レイクルイーズでハイキング　ラーチの黄葉とガレ場の急登　

2021/09/24 - 2021/09/24

秋のカナディアンロッキー　7日目。今日でハイキングは最後です。
楽しまなくちゃ～！

おとといと同じくトロコツアーズさんのおまかせハイキングです。
レイクオハラのキャンセル待ちをお願いしていたんですが、やっぱり予約取れませんでしたので。
まあ、レイクオハラは次回ですね。
予約のためには早くから日程を決めないとダメですが。がんばりましょう。

今日のハイキングは

人があまりいないところ
ちょっと難しめで、眺望のよいところ

とリクエスト。
参加者はうちだけなので、リクエスト聞いてもらえました。
どこへ行くのかな？ワクワク！ドキドキ！

エリア レイク・ルイーズ(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0

ホテルでピックアップ後、レイクルイーズへ行く途中で寄り道してくださいました。

キャッスルマウンテン

ハイウェイからも見えるけれど、ここは写真家たちがこぞって狙う映えスポット。
朝の光でコントラストがはっきりして綺麗でした！

キャッスルマウンテンは別名迷子の山とも呼ばれていて、見る角度によって全く姿を変えます。
お城のようにかっこよく見えるのは、バンフからレイクルイーズに向かう時。
反対から来ると、キャッスルマウンテンってどこだっけ？って思うくらい、違った姿に見えますよ。

近くの鉄橋にイーグルの巣があった。
こんなところに作っちゃうんだね。
川に来る魚を狙うのに都合が良いのだろうか。
でもここ数年イーグルは戻ってきていないらしい。
どこかにもっと良い巣を作ったのかな。

ハイウェイ1A沿にひっそりあるこのポイント。

ここは第一次世界大戦中に強制収容所のあった場所です。
主にウクライナ、オーストリア、ハンガリーなどの人たちを収容していました。

ここには何千人と収容され、国立公園内の施設、道路建設などに強制労働させられていました。

実は、バンフ国立公園内には、第二次大戦中　日系人収容所もあったそうです。
西海岸にいた日系人は内陸のマニトバ州やオンタリオ州に強制収容されましたが、男性の一部は家族から引き離され、バンフ国立公園で　道路建設などに従事させられたそうです。

それら収容所の施設は、ハイウェイ沿にあるホステルなどの施設に今も使われているらしいです。

ガイドの稲毛田さんは　こんなところで写真を撮る人は珍しい　と、言っていましたが、
カナダに住む一人としては、やはりこういう歴史も知っておきたいと思っています。

ハイウェイ1A沿にあるモランツカーブ

鉄道好きには絶対見逃せないスポット。
ロッキーの山をバックにカーブを行く列車の風景は、ポスターなどに度々登場しています。

いつ列車が来るかわからないから、私には待っていられないなあ。

この場所を描くカナディアンロッキーのアンティークポスター
上の写真、縦で撮ればドンピシャですね！

鉄撮りオタクたちが列車が来るのをいつも狙っています。
時刻表なんてないので、無線を傍受していつ列車が通るかチェックしてるんですって。

バックの山を望遠で。

右の山はラーチの黄葉で埋め尽くされている！
美しいなぁ～～～。

レイクルイーズに着きました！

午前中早い時間なのに、もうすでに人はいっぱい。
カヤックレンタルも並んでる。

さて、ハイキングはどっちへ行くのか？
ビーハイブとかアグネスレイクは有名だけど、人のあまり行かないところ　とリクエストしていたのだが・・・。

ルイーズ湖 滝・河川・湖

ここで目的地が明かされました。
サドルマウンテンです！

ここもラーチの黄葉が美しいんだそうです。
でもまだラーチバレーほど知られていないので人は少ないそう。

パラダイスバレー・トレイルを登っていきます

しばらく登って振り返るとシャトーレイクルイーズがあんな下の方に
見えます。
周りの山もはっきりと見える。
今日が一番お天気がいいなあ。

porcupine (やまあらし）がいた！！
見るのは初めてだ～～～！

でも木や草の陰に隠れてちょっとわかりにくい～。
もう少し顔出してくれないかなあ～。

しばらく待ったけどなかなかいいアングルになりませんでした。

農場などによく出てきて、犬がヤマアラシに刺されると、とげがなかなかとれなくて大変なことになるそうです。
ヤマアラシのトゲ攻撃とスカンクの悪臭攻撃は、絶対避けたいナンバーワンですね。

