鎌倉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
源頼朝によって発願され三代源実朝が西国の霊場を模範として札所を制定した…と伝えられている坂東三十三箇所の観音霊場ですが、その第一番札所、杉本寺からスタートです。<br />竹の寺として有名な報国寺の筋向かいあたりに位置しますが、駐車場は無いので近くのコインパーキングを利用しましょう。最初の20分で200円でしたが、ある程度きちんとお参りするにはそれでは厳しいです。私たちも35分で400円を支払いました。<br />天平時代に東国の旅をしていた行基さんが、ここが観音様を祀る場所にふさわしいと考え、自ら彫った十一面観音を安置したということです。私は奈良に暮らしていたので、近鉄奈良駅前の行基像は親しみがあります。時代は違いますが弘法大師と並んで全国何処にでも現れている行基さん、すごいです。参道を登って拝観料を支払うと、山門の先に有名な苔の階段が目に飛び込んできます。鮮やかすぎず微妙な色合いを見せてくれているところに歴史を感じます。その階段は登ることが禁止ですので、左に迂回する階段を登りますが、さほどキツくはありません。観音堂である本堂は屋根が茅葺きという古刹の佇まいです。堂内正面に十一面観音が立っていらっしゃいますが、運慶作で源頼朝が寄進したと伝えられるこの観音像は実は御前立といってご本尊ではないそうです! 本尊として祀られている三体の観音像は秘仏であり、毎月1日と18日にだけ拝観できるとのこと。観音堂右手には地蔵尊が、奥に進むと白山・熊野両権現尊を祀る権現堂があります。御朱印は本堂内寺務所でいただけます。<br /><br />坂東三十三観音第二番札所である岩殿寺の駐車場は山門の左手前にあります。<br />果てしなく上へと続く石段と人を拒絶するかのような山の雰囲気に、一瞬怯む人がいてもおかしくありませんが、意を決して登って行けば、息が上がる頃に到達できます。<br />鬱蒼とした森の中に観音堂は建っており、樹々の枝をリスも駆け巡っています。割と近くから何らかの生き物の叫び声が響いてくるのですが、その正体は解かりませんでした。<br />タイムスリップしたかのような異世界に包まれる、不思議な空間です。此処まで来たのなら、奥の院までもう一息です。<br />御朱印は、石段の登り口の脇にある納経所でいただけます。<br /><br />逗子に来たので、ここでランチです。カンティーナというレストランに入りました。視界いっぱいに広がる海を前にしたワクワクするような1階から2階の店内へ進むと、思ったよりもかなり広く、座席数も相当あります。実は当日開店直後に電話予約を入れたらつながらず、つながった時には予約分はいっぱいと言われたのですが、予約のない客用の座席もあってこちらは先着順だとの説明がありました。これだけ席数があれば、平日なら予約なしでも何とかなるのではと思います。ただし、ステーキ宮と共通のパーキングですので、満車になるのは早いかも知れません。<br />私たちは海に向かって突き出した棟の方へ案内されましたが、その先端は大きな窓の前にカウンター席がありました。きっと此処がベストポジションなのだと思います。<br />料理はランチセットのBを注文しました。前菜盛り合わせは、タイプの違う3種で、なかなか面白かったです。ムール貝のアーリオオーリオがイタリアンらしいものでしたが、コハダも爽やかでした。ピッツァはカラマリをチョイスしたのですが、出て来た時の大きさにはちょっとびっくり。熱々で美味しかったです。パスタは小柱のクレソンソースというちょっと珍しいメニューを注文したのですが、これが大当たり。よくあるバジルとは違うクレソンの若干の苦味がクリームと融合して、見事な味わいでした。ドルチェは桃のパンナコッタと林檎のタルトを選びましたが、たっぷりあって満足しました。ドリンクは私がジンジャーエール、家内はホットミルクティーを頼みました。ドルチェがあるので、甘すぎないとはいえジンジャーエールよりはアイスコーヒーあたりの方が良かったかも知れません。<br />会計は海側の棟にもあって、カードはもちろん電子マネーも使えました。<br /><br />さて、再開です。坂東三十三観音第三番札所である安養院とは北条政子の法号だそうです。<br />田代寺の別名は坂東三十三観音に数えられる田代観音から来ています。第三番札所です。<br />なかなかの名刹なのですが、門の中は撮影が禁止されています。もったいない気もします。<br />5月の躑躅の頃に再訪したいものです。<br /><br />坂東三十三観音第四番札所である長谷寺は、鎌倉を代表する観光地でもありますね。江ノ電の長谷駅からなら北へ歩きます。途中にあるコインパーキングは平日上限が1,000円なのでおすすめです。お寺にも山門の南側に駐車場がありますが、至近であることからややお高めです。<br />昔、徳道上人というお方が一本の楠の霊木から二体の観音像を造り、一体を奈良大和の長谷寺にお祀りし、もう一体は縁のある土地を求めて721年に海に流したそうです。霊像は海を漂い、ついに相模の地に流れ着いた・・・。まさにその観音様がこのお寺の御本尊とのことです。ゆえに今年は造立1,300年ということになるわけです。ということで、観音像の大きな足先に直接手を触れてお参り出来る「御足参り」を、観音会の日以外の日でも実施してくれていました。感染症対策として手拭い越しに触れたのですが、大きなお御足の温もりのある木肌を通じて観音様のやさしさに直接接することが出来た気がしました。此処は坂東三十三観音第四番札所でもあります。<br />また、裏山には眺望散策路が設けられています。その名の通り素晴らしい眺望で、紫陽花の頃は大にぎわいだと思われます。さらに書院近くの弁天窟も立ち寄ってみては如何でしょうか。<br />御朱印は観音堂内の朱印所でいただけます。

