2021/10/03 - 2021/10/06
6198位(同エリア7657件中)
jokaさん
縦走最終日
本来の計画では平乃小屋を出発して五色ヶ原経由で立山へ。立山三山を巡ってみくりが池温泉に浸かって下山。
けれども本日の天気予報はイマイチ。雨の中歩き続けるのも気乗りせず、昨晩からどうするかずっと考えていました。
けっきょく起きてから決めることにして就寝したのですが、やっぱり小雨模様…
よし、黒部ダムへ直行しよう!!
立山まで足を延ばしたらダム見学の時間は無さそうなので、それはそれでアリかも。
というわけで本日も出発です。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3時40分起床。
自炊セットを手にして一階の食堂兼談話室へ。 -
小屋主さんが用意してくれていた温かいお茶で一息♪
宿泊者の人数に合わせて茶碗が二つ用意してあるのが泣ける。 -
お湯までセットしてくれてる!
お心遣いありがとうございます。 -
今朝のメニュー。
一昨年のテン泊用に購入した物なのでとっくに消費期限も切れてるけど気にしない♪気にしない♪ -
昨晩伝えられていたようにストーブの上で火を使います。
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麺茹でて
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壁の山道具や毛皮をマジマジ。
隅のカンテラが渋い。 -
出来上がり!
三分で完食。
味はなかなか。なにより謳い文句通り少量の水で調理可能で無駄が出ないのが素晴らしい!
山行に最適です。 -
棚には釣り関係を中心とした書籍や道具がいっぱい。
昨日は時間が足りなくてここまで踏み込めなかったのが残念。もっといろいろ聞ければよかったな。 -
私物?のお酒がずらり。
山小屋というより、知人の家に遊びに来た感覚です。 -
部屋に戻るとお客さん。
でっかいカマドウマじゃなくてよかった… -
大変お世話になりました。
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廊下に出るとこんなものが。
スペースインベーダーの筐体だっ!!
凄い、数十年ぶりに見ました。最後の最後にこんなものを見つけてしまうとは。もっと小屋内を探検すればよかったな…
一階の小道具類の中にもきっとおもしろいものがあるに違いありません。 -
宿泊者が二人しかいないので当たり前と言えば当たり前ですが、とても居心地の良い小屋でした。
人が少ない時期を見計らってまた訪れたいですね。 -
外に出ると小雨が降り始めていました。
しばし迷ってからレインウェアとザックカバーを取り出します。
ここ数年、基本的に天気のいい時にしか山に行かなくなったのでレインウェアを着用するのはニ、三年に一度。
トレーニングとしてのなんちゃってトレランの際には予報が外れて土砂降りの中走ることもあるけど、降った場合は濡れるの前提なのでそもそもレインウェア持参しないし。
年一回程度陰干しぐらいはしてますが、ちゃんと機能してくれるでしょうか? -
特にザックカバーなんてホントに久しぶりの登場です。
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5時4分、出発です。
五色ヶ原経由で立山を目指すか黒部ダムへ下りるか、昨晩まで迷っていましたが、やはり天候が良くなさそうなのでおとなしく黒部ダムへ向かうことに。 -
ヘッデン点けて進みます。
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黒部ダム方面へ。
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昨日ほどではないけれど、今日も木製階段尽くしは続きます。
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5時30分頃にはヘッデン不要になりました。
黒部湖沿いをひたすら進む。 -
こういう道自体が傾いたザレザレトラバースは大の苦手。
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なかなかの急斜面。
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おやっ?雲の隙間から青空が…
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まだまだ続く。
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所々で見かける補修用の木材。これまではロープで束ねるなどしてあったのですが、これは近くの木に立て掛けてあるだけ。
誰かが誤って寄りかかったり、強めの地震がきたらちょっと危ないのでは… -
わかりますか?
