台湾北岸（龍洞〜基隆）の旅

2021/10/09 - 2021/10/09

2021年の国慶節は10月10日の日曜日。振替休日も含め、3連休となった。その初日を利用し、台湾北岸を訪ねた。

エリア 新北(台湾)

この日は少し早起きして、8時29分に基隆に到着。

基隆駅南口。駅前の忠一路には、国慶節を祝う国旗が並んでいた。

まず向かったのはこちらの店。炭焼きサンドイッチ店「三多一吉（サン・ドウ・イー・ジー）碳烤三明治」。

基隆廟口夜市にある栄養サンドイッチ店オーナーのお兄さんが営業しているらしい。なかなかの人気店で客が絶えなかった。量的にはかなりあり、朝食にはやや多め。

店は以前のブログで紹介した老大公廟の近くにある。

https://4travel.jp/travelogue/11642919

お腹がだいぶ満たされたところで、海岸線に沿ってスクーターを走らせる旅に出発。天気予報とは逆に、空は多くの雲で満たされ、第一目的地に到着するまでに数度の雨に降られた。

1時間ほどで龍洞に到着。

広大な東海を望む。

画面中央左寄りに龍洞大海蝕洞。この辺りは良好なダイビング・スポットらしい。

厚い雲が取れ、陽光が燦々と降り注ぐ天気になった。

美しい海の景観には陽光が必要。

よく見ると、釣り人がいた。

次に向かったのは鼻頭角公園。水遊びをする人がいたり......

本格的にスキューバダイビングをする人がいたり......。

鼻頭にある新興宮。

カラフルな藻井。

主祭神は媽祖。

かわいらしい金爐

続いて、南雅奇岩を見学に。

自然の手になる最高の芸術作品。

親子連れだけ先に渡ってしまい、取り残されていた犬が水の流れを見つめ......

助けを求めるかのようにこちらを見て......

しばらく経って、意を決して家族のもとへ。よかった。

この海岸にはこのような岩がたくさん。含まれる鉄鋼物が徐々に酸化し模様となって現れる。

スクーターを西へ走らせ、岩場を進んで見に行ったのが......

狼（右）と子羊（左）の岩。このエリアを多くの人が訪れているにも関わらず、この岩を見に来る人は多くなかった。

山中墓園の奥にある水湳洞威遠廟。

創建20年ちょっとの新しい廟。

鄭成功を主祭神とする。

高い位置にあるため、景観がすばらしい。

青と白が混じる陰陽海もこのように美しく見える。

陰陽海に面する、山沿いにある水湳洞レンガ工場遺址。内部見学はできない。

深澳漁港。画像はイカ漁の船。

地元の名産であるイカとサメ肉を食せる店「阿華鯊魚羹」。

サメ肉は小さく切ったものを揚げて、羹に入れて提供される。スープの塩気が強いけれど、サメ肉そのものはおいしい。

象鼻岩へむかう途中にある番仔澳海岸。

これらも自然の芸術。

象鼻岩。

自然の芸術品作成力は侮れない。奥中央に見えるのは基隆嶼。

次に向かったのは、基隆和平島にある社寮東砲台の入り口。前月に見かけた痩せ細った三毛猫「小東」の様子を見に行った。初めて見かけてから、ずっと気になっていて、基隆に住む友人に2回ここを訪ねてもらったけれど、その姿を発見できず。この日見かけたら、家族として迎えることも考えていた。でも、「小東」には会えなかった。

https://4travel.jp/travelogue/11712127

あれだけ人懐こい猫だから、猫好きの人に引き取られて、幸せに暮らしているのだだろうと思いつつ、土地公に小東の健康を祈った。

和平島にある天顕宮。

人気スポットの正濱港口彩色屋が見える。

廟へお参りに。

休日だったせいか、次々と参拝客が訪れていた。

主祭神は五顕大帝。疫病を祓う神々であるため、新型コロナウィルスを早期に退散させていただくよう祈った。五顕大大帝は地蔵菩薩、二大帝は長眉尊者、三大帝は韋駄天、四大帝は華光天王、五大帝は夜遊神の転身だとされる。

この廟には四面仏だけでなく......

四面韋駄天も祀られている。

基隆市街地まで戻ってきて、地元で有名な「活力站蒟蒻屋」へ。

細かなかき氷の上に、4種のトッピング。あずき、仙草ゼリー、杏仁豆腐、わらび餅のような食感の粉粿をチョイス。これで80元という安さ。でも、量が非常に多い。周りと見渡すと、2人で1つ食べている人がほとんど。3人で食べている人もいた。

その後、基隆市内中央部から見える「KEELUNG」のランドマークを見に行った。

ランドマークから見える夜景が美しい。公共交通機関で行くことはできず、一般観光客が行く場合はタクシーなどを利用することになるけれど、その価値はあると思う。

その後、仁愛市場にある店で前回と同じ「寿司飯」を食べた。オーナーから「ご飯が熱いから気をつけて」と言われた。炊き上がったばかりの白飯を用いていた。台湾在住25年にもなると、このような寿司も普通に食べられるようになる。

仁愛市場にある天ぷら（さつま揚げ）店。いつも長い列を成しているのに、この日は10人も並んでいなく、買って食べてみることにした。

取り立てて美味ということではなかったけれど、もちもち感が強くなく、化学的なものを添加していない、安心して食せるものだと感じた。

基隆駅北口から「KEELUNG」のランドマークを見て......

19時15分発の各駅停車の電車で帰宅。いい休日となった。