帝国ホテル東京サービスアパートメント滞在記（その3 活動編）

2021/07/17 - 2021/08/16

帝国ホテルのサービスアパートメントを、海外旅行に行ったと割り切って夏休みに30泊で利用しました。その間今までゆっくりまわったことがない銀座の街並みを、ランチに行った際に寄り道してまわりました。この旅行記は活動編として記録です。銀座のランチはグルメ天国です。

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロビー横にあるラウンジは、お部屋の掃除している間によく利用しました。コーヒーやティーが、アパートメント利用者本人分はルームキー提示で無料になるのです。

ランデブーラウンジ・バー グルメ・レストラン

帝国ホテルは、伝説の経済人渋澤栄一氏が初代会長として経営に参画していました。ロビー横の特設展示スペースに渋澤栄一氏に関係する各種の資料が期間限定の企画展として展示されていました。

帝国ホテル 東京 宿・ホテル

このようなホテル内に展示はあまり見たことがありません。この企画展は2022年1月31日まで開催中です。

帝国ホテル 東京 宿・ホテル

展示スペースには帝国ホテルに滞在した世界中の有名人の写真が飾ってあります。

帝国ホテル 東京 宿・ホテル

世界的な建築家フランク・ロイド・ライトが設計した先代の本館の模型です。実際の正面の玄関部は、博物館明治村（愛知県犬山市）に移設保存されました。

展示会場にあるビデオ画像で帝国ホテルの歴史を知ることができました。

30泊のアパートメント利用で一番お世話になったのは、コリドー街にあるこのコンビニ（ナチュラルローソン）です。24時間営業。品揃えはなかなか趣味が良かったです。朝食用のジャム、バター、レバーペースト、ナイトキャップ用のウイスキーなどはここで買いました。

みゆき通りを挟んでホテルの隣は宝塚ビル。その地下からは高層の複合ビル東京ミッドタウンが連絡通路でつながっています。地下鉄駅（日比谷）への一番便利な通路です。

東京ミッドタウン日比谷 名所・史跡

銀座方向へ行くと、銀座ファイブの入口があります。ここからは地下鉄銀座駅が雨に濡れずいける連絡口につながっています。

銀座ファイブ ショッピングモール

アパートメント利用の30日間、数日を除きあまり遠出をせずに、ランチタイムに銀座の街中を周っただけの館外活動でした。緊急事態宣言で文字通り不要不急の外出を控え、ひたすら自分の部屋でブラブラして過ごしたのです。ランチの帰り道にはこのギンザ グラフィック ギャラリーのような文化施設も覗いてみることができました。

ギンザ グラフィック ギャラリー 美術館・博物館

ここは大手印刷会社DNP所有のビルの中の企業博物館の一種で、無料の展示会が開催されています。今回は世界中で行ったオリンピックの宣伝ポスターや宣伝物の展示（無料）があり、興味深く見て回りました。前回の懐かしい東京オリンピックの切手は結構買って持っていたはずなのですが、どこに仕舞った不明なままであることを思い出しました。

