2021春の和歌山　その1はホテル浦島とくじらの博物館

2021/04/13 - 2021/04/14

暖かくなってきたのでまた熊野古道を歩きたいなあと思っていたところに、宿泊クーポンが出たので娘と那智勝浦町へ。
今回はJRの南紀熊野古道フリーきっぷ〈中辺路コース〉を使って、電車とバスの旅です。
初日に那智の滝、2日めは太地町のくじらの博物館、3日めは熊野古道中辺路の高野坂に行きました。

その1は、宿泊したホテル浦島とくじらの博物館の旅行記です。
ホテル浦島は、テーマパークのような巨大ホテル！。
くじらの博物館では、楽しみながら捕鯨について学ぶことができました。

エリア 那智勝浦・太地(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

平日とはいえ悲しいくらい低い、特急南紀指定席の乗車率。
終点の紀伊勝浦駅で降りたのは、私たち2人だけ。

駅から歩いて、お気に入りの中定商店のマグロ無人販売所へ。

特急 南紀 乗り物

持参のごはんにマグロを乗せてたれをかけたら、あっという間に海鮮ユッケ丼の出来上がり！
駅のベンチでもぐもぐウマウマ。
生マグロが1パック200円で食べられるなんて、那智勝浦町サイコー♪

紀伊勝浦駅 駅

駅前のバス乗り場で、熊野御坊南海バス引換券をバスフリーきっぷに交換。
雨が激しく降る中、那智の滝行きのバスに乗車したのも私たちだけ。
終点まで貸切でした。

路線バス（熊野交通） 乗り物

雨の効果もあるのか、滝は水量が多くて見ごたえ十分。
そして、滝を見ているのも私たちだけ。
まさか、滝まで貸切とは！

那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地

パワーをいただいて紀伊勝浦駅に戻り、歩いて勝浦港観光桟橋へ。
ホテルのバスの迎えもあるそうですが、せっかくなので送迎船に乗船。

浦島太郎のように、カメがお迎え～
わずか5分の船旅です。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

どの建物が浦島かな？と思ったら、全部だった！

ホテル内はとにかく広くて、敷地面積が東京ドームの4.5倍。
そして迷路のようだから、足元の色分けされたラインを見ながら移動します。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

本館でチェックイン後、日昇館のフロントでじゃらん予約特典の那智勝浦町の店で使える商品券をいただきました♪
ただ、ホテル内のローソンやお土産店では使用不可。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

私たちの宿泊プランは、訳あり客室プラン。
アサインされたのは、添乗員用と思われる日昇館のツインルーム。
大きな窓から海も山も見えない崖ビューだけど、2人には十分な広さで清潔。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

修学旅行生はなぎさ館にいて、日昇館は静か。
冷水ポットが入った冷蔵庫やお茶請け菓子もちゃんとあるから、訳あり部屋でも滞在に問題なし。
っていうより、忙しすぎて部屋にいたのは寝るときだけ。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

6か所あるホテルの温泉は、山上館宿泊者以外は５か所の大浴場が利用可。
まずは本館にある、有名な忘帰洞。
源泉かけ流しの天然洞窟風呂で、白濁と硫黄の匂いが特徴。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

海が見える露天風呂も。
ちょうど雨が止んで、ぬるめのお湯にゆっくり入れました。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

忘帰洞の入口近くには、ホテル浦島の歴史をたどる写真コーナーがありました。
これは、昭和30年代前半の忘帰洞。
さっき入ったお風呂とはかなり違って原始的。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

お風呂の入口にはスタンプがあって、スタンプラリーで3つ以上押せばチェックアウト時に記念品のプレゼント！
私たちも温泉をはしごして、忘帰洞の次は日昇館の磯の湯へ。
ここは、時間によってお湯の色が変わるそうです。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

夕食は、日昇館のレストランでビュッフェ。
コロナでマグロの解体ショーはなくなっていたけど、キハダマグロと寒ブリの刺身がありました。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

並んでいる料理は、寿司・天ぷら・ローストビーフ・牛肉の赤ワイン煮など。

オーダーして作り立てが食べられる日替わりパスタは、3種類。
梅うどんパスタが和歌山っぽい。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

