2021/10/30 - 2021/11/03
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takkeyurianさん
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期限切れになりそうなJALのマイレージがあるので、6000マイルで国内線を往復できるお得なキャンペーン「どこかにマイル」を利用することに。自分たちにとってハズレではない4つの空港が提示されるまで、JALホームページでルーレットをつづけ(1端末につき1日100回まで、だって)、そうして3日目に・・・
新千歳
関西
松山
北九州
が候補となったところでストップ。いざ、申し込んだところ・・・
4空港のなかでいちばん近い関空となりました。お得感は控え気味の行き先ですが、関空だと大阪、京都、神戸、奈良、和歌山と足をのばせる候補が多いのが嬉しい。どこにしようか悩むところですが奈良にします。
「どこかにマイル」は1か月前からの予約スタートのため、計画を立てる旅行前のワクワクが短めで、泊まりたいホテルも予約がすでに埋まっていたりしましたが、修学旅行のやり直しができて、満喫した旅行となりました。この場を借りて忘備録にしてすみません。
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前日までのあらすじ~奈良旅にむけて、山岸凉子作『日出処の天子』の全巻を大人買いした、うちのおくさん。聖徳太子ゆかりの地を巡るために明日香界隈をサイクリングしたのであった。
2日目はゆっくりと11時にホテルをチェックアウトして、橿原神宮前から移動します。近鉄の車内でオリックス・バファローズ優勝おめでとうセールの中吊り見っけ。近鉄がプロ野球チームの経営から手を引いても、子孫であるチームの優勝に他人顔していないことに安心した。 -
田原本駅で乗り換えです。近鉄の電車顔を見て、うちのおくさんは「ど根性ガエルで、親分~って言う子分みたい」と言う。あーなるほど、五郎のことか。親分~じゃなくて、せんぱーい、が正しい。
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グーグルマップで俯瞰して見ると、この田原本駅で乗り換えることが不思議でした。駅を降りて50メートルちょい向こうに西田原本駅がある。連絡橋などで1つの駅にできなかったのかな。そもそも、線路をつなげなかったの?
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しらべたら、乗り換え先の西田原本→新王寺を走る近鉄田原本線は、当初は大和鉄道という別会社だったという。もともとは、ここからさらに先は桜井までは線路は走っていたのに廃止されて、近鉄橿原線と線路をつなぐこともなく、途切れています。右の盛り上がった部分は昔のホーム。
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ここから終点の新王寺まで、ローカル線の風景が広がります。
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20分ほどの乗車で新王寺へ。駅前には聖徳太子の愛犬、雪丸像あり。人間と話し、お経も唱えることができたそうな。雪丸の古墳がある達磨寺はここから近いのですが、すみません、今回はパス。だって、雪丸は『日出処の天子』に登場しないもの。
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王寺からバスで法隆寺へ。橿原から距離はさほどでもないけど、意外と時間かかるな。でも、地元の路線バスで移動すると、バス停名や車窓から、その土地の雰囲気が垣間見れてたのしい。
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橿原神宮前を出て、2時間弱で今晩の宿泊先、門前宿・和空法隆寺に到着です。参道沿いにあり、その名のとおり、100メートルもしない先に国宝である法隆寺南大門があります。
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おじゃまします。
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いまは13時。チェックイン2時間前なので、部屋へは入れませんが、ロビーにて宿泊の手続きと、施設の説明をして下さいました。そして、こちらの宿は宿泊者限定の法隆寺ガイドツアーを実施しているので、翌朝分の参加を申し込みます。
ちなみに、今回は旅行前ぎりぎりの予約だったので、素泊まりプランのみ。団体客のご予約があり、オプションでも食事の提供は難しい、とのこと。そりゃあそうだ。ざんねん。 -
和空法隆寺は道路を挟んで東方館と西方館が建てられています。
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宿に荷物を預けて、身軽になって、法隆寺iセンターにやって来ました。観光案内所です。あ、聖徳太子だ。ここにはレンタサイクルがあります。
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チャリを借りました!昨日につづき、今日もサイクリングです。法隆寺の夢殿がある通りを北へ。夢殿は明日、お伺いします。
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三重塔が見えてきた。まずは法輪寺を訪問します。厩戸王子と、蘇我毛人(漫画の『日出処の天子』の表記に倣います)の妹・刀自古のお子さん・山背大兄王が創建した、と伝えられる。毛人の子、つまりは従兄弟の馬子に殺されてしまうのですが、漫画上ではえーっという出生の事情があり。
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写真撮影NGですが本尊は薬師如来さまでした。パンフを見るとトリ(鞍作止利)に作らせたという伝承もあります。
この三重塔はかつて国宝でした。これは焼失して再建されたもの。
夫「戦時中のことだって」
妻「それって」
夫「落雷だって」
妻「空襲じゃないんだ」
夫「でも、金属類回収令で避雷針がなかったらしいよ」
やはり戦争のせいです。 -
つづいてチャリを走らせること10分弱で法起寺です。この季節はコスモスが咲き、三重塔とのコラボを見ることができます。