坂東三十三観音巡り~鎌倉逗子篇~

9いいね!

2021/10/21 - 2021/10/21

2963位(同エリア7326件中)

0

50

TOSHI

TOSHIさん

源頼朝によって発願され三代源実朝が西国の霊場を模範として札所を制定した…と伝えられている坂東三十三箇所の観音霊場ですが、その第一番札所、杉本寺からスタートです。
竹の寺として有名な報国寺の筋向かいあたりに位置しますが、駐車場は無いので近くのコインパーキングを利用しましょう。最初の20分で200円でしたが、ある程度きちんとお参りするにはそれでは厳しいです。私たちも35分で400円を支払いました。
天平時代に東国の旅をしていた行基さんが、ここが観音様を祀る場所にふさわしいと考え、自ら彫った十一面観音を安置したということです。私は奈良に暮らしていたので、近鉄奈良駅前の行基像は親しみがあります。時代は違いますが弘法大師と並んで全国何処にでも現れている行基さん、すごいです。参道を登って拝観料を支払うと、山門の先に有名な苔の階段が目に飛び込んできます。鮮やかすぎず微妙な色合いを見せてくれているところに歴史を感じます。その階段は登ることが禁止ですので、左に迂回する階段を登りますが、さほどキツくはありません。観音堂である本堂は屋根が茅葺きという古刹の佇まいです。堂内正面に十一面観音が立っていらっしゃいますが、運慶作で源頼朝が寄進したと伝えられるこの観音像は実は御前立といってご本尊ではないそうです! 本尊として祀られている三体の観音像は秘仏であり、毎月1日と18日にだけ拝観できるとのこと。観音堂右手には地蔵尊が、奥に進むと白山・熊野両権現尊を祀る権現堂があります。御朱印は本堂内寺務所でいただけます。

