トスカーナ・ピエンツアの絶景（地上にこんな奇麗な所があっていいのか）を自転車で堪能

2023/05/29 - 2023/06/02

　ローマで4泊後ピエンツァに移動。
　ピエンツアの最寄りの駅キューシまで鉄道。そこから自転車で30㎞先のピエンツァまで。
　ピエンツアのB&Bで4泊し、街を徒歩で、トスカーナの絶景を自転車で堪能。

　今までの海外旅行の中で最高の景色（世の中にこんな奇麗な所があっていいのかと思わされた）を存分に楽しみました。

エリア ピエンツァ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 自転車
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

　ローマを堪能した後、ローマテルミニ駅から鉄道で移動。
　自転車は、輪行袋に入れて携行。
　イタリアも他の欧州諸国同様、自転車をそのまま積載できる車両の設定はあるのですが、当方の指定席から離れる可能性があるため、利用せず。

　キューシ駅に着。これからの上り坂・長距離に備えて腹ごしらえ。

　グーグルマップの案内した自転車経路。階段ですが素直に従います。

　連れ合いの自転車がパンク。チューブの交換をして再出発するもすぐにパンク。
　これはおかしいとよく点検すると、ただのパンクではなく、タイヤに亀裂ができて、そこからチューブがはみ出てのバーストと判明。

　田舎道で自転車屋は当然なく、タイヤの予備は持ってなく、さあ困った。
　まあ、スウェーデンでも同じ経験があり、応急措置を学習済み。
　付近に落ちていた厚手の紙をタイヤの内側に貼り付け、チューブがはみ出るのを防止。それで何んとか走行を再開。

　ところが次の試練。グーグルマップの指示するルートを素直に従っていたら、どんどん心細い道路状況に。
　車は全く通らず、付近に人家はなく確認のしようがなく、途方にくれながら何んとか自転車で走る。
　ここではグーグルは左を指示、暫く行くと右折との指示だったが、右には道はなく、引き返してこの右の道を進む。
　雨はかなり激しく降るし、雨でスマホのグーグルマップは誤作動するしで、かなりのピンチ。

　雨が上がり未舗装ながら少し道が広くなって、すこーし安心。
　周りの景色もトスカーナぽくなってくる。

　この景色ですね、トスカーナは。
　連れ合いの自転車もその後不都合はなく、テンションが上がり気味。

　遠くにこんな街の景色も。

　やっと予約していたピエンツァのB&Bに到着。
　古い建物を使った宿でいい感じです。

　ピエンツァの街からの遠望。

　この町の城壁の回廊（？）。

　ピエンツァ2日目以降は、自転車であちこちポタリング。

　うーん絵になります。

　前同。

　畑の中のうねうねとした道。そそられます。

　夕方は、夕食の買い出しを兼ねて、街の散策です。小さな町で、散策するには手ごろな大きさ加減です。

　これも絵になります。欧州の街角は何処も絵になりますが、トスカーナの街々は一段とです。

　散策中、こんな景色がちょくちょくと。

　街の一角で、自筆の油絵を売っているところがあり、絵を一枚ゲット。
　ザック一個に全ての荷物を積み込んでの自転車旅行ですので、絵を入れる余地はなく、かなり迷ったのですが、どうしても欲しくなりました。