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小腹が空いてきましたが、行きたい食事処がない。ATMにも用事があるし、軽食でも調達しようとコンビニへ向かいます。法起寺からさらに北東へ。奈良は自転車道路の整備が進んでいます。もちろんこんな坂もあるわけですが、昨日と違って電動チャリではないので、がんばります。
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お隣の大和郡山市に入りました。ジェットコースターのように傾斜を駆け下りると、
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コンビニに到着しました。背後に見えるこんもりした丘、あれ、古墳です。グーグルマップには小泉大塚古墳とあります。
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イートインスペースで肉まんを食べます。なつかしい。下校中を思い出す。なつかしいついでに、ドリンクはコカコーラにします。
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古墳を眺めながらもぐもぐ。
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近くにいってみよう。解体中の廃墟と古墳。
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じつはこの古墳、厩戸王子に従事していた、淡水のお墓だという説あり。漫画上で迹見赤檮と改名しているが、その名で検索すると、この古墳に行き着いたという訳です。
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一応、ぐるりと回れるが、これが古墳であると説明しているものはない。
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淡水こと迹見赤檮は丁未の乱にて廃物派の物部守屋を射たという。でも、淡水は厩戸王子の恋路をじゃまするからなあ。
ところで、何で日本古来の神を差し置いて、新興宗教(当時の仏教)に政治を左右されるの?と、守屋の気持ちも分からないでもない。 -
淡水の古墳からさらに進んで、大和郡山市の金魚の養殖池を訪れたいところだが、法隆寺方面へと踵を返します。柿イラストかわいい。
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さて、喫茶店の駐車場の横に、これまた藪があります。
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これも古墳です。墓の主は、厩戸王子の愛馬である黒駒だって!その名も駒塚古墳という。
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馬でこの規模の墓はすごいねえ。
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黒駒の古墳から田んぼを挟んで、あの緑のスペースは・・・調子丸古墳です。
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厩戸王子に仕えた調子麻呂の墓だという。漫画上では、淡水の弟子というか盟友というかライバルというか。黒駒の世話もしていたので、こうやって向かい合って眠っているのか、と感慨深くなりますが、あくまで伝承であり、考古学的にも怪しいのかも。
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ちなみにチャリを借りた法隆寺iセンターですが、駐車場のトイレ横の「こんもり」は、
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やはり古墳です。「古墳につきゴミを捨てないでください 斑鳩町」との看板あり。旅立ちの2日前に、タイミングよろしく、日テレのケンミンSHOWで奈良の古墳事情を特集していたけど、ほんとにあちこちにある。
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法隆寺界隈は夜も営業している外食処が少なそう。もしやのために参道に店を構える平宗さんに、柿の葉寿司セットを予約してありました。
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2日目の観光は終了します。2つのお寺とあまり整備されていない古墳をいくつか巡っただけですが、ホテルライフを楽しむのも旅ということで。西方館1階の和室が我々の部屋です。さてさて、
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部屋に入ると左がトイレ、右が洗面所とバスルーム。目の前の引き戸を開けると、
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和室だねえ。
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西日に照らされて、モミジ(カエデ?)のシルエットがすてき。
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小さい庭があります。塀の向こうは法隆寺への参道です。
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テレビなかなか大きい。
この部屋しか空きがなかったけど、ハズレ感は全くないです。ただ、めちゃくちゃWi-Fiが弱い。すぐ途切れる。 -
あと、お茶が静岡産なのは惜しい。奈良もお茶どころというイメージあるのに。
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すでに布団が敷いてある。うん、それがいいよ。「お布団を敷きに来ました~」は宿側にも客側にもメリットない。
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セーフティボックスと桜柄のナイトランプ。
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冷蔵庫は?まさかないのか・・・押入れにあった。
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バスルームは独立していて広々です。
