2021/11/05 - 2021/11/06
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この旅行記のスケジュール
2021/11/05
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巌鬼山神社
2021/11/06
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この旅行記スケジュールを元に
10月上旬の新潟旅行(鷹ノ巣温泉)から帰ってきた直後に始まったJALのバーゲンセールに大いに刺激され、また一泊旅行に行くことに。
セールで選んだ路線は伊丹-青森線。北東北は既に晩秋の装いが予想されたので、十和田湖方面ではなく津軽平野一帯をコンパクトに訪ね歩く旅を計画。秋ならではの風景&味覚を満喫してきました。
旅の概要
1日目:青森空港→太宰治の故郷、金木→五所川原市→巖鬼山神社→嶽温泉
2日目:岩木山神社→瑞楽園→弘前市内で街歩き(弘前城の菊と紅葉まつり)→青森空港
vol.1の旅行記では1日目の観光と泊まった宿(山のホテル)を紹介します。
表紙写真は巖鬼山神社近くから望む残照の岩木山です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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伊丹空港を飛び立ち、一路青森へ。
以前走っていた特急「白鳥」だと大阪から青森まで14時間位かかっていたのに、飛行機では1.5時間。あっという間です。 -
空港到着ロビーの天井には八甲田の真っ赤な紅葉写真が。これから始まる旅にワクワクしてしまうよな仕掛けだね。
空港内のコンビニで買い物をしてから、レンタカーを借りて出発しました。青森空港 空港
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弘前市内の街歩きを1日目に考えていたけれど、天気が不安定気味の予報だったので、室内観光の多い金木・五所川原エリアを巡ることに。
金木に向かう途中の楠美家が最初の訪問先となりました。楠美家住宅 名所・史跡
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津軽地方でも最大規模の茅葺き屋根民家で、製材業などでも名を馳せた豪農楠美家の住居をここに移築して一般公開施設となっています。
御主人の寝室として使われた和室に置かれた金庫。最大でおいくら入っていたのかな。 -
室内や離れの土蔵が郷土資料館のようになってます。
写真は藁で作った靴や雨具。張り紙の一番下に書いてある「ちょすな」が気になって後で調べたら、津軽弁(や北海道弁)でいじるな、触らないで、という意味だそう。 -
囲炉裏のある板の間に飾ってあった織物とつるし雛。
奥の座敷は定期的に展覧会や販売会等が行われているようでした。
http://kusumike.blog.fc2.com/ -
庭先からは、向こうの雲間に「津軽富士」岩木山の姿が。
この2日間、岩木山を様々な方角から望みながらの旅となりました(山頂は雲に隠れていることが多かったけどね)。 -
しぐれ雨に降られながら金木に着いたのは11時過ぎ。
この建物はご存じ、太宰治の生家「斜陽館」です。太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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大地主だった津島家の当主源右衛門(太宰治の父上)が明治後期に建てた木造の大邸宅で、どっしりとした印象の店舗兼住宅。全部和風造りかと思ったら、2階には洒落た洋間があってちょっと驚きでした。
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イチオシ
光沢のある板敷の部屋から座敷側を撮った写真。
こんな風に凛とした雰囲気の室内と小ぶりの庭園、土蔵の展示コーナーなどをゆっくりと見て回りながら、太宰治の生涯や故郷に思いを馳せる。 -
斜陽館から車で数分の所にある津軽鉄道芦野公園駅に向かいました。雨上がりの日射しが眩しい、静かな無人駅のホームです。
芦野公園駅 駅
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橙色のディーゼルカーが車体を揺らせて駅に近づいてくる。
芦野公園駅周辺は線路を桜の木が取り囲んでいる区間として有名で、春に桜の中を走る列車を撮ることができる場所。 -
イチオシ
乗降客はなく、津軽中里方面に向けて再び走っていく列車。バイバイ。
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芦野公園駅の旧駅舎は喫茶店「駅舎」として生まれ変わっていて、軽いお昼をいただくことに。
赤い屋根の喫茶店 駅舎 グルメ・レストラン
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昔ながらの喫茶店でよく出てきそうなナポリタン(その方が好み)に津軽名産のリンゴジュース。熱々のナポリタン、おいしかったです。
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食事後は斜陽館の近くまで戻り津軽三味線会館へ。13時開始の演奏公演に間に合うよう、やや駆け足で入館しステージ前へ。
津軽三味線会館 美術館・博物館
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この日の演奏者は、福士流 福士春夫さん。
今から思うと、津軽三味線の生演奏は人生初の体験だったかも。 -
