2021/12/21 - 2022/01/02
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j-ryuさん
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◆阿武隈川&釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
☆コロナ渦だろうが鳥インフルエンザだろうが大震災や台風被害があろうが
毎年、遠くシベリアから白鳥たちが遥々渡ってきます。
紅葉ネタが終わり、雪景色や氷結にはまだ早い師走や新年頃は
特に白鳥の飛来はとてもありがたいネタ元です。
自然動物ネタは一般的に高価な機材や忍耐力が必須ですが
白鳥は体が大きいので連写可能なズーム機能付きカメラがあれば撮れるし、
人慣れしているのでシャッターチャンスをひたすら待つような忍耐力もいりません。
強いて言えば、飛来地が近くにあればあるほど時間や労力を節約できるので
好条件です。
我が家から一番近い飛来地は車で7,8分なので
今年も暇を見つけてはチョイ撮りしてきたました。
いくら撮影条件が恵まれていても良い写真を撮るにはやはり忍耐は不可欠、
チョイ撮りで傑作を狙おうなんて虫のいい話はないので
それなりの写真ばかりでお恥ずかしい限りです(^-^;。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆白河市(旧・東村) 阿武隈川・東蕪内の白鳥飛来地Map
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.1148691,140.3157766,8476m/data=!3m1!1e3
白河市東蕪内の阿武隈川に架かる橋の南側堤防道を西に200mほど行った場所が2018年までの白鳥飛来地でしたが、2019年の台風19号の豪雨で川の流れや
河川敷が大きく変化し、2019年の冬からは以前の場所より少し上流の
取水堰より上流側に飛来地が変わりました。
いずれにせよ駐車場は無いので広めの場所に路駐します。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
2019年の台風19号の豪雨で川の流れや
河川敷が大きく変化し、2019年の冬からは以前の場所より少し上流の
取水堰より上流側に飛来地が変わりました。
以前の場所は川下がら朝日が昇る絶好のビューポイントでしたが、
現在の場所はあまり良い撮影ポイントがありません。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
2019年の冬から4年連続で訪れてみましたが、
移動してしまった飛来ポイントは以前のポイントには戻らないままです。
日の出とのコラボレーションが撮れなければ
わざわざ遠出する価値が薄れてしまいます。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
それでも、朝焼けの中何羽かの白鳥が飛び立ちましたが
構図的に日の出は撮りこめませんでした。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
当町の釈迦堂川にも白鳥は飛来しますが、
なぜか飛来時期は阿武隈川の方が少し早いので
白鳥の撮り始めにも打ってつけだっただけに
飛来ポイントの変化は写真愛好家には痛手です。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
-
◆阿武隈川・暁の白鳥 (※ 2018/12/18 撮影)
2019年10月の大風19号被害以前は
条件さえ良ければこんな美しい暁の白鳥が撮れただけに
今の状況は残念です。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
日の出から少し経った頃、
まだ暁が残る上空を10羽ほどの白鳥が羽根を赤く染めて
飛んでいきました。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
このようなV字型飛行を雁行と言います。
雁や鴨が群れで飛翔するときに良く見られる形態ですが
白鳥でも見られます。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
これは横一列で飛翔するとそれぞれが空気の抵抗をまともに受けてしまうので
群れをV字にすることにより抵抗を分散させる効果があるそうです。
ただ先頭に多くの負担がかかるので長距離を飛翔する場合は
先頭を交代します。
マラソンやスケートの団体追い抜き(パシュート)などでも
見られる作戦ですね。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
2019年の冬以降に移動した飛来ポイントは
東向きの日の出とのコラボにはイマイチですが
西側の那須連峰とのコラボはいい感じです。
ただ白鳥は日中は近場の餌場(田んぼなど)に出かけていて
多くが戻ってくるのは日没後なので
