2017年までに登録されたイタリア本土（シチリア島を除く）の全ての世界遺産を4回に分けて踏破しました。<br />移動手段は、基本的にレンタカーです。<br />今回の旅行記は、その4回目となります（過去3回分は全て旅行記に掲載済み）。旅行期間は、往復の国際線を合わせて、10日間でした。<br /><br />スケジュールは以下の通りです。右端にホテル名を記入しておきました。<br />（凡例　★世界遺産（今回の旅行記）/ □：世界遺産（再訪）/■：世界遺産（次回以降の旅行記）/ ●：世界遺産（過去の旅行記））<br /><br />　1日目：成田→フランス-パリ（エールフランス航空）/ Hilton Paris CDG Airport→荷物を置いて市内へ<br />　2日目：Hilton Paris CDG Airport→イタリア-ミラノに移動 / Milan Linate Airport (LIN)→（レンタカー）→●ベルモンテのサクロ・モンテ→●トリノ（サヴォイア王家の王宮群）/ B&B Alba in Langhe<br />　3日目：●ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ＝ロエーロとモンフェッラート→●ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群（パルマリア島、ティーノ島、ティネット島）/ Hotel La Scaletta, Florence<br />　4日目：□フィレンツェ歴史地区（再訪）ウフィッツィ美術館/サンタ・クローチェ聖堂→●トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群（ピッティ宮殿のボーボリ庭園）→●サン・ジミニャーノ歴史地区 / NH Siena<br />　5日目：●シエナ歴史地区→●ヴァル・ドルチャ / Vico Del Poeta→●ピエンツァ市街の歴史地区<br />★6日目：●アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群→●ウルビーノ歴史地区→★サンマリノの歴史地区とティターノ山 / Mosaico Hotel, Ravenna<br />　7日目：■ラヴェンナの初期キリスト教建築物群→■フェラーラ：ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯→■パドヴァの植物園（オルト・ボタニコ）/ B&B Il Melo<br />　8日目：■ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ→■ヴェローナ市街 / Albergo Giulia Gonzaga<br />　9日目：■マントヴァとサッビオネータ（サッビオネータ→マントヴァ）→■クレスピ・ダッダ→Milan Linate Airport (LIN)→フランス-パリ（CDG)→<br />10日目：→成田（エールフランス航空）<br /><br />今日は、日本を出発して6日目となりました。本日3つ目の世界遺産訪問となります。

チョイ不良オヤジの欧州世界遺産攻略日誌♪ PART16-63

40いいね！

2017/07/22 - 2017/08/01

26位(同エリア229件中)

エリア

サンマリノ(サンマリノ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

交通: 4.0

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 50万円 - 100万円

交通手段: レンタカー

航空会社: エールフランス

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: ブッキングドットコム

『サンマリノの歴史地区とティターノ山』はサンマリノ共和国にある世界遺産で、サンマリノ共和国は、イタリア半島中部東側にある標高739mのティターノ山の断崖の上にあります。
世界で5番目に小さな独立国であるサンマリノは、君主を持たない共和国としては現存する中で世界最古と言われています。
天然要塞ティターノ山にはいまでも堅牢な城砦と歴史地区が残されており、眼下にまっ青なアドリア海を見下ろしています。
世界遺産に登録されているのは、ティターノ山頂とその周辺にあるサンマリノ市の歴史的市街と3つの塔、山の斜面の一部、山麓のボルゴ・マッジョーレの市場地区です。

サンマリノ市の歴史地区にある代表的な建造物は以下の通りです。

・フランシスコ会修道院：1361年に建造され、建設当初は当時の市壁の外側にありました。付属聖堂はサンマリノで現存最古です。
・サンタ・キアラ修道院：1565年から1609年に建設されました。
・ティターノ劇場：1777年に建設されました。
・サンマリノ大聖堂：1835年から1838年に建造された新古典主義様式のバシリカで、かつての聖堂の跡地に建てられました。執政の就任式時には、政庁からバシリカまでの行進が行われます。
・政庁（プッブリコ宮殿）：1884年から1894年に建設されたネオ・ゴシック様式の宮殿で、目の前に自由広場があります。

