八丁畷・川崎宿 芭蕉街道

2019/12/14 - 2019/12/14

東海道・川崎宿の西の辺りは、八丁畷(はっちょうなわて)と呼ばれていたそうです。
街道が田畑の中を八丁ほど真っ直ぐ進むので、八丁畷。
という由来があり、現在では京急線の駅名になっています。

旧東海道沿いの街歩きで、今回川崎に来ました。
駅近くの東芝未来科学館に寄ってから、街道沿いに移動。
この辺りには、松尾芭蕉の足跡がいくつかありました。

エリア 川崎(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

川崎駅から歩いてすぐの、東芝未来科学館に入りました。
東芝の技術の展示や、親子で楽しめる科学実験ショーなどが行われていました。

東芝未来科学館 美術館・博物館

未来の技術として、リニアモーターカーの原理の説明コーナーがありました。
過去に東芝の創始者が作成したからくり人形の展示もありました。

東芝未来科学館 美術館・博物館

科学館を出てランチの場所を探し、駅の西口にあるミューザ川崎へ。
5、6人で入れそうな適当なお店が見つからず、東口へ移動しました。

ミューザ川崎 ショッピングモール

駅東口の地下街、川崎アゼリアに降りてお店を探しました。
飲食店は東エリアにあり、その中の一軒に入ってランチにしました。

川崎アゼリア ショッピングモール

27番出口の昇り階段すぐそばのお店で、親子丼をいただきました。

鶏味座 川崎アゼリア店 グルメ・レストラン

地上に出て東に向かう途中、見上げたビルの壁に東海道五十三次の絵がありました。

稲毛神社に向かって歩いていると、道沿いの黄葉が綺麗でした。

神社に着くと、銅製らしい、現代的なデザインの狛犬がいました。
一体は背筋を伸ばし、もう一体は背を屈め、天地睨みの狛犬という名前が付いていました。

稲毛神社 寺・神社・教会

神社の境内に、川崎出身の詩人・佐藤惣之助の石碑がありました。
誰かと思い調べたら、自分でもよく知っている阪神タイガースの歌の作詞家でした。

稲毛神社 寺・神社・教会

佐藤惣之助の碑の隣には、俳人・正岡子規の石碑がありました。
子規が東京と川崎の境にある六郷を題材に詠んだ句が、句碑になって飾られています。

稲毛神社 寺・神社・教会

稲毛神社の境内に太い幹の大銀杏があり、何本もの支えに囲まれて立っていました。
根元近くに注連縄が掛けられ、周囲には十二支の動物の像が並んでいました。

稲毛神社 寺・神社・教会

神社を出て隣接する稲毛公園に向かう途中、俳人・松尾芭蕉の石碑がありました。
公園に入ると、片隅に旧六郷橋親柱が展示されていました。

旧六郷橋親柱 名所・史跡

公園を出て旧街道沿いまで戻りました。
いさご通りという商店街になっていて、各所に江戸時代に関連した掲示がありました。

いさご通り商店街 名所・史跡

新川通りを越えて更に旧東海道を歩いていくと、川崎宿の京入口跡がありました。
何の変哲もない街中の駐車場の角に、さり気なくいくつかの掲示がありました。

川崎宿京入口 名所・史跡

電柱には「川崎宿京入口 ここ」というシンプルな案内が書かれています。
その横に史跡めぐりの案内や関札のレプリカなどがあり、それなりに充実した内容でした。

川崎宿京入口 名所・史跡

川崎駅方面を振り返ると、大きなビルの上に乗った3つの尖塔が見えました。
調べてみるとNTTドコモのビルで、代々木のドコモタワーに通ずるものを感じました。

川崎宿を出て、おそらく八丁畷にあたる道を歩き始めました。
道沿いの病院前のちょっとしたスペースに、芭蕉にまつわる展示がありました。

芭蕉ポケットパーク 名所・史跡

展示には病院の外壁や自動販売機の側面などが利用され、それなりに充実した内容でした。
円筒型のベンチが並び、その足元には芭蕉の門人の俳句が埋め込まれていました。

芭蕉ポケットパーク 名所・史跡

芭蕉ポケットパークの更に先に、芭蕉の句碑がありました。
八丁畷駅のすぐ近くにあり、背後の至近距離に京急の電車が走っています。

松尾芭蕉の句碑 名所・史跡

芭蕉が江戸から伊賀に向かう際に、見送りに来た門人たちと別れた場所です。

松尾芭蕉の句碑 名所・史跡