夕日と飛翔のコラボは難しいと思います。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
日没後の夕焼け狙いだったらいいかも知れませんが
日没後はあっと言う間に暗くなるので
時間との闘いになると思います。 -
◆阿武隈川、師走の白鳥便り
いっぺんに飛び立つと白鳥と言うより
カモメみたいですね。 -
☆オオハクチョウ&コハクチョウ&アメリカコハクチョウ 見比べ ①
阿武隈川や釈迦堂川には3種のハクチョウが飛来します。
飛来数はそれぞれ一定ではなく
阿武隈川はコハクチョウが6割、オオハクチョウが4割
釈迦堂川はオオハクチョウが7割、コハクチョウが3割くらいです。
アメリカコハクチョウはコハクチョウに混じってわずかに飛来する程度なので
数羽いるかどうかの少なさです。
この写真では珍しく3種が並んでいます。
それでも遠くから見たら見比べは難しいと思います。
体長は
オオハクチョウが140~150cm
コハクチョウが120cm
アメリカコハクチョウが130cm
でも体長は個体差もあるので正確な見極めにはなりません。 -
☆オオハクチョウ&コハクチョウ&アメリカコハクチョウ 見比べ ②
でも遠くからのぱっと見としては
やはりオオハクチョウは大きいので
集団の中で大きいなと思うのはまずオオハクチョウだと思います。
この写真の中ではオオハクチョウがコハクチョウの中に
1羽だけ混じっていますが少し大きく見えます。
首もオオハクチョウの方が細長いです。 -
☆オオハクチョウ&コハクチョウ&アメリカコハクチョウ 見比べ ③
一番分かりやすい見分け方は嘴(くちばし)の黒い部分です。
黒い部分が8割以上ならアメリカコハクチョウ。
黄色い部分と黒い部分がやや斜めに色分けされているのがオオハクチョウ。
黄色い部分と黒い部分が直線的に色分けされているのがコハクチョウです。
稀にアメリカコハクチョウとコハクチョウの交雑種がいて
両者の中間的な色分けタイプもいます。 -
☆福島県鏡石町&天栄村 釈迦堂川ハクチョウの飛来地Map
※google mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.25759,140.29852,4444m/data=!3m1!1e3
当町には主な飛来地が2か所あり、
一つは釈迦堂川、もう一つは高野池です。
他にも十数羽飛来する池も2,3つありますが
比較的安定して見られるのが釈迦堂川と高野池です。
今回は釈迦堂川の飛来地で撮影しました。
場所は鏡石町の国道4号沿いイオンスーパーセンター鏡石店の
北側信号から車で3分ほどですが地元の人以外は少し難しいかも。 -
☆福島県鏡石町&天栄村 釈迦堂川ハクチョウの飛来地Map拡大版
※google mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.25759,140.29852,4444m/data=!3m1!1e3
釈迦堂川の白鳥は川を挟んで鏡石町からも天栄村側からも見られますが
撮影的には河川敷のある天栄村側がいいでしょう。
ただ専用の駐車場は無いので堤防道路の片側ギリギリに寄せ
他の車が通れるよう駐車します。 -
☆釈迦堂川堤防から見た那須連峰
釈迦堂川堤防からは那須連峰が良く見えますが
川は堤防より5mほど低い位置を流れていて
河川敷からは構図上、白鳥と那須連峰のコラボ写真は撮れないのが
残念です。 -
☆釈迦堂川堤防から見た那須連峰
2021年末に釈迦堂川に白鳥の飛来を私が確認したのは
11月下旬でオオハクチョウが40羽、コハクチョウが10羽ほどでした。
その後少しずつ増え12月下旬には150羽ほどが飛来していました。
この釈迦堂川の飛来地は餌付けはされていないので
飛来数はそのときにより増減します。
また日中は餌場に出かけていて、
それこそ1羽もいない時もあります。
白鳥を撮影するなら早朝~11時頃がねらい目です。
特に10時~11時頃は川から餌場に飛び立つことが多いので
離水シーンや飛翔シーン撮影に向いています。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
白鳥の写真を撮る場合、たた佇んでいるシーンの撮影なら簡単だし
いつでも撮れます。
これはこれで優雅な雰囲気があり素敵ですが
こんなシーンの写真は数枚あれば十分。
できれば動きのあるシーンを撮りたいものです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
理想的には飛翔シーンや離水着水シーンが一番絵になりますが
白鳥は基本的には朝遅くに餌場などに飛び立ち
日没後に戻ってくるのでそう簡単に飛翔写真は撮れません。
飛翔シーンはその時が訪れるまで忍耐をもって待つしかありません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
飛翔シーンを漠然と待つのもつまらないので
次に狙うのは羽ばたきシーンです。
羽ばたきは伸びや羽繕いの動作で
けっこうな頻度で見られるので狙い目です。
ただ羽ばたきも突如始まることが多いので
