2021/07/18 - 2021/07/23
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薔薇の咲く庭さん
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登別温泉を朝出て、JR洞爺まで来ました。洞爺で待っていてくれたシャトルバスに乗り洞爺湖畔まで出ました。そこで2008年に開催された北海道洞爺湖サミットに関する資料館の北海道洞爺湖サミット記念館を見学しました。この日も猛暑で、記念館の中の冷房はほとんど効いていなかったので暑さに耐えて写真を撮りました。
一段落して昼食を取ろうと町へ出てみるとコロナの影響で昼食が食べられるお店は閉まっていて時間切れ。甘味処でお汁粉とクッキーの昼食になってしまいました。
そのような状況の中でやっとたどり着いた感じのザ・ウィンザーホテル洞爺です。
この日の暑さは北海道では珍しいようで耳管開放症を患っている私にとっては少しきつい旅の2日目でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- JALグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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登別駅から11:56発北斗10号函館行きに乗車しました。森の中を走り抜けています。Wifiが使えなくなり現在位置がよくわかりません。
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電車の中はこのように乗客の姿は見られず、とても遠くまで行ってしまいそうな気分になります。わずか40分ほどの旅ですが。
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12:36に洞爺に到着。予定ではザ・ウィンザーホテル洞爺のシャトルバスに乗る予定です。
洞爺駅 駅
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駅の出口の所に案内板をもって運転手さんが待っていてくれました。おもてなしはバッチリです。実は次のシャトルバスに予約をしてあったのですが、登別を早く出てきたのでその前のシャトルバスに間に合いました。
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大きなバスでしたが乗車したのは僅か6名。とても採算が取れないように思います。
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チェックインまでに時間があるので、洞爺湖温泉で下車して2008年に開催された北海道洞爺湖サミットに関する資料館の北海道洞爺湖サミット記念館を見学することにしました。
北海道洞爺湖サミット記念館 美術館・博物館
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ザ・ウィンザーホテル洞爺は北海道洞爺湖サミットの会場になったことで有名なホテルです。
サミット終了後に記念館を作って当時に使われたテーブルや記録した写真などを展示しています。3階に行ってみると等身大の8か国の首脳の写真が展示されていました。 -
会議で用いたテーブルが展示されていました。中に入って触ることはできませんが、本物が展示されています。
後ろの屏風の俵屋宗達の風神雷神図のコピーも実際に使われたものを展示してありました。 -
等身大の首相の写真です。一番右はメルケル首相です。
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北海道洞爺湖サミット 総理夫妻主催夕食会 2008年7月7日 のメニューです。
すべて北海道産の食材で作っているそうです。 -
オホーツク産毛ガニのビスク「カプチーノ」
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きんき塩焼きたで酢
網走産のきんきを炭火で焼いたものです。
脂がのっておいしそう? -
白糠産、乳飲仔羊背肉のポワレ香草風と仔羊鞍下肉のロースト、セップと黒トリュフ風味仔羊のジュと松の実オイルのエマルジョンソース
乳飲み仔羊を調理しています。少し残酷なような・・・。 -
熟成チーズ各種とラベンダーの蜂蜜
ナッツのかるいカラメリゼ添え
ラベンダーの蜂蜜があるとは知りませんでした。
確かに蜂に集めさせることはできます。 -
ファンタジーデザートG8
ピスタチオのフィアンテ-ヌ
抹茶のグラニテ 百合根のムースジェリー寄せ
水羊羹のアンサンブル
百合根のムースジェリー寄せというデザートがおいしそうです。アイデアですね。 -
ザ・ウィンザーホテル洞爺には首脳だけでなく各国政府の随行者もたくさん宿泊したそうで、3日間の食事を提供したそうです。北海道の食材をPRするのには絶好の機会になると考え24時間体制で取り組んだそうです。
サミットの終了後に北海道の食材の注文がたくさん来たのでしょうか?追跡調査はないようです。 -
とてもおいしそうな食材が並んでいます。中央下の粒々はピスタチオに見えるのですが北海道でとれるのでしょうか?
