2019/04/26 - 2019/05/03
66位(同エリア385件中)
milkさん
ポーランドの中では最も知られている場所と言ってもいい「アウシュビッツ」。
むごたらしい歴史の跡を見ることにはなるけど、私たちが記憶にとどめておかねばならない過去でもあります。
今日はその場所を訪れます。
現地では唯一の日本人ガイドの方と一緒に巡るツアーです。
今回は次のような旅行日程です。
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1日目(4/26)成田発ワルシャワ着
ワルシャワ観光
2日目(4/27)ワルシャワからクラクフへ移動
クラクフ観光
3日目(4/28)アウシュビッツ訪問
4日目(4/29)クラクフからヴロツワフへ移動
AMヴィエリチカ岩塩抗見学、PMヴロツワフ観光
5日目(4/30)ヴロツワフからシフィドニッツァへ移動
AMヴロツワフ観光、PMシフィドニッツァ観光
6日目(5/1) シフィドニッツァからヴロツワフ経由ワルシャワへ移動
ヴロツワフ観光
7日目(5/2) ワルシャワ発
AMワルシャワ観光
8日目(5/3) 成田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- LOTポーランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
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-
朝食は「Hotel Matejko」のレストランで。
泊っているホテルの隣にあり、こちらでとるようにとのことでした。
今日は天気も雨だし、連れ合いの足の調子が悪いこともあり、しばらくのんびりホテルで過ごします。 -
10時半過ぎ、バスターミナルへ。
アウシュビッツ強制収容所があったオシフィエンチムまではバスを利用します。
一般的には「アウシュビッツ」で知られていますが、これはドイツ語の地名。ポーランドでは「オシフィエンチム」というのを、今回初めて知りました。
私たちが並び始めたころ、何組かの日本人グループが見られるようになりました。みなさん、私が申し込んでいる日本人ガイドさんとのツアーに参加される予定の方のようです。
出発15分前、たぶんこれと思われるバスがやってきました。 -
バスの正面に「Oświęcim」の文字があり、合っていることを確認。
チケットは日本で事前ネット購入したため、5%割引があり、28.5zt。Lajkonik社です。現地で昼食もとりたかったので、11:10発12:35着の便にしました。 -
残念ながら収容所近くでは、とりたいような昼食をとれるレストランが見つけられません。といって、そんなに時間があるわけでもないので、キッチンカーからサンドイッチを購入することに。
その後、集合場所であるアウシュビッツ博物館入場棟の方へ行ってみます。
ちょっと公園のような感じですが、駐車場があるようです。 -
途中で、このような碑をみかけました。
「このサイトを後世に残すことができたのは、以下のおかげです。」のようなことが書いてあり、たくさんの国名が書かれていました。
残念ながら日本の名前はありませんでしたが。 -
集合時刻まではもう少し時間があります。雨も降り寒かったので、この建物内にあるカフェに入ることに。
腰を落ち着けてコーヒーをとることができ、ちょっとリラックス。
ただ、このレストランにはトイレはなく、使いたい場合はカフェを出て、有料トイレを使わなくてはならないので注意。 -
14:00からのガイドツアーに参加する人が続々と集まってきました。
ポーランドに来て、こんなに日本人を見かけるのは初めてです。30人くらいいたでしょうか。
ガイドツアーはたくさん出ていますが、英語や他のヨーロッパ言語が多く、日本語のツアーは公式ページからは申込みできませんでした。そこで地球の歩き方でも紹介されている、唯一の日本人ガイドである中谷さんに事前に連絡を取り、この日時を指定されたのです。
A4以上のバッグは持込できません、と言われていたのですが、この程度なら大丈夫だろうと思って持っていた小リュックも、やはり「預けてください」と言われました。写真奥に見える小さな建物へ預けに行き、1つにつき4zt支払います。 -
ツアーが開始されると、まずはテントの中に入ります。
ここでセキュリティチェックを受けなければなりません。 -
一行は雨の中、黙々と歩き始めました。
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強制収容所の入口へ入っていきます。
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ここでは一部しか見えていませんが、門の上には有名な「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)のドイツ語が掲げられています。
収容された人々は、これをどんな気持ちで見ていたことか・・・ -
門を反対側から見たところ。
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すぐに目に入ってきた多くの収容棟。