その一瞬を逃さないよう注視する必要があります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
羽ばたきシーンを撮影しながら
辛抱強く待っていれば運が良ければ
白鳥がよそから飛来してくるかも知れません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
飛来にせよ人間の思惑とは関係なく当然やって来るので
上空にも気配りする必要があります。
かといって、常時水面を見つめたり上空を見つめたりするのは
疲れるので通常は水面を注視しているだけでいいと思います。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
ではどうやって遥か彼方から飛来する白鳥を見つけるかと言うと
白鳥は飛翔しているときリーダーが時々『グァッ~!グァッ~!』と
後続の白鳥に掛け声のような鳴き声を発します。
さらに目的が近づき着水態勢に入るとその掛け声が増えてくるので
上空で『グァッ~!グァッ~!』鳴き声を聞こえたら上空を確認し、
姿が確認できたら撮影態勢に入ります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
でも上空で『グァッ~!グァッ~!』と鳴いているのか、
やや遠くで佇んでいる白鳥が鳴いているのか
見極めるのは経験値が必要です。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
私が上空からの『グァッ~!グァッ~!』を聞きつけ
白鳥の飛翔を撮り始めたら案の定、
白鳥たちは羽根を傾け着水態勢に入りました。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
風切り羽根を大きく全開し態勢をコントロールしながら着水します。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
あまりに私から近くに着水したので画角に1羽しか撮り込めませんでした(^-^;。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
よそから白鳥が飛来すると歓迎の雄叫びや
場合によっては威嚇することもあり
かなり騒々しくなります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
向かい合って羽ばたく時は歓喜のダンスの場合が多く
追いかけるような仕草は威嚇の場合が多いと思います。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
白鳥たちの離水もまたフォトジェニックなので
ぜひ撮りたいシーンです。
でも離水シーンを的確に察知し連写するのも
経験値が無いと難しいかも知れません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
白鳥たの離水は朝方、餌場に向かう時が一番の狙い目です。
ただ朝の何時に飛び立つのかは白鳥に聞かないと分かりません。
朝8時頃飛び立つグループもあれば
昼前11時過ぎに飛び立つグループもあるので
気長に待つしかありません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
白鳥は基本的に越冬地の日本ではグループや家族単位で
行動するので単独での飛び立ちは稀です。
なのでグループや家族が飛び立つ前は
リーダーが飛翔している時と同じように
仲間に『グァッ~!グァッ~!』と呼びかけます。
すると仲間もそれに呼応するよ『グァッ~!グァッ~!』と鳴き返し
だんたんシンクロしてきます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
そのシンクロ具合を見てリーダーを先頭に次々と飛び立ちます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
基本的にはグループや家族単位で行動しますが
希に『うっかり八兵衛』的な『うっかり白鳥』がいて
自分が置いてけぼりになったことに気づいて
慌てて後を追うのを見かけます(^-^;。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
一斉に飛び立つ時ほぼ横一列で助走し始めます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
川が飛来地の場合、その時の風向きで飛び立つ方向が変わります。
白鳥は飛行機の離着陸と同じく基本的には風上に向かって飛び立ち
風上にむかって着水(着水)します。
無風の時はケースバイケースでグループ事に方向が違う場合も稀にあります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
風上&風下と言っても川の場合、よほどの大河で無い限り
離着水する方向は川上か川下しかないので
その時の風向きが分かればどちらに向かって飛び立ったり