階段が途中から金属製になってます。
気付いた瞬間、なぜか思わず「おおっ!」と声に出してました。
たぶん下界、文明社会との境目に見えたのかと… -
“代替え歩道”って呼ぶんですね。
“終端”とはどこなんでしょうか?15kmは相当な距離。奥黒部ヒュッテだと近過ぎるし。
針ノ木や五色ヶ原方面に続いてるのかな! -
たまには拭けばいいのに…
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7時19分、ロッジくろよん着。
研修所のような独特の雰囲気…
こういったいぶし銀の風情、嫌いではありません。
やけに静まりかえっているなと思いましたが、まだ7時過ぎでしたね。 -
打ち上げにはまだ早い。
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ここからは舗装路になります。
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小屋すぐそばのテント場。
きちんと区間整理&整地されてとても張りやすそうだけど、それを遥かに上回る落ち着かなさ具合。
見せ物あるいは展示品感が拭えない。もしくは動物園っぽさというか……
難しいもんですね。 -
ダムが見えたっ!
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おーっ!
テンション上がる♪
巨大施設ってだけで無条件にワクワクします。 -
懐かしさあふれる絵柄。
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いざ黒部ダムへ!
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読売新道の存在を知った時から、“読売新道を黒部湖まで下ったらガルべ(遊覧船)に乗る”と決めていたのですが、まだ始発まで二時間近くある…
また今度! -
男心をくすぐる通路。
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次こそは…
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頑丈な扉付きの地下通路。
完全に秘密基地じゃないか! -
矢印は青枠、緑枠それぞれに付ける方が親切だし、黒部湖駅を載せるなら、緑枠に黒部ダム駅もあった方がわかりやすい。ついでにケーブルカーのイラストに進行方向(斜め上)の小さな矢印を加えて、「上に行きます」ということをより直感的に理解できるようにすればなおよし。
世界中から観光客が訪れる巨大施設なんだから、表記に統一感を持たせた方がいいのでは…
そんなどうでもいいことをつい考えてしまう癖があります…… -
唐突に現れた黒部湖駅にちょっと驚く。
てっきり通路を抜けた先にあるのかと思っていたので。
まるっきり秘密基地か地下都市じゃないか!
子どもの頃夢中になって見てたアニメの世界に飛び込んだみたいでとても楽しい♪♪ -
名残惜しくて何度も振り返る。
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ダムの堰堤上に出ました!
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この通路見るだけでご飯がお代わりできます。
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絶対あるよね、秘密基地!
サンダーバードまんまじゃないか!
中腹のあの辺りから2号が発進するに違いない。 -
ただ個人的にはこの神面岩のそばの湖底にムトロポリスが眠ってる設定の方がよりアガるんですけど…
出てこい!巨大ホタテ!!
出でよ!ライディーン!! -
出てる!
観光放水はとっくに終わってると思ってたので嬉しさ二倍です♪
高所恐怖症なので手すりの外にスマホを差し出すだけで指が硬直。落とすんじゃないかと嫌なドキドキが止まりませんでした。 -
中心!
だからなんなんだと言えばそれまでですが、知ったら知ったでちょっと嬉しいのは何故なのか? -
当然この時間ではレストハウスも開店前。
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警備?のおじさんにシャッターお願いしたら「今はそういうのダメなんですよ」と。
ふだん山ぐらいでしかシャッター押してもらうことなんてないから知らなかった。言われてみればたしかに…
これが新世界の常識か。 -
バスの発車時刻まで20分あるので、展望台方面へ行けるところまで。
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放水部分よりもむしろ作業用通路の方に目が行ってしまう。
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もう少し登ってみた。
頑張ればてっぺんまでなんとかなりそうな気もするけど、戻りが全速ダッシュになるのもいかがなものか?
もういい歳なんだから腹八分目でいきましょう。 -
途中の新展望広場でなんかやってる。
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あー、これ絶対おもしろいやつ!