3つの塔はティターノ山頂のロッケ（岩頭）を利用して建てられています。
建設順に列記します。
・グアイタ塔
・チェスタ塔
・モンターレ塔
ウルビーノを出発したのが 18時20分で、サンマリノ市街に到着したのは 19時30分を過ぎていました。
道に迷わず最短の1時間で到着できましたが、お目当ての駐車場を探して駐車できたのは、19時45分でした。
駐車場は、全部で8か所ほどありますが、最も行きたかった「グアイタ塔」に一番近い駐車場(No.6)に停めました。駐車場から、お目当ての「グアイタ塔」が見えました。
19時50分頃の写真でこの明るさですが、写真は増感されているため、実際より明るく撮れています。
流石に20時になると完全な夜になるため、もうどこも閉館していることは覚悟の上で、一番行きたかった第一の城砦「グアイタ塔」を徒歩で目指します。
ティターノ山頂近くからの綺麗な景色もまだ何とか観ることができ、感動しました。
というのも、3つの塔は何れも通常16時30分が閉館のため、遅くとも16時までには入る必要があったからです。
（この時間までに到着するのは、もともと無理があったので、サンマリノの雰囲気だけでも味わえればと、行ってみることにしました）
だんだん、夕焼けと星が見えるようになってきました。
城壁に沿って歩くと、とても近くに見えるのですが、その道のりはなかなかのものでした。
人通りが少しはあったので、安心して狭い道をひたすら上ります。駐車場から「グアイタ塔」への道のりは、ずっと急な上り坂です。
もう外は真っ暗ですが、何故かしらサンマリノは日本と同様、お店の中は結構賑わっていました。
それは、たまたま大きなお祭りが開催されていたこともあったと思いますが、お祭りとは全く関係がないお土産屋さんやカフェ、レストランもまぁまぁ賑わっていたので、これらのお店は普通に開いていたんじゃないかと推測されます。
いずれにしてもサンマリノが、欧州にありがちな寂しい真っ暗な夜の街ではなかったことは、ラッキーでした。
写真を撮りながら歩いて、約30分かかりましたが、やっと「グアイタ塔」の入口付近に到着しました。
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「グアイタ城砦」の入口で、旅の神様がまたもや微笑んでくれました♪
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今日はサンマリノのお祭りで、テレビ撮影があるので、撮影の邪魔にならないようにしてくれるなら、入場料は必要だけど、今から入っていいよ！とのこと。
いやいや、16時30分閉館なのに現在、20時20分。ほぼ4時間以上の遅れでも入場できるとは、ツイてるにも程がありますネ♪
確かに駐車場は、お祭りの準備で大変そうでした。お祭りの見学の人も多く、満車の表示があった駐車場に運良く停めることができただけでも喜んでいましたが、
まさか一番行きたかった第一の塔「グアイタ塔」に入城できるとは・・・。
涙が出るほど、嬉しかったデス♪
その上に、テレビ撮影用に様々なライティング装置が設置されていて、幻想的な色に染まった「グアイタ塔」の夜景を拝むことができたのは、奇跡的でした。
（本来は、遅くても16時迄の入場となるため、夜景は見れないわけです）
道理で、この旅行記を書いている時に「グアイタ塔」のPhotoを検索しても、１つも夜景の写真がなかったことに気づきました。
その上、1年に1回しかないお祭りも見学できて、この上なくラッキーでした。
余談ですが、人気のアニメ「ルパン三世」の2015年のテレビPart4は、サンマリノを舞台に描かれました。イタリアで先行放映されたことも、当時話題になったそうです。日本では日本テレビで放映され、漫画(本)にも、描かれています。
その上、王冠が置かれていたのは、ここ第一の塔「グアイタ塔」だったんですよ。
最後に、掲載しておきますネ。
ちなみに、テレビ撮影はあったものの、私達だけのために塔の鍵も開けてくれたため、塔の上まで上ることができた上に、塔の中にある様々な展示物も貸し切り状態で見学することができました。
まず、なかなか見ることができないサンマリノからの夜景をお楽しみ下さい♪
塔の上から360度、サンマリノとイタリアの夜景を楽しむことができました。
本当に素敵な夜景だと思いませんか？
塔内の展示物も、貸切状態なので、まさか入れると思っていなかったため、三脚を置いてきたのですが、何とか写真に収めることができました！
サンマリノ独特のフレスコ画を堪能することができ、これもまた大満足でした♪
部屋のライトも１つずつ全部点けて下さり、撮影も自由にしていいよって、言って下さいました。
武器庫も当時のものが、数多く展示されていました。
こちら側は、撮影クルーがいなかったため、本来のお城の色と夕焼けを撮影できました。
これは、「グアイタ塔」から見た第二の塔「チェスタ塔」です。
レーザーでライトアップされていたため、感度アップした写真は、少々派手になりましたが、実際はもっとやわらかいライトアップでした。
城壁と月が幻想的です。
こちらは、撮影クルーがいらっしゃった側になるので、カラフルなライティングがされています。
いろいろ色を変えて、撮影されていました。
邪魔にならないように気を付けて行動しましたが、撮影クルーがいる城壁に沿った通路も、今なら通っていいよって言って下さり、見れない場所が一切ないようにして下さいました。
本当に感謝デス♪
なので、夜景も360度全部見渡すことができました。
感激です！
「チェスタ塔」も夜が更けるにしたがって、華やかさを増していきました。
ライトアップされた「グアイタ塔」も美しく輝いていました。
小さな礼拝堂もありました。
充実した素晴らしい1日となったことを神様に感謝し、これからラヴェンナに向かいます。
撮影クルーも、機材を片付け始めたため、十分堪能させていただいたので、迷惑にならないうちに引き上げることにしました。
ティターノ山頂からの夜景は、本当に美しく、心に刻まれるほど素晴らしい景色でした。
ちょっと不思議な月も微笑んでくれているように感じました！