黄葉したラーチがそろそろ見えてきたよ～。

ワンちゃん連れの人も結構いるなあ。

お～～～美しい。
まさに黄金色だ～。

ラーチの林がほんとに綺麗～！
モレーン湖のラーチバレーに優るとも劣らないぞ～。

向こうに見える山は
右から　マウント・アバディーン
シェオール・マウンテン
テンプルマウンテン

カッコいいなぁ。マウント・アバディーン

ラーチバレーは、テンピークスの連なる山々が美しいが、
ここは、この一つの山だけでも十分美しいよ～。

サインの後ろの山は、フェアビュー・マウンテン。
今いるトレイルの右側です。
目的地のサドルマウンテンは　左側。

ここからサドルマウンテンに登ります。

トップまでずっとガレ場。
公式のトレイルはないので、気をつけて良い足場を選んでいかなくてはいけません。

時には手をつかないとダメ。

振り返るとラーチと山と青空と。
わ～い。大好きな景色だ～。

周りは3000メートル級の山ばかり

美しいよ～！

到着～2433メートル。
頂上制覇は気持ちいいね～。
ガレ場はちょっと大変だったけど、普通の急坂より私は好きだな。
足場を選ぶ方に緊張するので、疲れを意識しなくてすむから。

頂上で食べるトロコツアーズさんお手製のおにぎりランチは最高でした！

360度の眺望　すべてカナディアンロッキー～～！！

人が結構いたので（そしてゆったり腰を落ち着けちゃって全然動いてくれない！）、360度の写真が撮れなかったけど、
YouTube 動画ではもう少し周囲の様子が見れます。
リンクは、旅行記の最後で。

さてこのすばらしい山の景色をしっかり胸におさめて、降りて行きましょう。

ガレ場の下りは、登りよりもっと気をつけなくてはいけません。

降りてきました。
森は、地衣類に覆われている。

帰りは、苔類など写真に撮る余裕もありますね。

キノコも好き。

レイクルイーズに戻ってきました。

レリーフは、フィリップ・スタンレー・アボット
って誰？！

ウィキによれば
レイクルイーズ近くのマウントレフロイで遭難したアメリカの弁護士で、
北米の登山史上１番目の遭難者だそうです。

右側のレリーフの人は　トム・エドモンズ・ウィルソン
カナダのガイドで、初めてレイクルイーズ周辺を探検した人。

先住民に「小さな魚の集まる湖」と呼ばれていたのを　エメラルドレイクと名付けたが、後に　ビクトリア女王の娘ルイーズ王女の名をとったのが、レイクルイーズの名前の由来だそうです。