ギンザ グラフィック ギャラリー 美術館・博物館

ホテルから銀座へ行く途中にある泰明小学校は由緒ある現役の小学校ですが、よくみると記念碑と掲示板数種がありました。

銀座の柳二世 自然・景勝地

銀座の小路には必ずといっていいほど名前が付いていて、その表示が街路灯等にあります。泰明小学校向いの小路だけは、表示が地面にしかありませんでした。

泰明通り 名所・史跡

数寄屋橋交差点の外堀通りから一筋中央通り寄りの小路は数寄屋通り。

数寄屋通り 名所・史跡

交詢社通りは銀座６丁目と７丁目の間の南北の通り。今も明治時代の社交場であった交詢社の名を残すビルが建っています。

交詢社通り 名所・史跡

銀座7丁目と8丁目の間の通りは化粧品で有名な資生堂の会報等にも使われる花椿通りです。

花椿通り 名所・史跡

ルームサービスのサブスクリプションでけでは流石に毎日のランチとディナーは飽きてしまいます。ランチにはいろいろ行きましたが、ディナータイムは制限が多すぎて（午後7時にはラストオーダーとなる店が多く、アルコール類はNGです）、そう多く出かけることはしませんでした。ここは数少ないディナー利用店です。泰明通りの串の坊は休業中で、その代わりに昔浦和の店（今はなくなっています）に行ったこの新宿立吉が東京ミッドタウン日比谷にあったので行きました。やはり串の坊の方がうまいと思いました。

新宿立吉 日比谷店 グルメ・レストラン

ランチでは今まで気が付かなかった穴場的なお店も発見できました。この小さな天ぷら屋さんはランチは出来立て天丼をカウンターでいただけます。天一の天丼とそう変わないない高価な天丼ですがうまいです。

茂竹 グルメ・レストラン

ここは銀座にあって庶民派のとんかつ店。カツ丼がうまい。勿論とんかつも同じです。ランチに２回行きました。

とん喜 グルメ・レストラン

ネットの記事で知った地下駐車場にある珍しい立地の中華料理店（帝里加）にも足を延ばしてみました。入口からして謎めいている店でした。

帝里加 グルメ・レストラン

この駐車場を利用した方でも駐車した位置ではこの店の存在は気が付かないかもしれません。知る人ぞ知る都会の中の秘境でした。

帝里加 グルメ・レストラン

ホテルの部屋ならビールが飲めます。そんな時に食事はテイクアウトを利用しました。好物の峠の釜めしの荻野屋が有楽町に直営店があるのを見つけ、午後早くに売り切れが予想されたので電話で予約して買いにいきました。実際当日も午後4時で完売したそうです。

荻野屋 弦 エキュートエディション有楽町店 グルメ・レストラン

昔馴染みのお店もコロナでの緊急事態宣言で営業時間がかなり制約がありました。この維新號も平日のランチのみの営業でした。昔ゴルフビルといえば維新號でしたが、今は丸源ビルです。

維新號 銀座本店 グルメ・レストラン

泰明通りの泰明庵は近くにお勤めの方向けのボリューム満点の大衆そば屋さん。コロナでなかったら色々揃った日本酒と肴で一杯やれる店なのに残念至極。

泰明庵 グルメ・レストラン

銀座のランチでは遅めの時間帯でも利用できるお店があるのもうれしいこと。この天ぷら屋さんはなんと5時までランチメニューがOKです。

てんぷら阿部 八丁目店 グルメ・レストラン

この窓際のカウンタ席は眺めの良い特等席。次回はお好みで来ることにしたいと思います。

てんぷら阿部 八丁目店 グルメ・レストラン

銀座ファイブ地下のパスタ（昔はスパゲッティーというのが普通でしたが）専門店のはしりである「あるでん亭」（堅ゆでのイタリア語アルデンテにひっかけた店名）にも寄りました。全国に数あったあるでん亭もここと那覇の店しか今では残っていません。元はソニーの外食事業だったこと知っているひとも少なくなりました。

最後の夜は銀座で昔よく行った寿司清のシャンテの店でお寿司をつまみました。お酒が飲めないのでノンアルコールビールでは寂しかったですが、その分カウンターの板前さんは専属状態でした。

築地寿司清 日比谷シャンテ店 グルメ・レストラン

ランチでは結構外出しましたが、ショッピングは極わずか。何せ人混みを避けるのが第一なので、食べ物以外のショッピングはユニクロでジャズレーベルのブルーノートとの期間限定のコラボTシャツを買いに行った位です。その代わりに自室を受取場所で何度かネット通販を利用したことです。受取が楽だったのです。ホテルのアパートメント利用ではこのネット通販は使えます。それと帝国ホテルは銀座に近くグルメとショッピングには最適のシティーホテルであることを再認識しました。