※ラヴェンナは、到着が遅くなることが事前にわかっていたので、無料の広い駐車場があり、24時間フロント対応のホテルを予約していたことが、功を奏しました。
レンタカーで移動される方は、この2点を気を付けなければ、どんでもない高額な駐車料金が必要だったり、最悪の場合、ホテルに入れないケースがあります。

因みに、専用駐車場数台有りと表示されている場合は、夜遅く到着すると確実にありません（私の場合、100%なかったです）。
したがって、特に歴史地区内のロケーションの良いホテルの場合、駐車場の確認がとても重要となります。
大抵の場合、4星以上の規模の大きいホテルには地下に駐車場が用意されていますが、歴史地区内の場合、宿泊者でも有料のケースが圧倒的に多いと思います(別途15ユーロ～20ユーロ必要）
また、3星以下のホテルは、大抵チェックイン時間の制限があり、ホテル設定のチェックイン時間を過ぎる場合、下記のように事前のお知らせが要求されています。
If you expect to arrive outside check-in hours, please inform the property in advance.
サービスの良いホテルは、気持ち良く開けてくれますが、ほとんどの場合、とても嫌がられます。フロントの人が残業を強いられ、ホテルとしても残業代を支払わなければならないからです。

そこで、レンタカーで移動する場合、「敷地内に事前予約不要の専用パーキングあり：無料」＆「24時間フロント対応」と書かれているホテルを選択することが、夜遅く到着する場合、とても重要です。
ホテル検索サイトで、これらの表記が必ずされているのが、「Booking.com」です。「Booking.com」で予約することを推奨しているのではなく、「Booking.com」でお目当てのホテルの情報を見ていただくと、必要な表記がされているということです。ただ、常識の範囲内でのサイト利用とし、助かったことが多ければ、たまには利用してあげてほしいと思います。
出典：ルパン三世 ITALIANO ＜モンキー・パンチ (著), 早川ナオヤ (著)＞
出典：アニメ「新ルパン三世 PART4」＜日本テレビ＞より