いつみても美しいレイクルイーズ。

でも氷河の厚みは年々薄くなっている様子。

シャトー・レイクルイーズです。

ちょっと入ってみましょう～。

Fairmont Chateau Lake Louise ホテル

フレンチ窓の向こうに見えるレイクルイーズが素晴らしい。

こんなところでゆっくりコーヒーとケーキなんぞをいただきたいもんです。
素敵なドレスでね。

今日はダメ。山帰りのジャケットとパンツでは雰囲気ぶち壊しですからね。

っつーか、我が家が旅先で優雅な時間を過ごしたことなんて一回もないですが。
優雅さとはほど遠いElliE家

優雅なホテル内のシャンデリアです。
ほんとドレスに着替えてゆったり過ごしたいわ～。

あ、そういえば　初カナダ一人旅は、ここに泊まったんだっけ？！
優雅に過ごせたんだったろうか？

うん、待てよ？バンフスプリングスに泊まったんだっけ？

全く覚えていない・・・。
やっぱり優雅さとはほど遠い私・・・。

今日のおネコちゃん。
首をかしげた表情が可愛い～。

楽しいハイキングを終えてバンフに戻りました。

今日の夕食は Nourish Bistro。
ベジタリアンレストランでは、ここが一番おいしいと教えてもらいました。
ベアーストリートにあります。

ベアーストリートは、最近きれいになって、バンフ第二のメインストリートみたいになってます。

ナリッシュ ベジタリアン ビストロ & ティーハウス その他の料理

カスケードガーデン

美しい花壇がありますが、この季節はそろそろお花が終わりかな。
カスケードマウンテンを見るには絶好の場所

夕暮れのバンフアベニュー

秋のカナディアンロッキー旅は、これで終わり。
帰りにケロウナで一泊してバンクーバーに帰ります。
ケロウナでワイナリーに寄ったりチーズ農場やフルーツ園に行こうと思っていたが、
次の日のバンクーバーは大雨警報が出ていたので、何もせず速攻帰りました。

この日のGoPro動画はこちら。
私がチラっと映ってますが、一時停止で見たりしないでね。
そんないいもんでもないですから。

https://youtu.be/zplI9oOyqnY

この旅行記へのコメント （2）

• ゆんこさん 2021/11/20 16:13:40

  ElliEさんが見えた！

  ElliEさん
  
  カナディアンロッキー、堪能させていただきました～。
  やっぱり、いいな～、歩きたくなっちゃうよ。
  
  動画もいつもながら楽しい。
  今回は、まさかまさかのElliEさん登場ですよね、ちらっとだったけどあれはElliEさんですよね。（笑）
  超うれしかった～。＼(^o^)／
  
  私もレイクルイーズ歩いたけど、違うコースですよね。
  ボート乗り場のほうから行ったみたいだから、定番コースとは違うみたいですね。
  そうそう、稲毛田さん、地衣類の話をしだしたら終わらない。（笑）
  おかげで私は「ライケン」と言う言葉がしっかりとインプットされてしまいました。
  
  ぜひぜひ、レイクオハラ、挑戦してみてください。
  私ももう一度歩いてみたい場所です。
  熊野古道旅行記、来月アップします。^^;
  
  
  ★ゆんこ★

  ElliEさん からの返信 2021/11/21 01:42:37

  RE: ElliEさんが見えた！

  
  ゆんこさん
  コメントありがとうございます〜〜！
  
  ね、見ると歩きたくなっちゃうでしょう〜？
  ゆんこさんは既に色々なトレイル行ったけど、まだまだカナディアンロッキーの奥は深いですぜぇ〜〜。
  
  動画も見てくれてありがとう。
  今動画撮り、結構ハマってる。
  山岳系youtuber の動画も見て楽しんでます。
  でもあの人たちは、撮影に時間をかけてるからキレイな映像が撮れるのよねえ。
  私はそこまでできない。
  中途半端だわ。
  
  このコースは、ビーハイブやプレイン・オブ・シックス・グレーシャーのようなメインでは無いけれど、
  前回行ったセンチネルパスの反対側なので、稲毛田さんが見せてくれたみたいです。
  トレイルは、ちょこっと難しくて　でも難しい箇所はそんなに長くなくて　私好みでした。
  
  ライケン
  私も言葉を覚えましたよ〜。
  英語で　lichen 。　ずっとライチェンって発音するって思っていたんだけど、稲毛田さんが教えてくれたから
  これでやっと覚えられた〜。
  もともと地衣類を写真に撮るのは好きだったんだよね。
  
  
  > 熊野古道旅行記、来月アップします。^^;
  
  楽しみにしてます〜〜〜！！！