念願の五島列島ツアー旅②　上五島を巡り、海上タクシーで下五島へ

2021/12/19 - 2021/12/22

2日め　7877歩

観光バスで中通島・頭が島を観光し、郷ノ首港から海上タクシーでキリシタン洞窟・前島のトンボロ・久賀島の五輪教会堂を経由して、下五島の福江島に移動するスケジュール。

今日のバスガイドさんはすっごい面白い芸達者なクリスチャンでした！
クリスチャンネーム聞き忘れたー（笑）

今日訪れた教会は、
中ノ浦教会
冷水教会（車窓）
青砂ヶ浦教会
頭ヶ島天主堂
旧五輪教会
五輪教会

曜日にもよるようですが、ほぼ入堂できませんでした。
もしかしたら、個人で連絡すればOKなところもあるんじゃないかと…
海外だとミサ以外、祭壇の近くまで行けるのにな…
ちょっくら残念！

「念願の五島列島ツアー旅③　下五島/福江島をメインに巡り、長崎へ」へ続く

エリア 五島列島(長崎)

7:10　朝日を見にふるさと観音公園の先に行ってみるも、雲が邪魔してる！

反対側にはお月さま

もう日の出の時間、右のほうのうっすら赤い場所から昇っているようですが…

7:25　朝食
フルーツとヨーグルトがあればベストだけど、島では貴重品？

五島列島リゾートホテル MARGHERITA 奈良尾＜五島 中通島＞ 宿・ホテル

8:00　あ～あ、すっかり昇ってしまいました

五島には椿がいっぱい
伊豆大島もそうですが、防風林にもなる強い木

中通島には観光周遊バスがあるんだ
そのうえ、レンタサイクルやスクーターもある、便利じゃん

8:55　島内観光出発

島内には国道384号線が走っていて、まずは北上
入り組んだ入り江がきれいです

9:15　中ノ浦教会駐車場到着
手前は公衆トイレ

中ノ浦教会 寺・神社・教会

もうすぐクリスマス、入り口にはリースも飾られています
夜になるとライトが付くそうです

なんとバスガイドさんが通っている教会なので、特別に写真も撮影させてもらえました

椿の花が印象的な教会内！

ステンドグラスも素敵

1700年代末、人口が減少し農民が欲しい藩は、仏教徒を装ったキリシタンを開拓移民として入植させたそうです
でも、新たに入ってきた人に与えられた土地は半島の先や崖のひどい土地だったそうですが、定着した先行集団を追うように地理的に近い上五島に、佐賀や長崎から潜伏キリシタンも海を越えてやってきたそうです