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写真では見切れていますが、ウルトラファインバブル「ミラブルplus」のシャワーヘッドを完備(和空法隆寺のホームページより)とのことで、確かにふつうのシャワーより、きめ細やかなお湯を浴びた気がする。
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アメニティはこんなかんじ
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部屋着は作務衣と足袋です。嬉しい。浴衣は苦手なので。
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こちらの宿には「浴堂」があります。さあ、ひとっ風呂浴びてくるかね。
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館内履きも和風です。使い捨てだとしたら、勿体ないほどの作り。
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「浴堂」は西方館にあり、ロビーの裏手です。自分たちの部屋から徒歩10歩ほどなのが嬉しい。東方館のお泊りの方々は道路を渡ってこちらに来るので、やや、たいへん。
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浴堂は2つドアがあり、左側の脱衣場がこちらです。
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どなたもいらっしゃらないので失礼してパチリ。このように大浴場ではありませんが、滞在中、ラッキーなことにつねにひとり占めできて、ゆったり。こちらの浴堂は「茶の湯」で茶香炉が置いてあります。
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茶葉の香りに包まれて入るお湯は、なかなかリラックスできるのです。こりゃいい。
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もう1つのドアからはこちら。
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ブラックシリカの湯です。石ころ(黒鉛珪石ことブラックシリカ)が湯に遠赤外線を放出している、らしい。
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湯上がりには大和茶のご用意があります。
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16時45分から東方館にあるラウンジにて、スライド&トークショーが開催されていましたが、風呂に浸かっていて、失念しました。じゃあ、湯上がり散歩でもしましょう。もう人のいない法隆寺南大門です。
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茜色の空を見ながら法隆寺の横を歩く。
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しばらく歩くと、近くに世界遺産があるとは思えない、ふつうの住宅街です。そりゃそうだ。現代には現代の生活が当然あります。
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藤ノ木古墳まで歩いてみた。今日、いくつか見た古墳よりも格が違うのか、ここは整備されています。誰が葬られたか調べると、穴穂部王子の名が出てきました。大王になりたくてなりたくて仕方なかった、厩戸王子の叔父さんです。
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大王への即位は叶わず、殺されてしまうのです。まさか、あの人に殺されるとは。(ネタバレしません)
こんなに暗くなってからの古墳参りは、ある意味、肝だめしというのでしょうか。 -
明るいうちは賑やかだった法隆寺界隈ですが、日が落ちてから、ほとんど人を見かけません。次の観光地へのつなぎの役目という、奈良の中継ぎエースのような町なのかな。そういった意味で、この宿がオープンしたことは、意義深いです。ただいま~
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庭がライトアップされています。さあ、柿の葉寿司を食べよう。
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あ、箸がない。おそるおそる、レセプションへ「弁当を食べたいのですが、お箸・・・」と声をかけると、小走りで取りに行って下さいました。お手拭きまで。ありがとうございます!
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じゃーん、8種✕2個=16個入りです。
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一口サイズでやや小さめ。部屋のカードキーと比べると分かります。※ここから先は柿の葉寿司の写真が8枚も並びます。
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鴨です。
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海老です。
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数の子です。柿の葉寿司ではあんまり見ないネタ。
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金目鯛だって。
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穴子かな。
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赤飯!
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いよいよ王道です。鯖です。
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そして鮭でおしまい。おくさんは柿寿司が好きなので満足したもよう。でも、ネタが小さい?
