年末年始は土柱を目指す旅♪青春18きっぷで息子に会いに行くついでにツレを引っ張り出して〈第3日・土柱まで〉

2022/01/01 - 2022/01/01

渦潮観潮船の後は、県道12号線をひたすら西へ。いよいよ当初の目的地である土柱へと向かいます。ライトアップも見たかったので、泊まりも土柱です。実は此処の宿泊費が今回の4泊5日の旅の4割以上を占めています。
偶然と言うか、 全く知識の無いまま、単にナビに従ったに過ぎないのですが、四国八十八霊場巡りの一番から十番を順にたどるような道筋を走りました。立ち寄ったのはお試し気分で一番札所だけ。それでもツレはいつかは札所巡りをしてみたいと言う気になったそうです(付き合いませんが)。

年末年始の旅あるあるのランチ喰いっぱぐれを恐れたPHOは、一旦鳴門公園へ戻る事も考えましたが、ツレの｢途中何か在るだろ｣のひと言で(ハンドルを握り、アクセル踏むのはツレですからね)、道沿いを探しつつ走る事になりました。
唯一徳島ラーメンのお店がのれんを出していて、お客さんが2人ほど並んでいましたが、アピール虚しくツレは停まる事も引き返す事もせずスルー★
悪い予感は既に実感…

エリア 吉野川・阿波・脇町(徳島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大麻山探勝のみちコース案内図
①霊山寺からグルッと一周出来る四国自然歩道が在りました。県道12号を走って来ましたが、途中③大麻比古神社へ向かう初詣の参拝客(車)で両方向とも渋滞しており、阿波国一之宮の信仰の篤さにビックリ。
また、ドイツと名の付く施設⑦⑨が在るのは、此処が嘗て俘虜収容所だったからで、詳しい歴史などは、こちらをご覧ください。
https://doitsukan.com/what.html

門前一番街で焼き粟餅ゲット！｢あわくった(泡食った)｣の語源だよ、が売り。阿波且つ粟の洒落でございますw
一番街って大層なネーミングですが、食堂などは無く、参拝用品を扱うお店2件と休憩所でした。此処で札所巡りに必要なあれこれが揃います。
PHOはエスカヒル1階の売店で見つけて飛びついたクリアファイルと同じデザインのトートバッグを手に入れました(斜めがけするズタ袋では有りません)。般若心経が書かれた可愛いデザインです☆
粟餅は白とヨモギのうち、PHOは粒餡だったヨモギ入りを選びましたが、さすが自家製、ヨモギの風味が強過ぎて、PHOは半分でギブアップ★結局、この日夕飯までに口にしたのは朝食のお雑煮以外、ツレがやはりエスカヒル1階の土産物店で買った干し芋のみとなりました(ツレはコンビニに寄りたがりましたが、逆にPHOはその気無し)。徳島ラーメン食べたかったなぁ…

四国八十八箇所霊場の第一番札所 霊山寺
仁王門は入母屋造楼門。
寺伝によれば奈良時代、天平年間(729年~749年)に聖武天皇の勅願により、行基によって開創されました。
弘仁6(815)年に空海(弘法大師)がここを訪れ、21日間(三七日)留まって修行したと言われています。その際、天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が仏法を説いている姿に似た様子を感得し、天竺の霊山である霊鷲山を日本、すなわち和の国に移すとの意味から竺和山霊山寺と名付け、持仏の釈迦如来を納め霊場開創祈願をしたと言われています。
ちなみに霊山寺を一番と定めたのは空海ではなく、江戸時代に入って庶民による霊場巡礼が盛んになると、四国を修行した僧などが案内書を出版するようになります。そのうちの1人である真念が「四国遍路道指南」を貞享4(1687)年に出版し、これが現存する書物の中で各寺に札所番号を記した最古の本とされています。当時大坂から四国へ渡るには淡路島を経由し鳴門から四国入りするルートがあり、鳴門の撫養の港に最も近い霊山寺を第1番札所としたと推測されます

第１番札所霊山寺 寺・神社・教会

放生池の向こうの大師堂に向かってるのは正にお遍路さん！
此処、霊山寺は発願の寺です。元旦の今日から霊場巡り始めるのでしょうか？

多宝塔
応永年間(1394年～1428年)の建造です

五知如来が安置されています

大師堂

本堂
右手前に「本堂」って案内のキャラ看板が在ります。仁王門を入って一番最初に目につく(目立つ)のが池の向こうの大師堂だからかな？と素人は思います

祀られているのは釈迦如来(見えるのは前仏で、空海が刻んだ身丈4尺の本尊は秘仏とされています)