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陣頭指導をしたのは中村勝宏総料理長さんです。この方はフランスで修業をした後
ホテルメトロポリタン エドモントで総料理長になり、サミットの時はザ・ウィンザーホテル洞爺の料理長でした。
2019年6月より日本ホテル株式会社 執行役員 ホテルメトロポリタン エドモント総料理長に就任しています。今は偉くなってしまってこの方の料理を簡単には食べられそうもありません。 -
真ん中に写っています。チームで力を合わせてG7をやり切ったという充実感があふれる写真ですね。
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乾杯をする各国首脳です。お皿には各国首相の名前が入っているそうです。この部屋は今は「祥庵こげ沖」という名前のお寿司屋さんになっています。
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拡大会合ワーキンランチを7日に行いました。この部屋は地下のバンケットルームです。中に入る事は出来ませんでした。大きな催しの時に使われるようです。確かに大きな部屋でした。
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G8のメンバーだけではなく招かれていた18の国の首相も参加して一緒に食事をしています。とてもなごやかな感じがします。
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福田首相の隣にフランスの大統領が座っています。
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8日のワーキングランチの様子です。ランチといえども仕事をしなければならないのは料理を味わっている余裕がないように思います。ただ、食事を一緒にするとコミニュケーションが取りやすくなる事は事実です。
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次の日(9日)も拡大ワーキングランチが行われました。食事のたびに仕事をしなければならないのは大変ですね。料理を味わっている余裕がないように思います。
まぁ、料理を味わいに来た人はいないと思うので当たり前かもしれません。
そういえば私も少し前ですが、イギリスのダラムへ出張して晩餐会、ワーキングランチを経験したのを思い出しました。特に世界遺産のダラム城で行われた晩餐会では料理を味わっている余裕はなく、出張中の食事の中で唯一美味なフランス料理だったことだけを覚えています。その他のワーキングディナー・ランチは何を食べたのか全く記憶に残っていません。仕事をしに行っているので当たり前といえば当たり前です。
シェフが頑張って作ってくれた料理ですが味わって食べる余裕はないというのが本音でしょう。 -
多分英語が公用語として使われているかと思います。英語がしゃべれないとコミニュケーションは取れないことになります。インドのシン首相がいます。各国の首脳は英語が話せる事は必須の条件かもしれません。
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福田総理夫人も主催して昼食会を開いています。マッカリーナと言うレストランに出かけて北海道の食材で作った料理を食べています。
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なごやかな雰囲気ですね。男性と違って女性は政治の話はする必要がないのでのんびりと食事を味わったことだと思います。福田夫人の正面にブッシュ大統領夫人が座っています。席次は考えられているのですね。
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羊蹄山の麓にあるレストラン「マッカリーナ」です。
オーナーシェフは中道博さんという方だそうで、写真を拝見するとまだ現役だと思います。草原の中にレストランがあるようです。レストラン・マッカリーナ グルメ・レストラン
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オレンジ色のジュースは何でしょう?ニンジン?
福田総理夫人の背が高いのに驚きます。各国の首脳夫人に見劣りしません。 -
拡大会議の会場で使われたテーブルがそのまま展示されていました。日本の席の正面はエストニア、その横は中国です。
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左隣はイギリスです。ずいぶん向こうまで席があります。
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右隣はアメリカ合衆国です。やはり重要な国がすぐ近くに陣取っているのですね。アメリカ合衆国はこのときの大統領はブッシュさんでした。
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席に座ってみました。かなり疲れています。全然クーラーが効かないのです。
少しだけ首相の気分を味わいました。(笑) -
シャトルバスが来てバスに乗りました。お昼ご飯を食べ損ねてしまい、その上暑さが厳しかったのでかなり消耗しました。やっとザ・ウィンザーホテル洞爺にたどり着いた感じです。ホテルのロビーです。広々としていました。
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壁一面がガラスになっていて外の景色を見ることができます。眼下に洞爺湖が見えました。中島がぽっかりと湖に浮かんでいました。絶景です。
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チェックインを済ませて部屋に入って、一休みしました。
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窓の外には洞爺湖が見え、中島が浮かんで見えます。初夏に行ったので緑が綺麗です。湖の青さと緑が栄えて素敵なコントラストでした。この景色を見たくてこのホテルに来ました。
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拡大してみます。きれいでしょう。素敵な景色だと思いませんか?
なかなかいいですよ。洞爺湖・中島 自然・景勝地
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ミニバーがありました。コーヒーカップに蓋がついていて驚きました。今まで蓋が付いているコーヒーカップは見たことがありません。
コーヒーの味は良かったと思います。コーヒーがおいしくないと旅はつまらくなります。
冷蔵庫のビールは自己申告でした。 -
左端に見えるのは羊蹄山です。シャトルバスの窓から見えましたが、一瞬富士山かと思うほど裾野がきれいな山です。
羊蹄山自然公園 公園・植物園
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しばらくこの景色に見とれていました。G7に訪れた首相もきっとこの景色を堪能したことだと思います。
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完全なカルデラ湖です。真ん中の中島がないとただの湖で面白くありません。カルデラ湖の美しさは真ん中の島にあると思います。自然は素晴らしいです!