これらの中にびっちり収容されていたかと思うとたまりません。 -
その中の1つに、ガイドの中谷さんに続いて入っていきます。
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大勢の人が送られてくる様子。
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どんな気持ちで列車を降りたでしょうか。
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今いるアウシュビッツの近くに第二収容所であるビルケナウ収容所があります。
どちらも送り込まれてくるための鉄道が延びている様子がわかります。 -
ガス室の模型。
痛ましいです。 -
捕虜となった人々のカップ類。
こんなにたくさん・・・ -
自分たちの荷物をまとめてきたカバンは取り上げられました。
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ある部屋の一辺に、幅10m以上かと思いますが、ガラス越しに見える箇所に山のように積み上げられたシューズ。
男物も女物も子供の物もあります。
一番ショッキングな光景でした。 -
人々の手前には有刺鉄線。
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塀の前にある有刺鉄線には電気が流れていました。
ドクロマークと共に「止まれ!」と書いてあります。 -
3段ベッドにはたくさんの人々が押し込まれていたようです。
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「死の壁」と呼ばれている場所。
何千人もの人がこの壁の前に立たされ銃殺されたという、直視しにくいような場所です。 -
不気味な有刺鉄線が続いています。
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収容棟から離れ、ガス室へ入りました。
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暗くてわかりにくいですが、焼却炉。
数えきれないほどの人が犠牲になったわけです。 -
ガス室入口の前にある絞首台。
ここでは、アウシュビッツ収容所の元所長が戦後に処刑されたとのことでした。 -
その元所長の家は、収容所と目と鼻の先にあります(奥に見える一戸建て)。
家では5人の子供を持ち、よき父親であったとも言われています。
大勢の捕虜が捕らわれ殺され続けている隣で、普通に生活し続けたということは、あまりにもギャップがありすぎて信じがたいことでもありますが、狂気の時代がなせる業でしょうか? -
その後私たちはシャトルバスに乗って、第二収容所であるビルケナウへ。
この建物の下をくぐり中へ入ってきました。 -
こちらは建物がない所が多いので、よけいに鉄条網がめだちます。
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テレビなどでよく見かける強制収容所の光景です。
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鉄道のレールはここで終わっています。
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捕虜たちを運んできた車両が置かれていました。
ここにギューギューに押し込まれて連れてこられ、決して帰ることはない片道切符の列車でした。 -
鉄道の脇にはガス室の跡があります。
証拠を残さないため、ドイツ軍は撤退する際に破壊していったということです。 -
この階段を上って建物の中に入れられたのでしょうか。
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わずかに残っている跡。
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敷地内にある、復元された建物内にあるベッド。
1か所に何人もの人が寝かされたとのことです。 -
こちらも復元ですが、これはトイレとして使われたそうです。
中にはここでお産をした女性もいたとか。 -
ガイドツアーはここで解散。
再びシャトルバスに乗り、アウシュビッツに戻ります。
見たかった、知りたかった事実や歴史ではありますが、やはりどんなにつらかったか、むごかったかを考えると、重い気持ちもかかえての帰り路となりました。 -
オシフィエンチムからは、行きと同様にバスに乗ってクラクフに戻ってきました。
これからまた街の方まで歩く気にはならず、今日も昨日と同じく駅にあるフードコートで夕食をとることにしました。
今日のお店は「Bistoro Kuchina Romowa」 -
自分の食べたいものを皿に取り、重さで値段を払うというスタイルです。
手軽ですが、味は悪くなかったように思います。
今日は昨日とはまた違うポーランドの一面を知った1日でした。
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