2021/12/19 - 2021/12/19
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ドクターキムルさん
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今日、鎌倉駅前の貸しギャラリーで、企画展「レキシノワ『躍動する源頼朝の世界』」が開催されることがカナロコ(神奈川新聞)に記載されていたので、全く、期待はしていないのだが、訪れてみた。
鎌倉の歴史を紹介する無料の小冊子「レキシノワ」が12月で創刊1周年を迎えたということなので、手土産に開花している「横浜タンポポ」の4号鉢を持参した。
編集者の浮田定則氏(42歳)は鎌倉市在住といっても今泉在住で、いわゆる鎌倉の中心を外れた地にある。
期待はしていないとはいえ、期待以下だった。鎌倉の歴史には興味を示さなかったのである。これは驚きである。鎌倉の歴史を紹介する無料の小冊子「レキシノワ」を発行しているのであれば、当然、鎌倉の歴史には興味を持っているものかと誤解していた。しかし、持って行った「横浜タンポポ」には随分と興味を示してくれた。おそらくは、年を重ねると園芸好きになってしまうタイプであろう。私もそうだった。中学生になって、友達から縄文土器の破片や矢じりをたくさんもらい、それ以来は歴史好きで、それが高じて、学位論文に目途が着いた頃からは全国の博物館や遺跡や史跡などを巡り始めた。しかし、歴史などというものは年が行かないと理解し難いものだ。40代では表面をなぞるだけに過ぎない。50代にならないと中々歴史には気が付かないものだ。そういう自分の体験から42歳の浮田氏がどれほどのことが出来るかは疑問であった。
アラ還になると園芸に目覚め、工学部ではなく、農学部の方が良かったのかとも思ったものだ。しかし、私が工学部に進まなかったとしたならば、ディジタル携帯電話の端緒はどうなったことであろうか?
10年前、秋に人が踏み入れない鎌倉の山中で白花タンポポを見付け、さらにその熱が高まってしまった。その数年後にはこの白花タンポポから黄花タンポポが出現して、一層、火が点いて、現在に至っている。
工学博士だと言っても、タンポポや鎌倉の歴史については驚くべき雄弁さを見せている。それでも、興味や趣味が増えてしまっても、ただ、40数年間やっていたテニスを辞めたくらいか。
鎌倉を訪れている人は殆ど歴史好きである。もちろん、歴史書や鎌倉案内書を執筆する人も漏れなく歴史好きばかりである。それなのに、鎌倉の歴史に興味を示さない鎌倉の歴史を紹介する小冊子の編集者に出会ったのである。ただし、鎌倉の歴史好きなシニア連中はWebではなく、本などで情報を集めていることが伺い知れた。
(表紙写真はレキシノワ Vol.5)
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