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夕食の時間になりました。2階のギリガンズアイランドと言う名前のレストランに行きました。
前菜です。少量ずつ北海道の食材で作られています。チーズ豆腐がおいしかったです。ギリガンズ アイランド グルメ・レストラン
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椀盛り
白子が入っていました。柚子の香りが少ししました。 -
いい感じで食べています。やれやれです。
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造り
海戦三種盛り 昆布醤油の隣に洞爺の塩が添えてありました。 -
北海道産の魚の柚庵焼きです。カボチャが添えられていました。
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留肴
北海道近海で水揚げされた魚を煮てありました。北海道産の野菜を添えています。 -
鮭いくら御飯 赤出汁
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水菓子 羊羹と赤いのは?思い出せません。
給仕に来た方にサミットの様子を尋ねましたが、当時は東京勤務でサミットには携わらなかったそうでした。料理は帝国ホテルとホテルニューオオタニのコックさんたちがチームを作ってやってきて作ったそうです。ザ・ウインザーホテル洞爺のスタッフはもっぱらサポートに回っていて料理にはかかわらなかったという説明でしたが、中村勝宏料理長さんはG7後もウインザーにいたようです。 -
ザ・ウィンザーホテル洞爺ではG7に出されたお料理の一部が食べられるのかと思っていましたが、残念、当てが外れました。
レストランの内部の様子です。お客さんはほとんどいません。 -
ギリガンズアイランドは、本来はフレンチを食べられるのですがお客さんが少ないため和食の「杜氏賛歌」という和食の名前のレストランと一緒にして営業をしていました。
外には中の島が見えます。 -
食事が終わってやれやれ落ち着きました。まだ外は明るく洞爺湖の中の島がロビーの通路から見えました。ここがよくパンフレットに乗っている景色です。
来られるようになってよかった! -
ロビーを通らずに客室から温泉へ行くことができるようにロビーの吹き抜けの部分に渡り廊下が掛けてあるのです。なのでそこからロビーを見渡して外の景色を見ることができるのです。
渡り廊下の反対側はカフェになっていました。なぜパンフレットのような景色を撮る事が出来るのかが分かりました。
この夜は疲れていたので朝までぐっすり眠れました。 -
次の日の朝6時ころの外の景色を見てビックリ!
朝もやの中に中の島が見えます。霧がかかって景色がよく見えません。 -
しばらくしてもこの状態です。ホテルからのメールの返事に「お天気に恵まれていいご旅行が出来ますように」の意味がここで理解できました。
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これでは昨日のようなくっきりした中の島を見ることができず、雲の中にいるようです。このまま晴れないのでしょうか?
「まさかそんなことはないでしょう」と思いながら2日目の朝を迎えました。
~旅は続きます~
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この旅行記へのコメント (2)
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- 薔薇の咲く庭さん 2021/10/19 13:14:00
- お便りありがとうございます
- yamayuri2001さま
お便りありがとうございます。
外交官をしてはおりません。そのようにご推測してくださり、私を高く評価してくださり光栄に存じます。
ある自治体に所属しておりまして、ダラム州と交流することになりその段取りをつけるために通訳付きで数名で出張いたしました。州知事主催の晩餐会がダラム城で行われ、大げさなことになっていて私も驚いた次第です。ハリーポッターの撮影が行われた食堂を見ることができたのはラッキーでしたが、公費で行くと自由はなく、食事も仕事でした。やはり自費で行く旅行が一番良いです。
yamayuri2001さんの「天に続く道」の旅行記を拝見させていただき、本当に天に続くような凄い道路で驚きました。車でいらっしゃると通ることができるので本当に羨ましいです。
知床の木道も素敵ですね。納沙布岬へは私も行きましたが「返せ国後」と海岸の岩にペンキで書かれていたことを鮮明に覚えています。
なかなか筆が進まず旅行記も書きかけで非能率的に雑用に追われて日々を過ごしております。
先日、志摩のザ・クラシックへ参りましてG7に出されたディナーを食べてきました。なかなか美味でした。体調を気遣いながらなので今までのようなスケジューは組めませんが、yamayuri2001さんに励ましていただけてまだまだこれからも旅を楽しめるように存じます。
急に寒くなりました。どうぞくれぐれもお体ご自愛ください。
お便りをくださりありがとうございました。
薔薇の咲く庭
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- yamayuri2001さん 2021/10/18 15:52:47
- 外交官をしていらっしゃったのでしょうか・・・
- 薔薇の咲く庭さん、こんにちは。
こちらの旅行記を拝見して、薔薇の咲く庭さんは
お若い時、どのようなお仕事をされていたのかしらと
想像いたしました。
イギリスでワーキングランチ!そして晩餐会!
知的レベルの高いお仕事をなさっていらっしゃったのですね!
コメントの一つ一つがきらりと光る知性に満ち溢れています。
旅行記は人柄が出ます。
まだまだ、大丈夫です。
人生をもっともっと輝きに満ちた思い出で
満たしてください。
それが出来る感性と知性をお持ちだなと感じながら
いつも旅行記を読ませて頂いています。
yamayuri2001
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