内陣を外から撮影、尖塔が見えなかったら、普通の家ぽい
高床式

ルルドもあります

今では水鏡の教会と呼ばれているそうです

何とも神秘的な風景で、日本じゃないみたい

国道にはｻｲｸﾘﾝｸﾞ用の案内板も設置されていました

矢堅目：奈摩湾の入り口にある円錐形の岩（100ｍ）の上で、矢を構えて外敵の警備していたそうです
今はトトロ岩とも呼ばれているそうです

矢堅目展望所 公園・植物園

10:15　矢堅目の駅（塩工場）
昨日ホテルで買ったお塩はここのものでした（笑）
塩ソフトの機械はメンテナンス中

矢堅目の塩本舗 グルメ・レストラン

工場見学と言う事でしたが、大きなお釜は現在工事中
平釜式の室内工場と

焼塩を作っている自動釜などを見て、あとはトイレ休憩とショッピング

冷水教会（車窓）
鉄川與助さんが棟梁となって初めて設計施工を行った教会

鉄川與助さんは仏教徒ながら、青砂ヶ浦天主堂・頭ヶ島教会など多くの教会を設計・施工された上五島出身者

冷水教会 寺・神社・教会

青砂ヶ浦天主堂が見えてきました

10:58　青砂ヶ浦天主堂（外観のみ）
バラ窓を持つレンガ造り、1910年（明治43年）建築

青砂ヶ浦天主堂 寺・神社・教会

天主堂と書かれているのは戦争前（第2次？）に建てられた教会だからだそうです

立派な鐘楼
戦争時は地域に警鐘を鳴らす役目を前面に出し、供出を免れたそうです

教会の入り口には珍しく大天使ミカエルさん

教会がやはり目立ちますが、お寺（ここは元海寺）もあります

11:40　有川港駐車場
クジラ漁で栄えた港なので、ターミナルはクジラがモチーフ

有川港フェリーターミナル売店 グルメ・レストラン

鯨見山展望台まで登れば、町を俯瞰できそう

鯨見山展望台 名所・史跡

11:42　ランチは扇寿さんでいただきます

扇寿 グルメ・レストラン

名物が染められた暖簾がお出迎え＆アマビエさま

地獄炊きうどん！
どうやら「すごく」うまいが、転じて「じごく」になったらしい（笑）
専用のうどん掬いもあります

五島うどんだけかと思ったら、ちらしずしもありました

五島うどんは三大うどん、唐から持ち込まれた麺が各地に普及したと考えられています

クジラだけではなく、イルカ漁も盛んだったそうです

集合までの間、足を延ばして前田商店さんでショッピング

五島のお土産は重いものばかり（五島うどん・椿油・芋焼酎など）ということなので、あおさ＠750とわかめ＠680を買ってみました

有川港も主要なターミナル港

海童神社（車窓）
鳥居の後ろはクジラのあごの骨（塗替えしているそうです）

海童神社 寺・神社・教会

頭ヶ島大橋を渡ります
上五島空港（現在はありません）のおかげで道路も整備されています

くねくね道、対向車不可（係員さんが交通整理）の道を下り

13:10　頭ヶ島の集落インフォメーションセンター到着

ジオラマを見ながら、19世紀ごろから病人の保養地として使われていた島へ入植、潜伏キリシタンへと辿った経緯などの説明を聞いた後、

ちょい逆光ですが、教会が見えてきました
参道（っていうのかな）も教会と同じ石＝砂岩（砥石）

入堂可ですが、撮影禁止
ハンマー・ビーム天井（列柱なし）に椿の花十字があしらわれている珍しい工法、水色が優しい雰囲気を醸し出していました

頭ケ島天主堂 名所・史跡

現在は信者数がかなり少なくなってきているようで、維持するのが大変なようです
でも、移住者もいるそうでちょっと明るいニュースです

何とも痛ましい拷問の石は、キリシタン拷問五六石之塔
こんな拷問を受けても棄教せず、歩行困難になった人が大勢いたそうです

殉教者記念の碑

その奥にルルドのマリアさま、何とも感慨深い並び方です

石造りは西洋の教会を彷彿させますね
1919年完成

窓がないのはどうやら金銭的に造れなかったようです
信者さんだけの財力では無理なこともあります

この上五島地区の潜伏キシリタンのリーダー、ドミンゴ松次郎さんは1867年移住
現教会の後ろに仮の聖堂（屋敷）を建て、信仰を広めていったそうです

右手に島のふれあい館（資料館）があるので覗きます

古民家を改修した建物で、部屋の中には祭壇が設えてあり、やっぱりミステリアス