着水するか容易に分かります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
風向きが分かれば飛び立つ方向が自ずと決まるので
白鳥がいる場所より少し風上で待っていた方が
良い写真が撮れると思います。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
もし風下で待っていたら、白鳥の後ろ姿しか撮れない恐れがあります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
陸上でも池や沼、湖でも白鳥は基本的には風上に向かって飛び立ったり、
着水します。
でも陸や湖などは飛び立てる方向が東西南北あるので
風向きは分かっても確実に飛び立つ方向を予想するのは
川のように簡単ではありません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
素人目にはぶつかりそうな近さで飛んで
大丈夫かな?と心配になりますが
飛び立つ時仲間にぶつかることはまずありません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
でも着水する場合、夕方は飛来地が混雑していると
無理やり隙間をねらって着水しますが
たまに他の白鳥にぶつかるのを見かけます(^-^;。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
釈迦堂川のこの飛来地は川幅がせいぜい20mくらいしか無いので
すぐ目の前を飛び立っていくので迫力満点、
風を切る音も聞こえてきます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
たまに水滴が顔や頭に落ちてきたりもします。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
大きな画像の方が
迫力ある離水シーンをご覧いただけるのですが
連写写真を1枚ずつUPしていたら
1つの旅行記で300枚もの写真になってしまうので
コマ割り画像を多用しました。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
コマ割り連写画像にするくらいなら
動画の方がいいかもね(^-^;。
以前はWindows ムービーメーカで写真を動画風に仕上げたりしましたが
Windows10になってから全く作っていません。
You-tubeも隠れ会員状態です(^-^;。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
飛び立つ姿は正面か真横が絵になりますが
撮影ポイントが悪いとこのような後ろ姿の写真ばかりになります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
後ろ姿も1枚2枚ならアリだけど、後ろ姿ばかりでは悲しいですよね。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
白鳥は水上でも陸上でもよくパタパタと羽ばたきをします。
人間が伸びをすると気持ちいいように
白鳥も羽根を大きく広げてパタパタすると気分がいいのかもね。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
シンクロ羽ばたきも見られます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
飛んでいる姿だけで白鳥の種類を見極めるのは困難ですが
このくらいの近さで目の前を飛んでいけば
嘴の色分けでオオハクチョウだと分かります。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
都市伝説の類として
『優雅に泳いで白鳥ですが、水の中では必死に水をかいでいる』などと言われますが、ご覧のように水をかくもなにも水深が浅いし流れもそう強くないので
それほど必死に水をかく必要はないと思います。
もちろん流れの早い場所では頑張って水をかくでしょうけど
そもその常時急流にいることなどありません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
優雅に水面に浮いているように見えても
実は足が付きそうな浅い場所が多いんです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
寒さが好きな白鳥ですが陽射しのある穏やかな日は
のんびり寛いでいるように見えます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り (※2014/12/25 撮影)
釈迦堂川のこの飛来地は川は南北に流れ両岸を堤防(土手)に囲まれているので
日の出や日の入りは直接的には見られません。
特に東側は小高い里山なので日の出はかなり遅くなります。
でも運が良いと朝焼けの中南下してきた白鳥の着水に出会うこともあります。