黒部ダムは関西地域の慢性的電力不足を解決するために関西電力が1956年着工、7年の歳月をかけて完成しました。工費は計画段階で関電の資本金の三倍(実際には五倍)、現在の紙幣価値だと一兆円を超える大事業でした。
完成時、大阪府の消費電力の半分を賄えたと言います。 -
工事に伴う数多くの困難の中でも特に有名なのが、大町トンネル(現関電トンネル)掘削中に出現した破砕帯との苦闘です。
破砕帯というのは岩盤の中で岩が細かく砕け大量の地下水を含んだ軟弱な地層のことで、掘ると土砂を含んだ水が猛烈な勢いで吹き出すのだとか。
それまで平均して10m/日進んでいた工事が、たった80mの破砕帯を突破するのに7ヶ月を要した。それを聞くだけでも想像を絶するドラマがあったことは容易に推測できます。
そもそも大町トンネルは黒部ダムへ建築資材を運ぶための輸送用。つまり破砕帯云々が本格的なダム工事開始前の出来事だっていうのもなんだか凄い話です。
また映画(というか原作も)『黒部の太陽』の主要舞台も大町トンネルの破砕帯部分になります。 -
両端が短く折れた独特の形状は、調査段階で両側の地盤が脆いことが判明したための工夫だとか。力を逃しやすいんでしょうね。
平乃小屋の小屋主さんは「ひの字形」と呼んでいて、しばらくはなんのことだかわかりませんでした。
幾多のおもしろい話を聞けた平乃小屋ですが、黒部ダムに関してもここでは書けないような話をたくさん伺ったので、興味のある方はぜひ宿泊してみてください。 -
バスの発車時刻まで時間がなくて駆け足での見学となりました。勿体無いと言えば大変勿体無い!
今思えば、まだ早いのだから時間かけてゆっくりダム見学すればよかったと思わないでもないけど、登山終えたのでさっさと下りなければというよくわからない衝動と、兎にも角にも人混み大嫌いなので空いてて快適なうちに移動&温泉を済ませたいという欲求が勝ってしまった次第です…… -
電気バス乗り場へ急ぐ。
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切符を買ったらザックカバー外して、レインウェア脱いで。
発車時刻が迫っているので、はたいて水滴飛ばしたらザックのフロントポケットに押し込みます。 -
黒部ダムの模型。質感がいいですね。
お賽銭がたくさん沈んでいました。 -
ゴミ箱がある幸せ♪
まとめてあったごみを捨てて少し身軽に。 -
係員さんに急かされて走る!
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ギリギリ間に合いました。
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三両編成のバスに乗客はわたし一人。
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レインウェアやザックを畳んで収納しているうちに10分ほどで扇沢に到着。
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信濃大町駅行きバスの発車時刻まで40分近くある。
扇沢駅観光は5分で終了したので、あとはベンチに座って荷物片付けたり写真整理したり。 -
どこにでも顔を出すノースフェイス。
いっそ潔さを感じるほどの貪欲ぶりです。 -
お土産用に購入。
渡すタイミングがなくてけっきょく自分で使いました。 -
あっ!
徳沢園で購入したのと同じ手袋が!
オリジナルだと思っていたのに… -
これから登る人の列かいつの間にか伸びてる。
この天気にも関わらずけっこうな数です。
下りてきたことを少し後悔しました… -
何十年か前にこの近くで退治されたのだとか。
晒しものみたいでなんだか少し可哀そう。
山中ではなるべく遭遇したくないので勝手なものですが…… -
ほんの10分前に下りてきたときには人っ子一人いなかったバス乗り場に学校登山の集団。
アクセス容易で地域に根ざした山にはこれがあるから平日、閑散期だからといって油断できません。
8時55分、扇沢を後にします。 -
20分ほど乗って大町温泉郷で途中下車。
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バス停から歩いてすぐのこちらがお目当て。
スーパーメジャーな登山拠点、扇沢の最寄り温泉ということで、勝手にもっと近代的で大きな施設を想像していたのでギャップに意表を突かれました。
鄙びたこの雰囲気もなかなかいいですね♪ -
受付で案内されたザック置き場がこちら。
休日の混雑ぶりがよくわかります。
どうやら今日はわたしが一番乗りみたい。 -
やっぱり貸切でした。
露天風呂を満喫♪ -
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アンバサ!
