2021/10/01 - 2021/10/01
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さいたまさん
この旅行記のスケジュール
2021/10/01
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台風16号の中、風雨をものともせず、羽村市の玉川上水の取水地区に行ってきました。
江戸時代から現在に至るも、江戸や東京の上水として玉川上水の果たしてきた役割に、注目しています。
玉川上水の他、神田上水、本所上水(亀有上水)、青山上水、三田上水(三田用水)そして千川上水の6本の上水路が、江戸の生活を守って来たのです。
しかしながら、江戸時代の終止を通じて、江戸庶民のに水道水として、水を提供したのは、玉川上水と神田上水だけでした。他の上水は、経費面等の理由で使われなくなったそうです。
玉川上水の重要性が、理解できます。
今回、羽村駅から西に向かい、玉川上水への水を供給した羽村取水堰を見てきましたので、紹介します。
写真は、羽村取水堰の第2水門の様子です。
水の流れの豊かさ、躍動感にあふれる水の流れに、目を奪われました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
2021年10月1日(金)、台風16号の風雨の中、JR青梅線の羽村駅に降り立ちました。
これから、羽村市の西側の玉川の取水堰に向かいます。羽村駅 駅
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玉川の取水堰は、羽村駅の西側にあります。
途中、禅林寺や玉川大橋の袂の大ケヤキ等の名所を見ながら、取水堰に向かいます、 -
玉川の取水堰の付近は、都立羽村草花丘陵自然公園の中の歴史を学べる貴重な場所です。
広大な地域です。羽村草花丘陵自然公園 公園・植物園
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西に向かう途中、羽村市の観光案内所がありました。
風雨の強い中、人は、入っていませんでした。 -
鎌倉街道との交差点です。
大きな交差点です。
強い風雨の中、車は、あまり走っていませんが、交通整理中です。 -
旧鎌倉街道の説明板です。
鎌倉から山梨の甲府まで通じていたようです。
まいまいず井戸についても、紹介しています。 -
稲荷神社が、丘の上にありました。
禅林寺から、道を挟んだ筋向いです。 -
稲荷神社への階段です。
階段を降りた場所は、禅林寺の駐車場です。
禅林寺は、稲荷神社の別当寺だったのでしょう。 -
稲荷神社の階段の下には、馬の水飲み場があります。
鎌倉街道等、幹線道路には、馬車が走行していたと推測されます。 -
禅林寺と羽村橋のケヤキが描かれている案内図です。
禅林寺の角を曲がると、玉川上水の上水道の流れに至ります。 -
禅林寺と羽村橋のケヤキが紹介されています。
羽村橋の手前です。 -
禅林寺の山門です。
参道とともに西側に向いています。 -
臨済宗のお寺で、建長寺派の禅林寺です。
背景に見えるのは、山門です。禅林寺 寺・神社・教会
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禅林寺の由緒が紹介されています。
山号は、東谷山です。
臨済宗(禅宗)のお寺です。 -
禅林寺の北側の入口には、禅林禅寺との標石柱が立てられています。
いずれにしても、禅宗のお寺ということです。 -
禅林寺の本堂です。
小高い丘と玉川を結ぶ道路の曲がり角にある、落ち着いたお寺です。 -
北側の入口から入ると、本堂がすぐ、目に入ります。
北側の入口には、山門がありません。 -
禅林寺の北側の入口の傍には、鐘楼があります。
屋根が大きく張り出している大きな鐘楼です。 -
禅林寺の山門を過ぎ、西に向かうと、玉川上水の流れに至ります。
玉川上水の取水堰が、羽村堰です。 -
玉川上水の流れの傍に羽村堰入口の交差点があります。
羽村橋のケヤキがある交差点です。 -
羽村駅から西に向かうと、多摩川が流れています。
羽村取水堰から取水された水の流れが、玉川上水となります。
玉川上水に架かっているのが羽村橋です。
