2021/08/03 - 2021/08/04
5位(同エリア125件中)
かっちんさん
大雪山の麓に広がる渓谷「層雲峡(そううんきょう)」は、柱状節理の断崖絶壁が約15km連なり、ほぼ垂直に切り立つ崖から流れ落ちる大小さまざまな滝を見ることができます。
層雲峡温泉街から少し離れたところに、流星・銀河の滝、大函(おおばこ)などの景勝地があります。
層雲峡温泉街の高台に「層雲峡・大雪山写真ミュージアム」があります。
大雪山の魅力を発信するギャラリーとして、北海道の山岳風景を撮影し続ける写真家「市根井孝悦」氏の写真が数多く展示されています。
層雲峡から北見へ通じる国道39号は途中に石北峠があります。
石北峠を越えると北見市留辺蘂町(るべしべちょう)に入り、玉ねぎ畑、白花豆畑、小麦畑の景色に変わります。
今日は大雪高原温泉から層雲峡へ移動し、写真ミュージアム、層雲峡の景勝地を訪れます。
次に都市間バスで北見に移動し、途中の留辺蘂町に広がる玉ねぎ畑、白花豆畑を車窓から眺めます。
翌日、北見から網走にローカル線で乗ります。網走駅では滅多に見られない軌道検測用の事業用客車「マヤ35-1」に出会います。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・北海道開発庁「旭岳-地質調査総合センター」、PDF
・大雪山国立公園連絡協議会「大雪山の高山蝶」:アサヒヒョウモン
・大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイのHP
・層雲峡・大雪写真ミュージアムの資料
・層雲峡観光協会「銀河・流星の滝」
・福島河川国道事務所「流路工(護岸・床固)の仕組みと役割」
・北見市観光協会「武華駅逓」
・GREEN「白花豆の生産で日本一の町」
・北見市「食&観光」ガイドオフィシャルWEBサイト「玉ねぎ生産量日本一!北見玉ねぎ」
・NHKおうちで学ぼう!「玉ねぎ列車は運転士の誇りとともに」
・YAHOO!ニュース、北海道新聞「北見・留辺蘂のSL老朽化 公園に野ざらし20年補修されず」、2021年9月15日
・北見スタイル「北見市のマンホール紹介」
・北海道オホーツク総合振興局「オホーツクール」
・北見市観光協会「花、ヒマワリ」
・キュンちゃんの部屋のHP
・ウィキペディア「大雪湖」「石北峠」「北見駅」「JR北海道マヤ35形客車」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2日間お世話になった「大雪高原山荘」
宿を10:00に出発する送迎車に乗り、層雲峡バスターミナルへ向かいます。 -
渓流「ヤンベタップ川」(車窓)
車はヤンベタップ川に沿った林道を走ります。 -
「ヤンベタップ層」の露頭(車窓)
大部分が溶結凝灰岩の「ヤンベタップ層」。 -
層雲峡に到着
コロナの影響で閑散とした層雲峡温泉街。歩いていても観光客と会いません。 -
本日運休する「黒岳ロープウェイ」(層雲峡)
スタッフの新型コロナウイルスワクチン接種のため、8/3(本日)と8/24は終日運休。
但し、山岳縦走者に対応するため下り便のみ営業時間内に随時対応しています。 -
「層雲峡・大雪写真ミュージアム」(層雲峡)
大雪山の魅力を発信するギャラリーとして、北海道の山岳風景を撮影し続ける写真家「市根井孝悦」氏の写真が展示されています。
大雪山の雄大な四季折々の自然をテーマにした写真を鑑賞することができ、お勧めのギャラリーです。
建物は旧層雲峡小学校を利用しています。
館内は撮影禁止です。 -
「メスグロヒョウモン」かな(ミュージアム付近)
-
イチオシ
「アサヒヒョウモン」かな(ミュージアム付近)
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「層雲峡渓谷案内図」
大雪山の麓に広がる渓谷「層雲峡」では、柱状節理の断崖絶壁が約15km連なり、ほぼ垂直に切り立つ崖から流れ落ちる大小さまざまな滝を見ることができます。
温泉街から少し離れたところに、流星・銀河の滝、大函などの景勝地があるので、大雪湖行きのバスで見学に行きます。 -
大雪湖行きバス乗り場(層雲峡バスターミナル)
夏の時期に1日1本、12:50発のバスがあります。 -
大雪湖行きのバス(滝見台)
層雲峡から5分ほどで「滝見台」に到着。
ここで10分間休憩があるので、目の前の「流星・銀河の滝」を見学することができます。 -
優美な姿の「銀河の滝」(滝見台)
高さ120mから、きめ細かい糸のように流れ落ちています。 -
力強く流れ落ちる「流星の滝」(滝見台)