懐かしすぎる… -
再びバスに揺られて20分、信濃大町駅に着きました。
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昭和の風情がステキ♪
三周ぐらい回って逆にウケそう。 -
駅前から伸びる長い長い商店街をひたすら歩く。
往時の繁栄ぶりが偲ばれます。今は地方の御多分に洩れずシャッターだらけですが…
ていうか、どうしてこんなに立派な商店街があるのか? -
10分近く歩いてようやく到着。
『わちがい』さんです。
室町時代から近隣で栄え、江戸時代には大庄屋を務めた栗林家の屋敷を利用した郷土料理のお店。こちらの建物は築130年以上だそうです。 -
会計場所を兼ねた玄関。
雰囲気ありますね。 -
お土産も充実。
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案内されたのはこちらの個室。
ザック背負って通されるのが申し訳ないような素敵なお部屋です。 -
実は『わちがい』さんは現在完全予約制。
薬師の湯を出てバス待ちをしている間に営業時間の確認のため電話をかけたところ知りました。
その場で予約して訪れた次第。 -
窓の外には風雅な庭。
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何にしようかな?
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大部屋も感染症対策バッチリ。
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部屋の隅には美術書、写真集、エッセイ、民話など種種雑多な書物から成る小さな本棚が。
活字大好きのわたしのチョイスはこれ!
地元の商工会が編んで配った非売品かと。
これが滅法おもしろい! -
内容は黒部ダム建設に携わった人々のインタビュー。
地元の石油会社や運送業者、旅館の女将など、ダム工事の直の担当者でなく、それを最前線でサポートした人達に焦点を当てたところがポイントです。
まさに地元ならではの視点! -
もともと昭和電工と呉羽紡績の二大工場により企業城下町として栄えていた信濃大町が黒部ダム建設によって一気に拡大し、24時間操業の建設作業を支えるため不夜城の如く活気を帯びていった様子が活き活きと描かれています。
-
あまりに興味深かったので店員さんに購入できる場所を尋ねましたがやはり非売品のようで。
この冊子の存在自体を把握してなかったようなので、無理言って譲ってもらえばよかったかな… -
そうこうしている間に前菜とビールが一緒に到着。
飲んでる時は常に食べてないと気が済まないわたしにはありがたい気遣いですが、注文からここまで10分くらいかかってるので、先に飲みたい人はその旨伝えておいた方がいいかも。
凍み大根の煮物とサラダ、きのこ豆腐。どれも美味しかった♪ -
あっという間にビールを飲み干して、せっかくなので日本酒を。
水の容器も気が利いてます。 -
ここはやはり黒部から。
クッ~!沁みる!! -
メインディッシュ登場。”わちがいざざ”です。
おざんざ(ざざ)とは塩を使わずに納豆菌の酵素で練り上げた乾麺で、50年ほど昔に信濃大町の旅館『河昌』さんが開発しましたが数年前に旅館が倒産。それに伴い工場も閉鎖となりました。
もともとそのおざんざを使用してた『創舎わちがい』さんは、『河昌』さん倒産後製法を変更。納豆は使わなくなりましたが、食感、のど越しの近い現在のわちがいざざが誕生したのだとか。 -
ツヤツヤです!
のど越しも抜群でスルスル完食♪ -
ざざだけではカロリー不足なので大町銀嶺豚丼も。
味はフツーかな… -
食後の甘酒。
ご馳走様でした♪ -
10分ほど歩いて駅まで戻ってきました。
-
駅構内の立ち食いそば屋さん。
『榑木川』?
松本駅前の『榑木野』さんと関係あるのでしょうか。
登山帰りの松本駅近のランチといえば個人的には『榑木野』か『松本からあげセンター』が定番です。 -
信濃常盤駅のホームで見かけたこの看板。
餓鬼岳の最寄り駅がこんなところにあるとは意外!
いつか餓鬼岳小屋に泊まってみたいですね。 -
13時10分の特急あずさでサクッと帰宅。
今回の縦走は、もともと9月19日から4泊5日で実行する予定でしたが、19日夕方に宿泊地の涸沢で地震に襲われた影響で延期となっていました。
この二週間のずれにより宿泊予定の山小屋が小屋閉めとなり、別の小屋の予約の取り直しやルートの変更などかなりのドタバタ。
その割にはずいぶん順調な山行となりました。
ただし最終日に立山三山巡りができなかったことだけが心残り…
立山って何故か縁がない感じなんですよね……
近いうちに必ず!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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