南紀の地域で春に収穫される「ひろめ」と、生マグロ・タコのカルパッチョ・生しらす・デコポンがおいしかった♪

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

2日め。

早起きして、スタンプラリーの続き。
本館のはまゆうの湯は、午前午後で滝の湯と男女入れ替え。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

日昇館の玄武洞も天然洞窟温泉。
白濁で足元が見えない中、ゆっくりゆっくり奥へ進むと・・

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

ここからも海が見える！
昨日の雨は上がって、今日はいい天気♪

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

朝食でおいしかったのは、マグロの角煮。
和食が多い中、フレンチトーストやパンナコッタもありました。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

焼き魚は鯖・鮭・キビナゴで、うどんとそばは関西風。
浦島カレーって、夕食ビュッフェにもあったはず。
茶粥は、奈良のご当地メニューだったような・・

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

スタンプラリー後は、スペースウォーカーで狼煙山遊園へ。
本館と山上館を繋ぐスペースウォーカーは、全長154mもある長い長いエスカレーター。

那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル

自然がいっぱいの遊歩道から展望台に行くと、眼下に広がるのは勝浦湾。
ちょうど通りがかったスタッフが、青空をバックに写真を撮ってくれました。

狼煙山遊園 名所・史跡

展望台の奥には、浦島稲荷神社や・・

狼煙山遊園 名所・史跡

ノルマントン号遭難碑・カナリヤの碑などがあります。

狼煙山遊園 名所・史跡

狼煙山の最南端。
海の向こうに見えるのは、くじらの博物館がある太地町。

チェックアウト時に、スタンプラリーの景品の入浴剤をもらいました。

狼煙山遊園 名所・史跡

カメの船で観光桟橋に行き、勝浦漁港市場でマグロの競りを見学。

観光桟橋から太地くじら浜公園へは、紀の松島めぐりクルーズ船を利用すると便利なんだけど・・

勝浦漁港魚市場 名所・史跡

今はコロナの影響で平日は運航していないので、まずはJRで太地駅へ。
JRの電車、すっごく本数が少なくて不便！
太地駅前のバス停で町営じゅんかんバスに乗って、くじら館前まで10分。

太地駅 駅

くじらの博物館の入館料は1500円。
帰りのフリーきっぷを見せて、100円引きに。

シロナガスクジラの全身骨格標本、すごい迫力！

くじらの博物館 美術館・博物館

ショーとイベントの時間を確認。
コロナでふれあいは休止に。
イルカショーは見たことあるけど、クジラショーは初めて。

くじらの博物館 美術館・博物館

ショーまで時間があるので、先にイベントのエサあげ体験。
受付で300円のエサを受け取り、ふれあい桟橋へ。
自然プールで泳ぐクジラの中に、1匹だけ白いのがいる！

くじらの博物館 美術館・博物館

目の前に来た白クジラ、大きな口を開けて待っています。
エサの魚をポイッっと投げると、上手にキャッチ！

くじらの博物館 美術館・博物館

次は、海洋水族館マリナリュウム。
巨大なトンネル水槽で悠々と泳ぐイルカと、スタッフのダイバーが見えます。

くじらの博物館 美術館・博物館

上から見た水槽。
白いバンドウイルカはアルビノで、野生下での生存率は低く、水族館での飼育はとても珍しいのだそう。
ってことは、さっきの白いクジラもアルビノだったんだ！

くじらの博物館 美術館・博物館

資料館では、これまた珍しい腹びれがあるバンドウイルカ「はるか」展が見られました。

12時半からのクジラショーと・・

くじらの博物館 美術館・博物館

13時半のイルカショーの間に、無人販売所木下水産＆トバヤマ水産で買ったマグロでランチ。

クジラも、イルカみたいに芸を覚えるんだとオドロキ！

くじらの博物館 美術館・博物館

イルカショーの後、イベントのイルカにタッチ300円に参加。
タッチしている写真を、スタッフが撮ってくれます。

くじらの博物館 美術館・博物館

最後に、博物館本館を見学。
大ホールの、迫力ある古式捕鯨のジオラマや骨格標本を見たり・・

くじらの博物館 美術館・博物館

太地町で水揚げされる魚を知ったり、水産業や捕鯨活動の歴史を学んだり。
大人だけでも楽しめる博物館で楽しかった♪

電車の時間を気にしながら博物館を出て、那智勝浦町に戻ります。

くじらの博物館 美術館・博物館