高さが90mの「流星の滝」。
向かい側の展望台「双瀑台」に上がると二つの滝が一緒に見られるのですが、時間がないので行きません。 -
「大函入口」に到着
「滝見台」から再びバスに乗り、「大函入口」で降ります。
大雪湖から折り返して来る帰りのバスまで28分間あるので、柱状節理の「大函(おおばこ)」の見学ができます。 -
旧道の橋(大函)
小函に通じる旧道は、その後遊歩道になりましたが、落石の危険があるため通行禁止になっています。 -
イチオシ
屏風のような絶景「大函」
柱状節理の巨大な岩壁が屏風のように規則正しく並んでいます。
左から流れる石狩川に、支流のニセイチャロマップ川が合流しています。 -
「層雲峡支流ダム」(大函)
ニセイチャロマップ川の上流側に目を向けると小さなダムがあります。 -
流れの激しい「石狩川」(国道からの眺め)
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大きな旗を掲げる「アリ」(大函入口バス停)
戦国時代の合戦で掲げられる軍旗みたいです。
実際には蝶の羽根を運んでいます。 -
「黒岳沢川」の流路工(層雲峡)
バスで層雲峡に戻って来ました。
温泉街を流れる「黒岳沢川」に流路工が施され、川底や川岸が削られることを防いでいます。 -
「朝陽山(ちょうようさん)」(層雲峡)
バスターミナルから見えます。 -
北見行きのバス(層雲峡バスターミナル)
石北峠を経由し北見へ行く都市間バス「特急 石北号」があるのですが、コロナの影響で減便され、1日4本が2本になっています。
事前予約制です。 -
都市間バス「特急 石北号」(層雲峡バスターミナル)
15:52発の北見行きに乗ります。 -
「大雪湖」(バス車窓)
石狩川の治水と旭川市の水がめとして建設されたロックフィルダムの「大雪ダム」。
昭和50年(1975)に完成し、ダムによって出現した人造湖が「大雪湖」です。 -
「石北峠」(バス車窓)
標高1,050mの「石北峠」は上川町と旧留辺蘂町の境にある国道39号の峠。
旭川市と北見市を結ぶ最短ルートになっています。
旧国名の石狩国と北見国から1文字ずつ取って命名されています。
ここから北見市留辺蘂町(るべしべちょう)になります。 -
イチオシ
転がって行きそうな「麦わらロール」(バス車窓)
石北峠を越え坂道を下ると、徐々に農地が現れてきます。 -
名建築に選ばれた「武華駅逓」(バス車窓)
「武華駅逓(むかえきてい)」は、大正9年(1920)に開設された現存する北見管内最古の駅逓で、現在もそのままの姿で保存されています。
建物は日本建築学会から「近代日本の名建築」に選ばれています。 -
乳牛の日向ぼっこ(バス車窓)
酪農地があります。 -
イチオシ
尖がり屋根の赤いサイロ(バス車窓)
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玉ねぎ畑(バス車窓)
玉ねぎの国内生産量の6割が北海道。そして、北見市は全国の2割を占め、日本一の玉ねぎ生産量です。
戦後、ハッカ栽培と入れ替わるように、冷涼な気候に合う玉ねぎの栽培は市内に広がり、今では日本一の生産地になりました。
玉ねぎ栽培に適した気候条件の北見ですが、生産量が日本一になったのは種をまく時期をずらし、8月~翌年4月まで継続して玉ねぎを長期出荷できるようになったことが挙げられます。 -
「白花豆」の豆畑(バス車窓)
純白で、ひときわ大粒の豆を実らせることから「豆の女王」の異名を持つ「白花豆」。
北見市留辺蘂町は全国の「白花豆」生産量の約7割を占める日本一の産地です。 -
収穫された玉ねぎ(バス車窓)
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黄金色の絨毯(バス車窓)
ここは小麦畑です。 -
大型の散水機(バス車窓)
-
収穫前の小麦畑(バス車窓)
-
玉ねぎ集出荷施設(バス車窓)
玉ねぎを輸送するコンテナが並んでいます。
毎年8月から翌年の4月まで北見と旭川を毎日1往復する石北本線の貨物列車、通称「タマネギ列車」が走ります。 -
SL-D51(バス車窓)
留辺蘂駅手前の仲よし公園に保存されているSL「D51 311」です。
昭和14年(1939)に製造され、石北本線旭川~北見間で活躍し、昭和50年(1975)引退と同時に旧国鉄が旧留辺蘂町に無償貸与したもの。
残念なことに、車体のサビや汚れが目立ちます。 -
整列する除雪車(バス車窓)
バスは北見市街を走っています。
まもなく北見に到着(17:45)。 -
ルートイン「ポンタ」のお出迎え(北見)
今晩の宿はホテルルートイン「北見大通西」。