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明日香のサイクリング中、亀石の隣で買ったアケビをデザートとします。
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食後は柿の果肉が入ったモナカです。お茶が静岡産なのが、やっぱりうーん。浴堂に置いてある大和茶は美味いのに。
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ところで、浴堂にあったブラックシリカを貸し出して頂けるそう。これがそれ。湯に沈め放しにしとくと、錆びちゃうのでご注意を、とのこと。
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ごろーん。部屋風呂に入れてみました。効果は分からないけど、たのしいサービスです。
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体はぽかぽかになり夜風が気持ち良い。
部屋のTVはYou Tubeも見れます。ようやくWi-Fiの具合が良くなってきたので、厩戸王子を紹介するチャンネルなどを見て、夜は更けてゆきます。 -
おはよう。法隆寺のほうから鐘の音がするぞ。
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素泊まり対策として、橿原のホテルのスーベニアショップで入手しておいた奈良の素麺で朝ごはんとしましょう。
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あ、おいしい。素麺のカップ麺なんて初めてですが、おいしい。
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9時にロビーに集合して法隆寺ツアーへ出発しました宿の口コミでは、このツアーが大好評なので、期待しています。参加者は7名なり。
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南大門から中門へ。左右に金剛力士像がいます。かっこいい。
これから先は語り部さんのご説明で、へーっと思ったことを抜粋して書きます。まさしく忘備録です。すみません。 -
この円柱のツギハギですが、現代に至るまで、その時代その時代にて、修理をした痕跡です。円柱の真ん中がふっくらしているのはパルテノン神殿の影響だ、と習った記憶があるのですが、いやいや、今のように飛行機でひとっ飛びできて、インターネットで情報を集め放題の時代じゃないのだから、ギリシャの文化がストレートに日本に降り立つのはおかしい、という説もごもっとも。当時の日本人が思いついた建築様式がたまたまギリシャと同じだった、というのもごもっとも。
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金堂に入ります。うす暗い堂内にはお宝だらけ。
修学旅行生は先生に「止まらずに進め~」って言われていた。そりゃないよ。自分もそうだったのかな?だから自由時間の思い出しかないのか・・・ -
パンフより。これもトリ(鞍作止利)が作ったとされ、モデルは聖徳太子だとか。トリ、えらい。漫画では子供時代の描写しかないけど、その後立派になったのだな。
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ツアーじゃなければ外観を見ただけで立ち去ったかもしれない、この五重塔。内部にある多くの塑像を覗きます。
東→在家信者の維摩さんを文殊菩薩が見舞うシーン
西→釈迦の遺骨をいろんな国へ分けるシーン
南→弥勒仏のスタンバイシーン※入滅後56億7千万年後に人々を救済してくれるそうですが、待てないよ。
そして、
北→釈迦の入滅シーンでした。よーく見ると、あの阿修羅もちょこんとご臨終の場にいるのです。語り部さんに教えて頂かなければ、気づかなかったでしょう。 -
大講堂前の目立つ場所に置かれた燈籠には、徳川の葵マークと、綱吉のお母さんこと桂昌院の実家マークが。江戸時代の大修理時には桂昌院がスポンサーになってくれたとか。
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大講堂の前から金堂、中門、五重塔を眺める。目立つ位置に綱吉ママの燈籠がどーん。
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大講堂にも国宝がいらっしゃいました。薬師如来と日光菩薩、月光菩薩のトリオ。御三方でセットだそうな。仏像にそんな決まりがあることを初めて知った・・・
大講堂の裏手にある、あの暖簾の傍らに、世界遺産の認定書が飾ってあります。これが世界遺産の証かあ、と話していると、すかさず語り部さんが「当初、ユニセフは認定書を作っていなかったそうです。」と豆知識を。紙切れさえくれず、口だけだったとは。 -
その裏手から、今日から3日間のみ公開されるという上御堂へと行けます。1年でたった3日なんて、たまたまですがラッキー!こちらにも国宝である釈迦如来と文殊菩薩、普賢菩薩のトリオがいらっしゃいます。もう宝だらけだ、法隆寺って。
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「ガイドが取り合いをする場所ですが今日はラッキーです」と説明されたのがここ。室町産と飛鳥産の回廊の境だとか。奥のほうの飛鳥産梁は虹のような曲線を見せてくれます。
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再入場できますから、と一旦、西院伽藍から外へ。これは正岡子規の「柿くへば鐘が~」の石碑です。この句、じつは法隆寺のことを歌ったのではない疑いあり、とのフィクション説も話されました。
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東大門の前に出ます。このシケイン的な道路・・・こんなに狭いのに自動車が通るので、思わず驚きを口にすると、すかさず語り部さんがその驚きを拾って下さり、ご説明あり。この狭さで一方通行ではない、とのこと。奈良、すげえ。
