2021春の和歌山　その2は熊野古道中辺路の高野坂

2021/04/14 - 2021/04/15

暖かくなってきたのでまた熊野古道を歩きたいなあと思っていたところに、宿泊クーポンが出たので娘と那智勝浦町へ。
今回はJRの南紀熊野古道フリーきっぷ〈中辺路コース〉を使って、電車とバスの旅です。
初日に那智の滝、2日めは太地町のくじらの博物館、3日めは熊野古道中辺路の高野坂に行きました。

その2は、熊野古道中辺路の高野坂を歩いた旅行記です。
高野坂は初心者でも歩きやすいと聞いたので、熊野古道未体験の娘を誘ってみました。

エリア 新宮(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

くじらの博物館から紀伊勝浦駅に戻り、駅北の「ホテル＆レンタカー660」にチェックイン。

Hotel&RentaCar660 宿・ホテル

ビジネスホテルにしては、温泉があって広めの部屋でベッドも大きい。
と思ったら、以前は勝浦シティプラザリゾートホテルという温泉宿だったそう。

Hotel&RentaCar660 宿・ホテル

窓からの景色は民家の壁ビューでリゾート感はないけど、2食温泉付きでホテル浦島の半額で泊まれる♪
そのうえ、今回は那智勝浦町のクーポンでさらに半額＆商品券まで！

Hotel&RentaCar660 宿・ホテル

夕食は、1階の「駅裏食堂」で。
宿泊者用の日替わりセットメニューは、もちろん生マグロの刺身付き。

Hotel&RentaCar660 宿・ホテル

大浴場「玉乃湯」は、日帰り入浴も可。
露天風呂がないものの、大きな浴槽にゆったり入れて満足満足。

Hotel&RentaCar660 宿・ホテル

3日め。

朝食の量は、夕食とほぼ同じうえに・・

Hotel&RentaCar660 宿・ホテル

生卵・トースト・ドリンクがビュッフェで、ボリューム満点。

古道歩きや観光が目的なら、コスパが高くておススメのホテルでした。

Hotel&RentaCar660 宿・ホテル

国道42号線沿いの、中秀マグロ無人販売所でマグロを購入。
刺身・なかおち以外にハラモというのがあって、たまたま商品を持って来た店の方に聞いたら珍しい部位なんだとか。
家で煮つけにして食べたら、トロかと思うくらい脂が乗っていました！

いただいた商品券で、中西商店のみかんを購入。
そしてホテル浦島で食べたデコポンが気に入って、デコポンジュース300円も。
そろそろシーズンは終わりと言われたデコポン、甘くてめちゃおいしい！

中西商店 グルメ・レストラン

紀伊勝浦から新宮は、フリーきっぷなら電車とバスのどちらでもアクセス可。

新宮駅前の観光協会で、高野坂のルートをチェック。
バスで近くまで行けそう。

新宮市観光協会 名所・史跡

でも途中のポイントも見たいからと、歩くことに。

新宮駅前からエキゾチックな門が見えた、徐福公園。
観光案内所やレンタサイクルがあります。

徐福公園 公園・植物園

2200年前、不老不死の薬を求めて中国から熊野に来た徐福。
天台烏薬という薬を発見したのに、帰国せずにここに永住したそう。
彼と重臣の墓が園内にありました。

徐福公園 公園・植物園

これは、道路にあった表示。
新宮の熊野古道は、熊野速玉大社から佐野王子跡までということかな。
私たちは駅のコインロッカーに荷物を入れる都合で駅出発だし、高野坂から三輪崎駅に行ってゴールのつもり。

