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 熊本県には阿蘇を始めとする山や渓谷、黒川・杖立などの温泉、さらに熊本城や水前寺公園などなど、何日かけても回り切れない観光名所が目白押しです。<br /> それなのに、今回は海沿いを北上する予定を立てていたため、ちょっと地味なドライブになりました。<br /> でも初めての所も多く、改めて熊本の魅力を認識しましたし、あのCMのロケ地にも立てて、ちょっぴり俳優気分にも・・・。

CMロケ地で気取ってみたが 《 熊本県・長部田海床路ほか 》

408いいね!

2021/05/08 - 2021/05/22

3位(同エリア832件中)

22

50

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 熊本県には阿蘇を始めとする山や渓谷、黒川・杖立などの温泉、さらに熊本城や水前寺公園などなど、何日かけても回り切れない観光名所が目白押しです。
 それなのに、今回は海沿いを北上する予定を立てていたため、ちょっと地味なドライブになりました。
 でも初めての所も多く、改めて熊本の魅力を認識しましたし、あのCMのロケ地にも立てて、ちょっぴり俳優気分にも・・・。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 【 道の駅うしぶか海彩館 】<br /><br /> 前日は、 夕方5時過ぎに熊本県の牛深港に。<br /> フェリーを降りた所が道の駅「うしぶか海彩館」になっていて、雨も強くなってきたのでここで寝ると決めました。<br /> ところがよく見ると、ここは元々道の駅として建てられた所ではなく、駐車場は建物の周りに数台分ずつ分散している感じで、寝場所としては快適ではありません。<br /> といって、先へ進むには時間も時間ですし、気力も湧かなかったので、ままよとばかりちょっと広めの場所に車を停めました。<br /> 厳密にいうと、そこは港の駐車場で、乗船車両以外は利用禁止と書かれています。 まあ、激しい雨で文字が見えなかったということで・・・。

    【 道の駅うしぶか海彩館 】

     前日は、 夕方5時過ぎに熊本県の牛深港に。
     フェリーを降りた所が道の駅「うしぶか海彩館」になっていて、雨も強くなってきたのでここで寝ると決めました。
     ところがよく見ると、ここは元々道の駅として建てられた所ではなく、駐車場は建物の周りに数台分ずつ分散している感じで、寝場所としては快適ではありません。
     といって、先へ進むには時間も時間ですし、気力も湧かなかったので、ままよとばかりちょっと広めの場所に車を停めました。
     厳密にいうと、そこは港の駐車場で、乗船車両以外は利用禁止と書かれています。 まあ、激しい雨で文字が見えなかったということで・・・。

  • 【 ハイヤ橋 】<br /><br /> 5月17日、この旅行10日目の朝です。<br /> 夜中に頭上の橋からの雨滴で車の屋根がバタバタと大きな音を立てるので建物のわきに移動したり、入り組んだ棟の間をトイレを探して歩き回ったりと、眠りは十分とは言えません。<br /> 早朝、ループ状になったハイヤ橋を渡って下須島の砂月海水浴場に行ってみました。<br /> ゴミが散乱するフツーの砂浜でしたが、驚くほど立派なトイレがあったので利用しました。 なにしろ昨夜泊まった「うしぶか海彩館」にはウォッシュレットがなかったのです。

    【 ハイヤ橋 】

     5月17日、この旅行10日目の朝です。
     夜中に頭上の橋からの雨滴で車の屋根がバタバタと大きな音を立てるので建物のわきに移動したり、入り組んだ棟の間をトイレを探して歩き回ったりと、眠りは十分とは言えません。
     早朝、ループ状になったハイヤ橋を渡って下須島の砂月海水浴場に行ってみました。
     ゴミが散乱するフツーの砂浜でしたが、驚くほど立派なトイレがあったので利用しました。 なにしろ昨夜泊まった「うしぶか海彩館」にはウォッシュレットがなかったのです。

  • 【 天草コレジヨ館 】<br /><br /> 8時前、この日のメインと意気込んだ「天草コレジヨ館」に着きました。<br /> あの天正少年遣欧使節の持ち帰ったグーテンベルク印刷機の複製やその他の史料を展示してあるとのことで、私にとっては初めての場所です。<br /> 閉まっているのはまだ開館時間ではないからと思い、駐車場でゆっくり朝食をとってから正面に行くと・・・なんと! コロナ感染防止のため休館との掲示が。<br /> 旅行前にネットで確認したときは問題なかった筈ですが。

    【 天草コレジヨ館 】

     8時前、この日のメインと意気込んだ「天草コレジヨ館」に着きました。
     あの天正少年遣欧使節の持ち帰ったグーテンベルク印刷機の複製やその他の史料を展示してあるとのことで、私にとっては初めての場所です。
     閉まっているのはまだ開館時間ではないからと思い、駐車場でゆっくり朝食をとってから正面に行くと・・・なんと! コロナ感染防止のため休館との掲示が。
     旅行前にネットで確認したときは問題なかった筈ですが。

  • 【 天正少年遣欧使節 】<br /><br /> せめてと思って、入口近くにある案内板を読んでみますが。<br /> ・・・これだけじゃねぇ・・・。

    【 天正少年遣欧使節 】

     せめてと思って、入口近くにある案内板を読んでみますが。
     ・・・これだけじゃねぇ・・・。

  • 【 道の駅「﨑津」 】<br /><br /> 仕方なく、天草市河浦町の﨑津教会に向かいます。<br /> まずは道の駅「﨑津」に行ってみますが、インフォメーションセンターとトイレしかなく、それも閉まっていました。<br /> あとで知ったのですが、ここは道の駅とは名ばかりで、ネットでも「﨑津集落ガイダンスセンター」として紹介されているものが殆どでした。

    【 道の駅「﨑津」 】

     仕方なく、天草市河浦町の﨑津教会に向かいます。
     まずは道の駅「﨑津」に行ってみますが、インフォメーションセンターとトイレしかなく、それも閉まっていました。
     あとで知ったのですが、ここは道の駅とは名ばかりで、ネットでも「﨑津集落ガイダンスセンター」として紹介されているものが殆どでした。

  • 【 対岸から望む﨑津教会 】<br /><br /> 﨑津教会は対岸から望む景観が素晴らしいと聞いていたので、小さな羊角湾を回り込んでみました。<br /> 教会公園という小さな公園があり、そこが撮影スポットである旨の木札もありました。<br /> なるほど小さな漁港の風情とこじんまりした教会とが織りなす物語性漂う雰囲気は、映画の一場面のようでもあります。

    【 対岸から望む﨑津教会 】

     﨑津教会は対岸から望む景観が素晴らしいと聞いていたので、小さな羊角湾を回り込んでみました。
     教会公園という小さな公園があり、そこが撮影スポットである旨の木札もありました。
     なるほど小さな漁港の風情とこじんまりした教会とが織りなす物語性漂う雰囲気は、映画の一場面のようでもあります。

  • 【 漁港から見る﨑津教会 】<br /><br /> 漁港に回ってみました。<br /> 教会を斜め後ろから見るロケーションですが、これもなかなかです。

    【 漁港から見る﨑津教会 】

     漁港に回ってみました。
     教会を斜め後ろから見るロケーションですが、これもなかなかです。

  • 【 﨑津教会 】<br /><br /> 教会の尖塔を目印にして路地に入り込むと、年配の男性が近寄ってきて、路肩の駐車スペースを教えてくれました。<br /> 歩き出すと、別のお年寄りが「この道を行けば左が教会だから」と教えてくれます。

    【 﨑津教会 】

     教会の尖塔を目印にして路地に入り込むと、年配の男性が近寄ってきて、路肩の駐車スペースを教えてくれました。
     歩き出すと、別のお年寄りが「この道を行けば左が教会だから」と教えてくれます。

  • 【 閉館! 】<br /><br /> 親切な地元民に礼を言って教会に行ってみると、半分予想していたことですが、内部見学は不可となっていました。<br /> 「マスクの着用と手指の消毒をお願いします」という文字の上に「感染拡大防止のため教会内への立ち入りはご遠慮ください」という紙を貼って・・・。<br /> ということは、コロナ禍の悪化を受けて規制を一段強めたということでしょうね。

    【 閉館! 】

     親切な地元民に礼を言って教会に行ってみると、半分予想していたことですが、内部見学は不可となっていました。
     「マスクの着用と手指の消毒をお願いします」という文字の上に「感染拡大防止のため教会内への立ち入りはご遠慮ください」という紙を貼って・・・。
     ということは、コロナ禍の悪化を受けて規制を一段強めたということでしょうね。

  • 【 ツバメ除け・鳩除け 】<br /><br /> ファサードの内側にこんなものが。<br /> 網はツバメが巣を作らないようにということでしょうが、CDディスクは?<br /> ずばり、鳩除けです。<br /> 私は子供の頃と、子供ができてからと、二度鳩を飼いました。<br /> 飯森広一さんの漫画「レース鳩アラシ」も全巻持っていて、その中にディスクを鳩除けにする話が出てきます。<br /> 私の家の近所にもディスクを軒下に吊るす家がありましたが、効果は、ずばり、ありません。<br /> ご近所さんは、たぶん、鳩なんぞ飼っている私への当てつけで吊るしていたのでしょう。

    【 ツバメ除け・鳩除け 】

     ファサードの内側にこんなものが。
     網はツバメが巣を作らないようにということでしょうが、CDディスクは?
     ずばり、鳩除けです。
     私は子供の頃と、子供ができてからと、二度鳩を飼いました。
     飯森広一さんの漫画「レース鳩アラシ」も全巻持っていて、その中にディスクを鳩除けにする話が出てきます。
     私の家の近所にもディスクを軒下に吊るす家がありましたが、効果は、ずばり、ありません。
     ご近所さんは、たぶん、鳩なんぞ飼っている私への当てつけで吊るしていたのでしょう。

