シニアのイタリア旅行（2017)［11］　ピエンツァ(3)

2017/03/22 - 2017/04/06

今年、一月から三月の講義を後輩に譲り時間ができたので、どこに行こうかと考えていました。一月や二月はまだまだ寒くて出かける気にはなりません。いろいろと思案するうちに「そうだオルチャ渓谷ならもう緑だろう」と思い当たり、以前訪れて是非もう一度行きたいと考えていたオルチャ渓谷をメインに決定しました。ただその周辺は訪れている所が結構多かったので、今回はできるだけレンタカー期間を短くし、各地でゆったりとした連泊を基本に考えた旅程を組んで見ました。結果として一泊だけの日はないゆとりある旅行となりました。皆さんのように掘り下げた旅行ではなく、単なる気楽な観光旅行ですがよろしければお付き合いください。
本編は4/02の記録です。

旅程
　3/22（水）　ITM→HND→MUC→MXP
　3/23（木）　ミラノ観光
　3/24（金）　ベルガモ日帰り観光
　3/25（土）　パルマ日帰り観光
　3/26（日）　ミラノ→フィレンツエ
　3/27（月）　フィレンツエ観光
　3/28（火）　フィレンツエ近郊（フィエゾーレ）観光
　3/29（水）　チェルタルド→クローチェフィオレンティーナ
　3/30（木）　キャンティ地方の村々観光
　3/31（金）　モンテリッジョーニ→聖ガルガノ修道院→ピエンツァ
　4/01（土）　ピエンツァ周辺観光
　4/02（日）　　　　〃
　4/03（月）　ピエンツァ→オルヴィエート→ローマ
　4/04（火）　ローマ観光
　4/05（水）　FCO→MUC→FRA
　4/06（木）　FRA→HND→ITM

エリア ピエンツァ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

オレンジ色の線が旅行十二日目（4/02）の行程です。

旅行十二日目（4/02）です。
今日も一日オルチャ渓谷の南の方を回る予定です。ただ昨日とは違って、曇っておりあまり天候が良いとは言えません。

まず訪れたのが、あの糸杉が一列に綺麗に並んだ場所の近くの温泉の湧いているバーニョ・ヴィニョニ（Bagno Vignoni）です。
写真は湧いている温泉です。

大きな池のようなプールに温泉が湧きだしています。イタリアは日本と同様に火山の多い温泉国なんですね。

温泉近くの土産物屋さん。

次は少し離れたラディコーファニへと向かいました。おそらく鷲ノ巣村なのでしょう、かなり高い丘の上に立地しています。このあたりまで来るとオルチャの景観とはかなり異なる景色が展開します。

ラディコーファニ（Radicofani）の村です。このBosco Isabella公園からはアミアータ山やオルチャ渓谷のパノラマが広がっているのを見ることができます。

サン・ピエトロ広場と正面がサン・ピエトロ・アポストリ教会。

奥の方に見える塔がFortezza di Radicofaniです。徒歩で片道２0分かかるということで登るのはあきらめました。

建物が煉瓦とその間に黒い石積みが挟まった建築なので、町全体が黒ずんで見える感じがします。

巡礼の道に当たっているので、こんな標識が掲示してあります。

レナート・マジ通り。

ジュデッカ広場です。パン屋さんなどの個人商店があり、どこもたくさん花を飾ってあり可愛らしいです。

次に訪れたのが、サン・カシャーノ・ディ・バーニです。この村も鷹ノ巣村で、狭い所に住宅が密集して立っています。ここもすぐそばに温泉が湧き出ています。

スパの街なので、ここでは何日かゆっくり滞在して温泉に入るというのが正解のようです。車で立ち寄るだけでは、何も興味の湧くようなところはありませんでした。

サン・カッシアーノ通り。サン・カシャーノ・ディ・バーニの入り口です。

次に訪れたのが、カステルヌオーヴォ・デッラバテ近郊のサンタンティモ修道院です。修道院の前には綺麗に糸杉が並んでいました。

サンタンティモ修道院の後陣と鐘楼。

4世紀に死去したアレッツォの聖人アンティモをしのび建てられた小さな礼拝堂を起源とする大変古いものだそうです。

修道院内部。

修道僧の宿舎。

帰路の葡萄畑景観です。