特に2014/12/25 は朝7時頃、暁の空から次々と白鳥たちが
舞い降りてきました。
その後残念ながらこれほどの幸運には出会えていません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
12月28日、前日に今年初めて10cmほど積雪しました。
当地は寒いのは寒いのですが積雪はそう多い地域ではありません。
でも一度積もると寒いので中々溶けません。
12月上旬は50羽ほどだった白鳥が
この日は150羽ほどに増えていました。 -
☆釈迦堂川堤防から見た那須
釈迦堂川の堤防から見る那須連峰も真っ白になりました。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
飛び立つのかなと身構えたら
どうやら威嚇し追いかけているようです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
オオハクチョウはコハクチョウよりかなり気が強く
しょっちゅうオオハクチョウ同士でケンカをしています。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
※須賀川牡丹園園内地図
http://www.botan.or.jp/_guide/
今回は白鳥がメインですが
牡丹園に飛来するオシドリも撮ってきたので
箸休めにご覧ください。
オシドリは牡丹園内の主に大池にいますが
牡丹園が飼育しているわけではなく野生のオシドリです。
なので年中いるわけではありませんし、
餌場などに行っていない時もあります。
秋~冬にかけて飛来することが多いと思います。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
ここ数年晩秋になると須賀川牡丹園の大池にオシドリが飛来するようになりました。
昨年末の12/12に今年も飛来したかなと見に行ってみました。
ところがマガモはたくさんいましたがオシドリは見当たりません。
半分あきらめかけていましたが、とりあえず池を1周してみることにしました。
そうしたら北岸の松が迫り出した下に1羽だけ見つけました。
昨年は2羽飛来しまいたが12/12の時点では1羽だけのようです。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
オシドリ(鴛鴦/カモ目カモ科オシドリ属)は東アジア(ロシア南東部、朝鮮半島、日本、中国など)に分布し、
日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬になると本州以南(主に西日本)へ南下し越冬します。
オシドリは一般的に漂鳥ですが、
冬鳥のように冬期に国外から渡って来ることもあるそうです。
イギリスなどへ移入し一部は野生化しているそうです。
※漂鳥(ひょうちょう)は、暑さ、寒さを避けるため、
夏は山地、冬は平地、と言うように繁殖地と越冬地を区別して
日本国内を季節移動する鳥のこと。
留鳥(りゅうちょう)はあまり長い距離は移動せず繁殖します。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
福島県では私が知る限りたくさんのオシドリが見られる
池や河川は無いと思います。
なので1羽とは言え我が家の近くで見られるのは
ありがたいことです。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
飛来地にもよると思いますが
一般的にオシドリは神経質で人が近づくと直ぐ逃げてしまいます。
それでも他のカモがいれば危険を早く察知できるからか
カモに混じって近づいてくることがあり、
そんな時がシャッターチャンスです。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2020
2020年12/9に撮影したオシドリです。
2羽がより添っているのでまるで番いのオシドリ夫婦のようですが
オシドリの雌は地味な羽根色で
この鮮やかな羽根色の2羽は雄です。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2020
仲の良い夫婦の例えに『オシドリ夫婦』と言う言葉がありますよね。
でも、実はオシドリのペアは一生添い遂げることは無く
毎年相手を変えるそうです(^-^;。
でも白鳥や鶴たちは両方とも元気なら一生添い遂げるそうです。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
今回は1羽しか見られなかったオシドリですが
オシドリの多くは西日本へ渡って越冬するので
ここで見られただけありがたいです。
真冬には見られなくなるのでこのオシドリも寒さが厳しくなると
南下するのでしょう。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
-
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
でもどうして1羽だけこの大池で長らく中継するのだろう?