  • 【 ハルブ神父碑 】<br /><br /> この﨑津教会は1934年にフランス人宣教師のハルブ神父が人々からの寄付を集めて建てたのだそうで、神父は56年間の在日の末、この地で亡くなったそうです。<br /> どこに旅行しても「あと何日で帰れる」などと数えている私のような意気地なしには考えられないことです。

    【 ハルブ神父碑 】

     この﨑津教会は1934年にフランス人宣教師のハルブ神父が人々からの寄付を集めて建てたのだそうで、神父は56年間の在日の末、この地で亡くなったそうです。
     どこに旅行しても「あと何日で帰れる」などと数えている私のような意気地なしには考えられないことです。

  • 【 教会の庭 】<br /><br /> ハルブ神父碑の後ろには、フェンスに囲まれてはいますが狭い庭のような空間があり、そこには聖母マリア様の像もあります。

    【 教会の庭 】

     ハルブ神父碑の後ろには、フェンスに囲まれてはいますが狭い庭のような空間があり、そこには聖母マリア様の像もあります。

  • 【 鯉 】<br /><br /> そして小さな池には鯉も。

    【 鯉 】

     そして小さな池には鯉も。

  • 【 城山公園 】<br /><br /> 﨑津からは国道389号線を辿って下島の西海岸、北海岸、東海岸を回り、天草市船之尾町の城山公園にやってきました。<br /> 城山というくらいですから城跡で、ここには本渡城(本戸城)があったということです。<br /> ただ、はっきりした遺構があるわけではなく、「この辺り」というくらいしか判ってはいないそうですが。

    【 城山公園 】

     﨑津からは国道389号線を辿って下島の西海岸、北海岸、東海岸を回り、天草市船之尾町の城山公園にやってきました。
     城山というくらいですから城跡で、ここには本渡城(本戸城)があったということです。
     ただ、はっきりした遺構があるわけではなく、「この辺り」というくらいしか判ってはいないそうですが。

  • 【 殉教公園 】<br /><br /> 公園内の一角に「殉教公園」と呼ばれる場所があります。<br /> ずらりと並ぶ灯籠。 神社仏閣の灯籠は見慣れていますが、キリシタンの立てこもった城跡の灯籠というのは・・・まあ、西洋のキリスト教徒たちもロウソクを立てますから、不思議はないとも言えますが・・・ドーモ不勉強でスイマセン。

    【 殉教公園 】

     公園内の一角に「殉教公園」と呼ばれる場所があります。
     ずらりと並ぶ灯籠。 神社仏閣の灯籠は見慣れていますが、キリシタンの立てこもった城跡の灯籠というのは・・・まあ、西洋のキリスト教徒たちもロウソクを立てますから、不思議はないとも言えますが・・・ドーモ不勉強でスイマセン。

  • 【 灯籠に刻まれているのは? 】<br /><br /> その灯籠に刻まれた見慣れぬ文字のようなものと、仏教的にもキリスト教的にも見える合掌する人物。<br /> これまた不勉強で・・・。

    【 灯籠に刻まれているのは? 】

     その灯籠に刻まれた見慣れぬ文字のようなものと、仏教的にもキリスト教的にも見える合掌する人物。
     これまた不勉強で・・・。

  • 【 千人塚 】<br /><br /> 灯籠の間を20mほど進むと、ロータリーのようになっており、そこに珍しい形の塚があります。

    【 千人塚 】

     灯籠の間を20mほど進むと、ロータリーのようになっており、そこに珍しい形の塚があります。

  • 【 千人塚 】<br /><br /> 島原・天草一揆で天草四郎率いるキリシタン勢7000名は、本戸城に籠城して小西行長・加藤清正の軍と闘い、ことごとく討ち死に。 川の流れが遺体で堰き止められたということです。<br /> 村人たちはその遺体を何カ所かに集めてねんごろに葬ったそうですが、それらを合祀してできたのがこの「殉教千人塚」とのこと。

    【 千人塚 】

     島原・天草一揆で天草四郎率いるキリシタン勢7000名は、本戸城に籠城して小西行長・加藤清正の軍と闘い、ことごとく討ち死に。 川の流れが遺体で堰き止められたということです。
     村人たちはその遺体を何カ所かに集めてねんごろに葬ったそうですが、それらを合祀してできたのがこの「殉教千人塚」とのこと。

  • 【 本戸城碑 】<br /><br /> 籠城した中には300名ほどの女性もいたそうですが、それぞれ髪を切り、裾を上げ、鎧を着て敵陣に切り込んだということですから、私のように無知蒙昧な人間でも、この場を離れるときには自然と手を合わせ、頭を下げてしまいます。

    【 本戸城碑 】

     籠城した中には300名ほどの女性もいたそうですが、それぞれ髪を切り、裾を上げ、鎧を着て敵陣に切り込んだということですから、私のように無知蒙昧な人間でも、この場を離れるときには自然と手を合わせ、頭を下げてしまいます。

  • 【 キリシタン墓地 】<br /><br /> 同じ城山公園の中にあるキリシタン墓地です。<br /> 一揆で命を失った無名の信者を葬っているということです。 きれいに手入れがされて、土地の人たちの気持ちが伝わってきます。

    【 キリシタン墓地 】

     同じ城山公園の中にあるキリシタン墓地です。
     一揆で命を失った無名の信者を葬っているということです。 きれいに手入れがされて、土地の人たちの気持ちが伝わってきます。

  • 【 キリスト平和像 】<br /><br /> 墓地を見守るように、白いキリスト像が建っています。

    【 キリスト平和像 】

     墓地を見守るように、白いキリスト像が建っています。

  • 【 アルメイダ記念碑 】<br /><br /> キリスト像に向かって右側には、アルメイダ記念碑があります。<br /> 恥ずかしながらこのルイス・デ・アルメイダという人物について名前すら知らなかったので、帰ってから調べました。<br /> 戦国時代末期に来日したポルトガルの商人だそうですね。 医師免許も持ち、私財を投じて日本初の病院を建てるなど、西洋医学の普及に尽されたとのこと。<br /> イエズス会にも入り、布教活動に奔走したのち、この地で没したということで、信仰に生涯を捧げたその姿が今に伝えられているのだと思います。

    【 アルメイダ記念碑 】

     キリスト像に向かって右側には、アルメイダ記念碑があります。
     恥ずかしながらこのルイス・デ・アルメイダという人物について名前すら知らなかったので、帰ってから調べました。
     戦国時代末期に来日したポルトガルの商人だそうですね。 医師免許も持ち、私財を投じて日本初の病院を建てるなど、西洋医学の普及に尽されたとのこと。
     イエズス会にも入り、布教活動に奔走したのち、この地で没したということで、信仰に生涯を捧げたその姿が今に伝えられているのだと思います。

  • 【 荒川アダム記念碑 】<br /><br /> この人についても私は何も知らず、これまた帰ってから調べました。<br /> 慶長年間のキリシタン禁教令によって国外追放になったガルセス神父に代わって信者の世話に力を注いだ人で、棄教を拒み続けた末処刑された、天草最初の殉教者だそうです。<br /><br /> キリシタン墓地より一段高い所に、天草キリシタン館があります。<br /> 今回の旅行で是非見たかった所の一つで、勇んで訪ねました。<br /> 入口に、コロナ感染防止のため、5月17日から6月13日まで休館と書いてあります。<br /> 今日はその5月17日。 そんなことってアルカポネ!?

    【 荒川アダム記念碑 】

     この人についても私は何も知らず、これまた帰ってから調べました。
     慶長年間のキリシタン禁教令によって国外追放になったガルセス神父に代わって信者の世話に力を注いだ人で、棄教を拒み続けた末処刑された、天草最初の殉教者だそうです。

     キリシタン墓地より一段高い所に、天草キリシタン館があります。
     今回の旅行で是非見たかった所の一つで、勇んで訪ねました。
     入口に、コロナ感染防止のため、5月17日から6月13日まで休館と書いてあります。
     今日はその5月17日。 そんなことってアルカポネ!?

  • 【 鈴木三公銅像 】<br /><br /> 城山公園を出て本渡市内を走っていると、視界の端に3人の人物像が入りました。<br /> 一瞬水戸黄門かと思ったのは浅学の極みで、ほとんど無意識にブレーキを踏みます。<br /> 「鈴木三公」とあり、島原・天草一揆で荒廃した地域の復興に尽した初代代官鈴木重成公と、その兄鈴木正三和尚、養子の鈴木重辰2代目代官だそうです。<br /> 重成公は重税にあえぐ人々の苦境を幕府に訴え、自刃を以て石高半減を願い出、重辰がそれを継いで訴え続けた結果、ついに願いは聞き届けられたということです。<br /> 自分の命と引き換えに・・・。 むろん、今の政治家たちと比較する気はありませんし、自刃という手段を肯定する気もありませんから、今の政治家たちにはご安心いただきたいと思います。

    【 鈴木三公銅像 】

     城山公園を出て本渡市内を走っていると、視界の端に3人の人物像が入りました。
     一瞬水戸黄門かと思ったのは浅学の極みで、ほとんど無意識にブレーキを踏みます。
     「鈴木三公」とあり、島原・天草一揆で荒廃した地域の復興に尽した初代代官鈴木重成公と、その兄鈴木正三和尚、養子の鈴木重辰2代目代官だそうです。
     重成公は重税にあえぐ人々の苦境を幕府に訴え、自刃を以て石高半減を願い出、重辰がそれを継いで訴え続けた結果、ついに願いは聞き届けられたということです。
     自分の命と引き換えに・・・。 むろん、今の政治家たちと比較する気はありませんし、自刃という手段を肯定する気もありませんから、今の政治家たちにはご安心いただきたいと思います。

  • 【 道の駅「有明」 】<br /><br /> 国道324号線を走って、昼頃、道の駅「有明」に着きました。<br /> 駐車場から国道を渡る立派な歩道橋があります。