　トスカーナのきれいな景色の絵です。

　小さな町ですので夕食の買い出しが、まともにできるのはこの店だけでした。毎日行ってました。

　付近の自転車散策続行。

　あちこちに野の花が咲き誇っていました。

　前同

　前同

　うねうねとした丘陵と点在する家が何とも言えない味を出しています。

　やはり花と丘。

　前同

　似たような景色が続きますが、現地ではいくら眺めていても飽きません。

　遠くの丘の上に街が見えます。
　トスカーナは、街は必ず丘の上にあり、それがこの雄大な景色中に点在します。そんな街々を自転車で訪ね歩きました。

　前同

　この未舗装の道を走るのが実にもう快適。

　前同

　丘の上の街に入っていきます。

　必ずBARがあり、誰かが憩んでいます。

　この街には城跡があり、庭園がきれいに保存されていました。

　こんな温泉施設を見たり

　こんな砦（？）も見学。

　やはり糸杉、絵になります。

　また違う街です。

　前同。

　そして、宿泊しているピエンツァに戻ります。

　４泊したピエンツァを離れ次の街シエナに出発の朝、宿の朝食で栄養補給。やっぱりカプチーノです。

　自転車で出発です。

　ピエンツァ、本当にいい街でした。

　実にもう快適な道路のためか、多くの自転車乗りに会いました。
　イタリアはやはりスポーツバイクが盛んです。

　途中、こんな街にも立ち寄りながらシエナに近づきます。

　これ以降は、また別旅行記に続きます。
　

この旅行記へのコメント （10）

• travelさん 2023/08/05 08:49:01

  ピエンツァ

  Eiji Haitaさん、トスカ－ナの旅を実現なさったのですね。
  素晴らしい晴天の中の糸杉並木の光景は素晴らしいです。
  自転車なら時間を気にせずにあちこち回れるので羨ましい限りです。
  イタリアは見所がたくさんあるので何度でも行きたくなります。
  
  センメミウの旅行記に訪問いただき有難うございます。
  グリ－ンランドは思いのほか暑くて暑くてジェラ－ドばかり食べていました。
  数年後には消えゆく氷河のハイキングを楽しみました。
  
  　　travel

  Eiji Haitaさん からの返信 2023/08/05 11:50:24

  Re: ピエンツァ

  　ご訪問そしてご投稿ありがとうございます。
  　3年前コロナで断念したトスカーナ、やっと実現しました。行きたくてしょうがなかった所ですが、その期待以上のものを与えてくれました。
  　イタリア初めてでしたが、本当にどっこもここも、そして何もかもが奇麗で、本当にまた行きたくなりますね。
  
  　あなたの旅行実績、ただただ脱帽です。旅行好きが多いこの４トラでも、多分、群を抜いて一番ではないですか。
  　これだけ世界中を見られて、目が肥え切ったあなたにとって最高に良かったのは、何処なんでしょうかね。

• lemon7さん 2023/07/22 01:36:41

  憧れのトスカーナ・ピエンツア

  Haitaさん
  
  トスカーナといっても広いのになんとピエンツアを選ばれたとは！！
  コロナでキャンセルとはいえ私もピエンツアのホテルを予約してました。
  
  どの写真もまるで絵のようでピエンツアの美しさが十分に伝わってきます。
  トスカーナのこの丘陵地帯は私も大好きな風景で憧れまくってました。
  
  ピエンツアも落ち着いて程よい大きさ。
  ４日間滞在なので住んでるような気分にもなれる街の規模ですね。
  お二人がトスカーナを心から楽しまれたのが実によくわかります。
  
  写真見てたらやはり行きたくなりましたよ、再計画してみようかと思うくらい笑
  ６月は白い道が緑に映えますね。6月は気温27℃、日照時間（15ｈ）と旅行しやすい
  ですね。ストラデビアンキの3月は14℃で11ｈなのでより活動しやすいですね。
  
  lemon7
  
  
  
  
  
  
  
  

  Eiji Haitaさん からの返信 2023/07/22 12:53:38

  Re: 憧れのトスカーナ・ピエンツア

  なんとピエンツァ予約してたんですね。
  本当にいい街でした。ちょっと短かったですが、暮らすような旅行が味わえ、オルチャ渓谷の景色と相まって、今までの旅行の中で最高のものになりました。
  あなたも絶対に行くべきだと思います。
  どこを見て、何を感じるかあなたの旅行記で味わってみたい気がします。
  
  

  lemon7さん からの返信 2023/07/22 13:57:18

  Re: 憧れのトスカーナ・ピエンツア

  部屋からあの丘陵が見えるホテルを調べまくったので
  ピエンツアの街の地図は頭に入りました。
  
  モンテプルチャーノとかモンタルチーノとかも記憶にあります。
  来年ピエンツアで住むように滞在してこようかなあ。
  
  実はマイレージがあるので早く使い切りたい。
  久しぶりに海目当てにギリシャ辺りが気になってましたが
  ピエンツアいいですね。
  
  Haitaさんが6月を選んだ理由はなんでしたか。
  
  lemon7
  
  
  
  
  