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東大門から夢殿へと歩みを進めます。
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見逃しそうな瓦についてもご説明あり。かわいい。瓦マニアも存在するのが分かる。
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夢殿です。漫画では厩戸王子が同じような建物によく籠もっていたやつだ。
修学旅行生が一周して足早に去って行く。内部には、この1か月限定で秋の特別公開されている、かつての秘仏「救世観音像」がいらっしゃる。なお、こちらの救世観音像も聖徳太子がモデルだって。自分にとってはかつての紙幣に印刷された姿が「The聖徳太子」といえる風貌ですが、あれは近代になって定着したらしい。 -
この鐘は寝転んだ姿勢で鳴らすという。構造を見ると納得します。
ここでツアーは終わりです。測ったかのようにぴったし2時間前。おもしろかった!評判がよろしいのも頷ける。語り部さん、ありがとうございました。
ここからは復習を兼ねて、再入場もよし、今まで巡らなかった場所を巡るもよし。 -
さて、夢殿の裏手には中宮寺があります。今回は1500円で法隆寺をもれなく堪能できるセット入場券を買ったのですが、ここからは別払いです。ちなみに、法隆寺へのチケット購入している場合は100円割引あり。
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聖徳太子がお母さん(穴穂部間人皇女)のために建てた、という伝承あり。聖徳太子はお母さん大好き。『日出処の天子』はそれをストーリーの核の一つとしているけど、ネタバレやめます。
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この本堂に拝見したい仏像がいらっしゃいます。
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このかた。世界三大微笑に選ばれ、あのモナリザと並び称されているという。ポストカード買っちゃった。
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さて、法隆寺セット入場券にて、残るは大宝蔵院へ入り、待望の玉虫厨子と対面しました。修学旅行でちらっと見たような、そもそも、法隆寺には来たことがなかったのか、全く記憶がない。でも、今回はじっくり拝見できた。
さて、続々と修学旅行生が大宝蔵院へと歩いて行く傍らの建物ですが、 -
中には馬と舎人がいます。黒駒と調子麻呂の像でした。あー撮れていないや。調子麻呂は丸顔でイメージと違う。日出処の天子ファンのかたは覗いてみてください。
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馬小屋の隣には聖徳太子を祀る聖霊法隆寺があります。聖徳太子がご本尊なのです。法隆寺建立という実績から「大工の神様」であり、丁未の乱に勝った「軍神」であり、遣隋使の件から「外交官」であり、太子信仰の懐が深い。ここで御朱印を頂戴します。
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ランチは東大門にほど近い「cafeこもど」にて。自分は素揚げの野菜とキーマっぽいカレー。たまごの黄身をいつ潰すか、タイミングは重要です。仏像をたくさん拝見しているうちに、ブッダ→インド人→カレーと、いつのまにかカレーを欲していた。うまい。
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おくさんは三種竜田揚げランチ。法隆寺界隈の店々では、竜田揚げに力を入れているという。これもうまそうだね。
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食後のアイスコーヒーです。クリームは試験管で提供されるという遊び心です。お会計はロボットが手にしています。
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法隆寺見学のラストに、語り部さんが勧めてくれた西円堂も訪れました。こちらにも国宝(薬師如来)がいらっしゃるのに、観光客があまり訪れない穴場ですよ、とのこと。本当だ。
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昨夕と今朝、鐘の音を聞きましたが、朝8時から2時間ごとに夕方16時まで、ここで鳴らしているそうです。
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それでは、法隆寺で頂戴した御朱印です。
右から聖霊院(聖徳太子一千四百年御聖諱記念とあり)、
真ん中が1年でたった3日公開の上御堂、左がここ、西円堂で頂戴したのです。 -
宿に戻って、ガイドツアー出発前に預けた荷物を引き取りました。施設も接客もすてきな宿でした。ありがとう。道路を渡るのがおっくうで、東方館のラウンジに行かなかったのがちょっと後悔です。
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お、鹿ポリスだな。これから奈良市へと移動します。奈良公園で鹿と遊ぶのがたのしみ。
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法隆寺から徒歩20分ほどでJR法隆寺駅へ。
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駅周辺には法隆寺っぽさは、ほぼないのですが、駅構内は頑張っています。逆光だけど。
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日出処の天子と聖徳太子を想う旅でした。生誕の地と活躍の地を巡ったのだから、お墓(奈良と大阪の境あたり)にもお参りに行くべきですが、今回は断念します。つづく
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