    【 道の駅「有明」 】

     国道324号線を走って、昼頃、道の駅「有明」に着きました。
     駐車場から国道を渡る立派な歩道橋があります。

  • 【 四郎ケ浜ビーチ 】<br /><br /> 歩道橋から今来た方角を望みます。 右は島原湾と四郎ケ浜ビーチ。<br /> 天草四郎に因んでつけられた名であることは分かりますが、それにしても「浜」のあとに「ビーチ」と付けたのはなぜでしょう?<br /> これでは「水前寺公園ガーデン」と言っているようなものではないですかねぇ。<br /><br /> ところで昔、天草四郎という俳優さんがいましたね。 紅顔可憐な美少年・・・ではなくて・・・まあ、覚えている方はいらっしゃらないでしょうね。

    【 四郎ケ浜ビーチ 】

     歩道橋から今来た方角を望みます。 右は島原湾と四郎ケ浜ビーチ。
     天草四郎に因んでつけられた名であることは分かりますが、それにしても「浜」のあとに「ビーチ」と付けたのはなぜでしょう?
     これでは「水前寺公園ガーデン」と言っているようなものではないですかねぇ。

     ところで昔、天草四郎という俳優さんがいましたね。 紅顔可憐な美少年・・・ではなくて・・・まあ、覚えている方はいらっしゃらないでしょうね。

  • 【 ありあけタコ入道 】<br /><br /> 巨大なタコのモニュメントがあって、有明海のタコが食感、味とも抜群であることが書かれています。<br /> それはさすがに私も知っていたことで、おおいに自慢してもらいたいことですが、その下がいけません。<br /><br /> 曰く、有明のタコには次の「五多幸(ごタコう)」があると。<br /><br />  1.受験にパス   タコは英語で、オクトパス(置くとパス)<br />  2.健康にいい   タウリンが豊富なので<br />  3.恋愛成就    くっつくと離れない吸盤をもつ<br />  4.子宝に恵まれる タコは卵を沢山産む<br />  5.商売繁盛    お客に吸い付いて離れない<br /><br /> こじつけもいいところだし、どこのタコだって同じでしょう。

    【 ありあけタコ入道 】

     巨大なタコのモニュメントがあって、有明海のタコが食感、味とも抜群であることが書かれています。
     それはさすがに私も知っていたことで、おおいに自慢してもらいたいことですが、その下がいけません。

     曰く、有明のタコには次の「五多幸(ごタコう)」があると。

      1.受験にパス   タコは英語で、オクトパス(置くとパス)
      2.健康にいい   タウリンが豊富なので
      3.恋愛成就    くっつくと離れない吸盤をもつ
      4.子宝に恵まれる タコは卵を沢山産む
      5.商売繁盛    お客に吸い付いて離れない

     こじつけもいいところだし、どこのタコだって同じでしょう。

  • 【 天草五橋 5号 松島橋 】<br /><br /> 九州本土と天草諸島を結ぶ5つの橋ですね。<br /> 天草上島から宇土半島の三角(みすみ)方向に向かって行くと、まず現れるのが5号橋で、前島までの177mを渡ります。<br /> 橋の名としては松島橋。 パイプアーチ式という、分かり易い構造です。

    【 天草五橋 5号 松島橋 】

     九州本土と天草諸島を結ぶ5つの橋ですね。
     天草上島から宇土半島の三角(みすみ)方向に向かって行くと、まず現れるのが5号橋で、前島までの177mを渡ります。
     橋の名としては松島橋。 パイプアーチ式という、分かり易い構造です。

  • 【 天草五橋 4号 前島橋 】<br /><br /> 次に前島から大池島に渡る510mの4号、前島橋です。 PCラーメン構造だそうですが、それがどういうものなのか、私には分かりません。

    【 天草五橋 4号 前島橋 】

     次に前島から大池島に渡る510mの4号、前島橋です。 PCラーメン構造だそうですが、それがどういうものなのか、私には分かりません。

  • 【 天草五橋 3号 中の橋 】<br /><br /> 永浦島に渡る361mの3号、中の橋です。<br /> 天草五橋は40年以上前に渡ったことがありますが、そのときは観光バスでしたので、座席が高く、海と島々の景色を十分に楽しみました。<br /> 今回は普通車ですから車高が低く、欄干に遮られて景色はほとんど見えません。<br /> (あっ、いやいや、前を向いて運転していたんです。 わき見運転はしていません!)<br /> で、橋の中ほどまで歩いてみました。 これこれ! 昔見た景色が思い出されました。

    【 天草五橋 3号 中の橋 】

     永浦島に渡る361mの3号、中の橋です。
     天草五橋は40年以上前に渡ったことがありますが、そのときは観光バスでしたので、座席が高く、海と島々の景色を十分に楽しみました。
     今回は普通車ですから車高が低く、欄干に遮られて景色はほとんど見えません。
     (あっ、いやいや、前を向いて運転していたんです。 わき見運転はしていません!)
     で、橋の中ほどまで歩いてみました。 これこれ! 昔見た景色が思い出されました。

  • 【 天草五橋 2号 大矢野橋 】<br /><br /> 大矢野島に渡る249mの2号、大矢野橋です。<br /> ランガートラス構造? トラスというくらいですから骨材が三角形に組まれているのでしょうが、ランガーって何? ワカリマセン。

    【 天草五橋 2号 大矢野橋 】

     大矢野島に渡る249mの2号、大矢野橋です。
     ランガートラス構造? トラスというくらいですから骨材が三角形に組まれているのでしょうが、ランガーって何? ワカリマセン。

  • 【 昼食 】<br /><br /> その2号橋を渡ってすぐの所に「ラーメン」と書かれた看板が。<br /> 時間は午後2時。 そういえば腹が減ったな、というくらいの気分で入ったところ、店主らしい女性に、茨城県から来たのかと訊かれました。 車のナンバーが「袖ケ浦」だからということです<br /> ん? 茨城は「霞ケ浦」だっぺ。 袖ケ浦は千葉だっちゃ。<br /> そんなことから話が弾み、復刻ラーメンというのを頼みました。 メニューに「ギョーザ」とカタカナで書いてあるのが面白く、それも。<br /> で、ふっと思いました。 餃子の「餃」という字はどういう意味なんだろう?<br /> お店の人に訊くのも迷惑でしょうから、家に帰って調べました。 捻った飴のことだそうですね。 ギョーザは具を包んだあと、皮を捻ってくっつけることからその「餃」を使っているんだとか。 <br /> しめしめ、また老人仲間にウンチクをたれるネタが増えました。

    【 昼食 】

     その2号橋を渡ってすぐの所に「ラーメン」と書かれた看板が。
     時間は午後2時。 そういえば腹が減ったな、というくらいの気分で入ったところ、店主らしい女性に、茨城県から来たのかと訊かれました。 車のナンバーが「袖ケ浦」だからということです
     ん? 茨城は「霞ケ浦」だっぺ。 袖ケ浦は千葉だっちゃ。
     そんなことから話が弾み、復刻ラーメンというのを頼みました。 メニューに「ギョーザ」とカタカナで書いてあるのが面白く、それも。
     で、ふっと思いました。 餃子の「餃」という字はどういう意味なんだろう?
     お店の人に訊くのも迷惑でしょうから、家に帰って調べました。 捻った飴のことだそうですね。 ギョーザは具を包んだあと、皮を捻ってくっつけることからその「餃」を使っているんだとか。 
     しめしめ、また老人仲間にウンチクをたれるネタが増えました。

  • 【 天草四郎ミュージアム 】<br /><br /> 大矢野町には天草四郎ミュージアムがあります。<br /> 多くの施設がコロナ禍で閉館している中で、ここは通常通りの営業で、ありがたいことですが、私がいた間、他の入館者は一人も見かけませんでした。<br /> 正面の十字架には「さんしゃる二、 こんたろす五、 くさぐさのでうすのたからしずめしずむる」と書かれていますが、どういう意味でしょう?<br /> さんしゃるとは聖人の遺品、こんたろすはロザリオのことだそうです。 くさぐさのとは種々のという意味で、つまりは「聖人の遺品2個、ロザリオ5個、種々のデウスの宝をここに埋めた」ということになり、島原の乱が鎮圧される前に軍資金をここに隠したという言い伝えのもとになった言葉だとか。

    【 天草四郎ミュージアム 】

     大矢野町には天草四郎ミュージアムがあります。
     多くの施設がコロナ禍で閉館している中で、ここは通常通りの営業で、ありがたいことですが、私がいた間、他の入館者は一人も見かけませんでした。
     正面の十字架には「さんしゃる二、 こんたろす五、 くさぐさのでうすのたからしずめしずむる」と書かれていますが、どういう意味でしょう?
     さんしゃるとは聖人の遺品、こんたろすはロザリオのことだそうです。 くさぐさのとは種々のという意味で、つまりは「聖人の遺品2個、ロザリオ5個、種々のデウスの宝をここに埋めた」ということになり、島原の乱が鎮圧される前に軍資金をここに隠したという言い伝えのもとになった言葉だとか。

  • 【 ガレオン船の模型 】<br /><br /> 館内は撮影禁止でしたので、写真はありません。<br /> これは入り口で貰ったリーフレットの写真を拝借したもので、南蛮貿易に使われたガレオン船の2分の1模型です。

    【 ガレオン船の模型 】

     館内は撮影禁止でしたので、写真はありません。
     これは入り口で貰ったリーフレットの写真を拝借したもので、南蛮貿易に使われたガレオン船の2分の1模型です。

  • 【 天草四郎映像館 】<br /><br /> これもリーフレットからの写真です。<br /> 係の女性から「島原・天草一揆の映像ですが、よろしかったらご覧になりませんか? 16分です」と声を掛けられました。 私一人のためにでは申し訳ないからと遠慮したのですが、たってと誘われ、ありがたく見せていただきました。<br /> 一揆に果たした天草四郎の役割りなどがよく分かって、勉強になりました。

    【 天草四郎映像館 】

     これもリーフレットからの写真です。
     係の女性から「島原・天草一揆の映像ですが、よろしかったらご覧になりませんか? 16分です」と声を掛けられました。 私一人のためにでは申し訳ないからと遠慮したのですが、たってと誘われ、ありがたく見せていただきました。
     一揆に果たした天草四郎の役割りなどがよく分かって、勉強になりました。

