2014年5月：アドリア海東沿岸を北上する旅4・クロアチア［トロギール］

2014/05/26 - 2014/05/26

紀元前3世紀、古代ギリシャ人によりつくられた植民都市トロギール｡
様々な時代にわたる歴史的建造物があるのだとか｡
建造物に詳しいわけではないので，雰囲気を味わってみる｡

エリア トロギール(クロアチア)

スプリットからトロギールまではおよそ30キロの行程｡

こちらも世界遺産｡
2300年にわたって続いた植民都市としての歴史を持つ。

旧市街入り口，北門から｡
トロギール守護聖人の聖イヴァン・ウルシーニ像。

いきなり味のある小道｡
他人事ながら，景観や建物を維持するのは大変だろうな、と思ったりして｡
建物も傾いてくるだろうし｡

至る所に彫刻が｡
家の守り神みたいな感じなのだろうか？

家紋のような，紋章のような彫刻も所々に｡
一つ一つチェックしきれないので，適当にシャッターを押す｡

街の外れには要塞｡

聖ドミニコ教会｡
椰子の木に囲まれた教会｡

聖二コラ修道院｡

窓枠細部にも彫刻が施されている｡

街の中心部，イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場｡

15世紀に建てられた時計塔｡
ずんぐりむっくりした感じの時計台｡

時計台の脇には，15世紀以来の彫刻と柱頭装飾の柱で支えられたロッジア｡

「天秤をもった聖母」が善悪を秤にかけているレリーフ。
裁判も行われたのかもしれない｡

大聖堂と時計塔に挟まれている市庁舎の建物。
かつての宮殿｡

市庁舎の中庭の階段は、ヴェネチアン・ゴシック様式だとか｡
細部まで細かい造り｡
ここも漏れずに立派なレリーフが｡

井戸には翅のあるライオンのレリーフ。

トロギールの観光の目玉，聖ロヴロ大聖堂｡

目玉と言われるだけあって，外見から重厚かつ繊細な造り｡

何かの動物のレリーフ｡
おそらく羊？

比較的新しそうなレリーフ｡

壁に埋め込まれているレリーフは結構年代物かも｡
風化したり，雨などで削られたりしている。

教会自体は，13世紀に造られたクロアチア中世美術の傑作だとか｡

左の柱にはライオンの上に乗るエバ｡
狛犬のようにも見えなくもなく｡

となると，こちらはアダム｡

人だかりが捌けるのを待って，大聖堂内へ｡
高い天井には補強されている跡もある｡

主祭壇｡
八角形の天蓋が四本の柱に支えられた台の上に置かれている｡

繊細な彫刻で彩られた聖歌隊席｡

天井には逆さになった聖人の像｡

聖イヴァン礼拝所｡

壁一面には天使や使徒の彫刻｡

いっさい手抜きがない造り｡

街全体が彫刻に囲まれている印象｡
当時の職人は機械もなく大変だったろうな、などと想像してみる｡

トロギールの旧市街は小さな島｡

島の向かいは生活区｡
新市街と言えども歴史はありそうな雰囲気｡