有名な津軽じょんがら節を新旧のバージョンで弾いて下さったり、金木に伝わる「嘉瀬の奴踊り」も聴けたかな。(うろ覚えで、すみません)
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曲の合間には静かな口調で解説をして下さる福士さん。
生演奏に続いてのビデオ上映、そして会館内の展示を見学して津軽三味線の歴史を見聞しました。知らなかったことも多く、とても興味深いひと時だったです。 -
津軽三味線と並んで津軽を代表する伝統文化の「ねぷた」にも触れてみます。五所川原市の街中ある博物館「立佞武多の館」を訪問しました。
立佞武多の館 美術館・博物館
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展示室内のねぷたを眼前にして、とにかくびっくり。山車がこんなに大きいとは思わなかった。本物は23mという大きさですが、その半分の12,3m程度かなぁと想像していたので。
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エレベーターで上部まで昇り、ねぷた像(山車)周囲の螺旋通路を回りながら色々な角度や高さで観賞できます。
1つ前のねぷた像の顔を近くで見るとこんな感じ。おー、迫力満点。 -
その隣にも立派な装飾のねぷた像。全部で3基が飾られてました。
単に大きさだけで勝負しているのではなく、デザインとか色合いにも配慮して作っているのがよくわかります。 -
色鮮やかな山車が輝きを放ちつつ夜の街を練り歩く所は、ほんと壮観なんだろうなぁ。
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コロナ禍の影響で2年続けて祭りを行えてない状況ですが・・・「来夏こそは津軽の皆さんの前に登場して楽しませて下さいねー」と心の中で山車に声をかけながら展示室を後にしました。
それにしても、夏のねぷた祭り、是非見たいものです。 -
今日最後の訪問先は、岩城山の北東麓にある巖鬼山神社。山頂に祀られた岩木山神社の元の下宮とされるお社。五所川原市街から車で30分ちょっとで着きました。
坂上田村麻呂の奥州平定時にこの地に建立された下宮が、後に南麓(百沢地区)に移されて今の岩木山神社になったんだとか。 -
森の静けさに包まれた社殿の様子。夕方で暗くなってきて冷え込んでも来ていたため、あまりゆっくり滞在できず少々物足りない訪問だったかも(神様ごめんなさい)。
巖鬼山神社の情報源はいくつかありますが、例えば↓
https://www.kotsugaru.com/story/maine_story/maine_story01.html -
イチオシ
巖鬼山神社から嶽温泉に向かいだした所で、夕暮れのシルエットを描く岩木山と対面。実に神々しい山に映りました。
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山麓を周回する岩木山環状線を時計回りに走行して、16時半頃に宿に到着。今宵お世話になる部屋はこんな感じの純和風な佇まい。
コロナ禍の対応として布団は先に敷いてあったです。すぐゴロンとできるので、その方が好都合(笑)。嶽温泉 山のホテル 宿・ホテル
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早朝出発でくたっとした体を温泉でゆっくり温めてから、大広間で夕食をいただきます。
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お造りや自家製豆腐(茶碗蒸し風)、美味でした。
青森ならでは、そして山里らしい食材(帆立、平目、鮟鱇、舞茸、リンゴなどなど)を使った料理のオンパレードでござる。 -
秋限定のりんごクリーム焼き。見た目と味の両方楽しめる一品です。
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このホテル一番の名物、マタギ飯。これを食べてみたくて「山のホテル」を選んだといっても過言ではなし。ふるさとの味を堪能できました。
食後にも温泉を楽しんで、ちょっとレトロなアイスキャンデーを頬張って、「あずましい」温泉宿の夜は更けていきました。 -
よく眠れた翌朝、朝食前にもう一度温泉へ。
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誰も来ていなかったので、本館の浴場「ヒバの湯」を撮らせてもらいました。
ほんわか硫黄の匂いがする、白くて少しトロっとしたお湯です。 -
フロント近くの食事処で朝ごはん。
白米と山菜粥、しじみの味噌汁を並べた所。 -
白ごはん(やお粥)と味噌汁だけでも十分な感じですが・・・隣には健康志向のおかずの数々。ご馳走様です。
好みのリンゴを丸ごとジューサーにかけて自分で作るリンゴジュースもあって、朝から元気が出ます。 -
部屋の囲炉裏の傍で佇んだり温泉に浸かってほっこりしたり、まさに「ふるさと」でゆっくり過ごすような面持ちになれた宿でした。
2日目の弘前市内観光はvol.2で紹介します。続けてご覧いただけると幸いです。
https://4travel.jp/travelogue/11722000
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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この旅行で行ったホテル
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嶽温泉 山のホテル
3.36
この旅行で行ったスポット
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