  • 【 聖母マリア像 】<br /><br /> ミュージアムの裏手には、聖母マリア像があります。<br /> なんという気高いお顔でしょう。 老人会でキラッキラの衣装を着てカラオケに興じているゲテモノ婆さんたちに見せたいですねぇ。

    【 聖母マリア像 】

     ミュージアムの裏手には、聖母マリア像があります。
     なんという気高いお顔でしょう。 老人会でキラッキラの衣装を着てカラオケに興じているゲテモノ婆さんたちに見せたいですねぇ。

  • 【 愛の鐘 】<br /><br /> その神々しいまでの像に息を呑む思いで見入ったあと、それを台無しにするようなものがありました。<br /> この鐘をつくと、潮風がその人の愛を運んでくれるとかなんとか、歯の浮くようなことが書いてあります。<br /> 全国いたる所に氾濫する鐘。 すっかり集客用ツールと化した昨今、鐘にはありがたみも神聖さもありません。<br /> 愛の鐘ってか! 笑止千万世俗の極み、誰がつくか!<br /> そんなもんつかんでも、愚老の耳にはあの「鐘の鳴る丘」に響く鐘の音が詩情豊かに残っておるわ。

    【 愛の鐘 】

     その神々しいまでの像に息を呑む思いで見入ったあと、それを台無しにするようなものがありました。
     この鐘をつくと、潮風がその人の愛を運んでくれるとかなんとか、歯の浮くようなことが書いてあります。
     全国いたる所に氾濫する鐘。 すっかり集客用ツールと化した昨今、鐘にはありがたみも神聖さもありません。
     愛の鐘ってか! 笑止千万世俗の極み、誰がつくか!
     そんなもんつかんでも、愚老の耳にはあの「鐘の鳴る丘」に響く鐘の音が詩情豊かに残っておるわ。

  • 【 天草五橋 1号 天門橋 】<br /><br /> 大矢野島から三角に渡る502mの1号、天門橋。 左は2018年に開通した自動車専用の天城(てんじょう)橋です。<br /> これで天草五橋を全部渡ったわけですが、この間の道路は「パールライン」というのだとか。 なんで日本の道路なのに英語の名前をつけるのでしょうか? 「天草道路」でいいのに。

    【 天草五橋 1号 天門橋 】

     大矢野島から三角に渡る502mの1号、天門橋。 左は2018年に開通した自動車専用の天城(てんじょう)橋です。
     これで天草五橋を全部渡ったわけですが、この間の道路は「パールライン」というのだとか。 なんで日本の道路なのに英語の名前をつけるのでしょうか? 「天草道路」でいいのに。

  • 【 道の駅「宇土マリーナ」 】<br /><br /> 天門橋から10kmほど走って、宇土半島の北西海岸にある道の駅「宇土マリーナ」に着きました。<br /> ここは施設の裏手に広い草地があると聞いていたので、まずはそちらに回ってみます。 なるほど手入れの届いた広場になっていて、ここでも車中泊ができそうです。<br /> でもトイレから遠いので、夜中に・・・。 こんなことならノコギリヤシでも飲んでおけばよかったか、と思いながら、やっぱりトイレに近い表の駐車場で寝ました。。

    【 道の駅「宇土マリーナ」 】

     天門橋から10kmほど走って、宇土半島の北西海岸にある道の駅「宇土マリーナ」に着きました。
     ここは施設の裏手に広い草地があると聞いていたので、まずはそちらに回ってみます。 なるほど手入れの届いた広場になっていて、ここでも車中泊ができそうです。
     でもトイレから遠いので、夜中に・・・。 こんなことならノコギリヤシでも飲んでおけばよかったか、と思いながら、やっぱりトイレに近い表の駐車場で寝ました。。

  • 【 マリーナハウス横の彫刻 】<br /><br /> ふと見ると、マリーナハウスの横になにやら彫刻のようなものが見えたので、行ってみました。<br /> これはドイツのヨー・クライという人の作品だそうで、「太陽への塔」という題がついています。<br /> 太陽への塔? ワッカンネー。

    【 マリーナハウス横の彫刻 】

     ふと見ると、マリーナハウスの横になにやら彫刻のようなものが見えたので、行ってみました。
     これはドイツのヨー・クライという人の作品だそうで、「太陽への塔」という題がついています。
     太陽への塔? ワッカンネー。

  • 【 マリーナハウス横の彫刻 】<br /><br /> 右上はアメリカのデール・ラダッツさんの「生まれかわり」・・・ワッカンネー。<br /> 右下は日本の本田貴侶さんの「ロンダ(波)」・・・ワッカンネー。<br /> 左も日本の佐藤淳一さんの「朝陽のために」・・・ワッカンネー。

    【 マリーナハウス横の彫刻 】

     右上はアメリカのデール・ラダッツさんの「生まれかわり」・・・ワッカンネー。
     右下は日本の本田貴侶さんの「ロンダ(波)」・・・ワッカンネー。
     左も日本の佐藤淳一さんの「朝陽のために」・・・ワッカンネー。

  • 【 古代船 海王 】<br /><br /> 駐車場の横には古代船も展示されていました。  「海王」というのは現代の命名でしょう。<br /> 宮崎県西都原古墳群から出土した船形埴輪をモデルに作られたということで、アメリカ・オレゴン州から運んだ直径15mのベイマツ2本を接合して作ったという説明があります。<br /> 直径15m ?    これはどうみても間違いでしょうね。

    【 古代船 海王 】

     駐車場の横には古代船も展示されていました。  「海王」というのは現代の命名でしょう。
     宮崎県西都原古墳群から出土した船形埴輪をモデルに作られたということで、アメリカ・オレゴン州から運んだ直径15mのベイマツ2本を接合して作ったという説明があります。
     直径15m ?   これはどうみても間違いでしょうね。

  • 【 丸太台船 有明・火の国 】<br /><br /> これは丸太3本を接合して台船にしたものですが、あくまで、こういう物を作っていただろうと想像しての作品で、接合部分には鉄材を使うなど、「復元」とは言えない運搬船です。<br /> もちろん「有明・火の国」という船名も史実とは関係ありません。<br /> 

    【 丸太台船 有明・火の国 】

     これは丸太3本を接合して台船にしたものですが、あくまで、こういう物を作っていただろうと想像しての作品で、接合部分には鉄材を使うなど、「復元」とは言えない運搬船です。
     もちろん「有明・火の国」という船名も史実とは関係ありません。
     

  • 【 石棺 】<br /><br /> さらにこれ。 説明板は見つかりませんでしたが、これはどう見ても石棺ですね。<br /> つまるところ、ここに展示された3点はすべて古墳時代のものということになりますが、いったいなぜマリーナに古墳時代のものが展示されているのか、理由は以下の通りです。<br /><br /> およそ1500年前、宇土半島で造られた石棺が畿内に運ばれた。 どのような方法で運ばれたのかを推定する実験として、2005年に「大王のひつぎ実験航海」が行われた。<br /> ここに展示されているのは、その実験のために作られたものである。<br /><br /> こういう、一銭にもならないことに物心ともに膨大なエネルギーを費やした熊本県の人たちには、羨望と敬意を覚えます。

    【 石棺 】

     さらにこれ。 説明板は見つかりませんでしたが、これはどう見ても石棺ですね。
     つまるところ、ここに展示された3点はすべて古墳時代のものということになりますが、いったいなぜマリーナに古墳時代のものが展示されているのか、理由は以下の通りです。

     およそ1500年前、宇土半島で造られた石棺が畿内に運ばれた。 どのような方法で運ばれたのかを推定する実験として、2005年に「大王のひつぎ実験航海」が行われた。
     ここに展示されているのは、その実験のために作られたものである。

     こういう、一銭にもならないことに物心ともに膨大なエネルギーを費やした熊本県の人たちには、羨望と敬意を覚えます。

  • 【 神輿来海岸 】<br /><br /> 宇土半島の北西海岸は潮の干満が大きく、そのせいで干潮時には砂浜にきれいな縞模様が浮き出ることで知られていますね。<br /> まだ午後5時前なので、その海を見に行ってみました。 車1台がやっとの道をたどって高台に登ってみると、なるほど写真のように見事な砂紋が現れています。

    【 神輿来海岸 】

     宇土半島の北西海岸は潮の干満が大きく、そのせいで干潮時には砂浜にきれいな縞模様が浮き出ることで知られていますね。
     まだ午後5時前なので、その海を見に行ってみました。 車1台がやっとの道をたどって高台に登ってみると、なるほど写真のように見事な砂紋が現れています。

  • 【 神輿来海岸 】<br /><br /> 日の入りと干潮が重なる日は、夕陽と砂紋が神秘的な景色を作り出すとのことで、もっとも美しいとされる日は年に5日ほど。 何百という人がカメラを並べるそうです。<br /> で、今年は? 私が行った4日ほど前がそうだったとか。<br /> ま、いっか。 4日前は雨で夕陽は見られなかったに違いない。 <br /> と負け惜しみを言いながら帰ろうとしたとき、1台の車が停まり、60代と思われる男性が降りてきました。 後部座席からいかにも高そうなカメラを取り出し、私に写真を撮りに来たのかと訊きます。<br /> コンニチハもない唐突な質問であり、「いや、別にそういう訳では」などと言う私の返事を最後まで聞かず、そのカメラじゃあダメだよと無用、無礼なご託宣。<br /> 確かに彼我の差は歴然としていますが、行きずりの旅人に向かっての無作法にムッとして私は車に乗り込みました。<br /> そこもと、なかなか値の張りそうな写真機をお持ちのようじゃが、宝の持ち腐れという言葉をご存知かな? では、御免。