多摩川から取水された玉川上水の袂に大きなケヤキがあります。羽村橋のケヤキです。羽村橋のケヤキ 自然・景勝地
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幹がとても太い羽村橋のケヤキです。
枝が大きく、四方に延びています。
樹齢は、400年とも600年とも言われています。 -
羽村橋のケヤキは、奥多摩街道の傍にあります。
奥多摩街道の歩道橋と比べて見ると、羽村橋のケヤキの大きさがわかります。
写真の左側に見えるのが、歩道橋です。 -
玉川上水は、多摩川の羽村堰の取水口から取水され、江戸の水道水として利用されてきました。
写真では、水色の水の流れに注目して欲しいのです。
写真の上側の水色の水の流れは、多摩川です。
写真の下側の水色の水の流れが、玉川上水の流れです。
羽村の取水堰から、玉川上水の流れが始まっています。
羽村取水堰は、玉川上水の始まりです。 -
写真の緑色で示されている区域は、羽村草花自然公園です。
多摩川の流れが、羽村草花自然公園の中を流れています。羽村草花丘陵自然公園 公園・植物園
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羽村草花自然公園の文字が見えます。
羽村草花自然公園は、とても広い区域となっています。 -
玉川上水の傍に、高い給水塔があります。(給水塔だと思いますが。)
羽村取水堰は、道路の先にあります。 -
玉川上水の流れです。
江戸時代から、江戸や東京への上水道水として利用されてきました。
今日は、雨が降っているので、流量が多いと思います。 -
玉川上水の流れです。
羽村橋の上から撮影しています。 -
羽村取水堰や玉川兄弟の像があります。
多摩川の流れが集約している場所に、取水堰が置かれています。
現在も、羽村から小平監視所までは飲水を運ぶ現役の水路として使われています。 -
玉川兄弟の像です。
江戸へ上水を供給する玉川上水実現のため尽力した兄弟の功績を称えるため、設置されました。玉川兄弟の像 名所・史跡
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玉川兄弟の像は、玉川兄弟が、玉川上水路の測量に従事している状況を表しています。
立っているのが兄で、膝をついているのが弟です。 -
台座に、玉川兄弟の像との標示があります。
もともとの名前は、兄が庄右衛門、弟が清右衛門というそうです。 -
兄が、測量のため長さを測る間縄を持ち、弟が測量の目印の間丈を持っています。
玉川上水開削のための測量の状況です。 -
玉川兄弟の像を、多摩川の流れの方から見ています。
立っている方が兄、片膝をついている方が、弟です。
協力して、測量をしている姿です。 -
玉川兄弟の像を、多摩川とは反対側の玉川上水の流れの方から見ています。
遠く背景の山々は、羽村草花丘陵自然公園の山々です。
兄弟の向いている方向は、羽村取水堰の方向です。 -
多摩川から取水する経路を示した東京都水道局の流れ図です。
多摩川から取水するための取水堰は、羽村取水堰と、小作取水堰があります。
羽村取水堰から取水された上水は、玉川上水として、小平監視所まで流れていきます。
小作取水堰から取水された流れは、2本の流れになりますが、最終的には、小平監視所に合流します。 -
羽村取水堰は、多摩川から玉川上水へと上水を流し込むための堰を形成しています。
羽村取水堰には、第1水門と第2水門があります。流量を小修整する小吐水門もあります。羽村取水堰 名所・史跡
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多摩川の流れに対して、写真右側から張り出している堰が、羽村取水堰です。
多摩川から玉川上水へと水を取り入れている堰です。
堰で、多摩川の水位を揚げて、玉川上水路に、水を流し込む構造です。
江戸時代から現在に至るも、その機能は、変わっていません。羽村堰(羽村取水堰) 名所・史跡
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玉川上水路の流量を調整するため、取水堰の手前に見えるように、画面右側の小吐水門から、多摩川に、白色の水が戻されています。