九十九王子のひとつ、王子神社がある王子ヶ浜。
海岸の遊歩道を進みます。

王子ヶ浜 自然・景勝地

途中から遊歩道がなくなったので県道へ。
ただの道ではつまんないな～ととぼとぼ歩いていたら、野菜の無人販売所を発見！
スナップえんどうを購入して、さらに進みます。

無人販売所からほどなくして、熊野古道の看板が。
ここまでが予想以上に遠くて暑かった！
やっぱりバスで来ればよかったかな。

高野坂登り口、ここが出発点。

若いけど小デブの娘と、若くないけど足腰丈夫な私。
木杖を借りずに行きます！

傾斜が緩やかな山道が続き、ほどよく日差しが遮られて気持ちいいウォーキング。
ただ、木の根がむき出しのでこぼこ道も結構あり。

5分ほど歩くと、御手洗の念仏碑が祀られている場所に着きました。
3体とも、江戸時代の中頃に建てられたのだそう。

念仏碑の反対側に見えるのは、熊野灘の美しい海！
さっき歩いた王子ヶ浜、ここまで続いているんだ～

孫八地蔵は、江戸時代初期に建てられたそう。

高野坂はJRの線路に平行になっているので、歩いていると電車の音が聞こえます。

ウバメガシの木のトンネルをくぐってさらに進むと、畑があって人の気配が。
その先の金光稲荷神社前の休憩所にいた猫、私たちにすり寄って来たから古道歩きの人にエサをもらっているのかな。

ここで神社からちょっと古道を外れて、海を指した矢印の方向へ。
その先にあったのは、クジラをみつけると狼煙を上げて知らせていた鯨山見跡。
私たちもクジラ見えるかなぁと一生懸命探したけど、見つけられず。

苔むした石畳を歩くときは、滑らないように注意しながら。

この坂を下れば、民家が見えてきて三輪崎駅ももうすぐ。

古道が初めての娘でも楽に歩けて景色がいい高野坂、とても楽しかった！

新宮駅から三輪崎駅までにかかった時間は、途中のポイントに立ち寄りながら2時間弱でした。

高野坂の後に、熊野速玉大社・新宮城跡・阿須賀神社にも行きます。

その前に和歌山県ローカルスーパー「オークワ」で、めはり寿司＆那智勝浦のマグロの昼食。

新宮駅から歩くとちょっと距離がある熊野速玉大社へは、バスで。

せっかくフリーきっぷがあるから、神倉神社にも行ってみる？
500段以上の階段があるけどねと娘に言ったら、即却下されました。

熊野速玉大社 寺・神社・教会

熊野速玉大社からすぐで新宮城跡がある、丹鶴城公園。
神倉神社ほどではないにしろ、ここもひたすら階段を上がって上がって頂上へ。

新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園

石垣が立派な高台にある新宮城跡。
そして、城跡からの眺望が抜群！
北は三重県との県境で、熊野川に架かる橋や熊野の山々が見えます。

新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園

南に見えるのは、新宮市内の町並み。

昭和時代には、城跡の旅館に行くためにケーブルカーもあったんだとか。
確かに、階段を上がるのはかなり大変だった！

新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園

こじんまりとしているものの、熊野速玉大社の境外摂社で世界遺産の阿須賀神社。
王子社のひとつ阿須賀王子でもあり、中国に帰らなかった徐福の墓もありました。

阿須賀神社 寺・神社・教会

歴史とアーケードがある、新宮市仲之町商店街。
コロナ禍もあってか、見えるのはシャッターばかりと寂しい。
そんな中の無人販売所にお手頃な野菜や梅干しがあって、お土産に購入。

新宮市仲之町商店街 名所・史跡

和歌山県滞在中の昼食は、マグロばかり食べていた私たち。
さすがに違うものをと、夕食は駅近のベーカリー「ピーターパン’S」で買ったパン。
ガラガラの電車で食べた、熊野牛カレーパンがおいしかった♪

ホテル浦島でもっとゆっくり過ごしたかった～と、娘。
商品券が使い切れなかったこともあり、帰宅してすぐに5月の旅行を計画。
まだ那智勝浦町のクーポンが残っている！と、即ホテルを予約。
次は、川湯温泉にも行きます♪