    【 神輿来海岸 】

     日の入りと干潮が重なる日は、夕陽と砂紋が神秘的な景色を作り出すとのことで、もっとも美しいとされる日は年に5日ほど。 何百という人がカメラを並べるそうです。
     で、今年は? 私が行った4日ほど前がそうだったとか。
     ま、いっか。 4日前は雨で夕陽は見られなかったに違いない。 
     と負け惜しみを言いながら帰ろうとしたとき、1台の車が停まり、60代と思われる男性が降りてきました。 後部座席からいかにも高そうなカメラを取り出し、私に写真を撮りに来たのかと訊きます。
     コンニチハもない唐突な質問であり、「いや、別にそういう訳では」などと言う私の返事を最後まで聞かず、そのカメラじゃあダメだよと無用、無礼なご託宣。
     確かに彼我の差は歴然としていますが、行きずりの旅人に向かっての無作法にムッとして私は車に乗り込みました。
     そこもと、なかなか値の張りそうな写真機をお持ちのようじゃが、宝の持ち腐れという言葉をご存知かな? では、御免。

  • 【 神輿来海岸 】<br /><br /> 場所を変えました。<br /> 干潟の向こうは島原湾、その向こうに雲仙普賢岳が見えます。<br /> あいにくの雲に隠れていますが、なになに、これはこれで初めての私には望外の景色です。<br /> ちなみにこの場所での写真は白黒写真ではありません。 普通の総天然色写真なのですが、夕暮れであることと、何よりも景色そのものがモノトーンなのです。

    【 神輿来海岸 】

     場所を変えました。
     干潟の向こうは島原湾、その向こうに雲仙普賢岳が見えます。
     あいにくの雲に隠れていますが、なになに、これはこれで初めての私には望外の景色です。
     ちなみにこの場所での写真は白黒写真ではありません。 普通の総天然色写真なのですが、夕暮れであることと、何よりも景色そのものがモノトーンなのです。

  • 【 神輿来海岸 】<br /><br /> 神輿来海岸は、別名網田海岸ともいいます。<br /> 神輿来を「おこしき」と読むのはなかなか難しいと思いますが、網田は簡単、「あみだ」でしょう。<br /> ブブーッ。 「あみだ」ではなく、「おうだ」です。  そんなぁ・・・無理だっちゃ!

    【 神輿来海岸 】

     神輿来海岸は、別名網田海岸ともいいます。
     神輿来を「おこしき」と読むのはなかなか難しいと思いますが、網田は簡単、「あみだ」でしょう。
     ブブーッ。 「あみだ」ではなく、「おうだ」です。  そんなぁ・・・無理だっちゃ!

  • 【 長部田海床路 】<br /><br /> 神輿来海岸の北端になるのでしょうか、長部田という所があり、そこに低い堤防のようなものが沖に向かって設けられています。 遠浅の海でも漁船を係留できるように水深のある所まで歩いて行くための施設で、海床路と呼ばれているようです。<br /> ずいぶん前に「大分麦焼酎二階堂」のCMに登場した場所ですね。<br /> 古そうなバケットハットをかぶり、ベージュのダスターコートを着た男が最後に行き着いた所。<br /><br />    一生に何回 後悔できるでしょう?<br />    大分麦焼酎 二階堂<br /><br /> 覚えているナレーションはこれだけですが、その哲学的な響きに感動した私は、いつかここを歩いてみたいと思っていました。

    【 長部田海床路 】

     神輿来海岸の北端になるのでしょうか、長部田という所があり、そこに低い堤防のようなものが沖に向かって設けられています。 遠浅の海でも漁船を係留できるように水深のある所まで歩いて行くための施設で、海床路と呼ばれているようです。
     ずいぶん前に「大分麦焼酎二階堂」のCMに登場した場所ですね。
     古そうなバケットハットをかぶり、ベージュのダスターコートを着た男が最後に行き着いた所。

        一生に何回 後悔できるでしょう?
        大分麦焼酎 二階堂

     覚えているナレーションはこれだけですが、その哲学的な響きに感動した私は、いつかここを歩いてみたいと思っていました。

  • 【 長部田海床路 】<br /><br /> そして今、誰もいないその地に立った私はすっかりCMの主人公になりきって、あのフレーズを声に出しながら、沖に向かって歩きました。<br /><br />    一生に何回 後悔できるでしょう?<br />    大分麦焼酎 二階堂<br /><br /> とっぷりと暮れた薄闇の中を、ゆっくり、ゆっくり。<br /> 自分がその酒を一度も飲んでいないことなどお構いなしに・・・。<br /> 

    【 長部田海床路 】

     そして今、誰もいないその地に立った私はすっかりCMの主人公になりきって、あのフレーズを声に出しながら、沖に向かって歩きました。

        一生に何回 後悔できるでしょう?
        大分麦焼酎 二階堂

     とっぷりと暮れた薄闇の中を、ゆっくり、ゆっくり。
     自分がその酒を一度も飲んでいないことなどお構いなしに・・・。
     

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この旅行記へのコメント (22)

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  • yamayuri2001さん 2024/03/15 10:28:05
    天草
    ねんきん老人さん、お久しぶりです。
    古い旅行記にお邪魔しました。
    天草コレジヨ館は残念でしたね。
    やはりコロナ禍で、このような事がありましたね。
    私も唐津に行った時に、とても楽しみにしていた唐津くんちの記念館に、
    なんと、県民以外は入れないと言う看板が出ていて、
    こっそり入館しようかなと思ったけれど、
    必ず入館時に身分証明書と言われると思ったので、
    泣く泣く諦めました。
    なんと排他的だったんでしょう?
    今ならそう云う事はないけれど、
    インバウンドで、そこそこ混んでいると思うので、
    それはそれで、ゆっくり見られませんしね。
    世の中は、思うように行かないものです。

    天草四郎ミュージアムの聖母マリア像は、
    本当に美しいですね。
    心の美しさが滲み出ています。
    このように心の美しい人にこそ、
    日本の政治を任せたいです。
    今の政治家たちの心の中は、
    腐っているとしか思えません。

    長部田海床路は、幻想的な風景を見せてくれるのですね。
    ねんきん老人さんがお住まいの、千葉県の牛込海岸 海中電柱の方が
    美しいかなと思いますが、いかがですか?
    yamayuri2001

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/03/15 17:30:06
    牛込海岸? いやいや、長部田だっぺ。
     yamayuri 2001 さん、丁寧な書き込みをありがとうございました。
     古い旅行記? いやいや、私にとっては過去の旅行は大きな思い出であり、かけがえのない財産ですから、そういうものを、いまさら何の参考にもならないのにわざわざお読みくださることは嬉しい以外のなにものでもありません。
     唐津くんちの記念館ーー曳山展示場ですね。 県民以外は入れない!? 佐賀県民はコロナにかからないのですか? それはさすがに佐賀県民だって納得しないと思います。 他県の人たちに来てもらい、唐津くんちをよくしってもらうのが佐賀県民の望みでしょうに・・・。
     私もあの旅行では各地でコロナを理由とする行動制限を受けましたが、それは行く前から納得していたこと。 「どちらからおいでになりましたか?」と聞かれたこともありましたが、もし千葉県民であることを理由に入場を断られたら、この人格円満な(?)私でもキレたことだと思います。
     他県からといえば、他国からのインバウンドは大歓迎なのでしょうか? 古都などといわれ、日本の最も日本らしい雰囲気を売りにしている所が、インバウンド、インバウンドといって、傍若無人に振る舞う外国人を目当てに観光事業に余念がない現状を見ると、カネにさえなれば何でもいいと「日本側」が思っているようで、残念でなりません。

     政治家の心? 政治家の懐には算盤(今は電卓?)が入っているだけで、「心」なんてものは欠片も入っていないのでしょうね。 毎日、テレビを観るのも新聞を読むのもうんざりしています。

     長部田海床路。 たしかに似たような所は私の地元にもありますが、子供のころしょっちゅう行って泳いだり貝を掘ったりしていた場所ですから、逆にワクワクしません。 やっぱり大分麦焼酎・二階堂のCMに使われていたというだけで、これは長部田に軍配を挙げてしまいます。 (私も結構ミーハーなのです)

     これからも「古い」ではなく、「思い出の」旅行記をお読みいただければと、期待してしまいます。 ご迷惑でしょうが、どうぞよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • mistralさん 2022/07/03 14:21:30
    ドライブ旅
    ねんきん老人さん

    酷暑の毎日になりました。
    お元気でお過ごしのことと思います。
    いつもご訪問、ご投票いただきありがとうございます。

    長きにわたる九州ドライブ旅、旅行記もずいぶん進んできましたね。
    熊本での隠れキリシタンの地巡り、
    私は一度天草へ行こうとして挫折、別の折に長崎の外海地区を巡り
    更に五島列島へも渡って潜伏キリシタン、隠れキリシタンについて
    ガイドさんのご説明を聞きながら、悲劇の歴史の舞台となった地を旅してきました。
    どうして今だに隠れキリシタンの方がおられるのか、などなど
    疑問に思っていたことも少しは理解できました。
    また、夫は鹿児島県出身でして出水市にはご先祖のお墓があるのですが、
    ご先祖が、島原の乱を逃れてきたお武家さん一家を匿い、お墓も造り、
    その墓石がいまだに墓地に残されています。

    そんなこともあって、今回の旅行記はとっても興味深く拝見しました。
    入江に望む崎津教会の佇まいは、五島で見てきた教会の様子と良く
    似ていました。
    また、長崎、外海地区にフランスから赴任され私財を投げ打って布教活動に
    従事されたド・ロ神父さまとも、宣教師として赴任された方の献身的なご苦労
    が重なりました。

    あれこれはさておきまして
    天草四郎のイラストの画像を加工され、実際のお写真に貼り付けられたり、
    多分常に新しい技術を学ばれ、旅行記に取り入れられているねんきん老人さんを
    とっても尊敬致します。
    そんな方に対して、いきずりの人から、カメラに対して批判がましく
    言って欲しくないわ、など憤ってしまいました。