現在は、東京都の水道水としては、多摩川からの水よりも利根川・荒川からの水が取水されています。
(多摩川:17%、利根川・荒川:80%) -
羽村取水堰から流入して来る取水を調整するための第1水門です。
写真左側には、羽村取水堰があります。
玉川上水路に入り込む量を調整するため、取り入れた水を多摩川に戻す小吐水門が、写真左手前にあります。 -
羽村取水堰から流入して来る取水を調整するための第2水門です。
第1水門側から、第2水門を見ています。
第1水門の水門の高さと連携し、第2水門でも、取水量を調整しています。 -
羽村取水堰から流入して来る取水を調整するための第2水門です。
第2水門を通過して、玉川上水路として流れる、川下側から見ています。
第1水門とともに、第2水門でも、取水量を段階的に調整しています。 -
第1水門と第2水門を経て、流量が段階的に調整された後の玉川上水路を見ています。
この流れは、小平監視所まで続きます。羽村橋から見ている玉川上水の様子です。 -
羽村取水堰による玉川上水への取水と、玉川上水の流量調整のための小吐水門の機能について、説明している写真です。
羽村取水堰から玉川上水への流水量を小修整するため、小吐水門を開閉し、玉川上水への取り込み量を調整しています。
白色の水の流れとして、多摩川へ戻される水の流れが生じています。 -
羽村取水堰の下流における多摩川の流れの様子です。
多摩川の流れは、羽村取水堰による玉川上水への分流の後でも、あまり変化が無いように見えます。
多摩川の水の流れが、豊富な所以でしょう。 -
多摩川の豊かな水の流れを利用して、木材や流域の物産を、川を利用して、川下に運んでいました。
羽村取水堰との競合を避けるため、数々の工夫がされていたようです。 -
江戸幕府は、羽村取水堰の施設保護のため、多摩川を利用した水運を禁じていました。
流域の住民は、生活のため、水運を利用した特産物の輸送の許可を願い、嘆願を続けたようです。
生活のための工夫が、巡らされた歴史があります。 -
多摩川の流れを管理するため「牛枠」と呼ばれる川岸の保護資材が、活用されていた歴史があります。
写真は、羽村取水堰の畔に、展示されている「牛枠」です。
竹かごの中に、石が入っていて、水の流れで石が散逸しないように工夫しているものです。多摩川の土手等を、洪水から守るための工夫です。 -
羽村取水堰の傍には、「牛枠」の解説板が置かれています。
現在でも、鉄製の籠の中に、石を入れて、土手等の保護に使われていますが、その原点が、昔からあったのです。 -
羽村取水堰の傍にある「牛枠」の解説板にある絵図面です。
昔の工夫の跡が、理解できます。 -
羽村取水堰の歴史的価値が認められ、日本土木学会から、推奨土木遺産として認定されています。
写真は、土木遺産として認定されている証明が、レリーフとして掲げられています。 -
羽村取水堰の傍に、土木学会の認定書が、掲げられています。
2014年との標示があります。
土木の分野でも、羽村取水堰は、価値あるものと認められているのです。 -
後ほど訪れる羽村市動物公園にも、羽村取水堰の価値を認定している標識がありました。
いろいろな面で、羽村取水堰は、その価値が認められていることを知ることができました。 -
羽村取水堰の見学を終えました。
その後、羽村市動物公園に寄りましたが、長くなりますので、別の機会に紹介します。
羽村駅からの帰路は、青梅線の福生駅を経て、立川経由で、中央線に入ります。福生駅 駅
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青梅線の拝島駅です。
青梅線が八高線と合流する駅です。引き続き、立川駅に向かいます。拝島駅 駅
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青梅線としては、立川駅で中央線から分岐する形になります。
立川駅からは、中央線で、東に向かいます。立川駅 駅
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立川駅の階段の上の路線案内では、青梅行の電車の表示が多数見られます。
分岐の駅となっています。
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