  Eiji Haitaさん からの返信 2023/07/22 18:40:23

  Re: 憧れのトスカーナ・ピエンツア

  部屋からあの丘陵が見えるのって、もうどうしょうもなく素敵です。
  そういう宿が見つかって予約していたんですね、残念。
  私が６月を選んだのは、私的な野暮用で遅れたのですが、オルチャ渓谷の新緑狙いでした。あそこは新緑時期が最高との情報でした。
  でも全く持って花の時期にドンピシャで結果オーライでした。
  
  ストラーデ・ビアンケ、３月で新緑にはちょっと早いかもですね。
  白い道、良いです。
  未舗装路の道をあの草原と糸杉を眺めながら走る（歩く）の、何にも代えがたい醍醐味です。
  
  一週間位お気に入りの宿に滞在し、今日はこっち明日はあっちと散策し、お気に入りのバルを見つけて美味しくビール・ワインを飲む。
  こう書いていて自分でももう一度行きたくなってしまいました。
  
  ツール・ド・フランス、何だかですね。ヴィンゲゴー好きではありません。
  

  lemon7さん からの返信 2023/07/22 23:22:07

  Re: 憧れのトスカーナ・ピエンツア

  私のサイクル友で美形じゃなくて独特な選手が好きな人がいます。
  彼女ヴィンゲゴー気になっていて2019年のイツーリアバスク
  を一緒に観戦したときツーショット撮ってあげました。
  
  ヴィンゲゴーってプロになる直前まで魚屋で働いていたらしい。
  素顔はすごく素朴でシャイ。
  そこらへんで働いてるような人が今やマイヨジョーヌ。
  人生って捨てたもんじゃないですね。
  
  lemon7
  

  Eiji Haitaさん からの返信 2023/07/25 14:45:45

  Re: 憧れのトスカーナ・ピエンツア

  イツーリアバスク、随分とマイナーなレースの観戦もされているんですね。
  そして、こんなレースに一緒に行かれる友達もいらっしゃるんですね。本当にあなたの交友範囲広いですね。
  バスク行きたいな。
  
  ヴィンゲゴー、ちょっと華がないのと、ユンボが好きでないのとでどうもイマイチです。
  連れ合いの友達にデンマークから来ている人がいますが、バイクに興味のない人にとっても国民的英雄とのことです。
  
  今日、来年２月の宿を予約しました。キャンセル無料ということで、一応抑えました。行き先は、インドのムンバイです。

• nekochanさん 2023/06/29 00:56:50

  トスカーナの景色

  Haita さん
  ほんとにきれいなところですよね。トスカーナ。
  イタリアはどこを見ても絵になります。
  歴史的なもの、山の景色、海の景色。
  美的感覚が育ちますね。
  
  グーグルマップとかナビはまずスタートする前に、一度だいたいチェックしたほうがいいと思います。（って書いていて自分は忘れるんですが）
  イタリアで何度もあったのですが、ナビに住所を入れたあとそのまま走ったらとんでもない細い道を教えられて引き返すこともできないということがありました。
  階段は自転車道だったのですか？それとも歩道？
  
  わたしたちがトスカーナに行ったときもたくさん自転車の方たちを見ました。
  トスカーナを本当に楽しむなら、すぐに止まれる自転車か歩きだよねと夫と話してました。
  

  Eiji Haitaさん からの返信 2023/06/29 12:03:03

  Re: トスカーナの景色

  そうなんですよね。事前チェックですね。分かってはいるんですけど、いつもまあ何とかなるだろうと高を括って、ぶっつけ本番で何度か苦労しています。
  　ただ、今回の田舎道は今までの中で一番の出来事でした。本当に目的地に着けるのかかなり不安になりました。こういう成功体験をすると、また変な過信につながり、さらに大きなアクシデントに見舞われることに。
  
  　あの階段は、現物は歩道です。ただ、グーグルマップはときどきこういう経路案内をしでかします。車道は大きくカーブしている箇所で、この階段がショートカットしており、そのまま車道を行けば、大回りになるが自転車に乗ったまま行けるとは分かってはいました。ただ、よーし階段を押して行ってやろうじゃないかというのが私の性格です。
  　それに付き合う連れ合いは大変です。よく人から「奥さん良く旦那に付き合うね」と言われます。
  　今回のドバイ・イタリア、体調不良を含めて色々ありましたが、終わってみれば本当にいい旅行でした。