    終盤に登場した、夕暮れの景色そのものがモノトーンとコメントされた
    おこしき海岸のお写真、秀逸です。

    mistral

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/07/03 19:39:01
    やっぱり九州はいいですねえ。
     mistral さん、こんばんは。
     いつものことですが、拙い旅行記を細かなところまで丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。 自分が思いを込めて書いた部分にちゃんとお目を止めてくださったんだと分かったときの嬉しさは格別です。
     mistral さんは五島列島に行かれたのですか。 隠れキリシタンのことを少しでも勉強した者にとって、五島は是非とも行ってみたい場所ですが、残念ながら私は行ったことがありません。 またご主人のご先祖様が島原の乱の落ち武者とひとかたならぬ結びつきをお持ちだそうで、これまた不思議なご縁を感じます。
     以前、ご主人が鹿児島のご出身だということを伺って、ただそれだけで羨ましいと思ったことを覚えています。 鹿児島という所は日本の歴史を学ぶ者にとっては特別な空気の漂う場所ですものね。
     
     古いコマーシャルを懐かしんで、マネして歩いてみたりしているボケ老人が撮った写真を褒めていただいて、恥ずかしく、恐縮しながらも嬉しい限りです。
     やっぱり被写体が良いと、腕が悪くてもカメラが悪くても良く撮れるのでしょうか? ということは、美しい女性は誰が撮っても美しく写るのでしょうね。 そうでない人は・・・それなりに。
     おっと、こんなことを言ってはいけない時代でした。 かねがね子供たちからお父さんは古いと言われ続けている私のことですから、今のように着ている服を褒めてもセクハラだと言われる時代はどうも窮屈です。
     下心など抱きようもないモウロクジジイなのですから、よく似合う服を着ていたら、「ステキだね」ぐらいのことは言ってもいいと思うのですが、そう思うというのが時代についていけない老人だということなんでしょうね。

     おっとっと! 話が方向違いに脱線してしまいました。 
     どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • mom Kさん 2022/04/24 18:20:03
    ふーん うーん
    ねんきん老人さん ”天草”の名で想像すること多し。本日記で、想像の空白を穴埋めしていただきました。もうずいぶん昔の新聞日曜版、「神様を送る日」という見出しで、潜伏キリシタン子孫の村の人々が、先祖が潜伏期からつないできた行事ができなくなり、最後の行事の様子が掲載されていました。村人の表情が強く脳裏に残っています。肝心の集落名を記憶してないのです。
     しかし、でっち上げ「名所」というものが散在しているのですね。鐘のくだり、共感。あの地の価値を損なうと思うのは、今ふうの考えについていけないからでしょうか。あなた様のツッコミにクスクス、うんうん。

    最後の四葉、見入ります。彼なんぞ絶対撮れません。機械じゃない、腕!知性!

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/04/25 07:47:05
    浅学を恥じるのみです。
     mom Kazuko さん、おはようございます。 小生の駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
     潜伏キリシタンに関する新聞日曜版の記事「神様を送る日」についてあれこれ検索してみましたが、見つかりませんでした。
     私はそれを読んでいないのですが、潜伏キリシタンについては少しばかり調べたことがあります。 継承されてきた行事が消えてゆくというお話についてはまったく知らず、気になるところです。
     今は潜伏する必要がないので、土地の人々のキリシタン信仰の一片でも覗けるかと思ったのですが、旅行中、それらしい雰囲気は感じませんでした。時の流れはすべてを希釈してしまうのでしょうか?
     さらに、人々の信仰のあとを観光資源として集客に使おうという風潮があちこちに見られることには、少々疑問が湧きます。 天草四郎なども紅顔可憐な美少年としてアニメ化され、あちこちのポスターなどに使われていましたが、どうもしっくりきませんでした。

     安物のカメラで撮った写真、お褒めいただいて恥じながらも嬉しく思いました。 あの無礼なカメラマンにmon Kazuko さんの言を聞かせてやりたい思いです。
     ありがとうございました。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • kiyoさん 2022/03/24 17:42:37
    聖地ルルドと繋がりが!?
    ねんきん老人さん、こんにちは。

    力作ですね!
    日本には、こんな場所があるのかと驚きの連続の旅行記でした。

    ハルブ神父碑の後ろにある聖母マリア様の像。
    フランスのルルドで見たマリア像にそっくりで、びっくりしました。
    マリア様を見上げる少女像は、ベルナデットでしょうか。
    ベルナデットの前に現れた聖母マリアと、病気を治す水が湧き出たルルドの奇跡は、
    遠く日本にも伝わっていたのでしょうか。

    ハンディタイプのウォッシュレット。
    昔、父が使っていました。
    確かamazonで購入したのですが、
    市販の500mlのペットボトルの口に取り付けるだけで
    ハンディタイプのウォッシュレットになりました。
    使い勝手はそれほど悪くなかったみたいです。

    ねんきん老人さんは、もうすぐ79歳になられるのですか。
    私の父は、その年齢の時、とんでもなく重い荷物をしょって
    山仲間たちと共に4泊5日の山登り(縦走)に出かけたりしていました。
    野菜作りにも精を出し、朝から夕方まで畑で汗を流したり、
    人生をすごく楽しんでいました。
    私も、そんな年の取り方をしたいなと思います。
    ねんきん老人さんのこれからの旅行記もまた楽しみにしております。
    kiyo

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/24 20:05:54
    79歳で4泊5日の山登り !!
     kiyo さん、こんばんは。
     﨑津教会のマリア像・・・ルルドのマリア像とそっくりなのですか?
     私はルルドに行ったことがなく、さらに白状するならベルナデットという少女のことも、名前すら知りませんでした。 慌ててウィキペディアで検索したところ、泉の聖者と呼ばれていること、そのいわれなどが分かりました。 そういえば、小さな池のほとりで膝まづいている姿はまさしくその雰囲気ですね。 行く前に kiyo さんから教わっていればもっと感動を持って見られたのにと、今さらながら自分の無知に腹立たしい思いです。

     道の駅での車中泊は毎度のことですが、ごくまれにウォッシュレットがないトイレがあるので、そういうときは次の駅まで我慢しています。
     ハンディタイプというのは、話には聞いていますが、見たことも、もちろん使ったこともありません。 ちゃんと狙いがつくのでしょうか?

     ご尊父は私の年に4泊5日で山を縦走なさっていたのですか !?
     私は神社仏閣の石段でも手摺りを頼りに登っているくらいですから、泊りがけの山登りなどとてもとても・・・。 若いころ、いっぱしの山男を自認して、あちこち出かけていたことなど今では話すのも恥ずかしいくらいです。
     そんな体たらくですから、投稿する旅行記も我ながら情けないヨボヨボ爺いの徘徊記のようになってしまい、読んでくださる方には申し訳ないと思っています。
     kiyo さんが、暖かいお気持ちでお付き合いくださっていることはとても嬉しく、励みになりますが、お待ちいただけるような活き活きした旅行記はとても書けそうにありませんので、どうぞそのおつもりで、ボチボチお読みいただければ望外の喜びです。
     どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。

    ねんきん老人

    kiyo

    kiyoさん からの返信 2022/03/26 14:44:08
    Re: 聖地ルルドと繋がりが!?
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    情けないヨボヨボ爺いの徘徊記だなんて、とんでもない!!
    ねんきん老人さんの鋭い観察眼とツッコミ。
    笑わせていただいたり、勉強させていただいたり、
    いつも楽しく拝見させていただいております。

    聖母マリア像は、
    私はキリスト教徒ではないのですが、
    聖母マリアが人々の前に現れたと、
    ヴァチカンにも認定されている聖地が、世界には数か所あるのですが、
    妙に心惹かれ、ポルトガルのファティマや、パリの小さな教会に、
    フランスのルルドなども訪ねたことがあるのです。

    ルルドでは、マリア様のお告げによって湧き出た水が病気を癒すとされ、
    歩けなかった人が歩けるようになったりして、
    教会には療養所も併設されていました。

    私はルルドで、末期の白血病を患っている20歳代の日本人男性と出会いました。
    男性は奇跡の水の事を聞き、しばらくルルドに滞在し、
    湧き水を利用した入浴施設で治療を受けるのだと言っていました。

    私は興味本位の観光気分でルルドを訪ねていたのですが、
    そうした切実な思いで、ここを訪れている人がたくさんいるという事実に
    とても驚きました。
    と同時に、ルルドには人々の祈りのパワーが満ち溢れ、
    その場にいるだけで心癒される気がしました。

    﨑津教会のマリア像も、たとえ、その由来を知らなかったとしても、
    その近くに行ったというだけで、
    ねんきん老人さんも、ご利益らしきものを得て帰ってこられたのではないでしょうか

    私の父は、ボケ防止だと言って、山登りに畑仕事にグランドゴルフに…と
    いろいろ頑張り過ぎて、寿命を縮めてしまったようなところがあります。
    ご近所の、スポーツや趣味など無縁の、父と同年代の方々が、
    今も元気に過ごされている姿を見るにつけ、
    父はもっとぐうたらしていても良かったのかもと思ったりもしています(^^;

    kiyo

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/27 11:01:13
    頑張れることは、素晴らしいことです。
     kiyo さん、ルルドでのエピソードを含む書き込み、ありがとうございました。 昨日は終日茨城に出かけていたため、お返事が遅くなりました。 お許しください。

     ルルドでお会いになった青年、今はお元気でいらっしゃることと信じ、今後のご健康をお祈りいたします。
     私の同僚であった男性は若くして白血病を発症し、一時は本人も周囲も絶望の淵に立ったのですが、幸いドナーが見つかり、その後は誰もが驚く元気さで定年まで勤めあげ、今は悠々自適の毎日を送っています。

     ご尊父は晩年に頑張り過ぎたかも・・というkiiyo さんのお気持ちは分かります。
     私の父はどこといって不健康の気配はなかったのですが、念願の富士登山の直後に死亡しました。 家族は、慣れない登山で無理をしたのがいけなかったのではと言っていましたが、人生の最後までそういうチャレンジができたということは、ある意味、羨ましいことだと思います。
     年齢や体力をおもんぱかって自分をセーブすること・・・それはそれで理性的なことだと思いますが、頑張れるときに頑張らないというのは、やはり勿体ないことではないでしょうか?
     ずっと前になりますが、俳優の小沢昭一さんが「今ある体力をとことん節約して、ぐうたらしたまま人生を終えたい」と言っているのを聞いて、なるほど至言だと感服したことがあります。
     以来、ぐうたらしたいという誘惑は常に私につきまとって、何かというとラクする方を選んでしまうのですが、やはり頑張っている人を見ると羨ましくなって、周囲に笑われながらも無理をしてしまう自分があります。
     ご尊父がもし頑張らなかったら、頑張らない自分へのはがゆさを抱えての毎日になったのではないでしょうか?