たしかに大池北岸は楢の木が多くオシドリの好物だと言われる
ドングリがたくさん落ちていますが、
1羽だけって言うのが謎です。 -
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
-
☆初冬の福島・須賀川牡丹園大池~オシドリ観察記 2021
1羽だけでは本人も撮影側も寂しいのでぜひ来年は相棒か恋人を
連れて飛来して欲しいものです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
再び雪景色の釈迦堂川から中継します。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
この白鳥はおそらく番いだと思われます。
白鳥は外観で雄雌を見極めるのは困難です。
夏に生まれた子供の多くは体形が親よりやや小ぶりで
羽根色は灰色混じりが多いので見分けは容易です。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
白鳥は夫婦はもちろん親子、兄弟、グループと様々な組み合わせで
ディスプレイ(誇示行動)をします。
その理由も様々で夫婦愛の交歓、親子の絆、親子や仲間との連帯表現、
他との争いとか多様なので
ぱっと見だけでは何の為のディスプレイか判断するのは難しいです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
手前は夫婦で向この2羽は夏生まれた幼鳥で
もう1羽はその前年の夏に生まれた兄弟かも知れません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
唐突に1羽が助走し始めました。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
そのままスピードを上げ飛び立つのかと思ったら
急にブレーキをかけました。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
飛び立つのではなく威嚇行動のようです。
何か気に入らないことがあったのでしょう。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
こちらも助走かと思ったら威嚇行動で
追いかけているようす。
白鳥(オオハクチョウ)は気高く優雅そに見えますが
けっこ気短で威嚇行動や小競り合いは日常茶飯事です。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
越冬地ではグループ行動しますが
繁殖地のシベリヤではそれぞれ広い縄張りを持っていて
あちこちに点在しながら産卵や子育てをします。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
白鳥の繁殖&生息地はコハクチョウはユーラシアやアラスカのツンドラ地帯、
オオハクチョウはツンドラ地帯より南のユーラシアのタイガ地帯です。
でも日本の越冬地はなぜかコハクチョウはオオハクチョウより南西で多く越冬します。
おそらく体の大きいオオハクチョウの方が体力にものを言わせ
餌場を独占しやすく、コハクチョウはオオハクチョウに敵わないのも
理由の一つだと思います。
実際、餌をまくと最初に餌を食べるのはオオハクチョウで
コハクチョウは追い払われます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
コハクチョウは約4000km、オオハクチョウは約3000kmもの長距離を
樺太や千島列島、北海道など中継地で休みながら主に本州に渡ってきます。
本州に渡った白鳥の約70%は東北で越冬するそうです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
朝一番に餌場に飛び立つのもコハクチョウが多いと思います。
力の弱いコハクチョウはいち早く餌場に行って
餌(落穂など)をとる必要があるからでは無いかと思われます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
『白鳥の湖』のイメージがあるので白鳥は湖がお気に入りと
思われがちですが、実は白鳥は深い湖沼は苦手です。
溺れるとかではなく深い湖沼だと餌が採れないからです。
身体の大きい白鳥は水に潜ることができず
自分の首の長さ分しか湖底につきません。
なので深い湖沼で休息することはあっても
主な生息場所は餌が採れる浅い湖沼や川です。
もちろん猪苗代湖とか琵琶湖とは深い湖にもたくさん飛来しますが
居付いているのはみな沿岸部の浅瀬です。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
野生の白鳥はマコモダケの茎や根、稲の落穂や水中の藻等を、
水と一緒にすくいながら食べます。
餌付けされている場所では古米玄米くず米、茶殻などを与えます。
白鳥はパンなども好物ですが賛否両論があります。
また飛来地によっては餌やりを禁止している所もあるので
その地域のルールに従って下さい。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
-
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
釈迦堂川では専門に餌付けしている人はいませんが
訪問者がおのおのオヤツ程度にエサを持参します。
農村地帯なので玄米の古米を持ってくる人が多いです。
パンの方が好みのようですが、やるなら玄米のような
自然のままのエサの方がいいと思います。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
新潟県に全国的に超有名な白鳥の飛来地があり
数千羽もの白鳥が餌付けされ越冬しています。
昔は餌付けは当たりまえでしたが
トリインフルエンザなどが流行れば
餌付け地では密状態なので多くの白鳥が感染し死亡する恐れがあるので
そろそろ止めた方が良いのではないかと思います。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
