2021年10月　長崎&大分別府　名所をちょっと駆け足で楽しむ一人旅 (後編)

2021/10/18 - 2021/10/21

後編です

こちらの都合上、別府の観光にはあまり時間を割けなさそうなので鉄輪温泉に宿泊して午前中に地獄めぐりをすることにしました。(バスツアーもありましたが一人旅にはハードルが高い・・・)

観光後は特急で博多駅に戻り、ジェットスターで福岡空港から成田空港まで飛びます。

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JR特急 徒歩 ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

4日目朝です。

今日は朝から地獄めぐりをする予定ですが、それ以外の予定があまりないので少し遅めの朝食です。

夜もすごいボリュームでしたが朝食もかなり気合が入っています。

昨日撮り損ねた宿の外観です。

見た目は昔ながらの旅館という感じですが、時代の流れに合わせてお客さんに満足してもらおうという柔軟さとスタッフのサービス精神を感じる良い旅館でした。

別府鉄輪温泉 もと湯の宿 黒田や 宿・ホテル

今日は徒歩で地獄めぐりをしていきます。まずは白池地獄です。

地獄めぐりには共通券があるのでここで買っておきました。
大人2000円と少しお高めですがネットクーポンの割引があるので、5つ以上の地獄を観光する場合はこちらのほうがお得になります。

今回はここから少し離れている龍巻地獄と血の池地獄をスルーするので、5つの地獄を見に行きます。

白池地獄は名前の通り、青白い池のような見た目の地獄です。

さながら風情のある日本庭園という感じがしますが、池の温度は約95度です。落ちたら一溜りもありません。

白池地獄 名所・史跡

この地獄自体も素晴らしいのですが、白池地獄にはもう一つ見どころがあります。

白池地獄には温泉の熱を利用した熱帯魚館が併設されています。
小規模ではありますが、ここが意外と見応えありです。

別府の温泉はこの鉄輪温泉を含む8つの温泉郷で構成されていて、総称して「別府八湯」と呼ばれています。

鉄輪温泉は至る所から立ちこめるこの湯けむりが特徴的です。

続いて鬼山地獄です。湯けむりが多くうまく写真が撮れませんでしたが、鬼山地獄で注目すべきはこちらだけではありません。

鬼山地獄 名所・史跡

鬼山地獄では温泉熱を利用してワニを飼育しています。
ワニ地獄という別名があるほどです、寧ろ地獄より目立っているような気がするような

写真では伝わりにくいかもしれませんが、かなり大きくて迫力があります。間違っても柵から手を出してはいけません。

鬼山地獄を見ている間ずっと私についてきた猫さんです。ここまで人馴れしているのは珍しい気がします。

首輪もしてますし毛並みも良いのでおそらくこちらで飼っているのでしょうか。

かまど地獄は今までに比べると入り口も立派です、観光に力を入れている感じがします。

かまど地獄 温泉

鬼滅ブーム全乗っかりです。
おそらく「かまど」繋がりだとは思いますが、直接は関係はなさそう

地獄と全く関係ないグッズを売っているあたりかえって潔くて良いと思います

かまど地獄は他の地獄とは違い一丁目～六丁目と名付けられた複数の地獄で構成されています。

一個一個のサイズは比較的小ぶりですが特徴がそれぞれ全く異なるので、総合的な満足感は一番だと思います

アトラクション的なエリアもあります。家族で来たら楽しい地獄かもしれません

スタッフの人が実験と称して煙を多く見せるパフォーマンスをしています。

さながらテーマパークのようです、とても賑わっています。

かまど地獄5丁目です。
年に数回色が変わるという不思議な地獄です。原因は不明だそう

ミニ血の池地獄みたいなものもありました。

本当に急ぎで観光する時間がない！って人はかまど地獄だけ見るのもありかもしれません

こちらは鬼石坊主地獄です。灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主に似ているとのことでその名がついています。言われてみるとそう見えなくもないような・・

昔の人の感性は今の人とそんなに変わらないのかもしれませんね

湯気が出ているのでこれも地獄なのでしょうか

坊主地獄のおそらくメインの場所です。

整えてある木々と石が地獄との調和がとれていて石庭のように見えてきます。個人的に巡った5つの地獄の中では一番好きかもしれません

鬼石坊主地獄 名所・史跡

最後は海地獄です。

入り口から思いましたがここはかなり規模が大きいです。売店もお土産屋レベルの大きさですし今回の観光の大トリに相応しい場所な気がしてきました。

このコバルトブルーの綺麗な地獄こそが海地獄です。
別府の地獄の中でも最大の地獄だそうで湯気自体もすごい大きさです。

海地獄 名所・史跡

遠くから見るとそのサイズ感が分かります

湯気がなければ砂浜のあるビーチと勘違いしてしまいそうなほどの透明感です。

温泉熱を利用した温室もありました。

温泉地とは思えない様々な植物を見ることができます。

綺麗な花々や虫たちも元気です。

タクシーの運転手さんが勧誘してきたときに「血の池地獄を見に行こう、海地獄は一番最後のほうがいい」と言っていましたが今ならなんとなく分かります。

青い地獄で有名なのに、赤い地獄もありました(ズルい！)

バスで別府駅まで移動しました。

特急の時間までにお土産購入と昼食を済ませておきます。別府のお土産はここで揃えることができました。

別府駅 (大分県) 駅

昼食のお店を探していたところ、駅ナカで大分の郷土料理を食べられるお店を見つけてしまったので即入店です。

右側はだんご汁です。一般的に団子と言うと丸い形状のものですが、大分では薄く伸ばしているそうです。
同じく郷土料理のすいとん等とも似ていますがだし汁や具材、調理方法などが異なるためそれぞれ別の郷土料理として扱われているそうです。

左側がだんご汁と同じだんごを砂糖ときなこにまぶして味をつけた「やせうま」です。名前については諸説あるそうなので割愛しますが、古くから愛されている大分のお菓子です。

どちらもとても美味しかったです。

豊後茶屋 別府店 グルメ・レストラン

博多駅でお土産を少し見てから地下鉄で福岡空港までやってきました。
福岡空港はアクセスが良い空港としても有名で、博多駅からたったの2駅です。

思ったより時間が余ってしまったのでカードラウンジで搭乗時刻まで待ちます。

福岡空港 空港

ジェットスターの機内です。LCCは狭いとよく言われますが正直あまり気になりません。国内線であればよほどの脚長でなければ十分快適な気がします。

最後はスカイライナーに乗って東京方面へ

今回の旅はここでおしまいです、良い旅でした。