で、市内のその他の美術館も紹介しています
パトロン達の夢の跡、ヴィンタートゥール
https://4travel.jp/travelogue/11672036
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ここはヴィンタートゥール駅
昔、レーマーホルツに行ったときは、駅からミュージアムバスに乗っていったんですが、どうもコロナの影響で廃止されちゃったみたいです
仕方がないので普通のバスに乗って最寄りの停留所から歩くことに -
ゼェハァ(;´Д`)
バス停からは距離もまぁまぁあった(徒歩10分だそうです)けど、なにより坂道が辛かったよwオスカー ラインハルト美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ということで、帰路は速攻タクシーを手配しました!
実は入口に美術館専用タクシーの看板が出ていたんです
スマホでサイトにアクセスして、乗りたい時間などを書き込むだけで、簡単に手配できました
ちなみに一人5フラン、10分前までに予約です
↓美術館のホームページからも行けますが、一応貼っておきますね
https://roemerholz.heiditaxi.ch/de/ -
今回の企画展のポスター
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オスカー・ラインハルト美術館/アム・レーマーホルツ
Sammlung Osker Reinhart /Am Romerhoiz
この建物は、著名な美術収集家のオスカー・ラインハルト氏が晩年、自身のコレクションに囲まれて暮らしてたという邸宅ですオスカー ラインハルト美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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中に入る前にちょっと、この美術館の向かいにある階段を上ってみることに
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いやーん
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上には何があるわけでもなく、こんな風景が見えるのみです
ではさっさと中に入りましょう('ω')ノ -
いやぁ以前は撮影不可だったのに、今はフラッシュ無しならOKだそうですよー
時代が変わったなぁ…
あ、でも一部、撮影不可の作品があるので注意ですよ! -
こちらがオスカーラインハルト氏だそうです
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セザンヌ
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いいなぁ、これ
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お金持ちのお宅拝見感もちょっとあって楽しいです
この部屋はルイ16世のサロンだったかな? -
Renaissance Raum/ルネッサンス・ルーム
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ブルグンドのフィリップ美公です
めっちゃ小さいけど、目に留まったので -
ルーカス・クラーナハ (父)の描く夫婦の肖像画
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よく見るとなんだか穏やかじゃない背景
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クラーナハの描く手が美しいんですよ
繊細な指先の表現とかステキ(´ω`*) -
Bibliothek
ルネッサンス・ルームに続く壁がグリーンの小部屋はもとは図書室だったようです -
この部屋で気になったのはこちら、コローの描くマンダリンを手にした女性像です
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窓から見える庭の風景
後で回らねば -
Ostsaal/東ホール
テーブルとその上の小さなオブジェも名品ですよ -
東ホールの奥に見える扉の向こうには、スケッチや細密版画、タペストリーなどの繊細な作品が展示されています
細部を見るためにルーペが置かれていましたよ -
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グリューネワルト
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ゴッホによるプロヴァンスの庭
ようこんな、もぞもぞ描けるわー、何というか執念の人だよねぇ -
Simon Marmion による1425~89年ころの作品だそうです
繊細で美しい~これはルーペでじっくり見る価値のある作品でした -
東ホールから続く大ホールと、奥の西ホールには、この美術館所蔵の有名どころが集まっている感じです
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重厚なマントルピースや…
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このシャンデリアがいかにも邸宅って感じです
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もー見た瞬間分かるルノアール
なんだかんだ言っても魅力的だなぁ -
全然筆致を感じさせないアングル
正直言うと好きな画風じゃないんですが、さすがの美しさです -
ゴッホの描く精神病院の様子
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またまた出ましたセザンヌ
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こちらもセザンヌなんですが、先ほどのアングルと比べるとまるでピクセルアートみたいでしょ
活躍時期は50年くらい?ずれてるんですが、画風はエライ違いです -
青の時代のピカソ
うーん、イケメンですなぁ -
黒色が印象的だったジェリコー
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東ホールに隣接した北ホール/Nord Saal が企画展示の場所になってました
「クールベ、あるリアリストの夢」 -
この額の作りが気になったので…
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Courbet Träume eines Realisten
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水の表現が美しかった一枚
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基本的には水浴する美女と眠れる美女の絵画特集って感じです
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テーマは何であれ、クールベのテクニックは超一流ですよ
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「ハンモック」という何のひねりもないタイトルでした
絵画に意味を持ち込まなくなるのが現代的な視点だなと思います -
館内にあるカフェで休憩です
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軽く食べたかったので野菜のキッシュをチョイスしましたが、ここにはコースメニューもあってワインと一緒に注文する人もいました
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夏場はテラス席も素敵でしょうね
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外をぐるっと回ってみることに
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カフェのテラスの場所に出ました
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庭からはウィンタートゥールの町並みを一望できる…のかな?
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ところどころに彫像が置かれています
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ここから出ると美術館の正面に出ます
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木戸をくぐって外に出ると、もうタクシーが待っていました
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この旅行記へのコメント (4)
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- Reinheitsgebotさん 2023/05/18 08:00:36
- 美術館は苦手ですが
- NHKの番組で紹介されていて興味を持ち、2006年に初訪問。その後、オーストリアから車を走らせ、合わせて4回行きました。美術館……アムステルダムやアルテピナコテークなどには行きましたが、あまりにも巨大すぎて疲れ果ててしまいますが、レーマーホルツはお客さんの少なさ、自分的にほどよい規模、しかも充実したコレクションで、飽きることがありません。鑑賞後のカフェでケーキにお茶もまたよし(高いですが
ここで、ゴヤの“鮭の静物画”を見ながら、ふと高橋由一の“鮭”と並べてみたいなと思ったことがあります。
また行くことができるかなあ。
- kawakoさん からの返信 2023/05/21 16:56:30
- 書き込みありがとうございます
- レーマーホルツはアルテピナコテークなどに比べると確かに小さいですが、個人収集家の美術館にしてはかなり大きいですよね、大変見ごたえがあります。
日本もいよいよ鎖国が終わりましたし、それこそヨーロッパはとうに通常営業に戻っておりますので、また是非一度スイスに戻ってきてくださいませ。
今年のスイスは春先から雨が多くて気温が低い日がいまだに続いておりますが、夏に向かってずいぶん日が長くなりましたよ。
日本はすでに暑い日があるようですね、お体ご自愛くださいね。
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- norio2boさん 2022/08/02 21:11:41
- 旅行記拝見!
- ヴィンタートゥルの旅行記を拝見させて頂きました。
スイスはブリューゲルの
雪の中の東方三博士の礼拝を見に
唯一オスカーラインハルトだけに行きました
あの頃とは
展示レイアウトが変わっていますが
ルネッサンスルームの暖炉の写真の
暖炉の左側にある作品が
それです
ヴィンタートゥールは
ミュージアムシティと名乗っていて素晴らしい街だと思いました
人口10万人であんなに素敵な街に
感激しました
愛想は良いとは言えませんが
朴訥で親切な人たちでした
チューリッヒからは往復
タクシーで贅沢しました
- kawakoさん からの返信 2022/08/05 08:37:47
- コメントありがとうございます^_^
- この時はクラーナハばっかり見て、ブリューゲルは軽ーく通り過ぎてしまいましたねぇ。好きなんです、クラーナハ。
あと、描かれた女性の手。
ロンドンのナショナルギャラリーだったかな?で、ボッティチェリのビーナス像を見たときも、薄い衣の表現と、美しい指先ばっかり見ていました。
ヴィンタートゥーアは街の規模に対してメッチャ美術館がありますよね!素晴らしいと思います。
猛暑がまだまだ続くようですが、お体ご自愛くださいませ。
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