そもそも冬本番になれば北海道や雪国では
池や沼は凍結し、餌場の田んぼは雪に埋もれ餌がとれなくなるので
本来なら越冬できず、雪の少ない地域に移動します。
それを餌付けして引き付け密を作り観光に利用し
感染しやすい状況を作るのは褒められたものではないと思います。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
釈迦堂川の白鳥は餌付けされてはいませんが
人慣れしているので驚かさなければ
近づいてもまず逃げることはありません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
このディスプレィシーンでもすぐそばで私が写真を撮っていても
私のことなど眼中になくディスプレイに夢中です。
私はデジイチで撮影していますが、コンデジやスマホでも
問題なく撮影できます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
私のカメラは安価な入門機種デジイチに
レンズはF18-270mmワイドズームを使用しています。
三脚は使わず手持ちです。
たしかに三脚はブレにくい効果は期待できますが
臨機応変にカメラの角度を変えるのに不向きです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
バスーカ砲のような高倍率の望遠レンスも不向きです。
ズームアップには向いていますが
白鳥が近づくほどに白鳥が画角からはみ出してしまいます(^-^;。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
広角⇔超望遠レンズならレンズを交換しなくても
よどみなく連写できるのがありがたいです。
さらに手持ちなら角度も自在に対応できるので
上空から低空もカバーできます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
野生の動物写真撮影はとても難しいですが
白鳥は体長が大きいし、飛来地によっては人慣れしているので
近づいても逃げないし、見られる時間帯も分かるし
動物撮影入門には打ってつけです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
これら一連のディスプレイは連写モードで撮影しています。
連写モードはメーカー各社で微妙に違いますが
私が今使っているカメラには簡単に撮影できる機能として
スポーツモードがあります。
実はこのスポーツモードは連写モードでもあるんです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
もちろんトリセツを詳しく読めばスポーツモード=連写モードなのは
分かると思いますが、あまりトリセツを読まない人は
このスポーツモードを上手く利用していない人がけっこういます。
スポーツモード=スポーツシーンのイメージがあるので
まさか動物の連写写真にも向いていると思わないようです。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
連写モード撮影はスポーツモードでなくても使えますが
最短の動作で撮れるのがスポーツモードです。
構図だけ決めシャッターを押し続ければ
シャッタースピード、絞り、ISOなどを最高の組み合わせで撮影できるので
流れるような写真が簡単に撮ることができます。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
これらディスプレイしている白鳥たちは全てオオハクチョウです。
もちろんコハクチョウもしますが性格が穏やかなコハクチョウは
オオハクチョウほど大げさにけたたましく騒いだりしません。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
この飛来地は周辺に民家が無いのでいくら騒いでも雄叫びをあげても
近所迷惑にはなりませんが
町内の高野池は民家が直ぐそばにあり
さぞ迷惑だろうなと思います(^-^;。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
それでも冬場は窓は閉めっきりなので騒音はかなり遮断されると思いますが
もし冬以外に飛来したら相当迷惑だろうなと思います。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
日中に白鳥が飛来することは稀ですが
風雪の中、一団が舞い降りてきました。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
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☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
冬ならではの景色ですがカメラのピント機能が
白鳥が背景の雪景色と同化してしまうのか
ピントが甘くなってしまいました。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
かなり賢く進化したセンサーですがモノトーンの中、
動き続ける白鳥の顔にピントを合わせ続けるのは
まだまだ難しいのかも知れません。
もしかしたらもっと高性能の高機種だったら
クリアなピントに合わせられるのかも知れませんが
今のカメラでは仕方ないのかも(--〆)。 -
☆釈迦堂川、師走から新年の白鳥便り
もちろん高機種カメラは欲しいけれど
今使っている2代目のデジイチが故障もせず頑張ってくれているので
致命傷がでない限り寿命を全うしてあげたいと思います。
これで◆阿武隈川&釈迦堂川、師走から新年の白鳥便りはお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
オミクロン株が全国で感染爆発中です。
重症化はしにくいとは言われてますが
感染しないことに越したことはありません。
お互い十分気を付けましょう。
ではまた。 j-ryu
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