風の吹き曝しにあるキリシタン墓地
5月にはピンク色のマツバギクが咲くそうです

頭ヶ島キリシタン墓地 名所・史跡

来た道を戻ります、辺境の地に（だからこそ）信仰が根付いていたんですね

奥に見えるのはロクロ島、あの島の石を切り出して教会は建てられました

奥に平たんに整地されているのは上五島空港の滑走路

14:00　頭ヶ島大橋、中通島側の崖が口を開けた人に見える岩
ちょっと不気味（笑）

この奥に坂本龍馬ゆかりの広場があり、潮合崎沖で難破した亀山社中の練習船の乗員に向けて合掌する坂本龍馬の像が立っているそうです

沖に見えるのは世界初の洋上タンク方式の石油備蓄基地、上五島国家石油備蓄基地シーバース
貯蔵船5隻で、日本の7日分を貯蔵しているそうです

14:50　郷ノ首港
ここで海上タクシーに乗り換え

中通島と若松島にかかる橋

22人定員とありますが、椅子の数が合わない（笑）
そのうえ、結構なスピードなので、外には出してもらえず…

若松島の南端まで来ました

15:13　ハリノメンド（針の穴）
向きによってマリアさまが幼子イエスを抱いている姿（聖母子像）のシルエットに見えるらしい

そろそろキリシタン洞窟に近づいて来たので、スピードダウン
甲板に出ていい事に…

目を凝らしていると、十字架が見えてきました

岸に近づくにつれ、キリストさまがはっきりと見えてきました
迫害を逃れるために船でしか行けないここにキリシタン家族が身を隠したのですが、ある朝焚き火の煙が見つかり、捕まってしまったそうです

ちょっとアップで撮っちゃお（笑）

このキリスト像は1967年（昭和42年）鎮魂のために建てられたとか

船長さんの許可で若松島上陸！
添乗員さんは慌てていたけどね

私は甲板で待機（転ぶと危ないじゃん）

正面から見るとこのような感じだったそうです

と言うか、この後ろに洞窟があり、そこに行けると思っていたんだけど…
だって、洞窟クルーズって書いてあったから！
これじゃ、キリストさまとご対面だよね

と言う訳で、釈然としない気分のまま、出航

近くには定期航路のフェリーも運行しています

15:40　前島のトンボロ（帯状の砂浜）
ここも遠景なのね
この時も甲板に出れました

久賀島までは10分程なので、そのまま甲板に居てもいいと言われたので、五島の風を感じながら踏ん張りました（笑）

久賀島（ひさかじま）
ここで1868年（明治元年）に「久賀島の牢屋の窄」と言う拷問があり、その後「五島崩れ」につながる弾圧の始まりの地

旧五輪教会（左）と五輪教会が見えてきました

おっと、ここで初めて五島の猫と遭遇
観光客目当てに桟橋に来ているようです

15:52　旧五輪教会（浜脇教会を移転）

旧五輪教会堂 寺・神社・教会

こちらは入堂・撮影OK
リブ・ヴォールト天井

うっすらステンドガラスの色も確認できます

ノルウェーのスターヴ教会を思い出します

この素朴さがいいですね

シンプルな祭壇もいい感じです

現在の五輪教会（1985年）は外観のみ

また1匹見っけです

ノラ猫らしい鋭い目、申し訳ない今はカリカリ持参していないのです

福江港内に入りました

福江港ターミナル 五島市観光案内所 名所・史跡

16:40　GOTO TSUBAKI HOTEL
港から歩いて5分ほど

GOTO TSUBAKI HOTEL＜五島 福江島＞ 宿・ホテル

新しいホテル（2019年6月開業）なので、設備はいい感じ

でもね、漁港に面しているので、サーチライトは明るいわ、朝もはよから出漁の船がうるさいわでマイナスポイント

ここは大浴場（温泉）がないので久しぶりにホテルのバスタブ使用となりました

アメニティはまずまず

夕暮れ時の窓からの景色はいい感じ

2泊目からは食事なし…プレミアムなんだけどな

17:50　港近くの食堂「うま亭」さんへ
なんと18:30閉店とな！

うま亭 グルメ・レストラン

すりみ天＠500とビール＠600

野菜不足なのでサラダ＠600
いつも夕食はこんなもの（笑）

彼は野菜炒め定食が終了したので、豚照定食＠990をいただきました

18:30　ホテル戻り

ロビーにはクリスマスツリーと暖炉（フェイク）

19:10　今晩も月明りでお星さま見えず（笑）