     存じ上げもしない方の生き方について、余計なことを書いてしまいました。
    失礼をお詫びします。

    ねんきん老人
  • ひでちゃんさん 2022/03/14 10:17:30
    旅先でのウオッシュレットないと困りますね
    ねんきん老人さんこんにちは
    ハンディタイプのが販売されてます。Loftとか通販でも売ってます。1000円位です。手で握るものですが1回分使用できます。車内に置いておけばいくらか温かいですよ。100円ショップでも売ってました。これはペットボトルにつけて使うんですが。聞いてみてください。
                           ひでちゃん

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/14 16:19:32
    携帯用ウィッシュレット!
     ひでちゃんさん、こんにちは。
     ウォッシュレットが無いという道の駅はまれなので、たまに遭遇すると次の道の駅まで我慢して過ごしていました。 途中のコンビニでも利用できますしね。
     ハンディタイプのウィッシュレットですか!? 話には聞いていましたけど、実際に見たことはないので、通販サイトで見てみました。
     なんだか使い方が難しそうですね。 でも、防災用品として家に備えておくという用途もありそうで、一考してみます。
     情報ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • チーママ散歩さん 2022/03/08 07:51:26
    熊本に入りましたね。
    冬枯れて眠っていた山が大きく伸びをし....
    眠りから覚め、鳥たちは恋の歌をさえずる
    季節となりました。
    なあ~んて ことを言ったら、先生朝から胸くそ悪い
    思いでおられることでしょう。
    何が恋の歌じゃ!!  勝手にやってろ!!とね(^▽^)  
    先生のそのちょっぴり怒る元気印が確認したくて甘い
    書き始めをしてみました。

    おはようございます 先生。
    今日も元気に世の中の理不尽なこと・調子ばっかりいい事
    に「ばっさり斬り侍」をされておりますでしょうか。
    どこにお出かけなさっても出会う恋人のなんちゃら。
    先生も撲滅運動の活動のしがいがありますね。
    先生にずっとお元気いていただくために私も各地でその証
    を探してご紹介していきましょうか(笑)

    あれから旅は続き熊本に入られたのですね。
    私もあのころ島根辺りを旅しておりましたが。
    ここは随分とコロナ対策が進んでおりましたね。

    漁港に溶け込む協会の姿。
    素朴な景色の中にぽつんといい感じですね。
    でも歴史の背景を考えると それもそのはず・。
    宗教弾圧の時代背景から逃れ「ひっそり」という
    のが正しい表現なのでしょうか。
    九州も何度か行っておりますが、先生の訪れる町はミーハーな
    私と違い時代の背景が見える場所が多いですね。
    小学生の頃から学生時代までずっと教会には縁があるのか
    通っておりました。
    洗礼も受けず 現在毎月神社に通う身ではありますが。

    先生は鳩を飼っていらっしゃったのですか?
    会社の方も飼っていて話を聞きましたが 
    目玉が飛び出るほど高いのですね。 
    しかも1羽だけではなく数羽。 
    お世話も大変のようですね。
    私のような方向音痴の鳩はいないのでしょうか。
    折角ご主人様に可愛がってもらっていたのにレース参加と
    同時に迷子になってしまう子。
    お金に羽が生えて飛んでいってしまうのですから。

    今回も色々写真を加工されていらっしゃいますね。
    とても楽しく拝見しました。 
    学校で教えたり資料作りに慣れていらっしゃるのでしょうね。
    父にも写真加工を覚えててやってみたら面白いと言うのですが。
    全くやる気なし。 
    何でもいいから頭と手先を動かして趣味を持ってねと言うのですが。
    頑固は父親譲りのようです。

    砂紋綺麗に出ていますね。
    やはり日の傾いた夕刻は綺麗だっぺな~。 
    あ、先生ごめんなさい。
    つい出てしまいました茨城弁。 
    先生もだっちゃ だっちゃ言ってらっしゃるんだっちゃ?
    すみません 使い方になれなくて。(^_-)-☆

    ノコギリヤシって何かなと調べました。
    私寝たらトイレには起きない人なのでわかりませんが
    主人に教えてあげましょう。
    もっとも 起きているのかすら分からずグーグー寝ておりますが。

    最後の長部田の絵はいいですね。 
    二階堂のコマーシャルのシーンはここだったのですか。
    セリフをつぶやきながら。
    とてもカッコイイ イメージです先生。
    時に人は俳優になりきり思いきりかっこつけて自分に酔ってみるのも
    いいですね。
    お酒飲めないので 自分に酔って♡
    一生に何回後悔できるでしょう。って。
    後悔ばかりの私が言ってみたいものです。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/08 09:36:14
    恋に酔い、酒に酔い、自分に酔って・・・。
     チーママ散歩さん、おはようございます。
     私は別に恋そのものを否定している訳ではなく、それを商売・人寄せに利用しようという商魂がいやなだけですから、小鳥がさえずる恋の季節はおおいにケッコーだと思います。
     聖地撲滅運動についてはチーママ散歩さんの応援を得て、ますます力が入っています。

     教会に通っていらっしゃったのですか? お見それしました。
     私が小学生のころ、近所に教会があり、そこで「日曜学校」というのをやっていました。 私も行っていたのですが、常連は金持ちの家の子ばかりで、だんだん居心地が悪くなり、やめてしまいました。 チーママ散歩さんは「金持ちのお嬢さん」だったのですね。

     鳩。 これは大変です。 子供のころは畳1枚ぐらいの広さの小屋で飼っていたのですが、今の家で飼ったときは、庭に二階建ての鳩小屋を建てました。一・二階とも6畳ほどの広さで、二階は運動用、一階は居住用で壁面に二十数個の巣箱があり、常時30~40羽の鳩がいました。
     そのうちの数羽は、今思い出しても目玉が両方とも飛び出るような金額をはたいて買ったものですが、あとはせいぜい数千円の駄鳩です。
     鳩は一年中繁殖を繰り返しますし、一度に2個の卵を産みますから、油断しているとどんどん増えてしまいますので、小屋の位置を覚える前に神社などに持っていって、そこの群に入れてしまいます。
     それに鳩の子育ては親鳩にとっては大変な肉体労働ですから、親の負担を減らすため、産んだ卵をこっそり石膏製の偽卵に代えたりもします。 そうとは知らない親鳩が何日も孵ることのない卵を抱いているのは、見ていて、せつないような申し訳ないような罪悪感が沸きます。
     レースがまた残酷で、1000km以上の距離から放して帰巣時間を測るのですが、レース前に協会のトラックが来て、身動きのできないような狭い籠に何百羽も詰め込んで運んで行きます。 どこの飼い主もだいたい20~30羽を出すのですが、帰ってくるのは1~2割。 あとは鷹や隼に襲われたり迷子になったりして死んでしまいます。
     私は何回か参加しましたが、その罪深さにやりきれなくなり、レースはやめてしまいました。 あとは朝晩家の周りを飛ばせて楽しんだだけです。

     長々と鳩の話を書いてしまいました。ごめんなさい。
     そんなことより長部田海床路のことを書いた方がいいと思うのですが、これまた白髪ジジイが年甲斐もなくCMの世界に酔っていただけのことで、これ以上の無駄話ははばかられます。
     
     石切り山脈に行く日が近づいてきました。 チーママ散歩さんを真似て動画を撮ったとしても編集ができないので、まあ、静止画を何枚か撮って、ひょっとしたら4トラに投稿するかも知れません。 といっても、まだ九州旅行が途中(この先、佐賀・長崎・福岡の記事を書くつもり・・・)ですので、いつになるやら分かりません。 それまで生きているかも分かりません。
     とにかく、楽しんでくるつもりです。 貴重な情報をありがとうございました。 いいとこだっぺよ!

    ねんきん老人
  • しにあの旅人さん 2022/03/07 14:35:47
    素晴らしい進歩!
    まず映像を切り抜いて、はめ込む術をマスターされたこと、感服いたしました。
    私も一時期トライしましたが、切り抜いたイラストの輪郭が綺麗に出ないので、諦めました。

    聖母マリア像の右下の美少女(美少年?)、額に十字架ですが、御幣を持っている。不思議。

    「老人会でキラッキラの衣装を着てカラオケに興じているゲテモノ婆さんたち」
    祟られるのではないかと、心配しております。
    今、お煎餅を誤嚥しかけてむせました。
    カラオケは喉の筋肉を鍛えるので、誤嚥防止に効果あるそうです。

    「全国いたる所に氾濫する鐘」や「パールライン」など、いつもの痛快なねんきん老人節に喝采!

