東鳴子温泉で湯治気分　勘七湯・久田旅館に立ち寄ってアブラ臭に包まれる

2021/09/13 - 2021/09/13

JR東日本からWEB限定で大人の休日倶楽部パスが販売されたので、７月以来２か月ぶりに４日間の旅を楽しんできました。緊急事態宣言下で各地の観光施設が臨時休館してそうなので最初の３日間は個性的な温泉に浸かってこようと、黒とエメラルドグリーンの温泉を求めて東京駅を起点に宮城県から日本海側を経由して新潟県を旅してきました。

１日目は宮城県・鳴子温泉郷の５つある温泉地のひとつ東鳴子温泉を訪れ、静かな温泉街を散策しながら湯巡りを楽しみました。
《参考》東鳴子温泉観光協会
https://higasinaruko.michikusa.jp/

～主なスケジュール～
１日目　東鳴子温泉に宿泊（宮城県）
２日目　月岡温泉に宿泊（新潟県）
３日目　新潟駅周辺観光→帰京
４日目　田沢湖をサイクリング（秋田県）

エリア 鳴子温泉(宮城)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

ひと駅先の鳴子温泉駅まで行き、映画「春との旅」ロケ地の喫茶店でモーニングを食べてから目的地の鳴子御殿湯駅に移動します。

乗車時間は３分、着いたー。

11:15　鳴子御殿湯駅で降りたら、乗ってきた列車をパシャリ☆

駅の待合室には”猫こけし”をモチーフにした版画家・大野隆司氏の作品が展示されてます。

まずは、駅前のお土産店「なるみ」 に立ち寄って

鳴子銘菓「大栗なるまん」を店内のイートインスペースで食べていると、お店の方が『もうすぐ、SLが来ますよ』って教えてくれた。それまで知らなかったけど、当日はSL（観光列車）の試運転日だったんです。そういえば来る時の列車にカメラ・三脚を持った人が多数乗ってたなぁ、、やっと理由が分かったぜ！^^

駅のホームから撮影するとブレそうなので向かい側にきました。結果的にこの場所から離れずに撮影すれば良かったかな(^^;

右側（小牛田方面）から汽笛が聞こえたのでスタンバっていると…

キターーーーーー！

あれ？・・SLは？

最後尾かい！？（ねっ、さっきの場所で撮れば良かったでしょ）
その後、鳴子温泉駅でかな？ディーゼル機関車が切り離され、SLを先頭に小牛田駅方面に戻っていきました。

東鳴子温泉は日本でも希有な重曹泉地帯で鳴子御殿湯駅を中心に徒歩10分圏内にお店や宿が点在する静かな温泉街です。

ちょっと寂しい光景も。

早速、天明4年（1784）創業の老舗旅館「勘七湯」でひとっ風呂。
（住所：宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯18）

勘七湯では２つの源泉が楽しめるようです。

日帰り入浴：8:00～20:00／500円

ちょうど外出前のご主人が対応してくださいました。
大小２つのお風呂があるそうなので・・・

まずは数軒の宿も利用している共同源泉の大浴室から。

独特な油臭が漂っていて温泉の色は黄色がかった薄い黒って感じですな。

泉質：ナトリウム－炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉

自家源泉の小浴室（薬湯・不老泉）は更に深い色あい。浴槽の白いタイルは温泉成分が付着して黒ずんじゃってます。うーーん、、匂うぜ。

泉質：ナトリウム－炭酸水素塩泉

平日のお昼時、貸し切り状態で重曹泉を静かに堪能中…
こんな色してますが（笑）pH7.4で美肌の湯なんですよ！

入浴後はロビーでひと休みしてから散策してみよう。

おっ！温泉街で唯一の食堂「千両」は営業中。不定休なのでランチ難民を避けるため、ひと駅先の鳴子温泉で食事してきたのです。もう一軒、焼き肉屋さんがあるんですけど夕方１７時オープンなんですよね。

日本秘湯を守る会の会員宿「旅館 大沼」はコロナ対策で日帰り入浴は休止中。残念だけど仕方ない。

国道４７号に出たら鳥居があるので

数分、山道を上っていきます。

陸羽東線の線路下をくぐった先でザザッと足音が！（熊か？）
マジ焦ったけど、SLを撮影してた方でした。

東鳴子温泉神社で旅の安全を祈願したら

国道４７号を戻るかたちで

鳴子温泉郷を流れる江合川に架かる上河原橋を左折。この先で数名のカメラマンとすれ違ったので周辺に撮影ポイントがあるみたいですね。

上河原橋からの眺望。

上河原橋からの眺望。

歩いてきた方向を振り返ってみると・・・
青い看板の先に東鳴子温泉神社があります。

鳴子御殿湯駅からだと徒歩10分。

久田・・「きゅうでん」と読むそうです。

２軒目は露天風呂がある久田旅館にお邪魔しました。
（住所：宮城県大崎市鳴子温泉字久田67）

他の宿に比べて建物は新しめですな。

久田旅館では２種の自家源泉が楽しめます。

日帰り入浴：11:00~18:00／500円

内湯は赤褐色の純重曹泉。アブラ臭が心地いいぜ(^^)

泉質：含食塩―重曹泉 ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉 低張性中性高温泉

露天風呂は重曹硫黄泉。ココでも温泉を独り占め。

泉質：含重曹―食塩泉 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉 低張性弱アルカリ性 高温泉

アブラ臭に包まれ湯治気分が高まってきたら、15時のチェックインに合わせ、今宵の宿「高友旅館」に向かいます。(つづく)

この旅行記へのコメント （2）

• ポテのお散歩さん 2021/12/27 21:05:06

  個性的な温泉

  一泊二日さん　こんばんは。
  
  東鳴子温泉、個性的な温泉がありますね。
  よく、油臭と言う感想を見るんですが、とても気になります(*^-^*)
  関西に住んでいるので、良い温泉地が少なくて　温泉巡りが出来るのが
  羨ましいです。
  
  まだ冬本番に入ったばかりですが、東北の桜を巡る旅行記も見入って
  しまいました。　
  今年は短い間でしたが、旅行記を拝見させて頂きありがとうございました。
  来年も宜しくお願いします。
  良いお年をお迎えくださいね。
  
  　　ポテ

  一泊二日さん からの返信 2021/12/28 12:29:30

  RE: 個性的な温泉

  ポテのお散歩さん、こんにちは。
  コメントありがとうございます。
  
  東鳴子温泉では石油みたいな臭いが浴室に漂っていて
  いかにも湯治場といった独特な雰囲気が楽しめました。
  
  関西へはなかなか行く機会がないのですが
  和歌山県の「つぼ湯」に興味津々な私です。(^^)
  寒くなってきましたので体調を崩さずにお過ごしください。
  来年もよろしくお願いします。