坂東三十三観音第二番札所である岩殿寺の駐車場は山門の左手前にあります。
果てしなく上へと続く石段と人を拒絶するかのような山の雰囲気に、一瞬怯む人がいてもおかしくありませんが、意を決して登って行けば、息が上がる頃に到達できます。
鬱蒼とした森の中に観音堂は建っており、樹々の枝をリスも駆け巡っています。割と近くから何らかの生き物の叫び声が響いてくるのですが、その正体は解かりませんでした。
タイムスリップしたかのような異世界に包まれる、不思議な空間です。此処まで来たのなら、奥の院までもう一息です。
御朱印は、石段の登り口の脇にある納経所でいただけます。

逗子に来たので、ここでランチです。カンティーナというレストランに入りました。視界いっぱいに広がる海を前にしたワクワクするような1階から2階の店内へ進むと、思ったよりもかなり広く、座席数も相当あります。実は当日開店直後に電話予約を入れたらつながらず、つながった時には予約分はいっぱいと言われたのですが、予約のない客用の座席もあってこちらは先着順だとの説明がありました。これだけ席数があれば、平日なら予約なしでも何とかなるのではと思います。ただし、ステーキ宮と共通のパーキングですので、満車になるのは早いかも知れません。
私たちは海に向かって突き出した棟の方へ案内されましたが、その先端は大きな窓の前にカウンター席がありました。きっと此処がベストポジションなのだと思います。
料理はランチセットのBを注文しました。前菜盛り合わせは、タイプの違う3種で、なかなか面白かったです。ムール貝のアーリオオーリオがイタリアンらしいものでしたが、コハダも爽やかでした。ピッツァはカラマリをチョイスしたのですが、出て来た時の大きさにはちょっとびっくり。熱々で美味しかったです。パスタは小柱のクレソンソースというちょっと珍しいメニューを注文したのですが、これが大当たり。よくあるバジルとは違うクレソンの若干の苦味がクリームと融合して、見事な味わいでした。ドルチェは桃のパンナコッタと林檎のタルトを選びましたが、たっぷりあって満足しました。ドリンクは私がジンジャーエール、家内はホットミルクティーを頼みました。ドルチェがあるので、甘すぎないとはいえジンジャーエールよりはアイスコーヒーあたりの方が良かったかも知れません。
会計は海側の棟にもあって、カードはもちろん電子マネーも使えました。

さて、再開です。坂東三十三観音第三番札所である安養院とは北条政子の法号だそうです。
田代寺の別名は坂東三十三観音に数えられる田代観音から来ています。第三番札所です。
なかなかの名刹なのですが、門の中は撮影が禁止されています。もったいない気もします。
5月の躑躅の頃に再訪したいものです。

坂東三十三観音第四番札所である長谷寺は、鎌倉を代表する観光地でもありますね。江ノ電の長谷駅からなら北へ歩きます。途中にあるコインパーキングは平日上限が1,000円なのでおすすめです。お寺にも山門の南側に駐車場がありますが、至近であることからややお高めです。
昔、徳道上人というお方が一本の楠の霊木から二体の観音像を造り、一体を奈良大和の長谷寺にお祀りし、もう一体は縁のある土地を求めて721年に海に流したそうです。霊像は海を漂い、ついに相模の地に流れ着いた・・・。まさにその観音様がこのお寺の御本尊とのことです。ゆえに今年は造立1,300年ということになるわけです。ということで、観音像の大きな足先に直接手を触れてお参り出来る「御足参り」を、観音会の日以外の日でも実施してくれていました。感染症対策として手拭い越しに触れたのですが、大きなお御足の温もりのある木肌を通じて観音様のやさしさに直接接することが出来た気がしました。此処は坂東三十三観音第四番札所でもあります。
また、裏山には眺望散策路が設けられています。その名の通り素晴らしい眺望で、紫陽花の頃は大にぎわいだと思われます。さらに書院近くの弁天窟も立ち寄ってみては如何でしょうか。
御朱印は観音堂内の朱印所でいただけます。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
交通
3.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車 徒歩
9いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP