二人だけの同窓会　湯治に山形さいくべ⑤　上杉の御湯御殿守

2021/09/28 - 2021/09/29

　子育ても終わり、リタイアし、時間の余裕ができたここ数年。うん十年前の大学時代の同級生3人で、年に1度の旅行を楽しんでいます。昨年はコロナで流れてしまいました。が、今年は皆、ワクチンを２回接種し、抗体もできたので、それを祝し、計画を立て、実行しました。遠方から参加予定のＭに合わせての計画でしたが、諸事情でＭは計画途中でリタイア。郡山のＫと千葉のＣ二人での旅行になってしまいました。その友人のＭの分まで、おばさんズ楽しみます。
　山形新幹線は人生初乗車、ネットでお得なJRチケットを予約し、Suicaで支払いまで済ませるのも人生初。旅行の計画を立てるのは大好きですが、初めてのことにチャレンジするには、諸々の技術を持ち合わせないので、前途多難だった昭和生まれです。
　主な行程は以下の通りです。
1日目　9月27日（月）Ｃ東京発　つばさ137号　途中郡山でＫと合流　
　　　　　　大石田下車　銀山温泉「永澤平八」お迎え＆泊　銀山温泉散策
2日目　28日（火）銀山温泉散策「永澤平八」発大石田駅まで送り　
　　　　　山形市内観光　〇観光案内センター〇七日町御殿堰
　　　　　〇山形県郷土館（文翔館）〇洗心庵〇山形市郷土館（済生館）
　　　　　〇赤湯温泉「上杉の御湯　御殿守」泊　〇ゆーなびからころ館
3日目　29日（水）赤湯温泉「上杉の御湯　御殿守」発赤湯駅まで送り
　　　　　JR赤湯～山形〇観光案内センター〇霞城セントラル展望台
　　　　　〇紅の蔵〇エスパル　つばさ142号　　各自自宅へ
　　　　　（Cはカイロへ直行）　　　　　　
　　　　　
　温泉に浸かり、美味しいものをあれこれいただき、おしゃべりし・・・
引きこもりで鬱々としていた命の洗濯ができた、２人だけの「湯治同窓会」の３日間でした。
　これは上杉の御湯御殿守の、建物、食事などの様子の旅行記です。

エリア 山形市(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　赤湯駅からお迎えのマイクロバスで10分ほど、「上杉の御湯御殿守」到着。
建物全体

赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守 宿・ホテル

玄関

　玄関には生花が生けられていました。私の中では、生花が生けられているホテル、旅館は、よいホテル、旅館です。
　背景の障子が無地の方がお花が生きますが。
　雪柳は葉がすぐ落ちるけれど、ここに落ちてなかったので、こまめに見て、お掃除・お手入れしているのだと思いました。

　チェックインの際のウェルカムドリンクは梅ジュース。冷えていて、美味しかったです。

赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守 宿・ホテル

　着いたばかりの方には「お着き酒」フリー。
アルコールが苦手な私の分まで飲むようＫにお勧めしました。でも遠慮してか、一杯でよいと。

　お好きな方はワインもフリー。
Ｋにはちゃんと私の分まで飲んでよいからと、両手で1つずつ持っていくようお勧めしました。旅館のものなので、気前よく、何杯でもでもどうぞと言える私。Ｋは入浴後もなみなみと注ぎ、お部屋に持って帰って飲んでいました。

　館内地図もいただきました。
お部屋は西館3階335号室　好風　

　西館に行くには階段が数段。リフトもありました。その後私たちはエレベーター。
ご案内係は、階段で。若いからよいだろうけれど、疲れるでしょうね。でも、時間的には同時に着きました。

　エレベーター内にはこの表示が。事前に、岩盤浴は考えはしたけれど、ご時世なので、パスしようと話していました。が、考える必要はなく、休止中・・・

　お風呂は12あるのね。外にもお楽しみがいっぱいとありますが、この日の歩数
17000歩。普段千歩散歩しかしないのに、もうヘロヘロで、歩けません。

　鍵は一人一つ。335号室は別名、好風です。チェックアウトも機械でできます。が、このキ－ホルダー部分が磁石になっていて、それをタッチしないとだめだったようで。持参しなかったので、受付でやってもらいました。　二人で44300円
一人22150円でした。

　お部屋の窓側に、コーヒーメーカーと、2リットルの水のペットボトル、電気ポットが置いてありました。

　引き出しを開けると、コーヒーカップがありました。そうよね。コーヒーメーカーがあるのだから、カップがないとね。

お茶は2種類あったみたい。飲んでないので味はわかりません。

　ソファーコーナー
外は岩肌なので、カーテンを閉めなくても、外から見られることはありません。

　床の間には絵画と、生花が生けられています。ここにも生花。
右側は加湿器付き空気清浄機。でも、水を入れる場所が分からず、空気清浄機として利用しました。

　浴衣はチェックインの際、サイズを聞かれ、その場で頂きました。

　お茶菓子は2種類。私は食べてないけれどいつの間にか消えていました・・・そういえば、ＫがＭに送ろうと言っていたような？

それとおしぼり。こちらはちゃんと一つ貰って車中で使いました。

　帯と足袋、羽織。上は洋服掛け。足袋は履かないので、昨日のも今日のもＫへ。

大きな壁かけテレビ。

トイレはウォシュレット。

　手洗い場
下のかごの中に、バスタオル類

手洗い場の化粧品類。

その上にはドライヤーと手鏡、歯ブラシ

バスタブ
利用しませんでしたが。

　荷物を置いて徒歩5分の「ゆーなびからころ館」へ。
お土産物が少し置いてあります。築200年の庄屋屋敷を移築したそうです。そういわれれば、そんな風格です。

ゆーなび からころ館 名所・史跡

　外には足湯があります。
お花がきれいに咲いています。

　大浴場はあちらの表示。
トトロの絵があちこちにありました。

元気なら、外の散歩もしたでしょうが・・

入浴後は民話の部屋へ。

鶴の恩返しをやっていました。

こんなお話があります。

　おめあては、お話よりもこちら。ラムネ。フリードリンクです。
久しぶりにいただきました。ペットボトルになっているのかと思ったら、ちゃんと、
球を押して開ける、あの懐かしいタイプでした。湯上りですし、よく冷えていたのでなおさら美味しく感じました。　

　温泉の効能
多分私の症状に効くと思います。

　エレベーター横にこんなコーナーが。冷たいアイスティーが飲みたかったので、氷だけ頂きました。紅茶や麦茶のティーバックなどは持参しています。基本、自分が使うものは何でも持参します。

お部屋の向かいがお食事処。個室になっていました。右が米沢牛、左が山形牛。

　生肉用に割りばしが別に添えられていました。梅酒はＫにあげ、乾杯。
数滴舐めてみました。少なすぎて評価不可能。
　お品書きにももみじの絵が。和食は目でも楽しみますね。
　ステーキとすき焼きなんて、我が家で同時に出てくることはまずありません。お腹がびっくりしたでしょう。米沢牛と山形牛の違い？厚みも料理法も違うのでね。
ステーキソースはにんにく醤油。すき焼きは、たれの中に入れて煮るやり方。砂糖と醤油を絡めて食べる方が好きです。肉の厚さは薄い方が好きです。食レポできません。コメンテーターにはなれません・・・

　お品書き
　今日は先にご飯をお願いしました。

お盆の上にも秋。ススキとリンドウ。もみじの葉が1枚。

　小箱のふたを開けると、黄菊、松茸、三つ葉和え。松茸と言われても、小さすぎてお味は・・・
　この中のベストは左の庄内だだちゃ豆腐。水がきれいな土地なのでしょう、昨日も豆腐が美味しかったし。だだちゃ豆も好き。
　イチジクはそのままが好き。ごまソースはいらない。別々に頂きました。

　刺身
　もくもくと、ドライアイスが煙を上げながら、運ばれてきました。楽しい演出です。マグロはＫにあげました。鯛と甘えびは美味しかったです。

　とろろそば。
よく冷えていておいしかったです。つるつるっと美味しくお腹に入って行きました。
　ここまでは手際よく、順々に運ばれてきました。でも、次のお料理が運ばれてきません。手持無沙汰で、お部屋をきょろきょろ。ＣＯ２検知器があり、1200と。それって多いの？ステーキとすき焼き、二つの火×2人だから？？換気扇はないよね？暑いのでエアコンを付けました。他の3つの部屋のお客が食事を終えて出ていく音が聞こえます。10分は待ち、もう我慢の限界、卓上の電話で、仲居さんを呼び、残り全部を持ってくるよう頼みました。