ビジネス客の宿泊が多いホテルです。
「ポンタ」のマスクは特大ですね(笑) -
翌朝、北見駅を出発する特急「大雪」(ルートイン客室から)
たまたま鉄道が眺められる「鉄ちゃん」向きの部屋です。
今日は北見駅から網走駅まで鉄道で移動します。 -
デザインマンホール(北見大通り)
1市3町が合併した北見市の魅力がデザインにぎゅっと詰め込まれています。
・北見地区の歴史を語る上で欠かせない「ハッカ記念館」
・端野地区の広大な田園と太陽で育つ「玉ねぎ」
・有名選手を多数輩出した常呂地区の「カーリング」
・留辺蘂地区にある世界最大級の「からくりハト時計塔」 -
黄色い消火栓(北見大通り)
-
カーリングのストーンをのせた郵便ポスト(北見駅前)
オホーツクは、世界自然遺産知床に代表されるたぐいまれな自然を有しています。
日本の食糧基地・北海道の中でも農業産出額は全道2位、漁業生産額全道1位と豊かな食資源を誇ります。
さらに、木材・木製品出荷額も全道1位と観光・スポーツ要素を含めて多面的な魅力をもつエリアです。
多彩なオホーツクの魅力を伝えるため、オホーツク18市町村(北見市、網走市、紋別市、他)で組織するオホーツクイメージ戦略推進委員会が、新イメージコンセプト「オホーツクール」を発信しています。 -
北見駅の改札口
10:20発の網走行き普通列車に乗ります。 -
開業110周年を迎えた北見駅
1911年(明治44年)9月25日、鉄道院網走線が淕別駅(りくんべつえき)から延伸し、終着駅の野付牛駅(のっけうしえき、現在の北見駅)として開業。
その後、網走、留辺蘂、旧池北線の池田へとつながっていきます。 -
北見駅に停車する気動車
ミラーに映っている列車は後ろにいます。 -
イチオシ
きたみ・きたみ・・・・(北見駅1番線)
駅名標がどこまでも続いています。 -
網走行きの普通列車(北見駅)
遠軽から来た網走行きのキハ40に乗車します。 -
キハ40の車内
北見駅を定刻に発車。 -
「ヒマワリ畑」(端野付近の車窓)
端野(たんの)エリアの田園地帯には景観緑肥として「ヒマワリ畑」が広がります。
景観緑肥は畑の地力回復のために植えてすき込み、畑の養分にするために植えています。 -
広大な玉ねぎ畑(端野付近の車窓)
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石積み農業倉庫(緋牛内駅前の車窓)
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コンテナ倉庫(美幌駅付近の車窓)
旅行に出かける子どもの絵が和みます。
ツバメについて行くのかな。 -
別荘にしていた車掌車(女満別駅の車窓)
絵本作家の「いもとようこさん」が汽車にあこがれ、ようやく手に入れたのが貨物列車の後ろにつながっていた車掌車でした。 -
網走湖で遊ぶカヌー(呼人付近の車窓)
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網走川(呼人~網走の車窓)
-
イチオシ
網走駅に到着
東北・北海道新幹線「はやぶさ」みたいな車両がいます・・・
これはJR北海道の軌道検測用の事業用客車「マヤ35-1」です。
車高が一般車両に比べて低く、台車に取り付けたセンサーにより、レール幅や高低、摩耗やゆがみを計測する優れもの。
さらに、北海道向けとして、線路に雪が積もっていても測定でき、建築限界の測定も光波で自動測定します。
外装は北海道新幹線のH5系と同じ緑をベースにした塗装に、紅葉をイメージしたオレンジと雪原をイメージした白のアクセントが入っています。 -
「キュンちゃん」のお出迎え(網走駅)
「キュンちゃん」は北海道に棲むまあるい耳とつぶらな瞳が特徴のエゾナキウサギ。
見るもの、触れるものの気持ちを「キュン」と感動させること、それが「キュンちゃん」の名前の由来。
「キュンちゃん」は、小心者の自分をちょっとだけ隠すために、エゾシカのかぶりものやご当地のかぶりものを身に着けながら、北海道の観光PRキャラクターとして北海道のいろんな魅力を伝えています。 -
これが「エゾナキウサギ」(2019年9月9日に撮影)
然別の風穴地帯に生息しています。
旅行記にしているのでご覧ください。
『然別の風穴地帯に生息するエゾナキウサギ~とかち鹿追ジオパークとの出会い~(帯広)』
https://4travel.jp/travelogue/11546992
網走から先は知床羅臼へと旅が続きます。
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