おおっ！映え、る

吉野川
川幅は荒川に次いで全国で2番目に大きいのだそうです。日本三大暴れ川の1つとして数えられ、利根川(坂東太郎)・筑後川(筑紫次郎)と並び四国三郎の名で知られています

土柱ランド新温泉。
今晩の宿です。車を置いて、土柱を見に行きます。遊歩道入口はすぐ裏に♪

土柱ランド新温泉 宿・ホテル

阿波の土柱は吉野川によって作られた砂礫層が侵食されて出来たもので、最も大きいものは波濤嶽と名付けられ、高さ10m前後の柱が南北約90m、東西約50mの範囲に多数立ち並んでいます

土柱！
ついにやって来ました。
崩れかけた崖ではなく、世界三大奇景の絶景です

阿波の土柱 自然・景勝地

100万年前！

上の平らな所へも行かれるので、これから向かいます♪

上るにつれ、見晴らし段々良くなって行きます

波濤嶽の上は大迫力☆ですが、柵とか無いので足元要注意

遠くの山も入れてみる

下に見える遊歩道はこれから向かう｢下の展望台｣で、上の方、樹木の中にちょこっと見えてるのがメイン｢中の展望台｣です

阿波市

砂礫はザラザラなので、落ちそうで怖い

張掖丹霞地質公園氷溝丹霞景区の風景に似てます(コロナ禍で其処が最後の海外旅行となってます)

真ん中の真っ直ぐな道を進み、時計回りに歩いて来ました。これからもう1つの展望台(下)へ向かいます

展望台(下)
特に区切られてたりしないので、触りに行く事も出来ます

なので、PHOは触りに行った訳ですw
見た目以上に斜面は急で、石ゴロゴロなので、お勧めしません(要軍手、トレッキングシューズ)

土柱ランド新温泉
改めてチェックインします。
部屋に荷物を運んでいただくってPHOには海外ですらレアな体験ですw

土柱ランド新温泉 宿・ホテル

和室
障子の向こうの陰になってるところは山が見える半(?)露天風呂

夕食を一番早い5時半からにしましたが(腹ペコ)、その前にまず温泉♪

大浴場はラドン温泉

サウナも在ります。何よりお正月なのに混み合ってないの最高☆

露天風呂

PHOの好きないっぺんに並んでる(食べる順番を強制されない)夕食。勿論この後もあれこれ料理は供されました

阿波牛のしゃぶしゃぶ

焼き立てアマゴ、だったかな？違ってたらお知らせください

ボケましたが、鯛釜飯と茶碗蒸し

阿波名物たらいうどん
ホント、どれも美味しくいただきました(果物と漬物と春菊除く)

土柱ライトアップ♪
正月特番｢格付け｣見てて、危うく見逃すところでした★
展望台までの道が暗く、足元ちょっと怖かったですが間に合いました

阿波の土柱 自然・景勝地

色は変わりません。見られて良かったぁ☆
この後も温泉を堪能し、翌朝の箱根駅伝に備えます

オマケです。霊山寺の門前一番街で手に入れたトートバッグには般若心経が可愛い絵柄で描かれてます♪

この旅行記へのコメント （2）

• 琉球熱さん 2022/01/25 23:14:47

  土柱

  PHOさん、こんにちは
  
  遂に出ましたね、土柱！
  私は先日、氷の柱を見てきましたが(笑)
  
  このギザギザ崖は確かに異形、珍しいものだろうと想像できますが、「世界三大奇景」とはスケールがデカイ！
  ふと思ったのですが、郡山市の浄土松公園はご存知でしょうか？
  そこに「きのこ岩」ってのがあるんですが、これがまた異形で奇景なんです
  なんかPHOさんが好きそうだな―なんて思いましたが、どうでしょう？
  
  土柱の断崖は相当な高さに見えますが、ザレザレの地面に柵ナシは恐い！
  登っちゃうと見えないから(笑)、下から眺めた方がいいですね
  
  最後のトートバッグの柄が、ツボです
  
  ---------琉球熱--------
  

  PHOPHOCHANGさん からの返信 2022/01/26 02:07:03

  Re: 土柱

  あの柄に一目惚れです。岩や砂好きですが、漫画チックに可愛いモノも大好きで、家の中はぬいぐるみだらけです(岩や砂って訳には行かないので)。
  土柱、道中長かったです。でも徐々に風化が進んでるので、見られて良かったです。
  氷柱はいかがでしたか？旅行記楽しみにお待ちしてます。
  浄土松公園って初耳です！有難うございます_(._.)_ 早速調査対象といたします♪