　鱧のお吸い物、漬物、鱸の甘酢あんかけ
一気に頂きました。なぜ、私たちだけ、配膳が遅かったのかは不明です。仲居さんが配膳途中、落っことしちゃったから、作り直した？材料が足りず買い物に行った？？

　マンゴームースと3種のブドウ、シャインマスカットと、ピオーネと地元産の？
美味しくペロリ。
　個室とはいえ、他の部屋の物音は聞こえるので、私たちだけ待たされた点は、大変不満。食事は美味しかったのに、残念。

　食後ですが、お腹はいっぱいですが、不満解消に、1階の談話室に、フリーのケーキをいただきに。
　苺ムースと、チョコムース？お味はうーん。ケーキ専門店ではないからね、というお味。
　Ｋはまたお風呂に行きましたが、私は足が限界を超え、歩けない状態なので、湿布を4枚貼って、お部屋でごろごろ。
　掛け布団が重い。寝ながら暑くて足を出したり、ひっこめたり、よく運動したため、朝になると、二人とも、布団カバーと布団が分離寸前でした。前日の「永澤平八」では、布団カバーに、襟カバーがつけられていて、それも動くたびに引っ掛かって寝ずらかったです。そこまでチェックして旅館を選びませんでした。羽根布団でデュベタイプが好みです。

　2021年9月28日（火）朝5時半起床、お風呂へ。昨日は西風呂、今日は東風呂です。
　誰もいないのを確認してパチリ。昨日は人がいたので、写せませんでした。大きな岩をくりぬいたお風呂。「龍神の湯」この岩風呂は日本一の大きさだそうです。

　露天風呂はこうでなくちゃね。屋根はあり、外の空気を感じられるお風呂。できれば周りの景色が眺められるお風呂。何より中のお風呂より少し温度が低いのが嬉しいです。早朝だからか、入浴者は合計3人でした。

脱衣所はそこそこの広さです。カーテンがかけられていて、この1列は使えません。

注意・効能いろいろ。

　湯上り処「壺中庵」
休憩所です。湯上りにお水を一口。

　リラクゼーションルーム。マッサージ機がずらり。無料なので、使ってみました。
そばにはウェットティッシュが置いてあるので、拭いてから使いました。
　音声がいろいろと教えてくれます。が、自分の凝っている場所、ほぐし方いろいろを探しているうちに、時間切れ。何度も使えたら、操作にも慣れ、気持ちよくなれたと思います。

　飲用の温泉水もあり、蛇口をひねると出てくるコーナーがありました。一口飲んでみましたが、薬と思えば飲めるけれど、飲み続けるのはちょっと・・・という味でした。体には良いのでしょうがね。

御殿守は、上杉家の別荘だった宿です。創業380年。　

ラウンジです。

　7時半から昨夜と同じ場所で、朝食をいただきます。
大粒納豆、サラダ、漬物、ヨーグルト、煮物

「かてもの」について

うど、ひょう、くきたちについて

　ミニお重の中身
　かてもの
明太、うど、ひょう、くきたち
　少しずついろいろ。こんなにたくさんの小鉢を洗うの大変ね・・・と、つい主婦はお客の立場を忘れて思ってしまいます。

　宿のパンフレット

宿のパンフレット

　人がいて、全く写真が撮れなかった、西湯。
6つのお風呂があります。くりぬいた木のお風呂は、ヒバだったのね。

　東湯は5つのお風呂。こちらの方が湯舟そのものは大きかったです。
春は桜が咲いて、お花見しながら入れるみたいです。

早朝すぎて開いていなかったけれど、甲冑の展示もしてあるみたい。

ご時世で、卓球も岩盤浴もできませんでした。10月からはできるのかも？

館内だけでなく、お外でも楽しめるみたい。

パワースポット「龍穴洞」というのもあったらしいです。

　足腰が元気なら、ゆったりとお庭や近くをお散歩できたでしょう。桜の頃なら、美しいでしょう。
　

　出発時に頂きました。あめあがれ。雨と飴をかけたもの。全く傘いらずでした。
また、赤湯駅までマイクロバス貸し切りで、送って頂きました。お世話になりました。