    船形埴輪をモデルに作った古代船はいくつかあるのですが、大阪のなんとか遺跡から出たやつは、水の上ではほとんど進まなかったそうです。
    「海王」さんは、役に立ったのでしょうか。

    表紙写真はモノクロか。いい味が出ている。写真術もずいぶん差をつけられたなと思いましたが、こんなモノトーンの風景があるとは。
    「総天然色」懐かしい響きの言葉です。

    「大分麦焼酎二階堂」はそんな前から意味不明のコマシャールを出しているのですか。
    私が見る数少ないテレビはマラソン中継です。よく二階堂さんが出てきます。最後まで何のコマーシャルかわからないと、「二階堂だな」大体あたります。

    さて次はどこでしょうか。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/07 17:19:14
    総天然色、ご記憶でしたか!
     しにあの旅人さん、コメントに笑わせていただきました。 「意味不明のコマーシャル」・・・まったくその通りですね。 焼酎と映像に何のつながりもなく、ナレーションもなぜ焼酎なのか、さっぱり分かりません。
     ただ、騒々しいばかりに商品名を連呼するCMに辟易している私には心地よいものでした。 その点はコカコーラのCMもそうでしたね。

     「総天然色」という言葉は相当意識して書きました。 「カラー」と一言で済む部分ですから、カラーでいいのですが、私としては今後一生使うことはないだろうと思いながら敢えて使った言葉です。 それに目を止めていただいて、ヤッター!という気分です。

     たしかにカラオケおばさん達の姿は妖怪にも似ている不気味さですから、「祟られるのではないか」というしにあの旅人さんのご心配は言い得ていますね。 今後は気をつけることにします。

     「海王」は何とも胡散臭いもので、実験考古学という言葉を冠したとしても本気で参考にする気にはなれません。 ですが、とにもかくにも大勢が情熱をもって取り組んだプロジェクト(お祭り)であり、もし自分が熊本に住んでいたら絶対参加していただろうと思うような夢のあるものだっただろうと、敬意と羨望を抱いた次第です。

     額に十字架、手に御幣という天草四郎は着ている着物も含めてデタラメもいいところだと、私も思いました。 で、館員にこのイラストはどういう根拠で描かれたものか訊いてみました。
     「当時の資料を参考にして」という曖昧な返事に、これ以上問い詰めるのは無粋なことだと思って引き下がったのですが、そのチグハグさを茶化すつもりでマリア像のそばに貼り付けてみたのです。 やっぱりいつもきちんとした考証をされているしにあの旅人さんの目には止まったのですね。
     
     いつも、自分の文章に説明をつけるのは野暮だと思っていますが、せっかく読んでくださった方が疑問や不快感を覚えるようではいけないとも思い、そのバランスには失敗を続けています。 お許しください。

    ねんきん老人
     
  • ふわっくまさん 2022/03/07 12:52:30
    CMロケ気分・・
    ねんきんさん、こんにちは。
    昨年5月、熊本に足を運ばれたのですね。
    まずループ状のハイヤ橋、特徴があり目に入りました。
    楽しみにされていた天草コレジオ館は、ネットで確認されていたのに休館だったそうで・・残念でしたね。
    天草キリシタン館も、ドンピシャ17日からお休みで・・
    けれど内部が入られなかった﨑津教会は、漁港から見る景色にとても風情を感じました(^^♪

    城山公園の千人塚やキリシタン墓地は、かつて隠れキリシタンの苦難の歴史を思い起こしましたが・・
    ・・綺麗にお手入れされて、弔いの気持ちが伝わってきました。

    それから鈴木三公銅像は、確かに水戸黄門と助さん格さんに見えますね。
    ・・終盤での海岸で、失礼なカメラマン・・宝の持ち腐れ、同感に思いました。

    さてCMロケ気分って天草四郎のことかなぁと思っていたのですが、大分麦焼酎の宣伝だったそうで・・
    そのお酒を一度も飲んでいないのオチに、思わずウケましたー(笑)
                  ふわっくま


    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/07 16:33:33
    トラブルのないトラベルはなし。
     ふわっくまさん、いつも細かいところまでちゃんと読み込んでのコメント、ありがとうございます。
     コロナゆえの閉館や制限があれこれ重なった旅行でしたが、まあ、そういうことはよくあるので仕方がないかと・・・。 そもそも私の下調べが不徹底だったということもありますし。
     それにしても何の挨拶もなしにいきなり私のカメラをけなしたあのオヤジ・・・これはやっぱり失礼ですね。

     大分麦焼酎のCM、詩的で味のあるCMでした。 だからといって、それを真似して歩いたのは、いい年をしてバカなことだったと今では思っています。
     そのことを書いた最後に「自分がその酒を一度も飲んでいない・・・」と付け加えたオチを読み飛ばさずに分かってくださったふわっくまさんに感激です。
     一行一行、きちんと読んで理解してくださる方がいらっしゃるというのは、プレッシャーでもありますが、同時に大きな励みでもあり、長生きへのエネルギーでもあります。
     どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • olive kenjiさん 2022/03/06 15:00:13
    いつから芸術写真家になったのですか
    師匠、とても歴史を感じる所というか意味深い神聖な地へ行かれましたね。

    殉教千人塚や本戸城碑など初めて知りました。
    とても痛々しいお話ですが、なぜこれほどまでに悲しい話が九州には続くのでしょうか。その後に発する西南の役、そして知覧から飛び立つ特攻隊員。
    余りにも戦争に翻弄されすぎです。戦争の悲しみ哀れさを人は年月を経てば忘れてしまい、また争いを起こすのでしょうか。また人は死ぬまで戦い抜く意思を捨てないもなのでしょうか。
    今まさにウクライナで起きている現状を見ながら、そのような事を考えてしまいます。

    しんみりとしたお話はこれまでとして、楽しいお話に移ります。
    この神輿来海岸の砂紋の美しい事。最初、写真で見たオーストラリアかブラジルの海岸かと錯覚を起こしました。こんな所が日本でも見られるのですね。
    だから何百人のカメラマンが寄ってくるのですね。納得。
    でも、今回の失礼なカメラおっさんには私も頭に来ました。もう短気な私ならカメラに当たったふりして落としたレンズを砂の中に入れ込んでやりたい気持ちです。

    また長部田海床路の写真がいい。
    師匠、どうしたんですかモノクロ写真に変えて、芸術写真家に変身したのですかと思いました。おそらく何かのコンテストに出そうとしているのですね。
    その地が二階堂のCMに使われていたのですね。私はそのCMを知らないので、HPを見たら過去のCMがずらっと並んでいました。いいCMを作りますね。
    二階堂と言えば、大分県日出町が本社なのですが、私は以前親戚の葬式で日出町に行ったことあるのですが、後で二階堂の産地だと知り土産に買わなかったことを後悔しました。ま~日本中どこでも買えるのですがね。
    また有名な災害ボランティアの尾畠春夫さんの居住地です。このことも後で知り、何か差し入れできなかった事を後悔しています。これも有難迷惑と思われますが。

    ま~全然関係ない話を長々話してしまいましたが、要するに言わんとすることは、神輿来海岸の砂紋と長部田海床路の写真は絶品であり、コンテストに出して下さいと言う事です。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/06 16:14:54
    コンテストとはまた・・・
     olive kenji さん、望外の書き込み、ありがとうございました。

     言われてみれば、九州はずっと人々の争いに翻弄されてきたのですね。 一部の人たちの覇権主義や名誉欲のために散っていった名もない人たちの悲しさは、仰るとおりウクライナの現状に重なって見えます。

     あの無礼なカメラおっさん、olive kenji さんが頭に来たという一文を読んで、胸がスッとしました。 そうですよねぇ。 行きずりの一老人のカメラをけなして、それがどうだというのでしょう? それによって私がおっさんのカメラに対して敬意を感じるとでも思ったのでしょうか? あの調子だと、同じようなことをいつもやっているのだと思います。
     レンズを落として砂に埋め込む・・・あの旅行の前にそういう知恵を授かっていたら、さぞかし愉快な結果を得られたでしょうに、残念なことをしました。 もしも神の采配で、この先どこかであのオヤジに出逢ったら、必ず砂に埋めてやります。

     二階堂は大分県日出町が本社なのですか? だから「大分麦焼酎」というんですね。 それも知らずにただ音調の良さからあのCMに酔っていた自分に呆れます。 尾畠春夫さんも日出ですか? やっぱり事前にもっと勉強してから出かけないと、せっかくの場所に行っていろんなことを見落として帰ることになりますね。

     写真をコンテストに出したらというお話。 ここでその気にならないというのは、私にもまだ多少理性が残っているということでしょうか。
     私もあと数か月で79になります。 長い人生で、どれだけ人のおだてに乗って恥をかいたことでしょう。 
     今回はぐっと自分を抑えることにしますが、お世辞と分かっていても嬉しいというのは、我ながら笑止の限りです。 でも、おかげさまで今夜のビールはいつもよりまた美味しいものになりそうです。 ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • nana-papaさん 2022/03/06 09:40:59
    いつも楽しい手記ありがとうございます!
    年金老人さま
    九州の旅編、熊本楽しみに拝見させていただきました。

    いつもながら年金老人さんの目線と面白いコメントについつい引き込まれてしまいます。置くとパス(笑)に吸い付く笑ってしまいました。

    CORONA禍も高止まり、次なる旅の計画もウイズなんとやらでもう痺れ切らして突撃あるのみでしょうかね?
    しかしながらウクライナの紛争はどうも他人事とは思えない展開に心痛んで我ら生活に存続に及ぶ気配になってきました。
    どうかこれ以上の間違いが起きないことを祈りつつ、平和な人生の旅ができますようにですね。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/03/06 12:48:25
    同じ地球上で・・・
     nana-papa さん、独りよがりな感想だけをダラダラと書き綴った旅行記にご投票くださり、その上書き込みまで、ありがとうございました。

     「置くとパス」は親父ギャグにもならないくだらないこじつけですが、それがなぜ有明のタコの特徴になるのか? 現地の観光協会あたりの思い付きでしょうが、その貧粗な発想に、よそ者の私まで情けなくなりました。

     仰るとおり、コロナはもうなるようになれという感じになってきました。私の地域でもカラオケ店は大繁盛ですし、スーパーの混みようはコロナ前とまったく同じです。
     ウクライナ問題には胸が詰まります。 日本人が能天気にグランドゴルフなどに興じているこの瞬間にも、いたいけな子供たちが砲弾に身を砕かれ、乳飲み子を抱いた母親が足を引きずりながら隣国に向かって逃避行を続けているのですから。
     あれもこれも、自分の無力を感じることばかりで、毎日々々、楽しいことがありません。
     何十年も前、ロシア文学やロシア民謡が輝いてみえたころの「ロシア」という言葉が「プーチン」「我欲」という言葉と重なってしまったことに憤りを覚えるのみです。
     悔しいですね。

    ねんきん老人

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